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ゲーム

FPSとTPSの違いとは?初心者でも一発で分かる視点・特徴・向いている人の解説

「FPSとTPSって、名前は聞くけれど正直違いがよく分からない……」
そのように感じている方は多いです。

どちらも銃やアクションが中心のシューティングゲームですが、実は「どんな景色が見えるか」「どんな緊張感を味わえるか」といったプレイ体験が大きく異なります。視点の違いを理解せずに何となく選んでしまうと、「酔いやすくて続かなかった」「思っていた遊び方と違った」というミスマッチが起きやすくなります。

本記事では、FPSとTPSの基本的な違いから、メリット・デメリット、向いているプレイヤーのタイプまでを丁寧に整理します。さらに、簡単なチェックリストを用意し、「自分にはどちらが合っているのか」を具体的に判断できるようにしました。

これからシューティングゲームを始めたい方も、どちらを選ぶべきか迷っている方も、本記事を読み終えるころには「まずはこのジャンル・このタイトルから試してみよう」と一歩踏み出せる状態になっているはずです。ぜひ、ご自身にぴったりの視点でゲームの世界を楽しむためのヒントとしてご活用ください。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

FPSとTPSとは?それぞれの基本と略称の意味

まずは、用語の意味と基本的なイメージから整理していきます。

FPS(First Person Shooter)の定義と特徴

FPSは “First Person Shooter” の略で、日本語では「一人称視点シューティングゲーム」と訳されます。

  • 画面はキャラクターの“目”の位置にカメラがあるイメージです

  • 手元の武器や照準が画面中央付近に表示されます

  • プレイヤーは、自分がゲーム世界の中に入り込んだような感覚でプレイします

代表的なタイトル例:
『Call of Duty』シリーズ、『VALORANT』『Apex Legends』など、オンライン対戦を前提とした作品が多いジャンルです。

TPS(Third Person Shooter)の定義と特徴

TPSは “Third Person Shooter” の略で、「三人称視点シューティングゲーム」を意味します。

  • カメラはキャラクターの少し後ろや上からの位置にあり、キャラクターの全身が画面内に見えます

  • 自分のキャラクターと、その周囲の状況をまとめて俯瞰しながら操作します

  • シューティングに加えて、アクションやストーリー性を重視した作品も多いです

代表的なタイトル例:
『バイオハザード』シリーズ、『フォートナイト』『スプラトゥーン』シリーズなどが挙げられます。

共通点としての「シューティングゲーム」というジャンル

FPSもTPSも、「銃や弓、魔法などの遠距離攻撃で敵を倒す」という点では共通しています。

  • 照準を合わせる「エイム」

  • 敵の位置を把握する「索敵」

  • 遮蔽物に隠れて戦う「カバー」

といった基本的な考え方は同じで、どちらかを経験していると、もう一方へも応用が利きやすいジャンルです。


FPSとTPSの一番大きな違い:視点とカメラ位置

次に、両者の「最も大きな違い」である視点とカメラ位置について整理します。

一人称視点(FPS)の見え方と没入感

FPSでは、画面に映るのは基本的に「自分が見ている景色」です。

  • 自分の体は見えず、ほとんどが前方の景色と手元の武器表示です

  • 視界は人間の目に近く、左右や上下の視野は比較的狭めです

  • 視線=照準であることが多く、エイムと視点移動がほぼ同じ操作になります

そのため、

  • 敵に撃たれる緊張感や恐怖感がリアルに感じられる

  • ヘッドショットなど精密な射撃を行いやすい

といったメリットがある一方で、背後や真横の状況が把握しづらく、振り向きや視点操作の重要度が高くなります。

三人称視点(TPS)の見え方と視野の広さ

TPSでは、カメラマンがキャラクターの後ろから追いかけているような映像になります。

  • 画面にキャラクター全体が映ります

  • キャラクターの周囲の障害物や敵の位置をまとめて確認しやすいです

  • 壁に隠れた状態で、カメラだけを少し出して敵を見る、といった索敵がしやすいタイトルもあります

このため、

  • 周囲の状況把握や戦術的な動きが取りやすい

  • キャラクターの見た目やモーションを「見て楽しむ」要素が強い

といった特徴があります。

スクリーンショットをイメージした違いの説明

イメージとして、以下のように考えると分かりやすいです。

  • FPSの画面

    • 自分の目の前の風景+武器の一部

    • 画面外の情報は、自分で体や視点を動かして確認する必要があります

  • TPSの画面

    • キャラクターの後ろ姿+周辺のステージ全体

    • 「自分」と「周り」を同時に見られるため、俯瞰的な視点でプレイしやすいです


FPSのメリット・デメリットと向いている人

FPSのメリット(没入感・精密なエイムなど)

