FiveMを入れたいのに、「どこからダウンロードするのが正解?」「GTA5.exeを選べと言われて止まった」「サーバー検索しても出てこない」――このあたりで手が止まる方は少なくありません。FiveMの導入は、流れ自体はシンプルですが、導入前の準備不足や初回特有の分岐(GTA5.exe指定・アカウント認可・接続方法)で一気に難しく感じやすいのが実情です。
本記事では、FiveM導入方法を「必要な準備 → インストール → 初回ログインと設定 → サーバー接続 → よくあるトラブル解決」まで、初心者でも迷わないように順番どおり解説いたします。サーバー名検索で見つからない場合のIP接続や、起動しない・更新が終わらないときの切り分けまで網羅していますので、この記事の手順を上から進めれば、導入完了から参加までスムーズに到達できます。
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FiveM導入方法の前提と必要なもの
FiveMで必要になるGTA VとWindows要件
FiveMは、PC版のGrand Theft Auto V(GTA V)を前提に動作します。つまり、GTA V本体がPCにインストールされ、起動でき、最新の状態に更新されていることが最優先の前提です。FiveMは「GTA Vを改造してオンラインに入るツール」ではなく、GTA Vのゲームデータを参照しながら、別の仕組みでサーバーに接続するクライアントです。そのため、GTA V側が未更新だったり、インストールが不完全だったりすると、FiveMの導入途中で止まったり、起動後に延々と更新が走ったり、サーバー接続時にエラーが出たりします。
Windows環境については、基本的にGTA Vが動作するスペック・環境が目安になります。加えて、FiveMはキャッシュや追加ダウンロードが発生しやすいため、次の観点が重要です。
OS更新:Windows Updateが止まっていると、依存コンポーネントや証明書関連で不具合が出やすくなります。
ストレージ:GTA V本体に加えて、FiveMのキャッシュが増えるため、空き容量が少ないと導入や更新が失敗しやすいです。
権限:インストールや更新でファイルを書き換えるため、権限不足(保護されたフォルダへの書き込み制限など)で止まることがあります。
また、見落としやすい点として「GTA Vが起動できる=FiveMも必ず快適」とは限りません。FiveMはサーバーごとに導入アセット量が異なり、参加先によってロードの重さが変わります。初回は特にダウンロードが重くなりやすいので、余裕のある環境のほうが安定します。
インストール前に確認するチェックリスト
まずは、インストールを始める前に次の項目を確認してください。ここを飛ばすと、後半で原因不明に見える詰まり方をしやすくなります。
Windowsが最新の更新状態になっている(再起動が必要な更新が残っていない)
PC版GTA Vをインストール済みで、一度は起動して更新が完了している
GTA Vのインストール先(フォルダ)をだいたい把握している(後でGTA5.exeを指定する場合がある)
ストレージ空き容量に余裕がある(目安として数十GB以上の余裕があると安心)
管理者権限で実行できるユーザーで作業している
セキュリティソフトでブロックされた場合に、ログ確認や例外設定ができる
回線が安定している(Wi-Fiの場合は電波が弱い場所を避ける)
ここまでが整っていれば、導入の失敗要因の多くを先回りできます。次から実際の導入手順に進みます。
FiveM導入方法の手順
公式サイトからFiveMをダウンロードする
FiveMの導入は、必ず公式サイトからクライアントをダウンロードすることが大前提です。検索経由で出てくる再配布サイトや、まとめ記事からの直リンクでミラーを踏むと、古いファイルや改変版に当たるリスクが上がり、インストール失敗・起動失敗の原因になります。
ダウンロードでやることはシンプルです。
FiveM公式サイト(Cfx.re)にアクセスする
クライアント(インストーラー)をダウンロードする
ダウンロードした実行ファイル(FiveM.exeなど)が保存されていることを確認する(通常は「ダウンロード」フォルダ)
