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画像ファイルを軽くする方法|画質を保つリサイズと圧縮のコツ

画像ファイルが重くて、メールに添付できない。フォーム送信で弾かれる。PowerPointに貼ったら資料が開くのも遅くなった――そんな場面は、意外と「やり方の順番」を整えるだけで一気に解決します。
画像の軽量化は、闇雲に圧縮するほど失敗しやすく、画質が荒れてやり直しになりがちです。本記事では、画質を崩しにくい王道の流れである「リサイズ→形式選定→圧縮」の3手順を軸に、メール・資料・Webなど用途別の目安と、Windows/Macでの具体手順、うまくいかなかった時の戻し方までまとめて解説します。
「急いでいるけど失敗したくない」「相手に失礼にならない品質で軽くしたい」――その不安を、最短で解消できる内容にしています。

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目次

画像ファイルを軽くしたい人が最初にやるべきこと

画像が重くて「メールに添付できない」「フォームで弾かれる」「資料がやたら重い」「Webの表示が遅い」。こうした問題は、原因がだいたい決まっています。
そして、正しい順番で処理すれば、画質を必要以上に落とさずに、短時間で解決できます。

まず覚えておきたい基本は次の1行です。

画像を軽くする順番は、リサイズ → 形式選定 → 圧縮。

ここでつまずく人の多くは、いきなり圧縮ツールに入ってしまい、品質を下げても思ったほど軽くならず、結果として画質が崩れてやり直しになります。容量を大きく削る主役は「リサイズ(縦横ピクセルを適正化)」です。圧縮は“最後の微調整”として使うと失敗しにくくなります。

迷ったらこの設定でOK:用途別の最短レシピ

「今すぐ送らないといけない」「細かい理屈は後でいい」という場合は、まず下のレシピで作り、必要なら微調整してください。

  • メール添付・チャット送信(写真):長辺 1280〜1920px、形式 JPEG、容量 200KB〜1MB を狙う

  • メール添付(図・文字・ロゴ・透過):長辺 1280〜1920px、形式 PNG(透過が必要なら必須)

  • フォーム提出が厳しい:長辺 1024〜1600px、写真は JPEG、容量 100KB〜500KB を優先

  • Web掲載:長辺 1200〜1600px を目安に、形式は WebP(第一候補)、さらに詰めたいときだけAVIFも検討
    ※Webの「次世代形式推奨」はLighthouseでも言及されています。

この“先に作る→必要なら詰める”の流れが、最も早くて安全です。

仕上がりを失敗しないための確認ポイント

「軽くできたけれど、相手に失礼にならないか」が不安な方は、保存前後で次を確認してください。

  • 文字がある画像は、100%表示でにじみ・輪郭の崩れがないか

  • 写真は、顔・商品の輪郭がブロック状になっていないか

  • 背景のグラデーションに縞(バンディング)が出ていないか

  • ロゴや線が多い図は、細い線が途切れていないか

これを押さえるだけで、「軽くしたら台無し」をかなり防げます。


画像ファイルが重くなる原因と軽量化の原則

画像が重い理由は、だいたい次の3つです。

  1. ピクセルが過剰(スマホ写真は4000px級が普通)

  2. 形式が用途に合っていない(写真をPNGで保存している等)

  3. 圧縮が弱い(品質が高すぎる、可逆のまま等)

この3つを、順番通りに潰すのが最短です。

リサイズが最優先になる理由

容量は「縦×横×情報量」で増えます。
たとえば、長辺4000pxの写真を2000pxにするだけで、面積は単純計算で約1/4になります。ここで一気に容量が落ちる可能性が高く、しかも“画質を荒くする”のではなく“必要以上の大きさをやめる”だけなので、見た目の破綻が起きにくいのが利点です。

圧縮だけで頑張ろうとすると、ピクセル過剰のまま情報量を削るため、ノイズやにじみが出やすくなります。まずリサイズ、これが鉄則です。

形式選定で失敗しないための考え方

形式は「写真か、図か、透過が要るか」でほぼ決まります。

  • JPEG:写真向き(色や階調が多い)

  • PNG:図・文字・ロゴ向き、透過が必要なら有力

  • WebP:Web用途で写真/図どちらも扱いやすい。Lighthouseが次世代形式として推奨に言及。

  • AVIF:さらに高圧縮を狙える場面がある(ただし運用で互換性/配信方式の確認が必要)。

なお、Google 検索はWebP/AVIFを含む複数形式をサポートしているため、Web運用で採用しやすい側面もあります。

形式選定マトリクス(推奨が一目で分かる)