FPSの主なメリットは以下の通りです。

  • ゲーム世界に入り込んだような高い没入感が得られる

  • 視線と照準がほぼ一致するため、精密なエイムを身につけやすい

  • eスポーツシーンで採用されるタイトルが多く、競技志向のプレイヤーには選択肢が豊富

  • VR(仮想現実)対応タイトルでは、よりリアルな体験が期待できる

FPSのデメリット(視野の狭さ・酔いやすさなど)

デメリットとして、次のような点もあります。

  • 視野が狭く、背後や横方向の状況を把握しづらい

  • 視点移動が激しくなりやすく、人によってはゲーム酔いを感じやすい

  • 初心者にとって、反射神経やエイム精度の要求が高く感じられることがある

  • キャラクターの外見やモーションを「眺めて楽しむ」要素はやや少なめ

FPSが向いているプレイヤーのタイプ

次のような方はFPS向きと言えます。

  • 「自分が戦場にいる感覚」など、没入感を重視したい方

  • 多少の難しさがあっても、エイムや反射神経を鍛えて上達したい方

  • eスポーツやランクマッチで、自分の腕前を試してみたい方

  • キャラクターの外見よりも、「操作感」や「撃ち合いの緊張感」を重視する方


TPSのメリット・デメリットと向いている人

TPSのメリット(状況把握のしやすさ・キャラを見て楽しめる)

TPSの主なメリットは以下の通りです。

  • キャラクターと周囲の状況を同時に見られるため、敵の位置や遮蔽物の把握がしやすい

  • カバーアクションや回避行動など、派手なモーションを「見て楽しむ」要素が強い

  • キャラクターメイクやコスチュームの違いを視覚的に楽しめる

  • 視界の動きが穏やかな作品も多く、FPSより酔いにくいと感じる人もいます

TPSのデメリット(照準の感覚・距離感のつかみにくさなど)

一方で、デメリットとして次のような点が挙げられます。

  • カメラ位置がキャラクターの後ろにあるため、照準位置の感覚に慣れるまで時間がかかる

  • キャラクターとカメラの距離によって、敵との距離感がつかみにくい場合がある

  • タイトルによっては、カメラワークが独特で、逆に酔いやすいこともある

  • キャラクターや演出に比重が置かれ、純粋なシューティング要素はFPSよりマイルドな場合がある

TPSが向いているプレイヤーのタイプ

次のような方はTPS向きの傾向があります。

  • キャラクターの見た目や動きを楽しみながら遊びたい方

  • 周囲の状況を広く見渡し、戦術的に立ち回るのが好きな方

  • 友人と協力プレイやパーティプレイをワイワイ楽しみたい方

  • ゲーム酔いが心配で、まずは視野の広いタイトルから慣れていきたい方


FPSとTPSの違いが一目で分かる比較表

ここまでの内容を、表形式で整理します。

視点・没入感・視野・ゲーム酔い・プレイスタイルの比較

項目FPS(一人称視点)TPS(三人称視点)
視点キャラクターの目線キャラクターの背後・上方
没入感非常に高い(自分が戦場にいる感覚)中程度〜高い(世界観を俯瞰して楽しめる)
視野の広さ狭め(前方中心)広い(キャラと周囲を同時に把握しやすい)
索敵のしやすさ振り向き・視点移動が重要カメラ操作で周囲を比較的簡単に確認しやすい
ゲーム酔いのしやすさ人によっては酔いやすい傾向FPSより酔いにくいと感じる人が多い傾向
エイムの感覚視線=照準で直感的キャラとカメラ位置のズレに慣れが必要
主な楽しみ方緊張感のある撃ち合い・反射神経の勝負戦術的な立ち回り・キャラや演出を眺める楽しさ
向いているプレイスタイル競技志向・ソロで腕試し協力プレイ・カジュアルに楽しみたい場合

PC・家庭用ゲーム機ごとの相性と代表的なタイトル例

  • PCでよく遊ばれているFPSの例

    • 『VALORANT』『Apex Legends』『Counter-Strike 2』など

  • 家庭用ゲーム機でも人気のFPSの例

    • 『Call of Duty』シリーズ、『Apex Legends』(コンソール版)など

  • TPSの代表例(コンソール・PC混在)