ダウンロード時点で詰まりやすいのは、ブラウザやセキュリティソフトが「不明なファイル」として警告を出すケースです。これは必ずしも危険という意味ではありませんが、公式入手であることを再確認してください。公式サイトからのダウンロードであれば、基本的にはそのまま進めて問題ありません。
FiveM.exeを実行してインストールする
次に、ダウンロードしたFiveM.exeを実行してインストールします。初回は導入に必要なファイルがダウンロードされるため、回線状況によって時間がかかる場合があります。
インストールの流れは次の通りです。
ダウンロードしたFiveM.exeをダブルクリック
Windowsの警告が出た場合は、発行元や入手元を確認したうえで実行
インストール先やセットアップの指示に従って進める
インストール完了後、FiveMを起動する(ショートカットやスタートメニューから)
ここで大切なのは、インストール中は不用意に中断しないことです。途中でPCをスリープさせたり、回線を切り替えたりすると、キャッシュが中途半端に残り、次回起動で更新ループに入りやすくなります。導入中は、可能なら電源設定でスリープを避け、安定した回線で最後まで進めてください。
GTA5.exeの場所を求められたときの対応
FiveM導入で最も多い「つまずき」が、GTA5.exeの場所指定です。導入中または初回起動時に、Windowsのエクスプローラーが開いて「GTA5.exeを選択してください」と求められることがあります。これは正常な流れで、FiveMがGTA Vのゲームデータを参照するために必要な作業です。
ポイントは次の2つです。
指定するのは“GTA Vがインストールされているフォルダ内のGTA5.exe”
GTA Vの購入元(Steam/Epic/Rockstar Games Launcher)によって場所が異なる
場所が分からない場合は、次の優先順位で探すのが早いです。
ランチャーから探す
Steam:ライブラリ → GTA V → 管理(歯車)→ ローカルファイルを参照
Epic:ライブラリ → GTA V → 右側のメニューからインストール場所を確認
Rockstar Games Launcher:設定やインストール済みゲーム一覧から場所を開く
フォルダ内で“GTA5.exe”を目視確認
開いたフォルダに
GTA5.exeが見えるか確認し、見えたらそれを選択
Windows検索で探す(最終手段)
エクスプローラー上部の検索欄で
GTA5.exeを検索し、該当場所を開く検索に時間がかかることがあるので、まずはランチャー経由が推奨です
注意点として、間違って「GTAVLauncher.exe」や、別フォルダの似た名前のexeを選ぶと、導入が進まなかったり、起動後にエラーが出たりします。必ずファイル名がGTA5.exeであることを確認して選択してください。
FiveM導入方法の初回起動とアカウント設定
Rockstarログインと利用規約
FiveMを初回起動すると、Rockstarアカウントでのログインや、利用規約の同意が求められることがあります。これは、GTA Vの正規環境を参照するうえで自然な流れです。ログイン画面が出たら、落ち着いて次を確認しながら進めてください。
登録メールアドレスとパスワードが正しいか
二段階認証を設定している場合、認証コードを受け取れる状態か
利用規約や注意事項を読み、同意が必要な箇所を進める
ここで詰まる原因として多いのが「普段GTA Vを自動ログインで起動していて、パスワードを覚えていない」ケースです。その場合は先にRockstar側でパスワード再設定を済ませ、ブラウザでもログインできる状態を整えてから戻るとスムーズです。
Cfx.reアカウント作成とAuthorize
続いて、Cfx.reアカウントの作成またはログイン、そして認可(Authorize)が求められる流れがあります。これも「連携してよいか」を確認する画面で、サーバー参加や機能利用に関わることが多いため、基本的には進めておくのが無難です。
初回でやることは次の通りです。
Cfx.reのログイン画面が出たら、アカウントがある場合はログイン
ない場合は登録(メール認証などが求められることがあります)
連携や権限付与の画面が出たら内容を確認し、Authorizeを実行
「後でやろう」とスキップできる場面もありますが、サーバーによっては参加に必須だったり、途中から連携を求められたりします。初回の時点で済ませておくと、接続直前で止まるリスクが減ります。
Player nameを変更する