用途・画像の性質 JPEG PNG WebP AVIF
写真(人物・風景・商品) ✅推奨 ⚠大きくなりがち ✅推奨 ⚠条件付き
図解(文字・線・UI) ⚠にじみやすい ✅推奨 ✅推奨(可逆も可) ⚠条件付き
透過が必要 ❌不可 ✅推奨 ✅推奨(可逆) ⚠条件付き
メール添付(相手環境不明) ✅推奨 ✅推奨 ⚠相手次第 ⚠相手次第
Web掲載(速度重視) ✅第一候補 ⚠上級者向け

ポイントは「相手環境が読めないならJPEG/PNGが堅い」「WebならWebPを第一候補に寄せる」です。


用途別に迷わない目安早見表

ここからは、用途別に「どのくらいにすれば良いか」を“すぐ使える形”で整理します。
目安はあくまで目安ですが、迷いが減り、作業が止まりにくくなります。

メール添付・チャット送信・フォーム提出の目安

目的 推奨の考え方 目安の長辺 形式の目安 容量の目安
メール添付(一般) 相手が確実に開けること最優先 1280〜1920px 写真:JPEG / 図:PNG 200KB〜1MB
ビジネスチャット 画面表示中心、速さ優先 1280px前後 写真:JPEG 200KB〜800KB
フォーム添付(厳しめ) 上限クリアを最優先 1024〜1600px 写真:JPEG 100KB〜500KB

補足(重要)

  • フォームは“容量だけでなく縦横サイズや形式”も条件になることがあります。まずリサイズで落としてから、形式と圧縮を調整するのが確実です。

  • 図や文字が多い場合、JPEGにすると文字がにじみやすいため、PNG(または可逆WebP)に寄せます。

資料提出と印刷の目安

目的 推奨の考え方 目安の長辺 形式の目安 補足
PowerPoint/Wordに貼る 画面投影・閲覧中心なら過剰解像度不要 1920px前後 写真:JPEG / 図:PNG 元画像は別保管
社内資料の共有 共同編集を重くしない 1600〜1920px JPEG中心 図はPNG
A4印刷 提出先指定が最優先 仕上がりサイズに合わせる 指定に従う “勝手に最適化”は危険

印刷は環境差が大きいため、提出先の指定(解像度、カラープロファイル、形式)がある場合は必ずそちらに従ってください。

Web掲載の目安

Web掲載では、画像が重いと表示速度に影響し、Lighthouseが「次世代形式(WebP/AVIF)で画像を提供する」ことを推奨する文脈があります。
また、Google検索はWebP/AVIFを含む形式をサポートしています。

目的 推奨の考え方 目安の長辺 形式の目安 容量の目安
記事内画像 表示幅に合わせる 1200〜1600px WebP(第一候補) 100KB〜400KB
サムネイル 小さく鋭く 600〜1200px WebP/JPEG 30KB〜150KB
図解・UIキャプチャ 文字が読めること優先 1200〜2000px PNG/WebP 状況次第

Webは“配信の仕組み”も重要です。形式だけ変えても、配信が適切でないと効果が出ません(CMS・CDN・キャッシュなど)。この点は後半で触れます。


いますぐ軽くする方法:ブラウザで完結させる

アプリを入れずに、最短で片付けたい方向けです。
ただし、機密画像(個人情報・契約書・社外秘)を扱う場合は、社内ルールやアップロードの可否に注意してください(後述)。

Squooshで画質を見比べながらリサイズ・圧縮・形式変換する

Squooshはブラウザ上で圧縮や形式変換ができ、調整しながら比較しやすいのが強みです。
Web用途の次世代形式(WebP/AVIF)を試す入口としても使われがちです(Lighthouseの推奨文脈と相性が良い)。

手順(失敗しにくい順番)

  1. 画像を読み込む

  2. Resize(リサイズ)で長辺を用途の目安へ(例:メールなら1280〜1920)

  3. 形式を選ぶ

    • 写真:JPEG or WebP

    • 図・透過:PNG or 可逆WebP

  4. 画質(Quality)を調整し、100%表示で崩れがないか確認

  5. 保存して完了

コツ(時間短縮)