    • 『バイオハザード』シリーズ、『フォートナイト』『スプラトゥーン』シリーズ など

ここで挙げたタイトルは、あくまで「ジャンルのイメージを掴むための例」です。優劣をつけることが目的ではありません。


チェックリストで分かる「あなたに向いているのはFPS?TPS?」

ここからは、簡単なチェックリストで、自分がどちら向きかをざっくり確認してみてください。

性格・プレイスタイルから見る向き不向きチェック

当てはまる項目にチェックを付けてください。

A:FPS向きの傾向が強い項目

  • □ 緊張感のある撃ち合いが好きそうだと思う

  • □ 「上達のために練習する」こと自体を楽しめる

  • □ 多少難しくても、手触りの良い操作感を追求したい

  • □ キャラクターの見た目より、操作の快適さやエイムのしやすさを重視する

  • □ eスポーツの大会や配信を見て「自分もああなりたい」と感じたことがある

B:TPS向きの傾向が強い項目

  • □ キャラクターを着せ替えしたり、動きを眺めるのが好き

  • □ 一人でストイックにやり込むより、友人とワイワイ遊ぶ方が好み

  • □ マップ全体の状況を見ながら、じっくり戦術を考えるのが好き

  • □ ゲーム酔いが心配で、視野の狭いゲームは不安

  • □ アクションやストーリーもあわせて楽しみたい

結果別のおすすめジャンル・遊び方の提案

  • Aのチェックが多い場合
    FPSから始めると、好みとマッチしやすい可能性が高いです。最初はカジュアルマッチや初心者向けモードのあるタイトルを選び、感度設定や視野角を少しずつ調整しながら慣れていくことをおすすめします。

  • Bのチェックが多い場合
    まずはTPSから始めることをおすすめします。協力プレイが可能なタイトルや、ストーリーを楽しみながら進められる作品を選ぶと、シューティングの基礎に自然と慣れていきやすくなります。

  • A・Bが同じくらいの場合
    どちらも楽しめる素質があります。

    • 短時間でサクッと対戦を楽しみたいとき:FPS

    • 友人と長時間じっくり遊びたいとき:TPS

というように、そのときの気分で使い分けるのもよい方法です。


迷ったらどうする?FPSとTPSの始め方と選び方

まずは無料・低価格タイトルから試す

いきなりフルプライスのゲームを購入する必要はありません。

  • 基本プレイ無料のタイトル

  • 体験版やセール中の作品

などから、実際に「画面の見え方」と「プレイ感」を試してみると、自分の好みがはっきりしてきます。

ゲーム酔いを減らす設定・休憩の取り方

特にFPSでは、次のような工夫で酔いを軽減できる場合があります。

  • 視野角(FOV)を広めに設定する(対応している場合)

  • カメラ感度を、急激に動きすぎない範囲に調整する

  • 長時間連続で遊ばず、30〜60分ごとに一度は休憩を挟む

  • 画面の明るさやモニターとの距離など、プレイ環境を見直す

TPSでも、タイトルによってはカメラの揺れやズームが強い場合がありますので、設定でカメラシェイクを弱める・オフにするなども検討してください。

両方試してみる場合のステップと注意点

両方のジャンルに興味がある場合、次のようなステップも一案です。

  1. TPSで三人称視点のシューティングに慣れる

  2. 索敵や立ち回りの基本を掴んだら、FPSで視点の違いを体験する

  3. 「楽しい」と感じた方を軸に、遊ぶタイトルを広げていく

この流れであれば、いきなり視界の狭いFPSに飛び込むよりも、心理的なハードルを下げやすくなります。


まとめ:FPSとTPSの違いを理解して、自分に合う視点でゲームを楽しもう

本記事の要点整理

  • FPSは一人称視点で、没入感が高く、精密なエイムが求められやすいジャンルです。

  • TPSは三人称視点で、視野が広く、キャラクターや周囲の状況を俯瞰して楽しめるジャンルです。

  • 主な違いは「視点とカメラ位置」ですが、プレイ体験としては

    • 緊張感・没入感を重視するならFPS寄り

    • 戦術性・キャラクター表現を重視するならTPS寄り
      という傾向があります。

  • チェックリストを使うことで、「まずはどちらを試すか」の目安を立てることができます。

次の一歩として試してみてほしいこと

  1. チェックリストで、自分がFPS寄りかTPS寄りかを確認する

  2. 結果に合わせて、無料または手に取りやすい価格のタイトルを1〜2本選び、実際にプレイしてみる

  3. 酔いやすさや難しさを感じた場合は、設定の見直しやプレイ時間の調整を行いながら、少しずつ慣れていく

最終的には、FPSとTPSのどちらか一方に絞る必要はありません。両方の良さを理解したうえで、その日の気分や一緒に遊ぶ相手に合わせて視点を選べるようになると、シューティングゲームの楽しみ方が一段と広がります。ぜひ、ご自身に合ったスタイルを見つけてください。