FiveM内の表示名(Player name)は、サーバー内で他プレイヤーに見える大切な情報です。デフォルトのままだと、コミュニティ内で判別しづらく、サーバー運営のルールに合わない場合もあります。可能なら、参加前に設定画面から変更しておきましょう。
変更の考え方は次の通りです。
サーバーの命名ルールがある場合はそれに従う(例:キャラクター名、半角英数のみ、記号禁止など)
迷ったら「後で運営に相談しやすい名前」にする(Discord名と合わせる等)
本名に近いものや個人情報を含む表記は避ける(公開範囲を意識する)
RPサーバーでは、表示名がそのまま役割やキャラクター性に影響することがあります。参加先の案内(公式サイトやDiscordのルール)を先に確認しておくと安心です。
FiveM導入方法のサーバー接続
Playからサーバーを検索してConnectする
最も一般的な接続方法は、FiveMのメニューからPlayを開き、サーバー一覧で検索してConnectする方法です。導入直後は「どこを押せば入れるのか」が分かりづらいことがあるので、手順を固定して覚えるのがおすすめです。
基本手順は次の通りです。
FiveMを起動し、メニューからPlayを選択
サーバー一覧(Server list)を開く
検索欄にサーバー名、タグ、キーワードを入力
該当サーバーを選択し、Connect(またはJoin)を実行
検索のコツは、サーバー名を完全一致で入れようとするより、特徴的な単語だけで絞り込むことです。たとえば「サーバー名が長い」「記号が多い」場合、途中の短い単語で検索したほうが見つかりやすいことがあります。
F8コンソールでIP:Portに接続する
サーバー名検索で見つからない場合や、運営から「IP直指定」を案内されている場合は、F8コンソールで接続できます。これは覚えておくと非常に便利です。
接続手順は次の通りです。
FiveM内で F8 を押してコンソールを開く
次の形式で入力して実行します
connect IP:Port
例(形式のイメージ):
connect 123.45.67.89:30120
この方法は、サーバー一覧の検索や表示条件に影響されにくいのが利点です。一方で、IPやポートを1文字でも間違えると接続できないため、コピペできる形で案内されているなら、できるだけコピペで入力してください。
サーバーが見つからないときの確認ポイント
「検索しても出てこない」「昨日まであったのに消えた」「名前で探しても見つからない」場合は、次の順で確認すると原因に辿り着きやすいです。
検索語が正しいか(全角・半角、スペル、記号、余計な空白)
フィルターが強すぎないか(言語、地域、タグ、満員サーバー非表示など)
サーバー側が一時停止・メンテ中ではないか(Discord告知を確認)
ホワイトリスト制ではないか(事前申請、Discord参加、認証が必要)
IP:Port接続が案内されているならF8で直指定する
加えて、サーバー側の仕様で「検索に出にくい」「一覧に載らない」運用になっている場合もあります。その場合は、運営が提示している接続手順(Discordの固定メッセージやWebサイト)に従うのが最短です。
FiveM導入方法でよくあるトラブルと解決策
起動しない・更新が終わらないとき
起動不良や更新ループは、FiveM導入で最もストレスが大きいトラブルです。ここでは「闇雲に再インストール」をする前に、効率よく切り分ける手順を示します。
まず、症状を次のどれに近いか分類してください。
A:FiveMが起動しない(ウィンドウが出ない/すぐ落ちる)
B:起動はするが更新が終わらない(ダウンロードが進まない、同じところで止まる)
C:起動後にエラーが出てサーバーに入れない
それぞれの「まずやること」を表にまとめます。
| 症状 | 原因候補 | まずやること |
|---|---|---|
| A 起動しない | 権限不足、セキュリティソフト、破損したキャッシュ | 管理者として起動、セキュリティログ確認、PC再起動 |
| B 更新が終わらない | 回線不安定、空き容量不足、キャッシュ不整合 | 有線/安定回線へ、空き容量確保、不要アプリ停止 |
| C サーバーに入れない | GTA V未更新、連携未完了、サーバー側条件 | GTA V更新、アカウント認可、運営ルール確認 |
次に、共通して効果が出やすい基本手順です。
PCを再起動(更新が詰まった状態をリセット)