  • 写真は「まず長辺1600px」「次に品質70〜85相当」を基準に、崩れが出る画像だけ品質を上げる

  • 図や文字がある場合は、品質を下げるより形式(PNG/可逆WebP)を見直す方がきれいに保てます

ブラウザツールを使うときの機密チェック

便利さの一方で、機密性の扱いは必ず確認してください。判断基準は次の通りです。

  • 社内ルールで外部サービス利用が許可されているか

  • 画像が外部へアップロードされる仕様か(利用規約・説明を確認)

  • 個人情報や社外秘が写っていないか(トリミング/ぼかしの必要はないか)

機密度が高い場合は、次の「OS標準機能」へ切り替えるのが安全寄りです。


PC標準機能で軽くする:WindowsとMac

ここは、非デザイナーの方にとって最も安心感が高いルートです。
外部ツールに頼らず、OS標準で完結します。

Windowsのフォトアプリでサイズ変更して保存する

Windowsのフォトアプリは「画像のサイズ変更」から実行でき、パーセント指定・ピクセル指定で保存可能です。

手順(迷わない導線)

  1. 画像をフォトで開く

  2. メニュー(右クリック等)から 「画像のサイズ変更」 を選ぶ

  3. 「パーセント」または「ピクセル」で指定

  4. 必要なら保存形式も変更(写真はJPEGに寄せると軽くなりやすい)

  5. 別名保存して完了

おすすめの進め方(段階法)

  • まず長辺を 1920px にして保存

  • まだ重い → 1600px → 1280px → 1024px と段階的に下げる

  • 文字がある画像はPNGのまま、写真はJPEG中心で考える

段階法にすると、必要以上に小さくし過ぎずに済みます。

Macのプレビューで画像のファイルサイズを小さくする

Macではプレビューの「ツール>サイズを調整」で、画像の再サンプルや解像度を下げ、ファイルサイズを小さくできます。Apple公式の手順として案内されています。

手順(公式に沿った最短)

  1. プレビューで画像を開く

  2. 「ツール」>「サイズを調整」

  3. 「画像を再サンプル」を有効にする

  4. 解像度またはピクセル寸法を下げる(新規サイズ表示を見ながら調整)

  5. 別名保存して完了

複数画像をまとめて軽くする(Mac)
Apple公式でも、サイドバーで複数選択して一度にサイズを調整できる旨が案内されています。
大量の写真を一気に整えるときに有効です。

Officeに貼った画像でファイルが重いときの対処

PowerPoint/Word/Excelが重い場合、原因の多くは「貼り付けた画像が元サイズのまま」です。対処は次の順が確実です。

  1. 貼る前に軽量版(リサイズ済み)を作って差し替える

  2. 図が多いなら、写真はJPEG、図はPNG(または可逆WebP)に整理

  3. 元画像は必ず別保管(差し替えが必要になったときの保険)

“貼った後に一括で圧縮”は便利に見えますが、画質劣化が読みにくく、やり直しになりやすいので、基本は「貼る前の下処理」が最短です。


Web運用で画像を軽くする:WebPとAVIFの使い分けと注意点

Webの画像最適化は、単に画像を軽くするだけではなく「ユーザー体験」「速度」「検索での見え方」に影響します。
ここでは、Web担当者・ブロガー・EC運営者の方向けに、必要十分な判断軸をまとめます。

Lighthouseが示す次世代形式推奨のポイント

Lighthouseは、画像をAVIFまたはWebPで提供する理由として、従来形式(JPEG/PNG)より圧縮率・画質に優れ、読み込み時間短縮につながる旨を説明しています。

重要なのは「次世代形式にすれば必ず勝つ」ではなく、“同等の見た目で軽くできる可能性が高い”という点です。
ただし、導入には運用上の注意(互換性、変換、配信方式)が伴います。

Google検索でサポートされる画像形式(SEOの最低ライン)

Google 検索は、JPEG/PNG/WebP/AVIFなど複数形式をサポートしています。
つまり、WebP/AVIFを採用しても検索上“形式のせいで不可”になりにくい一方、ファイル名拡張子の整合など基本を守ることが重要です(検索セントラルの推奨事項に沿って整理します)。

WebPとAVIFの使い分け(結論:迷ったらWebP)

  • 迷ったらWebP:運用しやすく、写真/図のどちらでも扱いやすい。次世代形式としてLighthouseでも言及。

  • さらに詰めたいときだけAVIF:高圧縮が狙える一方で、配信の仕組みや検証が必要(画像の種類によって効き方が変わる)

実装面での最も重要な考え方は次です。

  • 画像を“1種類だけ”で配るのではなく、必要に応じて代替形式を用意する(環境差に備える)

  • 変換しただけで安心せず、実際のページ表示と速度で確認する(キャッシュ/CDNが絡むため)


画質を落としすぎない圧縮のやり方:設定の目安と考え方

「軽くなったけど、荒い」「文字がにじむ」問題は、圧縮のやり方でほぼ解決できます。
コツは“品質を下げる前に、まずリサイズ”です。

圧縮設定の目安(写真・図でやり方を分ける)

画像タイプ まずやること 次にやること 失敗しやすい症状 対処
写真 長辺を用途に合わせる JPEG/WebPで品質を調整 顔がブロック状 品質を上げる or 長辺を少し上げる
図・文字 長辺を合わせる PNG/可逆WebPを優先 文字がにじむ JPEG化しない、可逆へ
透過あり リサイズ PNG/可逆WebP 背景が黒/白になる 透過対応形式に戻す

よくある誤解
「JPEG品質を下げれば下げるほど良い」ではありません。
文字や線がある画像は、品質を下げるほど“にじみ”が増え、視認性が落ちます。こうした場合は、品質調整ではなく形式を変えるのが正解です。

失敗したときの戻し方(やり直しを最短にする)

  1. 元画像(オリジナル)を必ず残す(これが最大の保険)

  2. 荒れたら、次の順で戻す

  • 長辺を少し上げる(例:1280→1600)

  • 品質を少し上げる

  • それでもダメなら、写真/図の判定を見直して形式を変更(図はPNG/可逆WebPへ)

この「戻し方」を先に知っていると、安心して圧縮できます。


機密画像・個人情報を含む画像を軽くするときの注意点

画像軽量化は便利ですが、機密性の判断を間違えるとリスクになります。
特に、社内資料・契約書・身分証・個人情報が写る写真は、軽量化以前に“扱い方”が重要です。

機密画像のためのチェックリスト

  • 社内ルールで外部サービス利用が許可されている

  • 外部アップロードが不要な手段(OS標準、ローカル処理型)を優先した

  • 不要な写り込み(氏名・住所・IDなど)をトリミング/マスキングした

  • 加工後のファイルの保存先・共有先が適切

  • 元画像の保管が安全(共有フォルダに置きっぱなしにしない)

「速さ」より「安全」を優先する場面を、ここで切り分けてください。


よくある質問

どれくらい軽くすれば送れるようになりますか

まずは送信・添付先の上限(例:5MB、10MB)を確認し、次に「リサイズで大きく落とす→形式→圧縮」の順で詰めます。
迷ったら、写真は長辺1600pxのJPEGで作り、まだ重い場合に1280pxへ下げるのが手堅いです。

画質を落とさずに軽くできますか

「見た目の劣化を感じにくい範囲で軽くする」は可能です。
特に、スマホ写真のようにピクセルが過剰な画像は、リサイズだけで大きく軽くできることがあります。
一方で、印刷用途など“高精細が必須”な場面では軽量化に限界があるため、提出先指定を優先してください。

PNGをJPEGにしてはいけないのはどんなときですか

透過が必要なとき、文字が多いとき、線が細い図解やUIキャプチャは、JPEG化でにじみが出やすいので避けるのが安全です。
この場合はPNG、もしくは可逆WebPを検討してください。

WebP/AVIFにしたのに表示が崩れるのはなぜですか

WebP/AVIFそのものというより、配信の仕組み(CMS、CDN、キャッシュ、HTMLの出し分け)が原因のことが多いです。
Lighthouseの推奨は“次世代形式で提供する”ですが、運用では互換性と検証が不可欠です。


まとめ:画像ファイルを軽くする最短ルート

画像を軽くするコツは、順番を固定することです。

  1. リサイズ(長辺を用途に合わせる)

  2. 形式選定(写真はJPEG、図や透過はPNG、WebはWebP中心)

  3. 圧縮(最後に微調整、文字がにじむなら形式を見直す)

Web用途では、LighthouseがWebP/AVIFのような次世代形式の提供を推奨しており、読み込み短縮に役立つ可能性があります。
また、Google検索はWebP/AVIFを含む形式をサポートしています。

最後に、失敗を避けるために「元画像を残す」「100%表示で確認する」だけは必ず守ってください。これだけで、やり直しの確率が大きく下がります。


参考にした情報源