GTA Vを起動して更新を完了させる(FiveMの前提を固める)
ストレージ空き容量を増やす(キャッシュ・追加データで不足しやすい)
FiveMを管理者として実行(権限起因の失敗を回避)
セキュリティソフトのブロック履歴を確認(隔離・拒否がないか)
それでも改善しない場合、キャッシュの不整合が起きていることがあります。キャッシュクリアや再インストールが有効なケースもありますが、むやみに削除すると状態が悪化することもあるため、公式サポート情報や案内に従うのが安全です。「毎回同じところで止まる」「同じエラーコードが出続ける」場合は、原因が一点に集中している可能性が高いので、エラー文言を控えてから対処してください。
アンチウイルスや権限で止まるとき
FiveM導入時に多いのが、セキュリティソフトやWindowsの保護機能によって、インストールや起動がブロックされるケースです。これはFiveMに限らず、オンライン系クライアントや更新機能を持つアプリで起こりやすい現象です。
対処の基本方針は、次の順で進めると安全です。
まずログ(履歴)を確認する
セキュリティソフトの「隔離」「検知」「ブロック」の一覧を見る
Windowsの保護機能(SmartScreenなど)が止めていないか確認する
必要な範囲だけ例外設定する
FiveM関連フォルダや実行ファイルを、許可・除外に追加
何でも許可するのではなく、対象を絞って設定する
管理者として起動して挙動を確認する
権限不足が原因ならここで改善することがあります
注意点として、企業PCや学校PCなど管理ポリシーが強い環境では、そもそも例外設定ができない場合があります。その場合は環境の制約が原因なので、個人の管理できるPCで導入する必要が出ることもあります。
動作が重い・容量不足のとき
FiveMで「動作が重い」「ロードが長い」「カクつく」と感じる場合、原因は大きく分けて次の3つです。
PC性能(CPU/GPU/メモリ/ストレージ)が足りない
ストレージ空き容量が少なく、キャッシュの読み書きが遅い
参加先サーバーが大量の追加アセットを配布している(初回ほど重い)
まず、容量不足については即効性が高いので最初に対処してください。空き容量が少ないと、更新やキャッシュ作成が失敗しやすく、結果として「更新が終わらない」「起動が不安定」につながります。
次に、重さ対策のチェックリストです。
ストレージ空き容量を増やした(とくにシステムドライブ)
常駐アプリ(録画、配信、ブラウザ大量タブなど)を減らした
Windows再起動後、余計なアプリを起動せずFiveMを試した
参加サーバーの推奨スペックや注意事項を確認した
初回ロードは時間がかかる前提で待てる状態にした(回線が安定している)
また、ロードが長い場合は「初回だけ重い」ケースがよくあります。初回はサーバー固有のデータがダウンロードされ、次回からキャッシュが効いて軽くなることがあります。毎回同じくらい重い場合は、ストレージ速度やメモリ不足がボトルネックになっている可能性が高いです。
FiveM導入方法のよくある質問
GTA VはSteam版でもEpic版でも良い?
基本的には、PC版GTA Vがインストールされていて起動できるなら、Steam版でもEpic版でもRockstar版でも導入は進められます。重要なのは次の2点です。
GTA Vが最新に更新されていること
FiveMが求める場面で、正しい GTA5.exe を指定できること
購入元で違いが出やすいのは「インストール先の場所」と「ランチャーの挙動」です。場所指定で迷いやすい場合は、先にランチャーから「インストール先フォルダを開く」手順を確認しておくとスムーズです。
GTA Onlineに影響はある?
FiveMはGTA Vとは別の仕組みでサーバーに接続しますが、ユーザー側としては、利用規約やコミュニティのルールを守ることが前提です。心配がある場合は、導入を必ず公式クライアントに限定し、不明点は公式情報や参加先コミュニティの案内に従ってください。
また、RPサーバーでは独自ルール(録画・配信の可否、キャラクター設定、メタ発言禁止など)が細かく定められていることが多いです。導入が終わってサーバーに入れる状態になったら、まずはルール確認を優先するとトラブルを避けられます。
アンインストールと再インストールはどうする?
アンインストールは、主に次の考え方で進めます。
FiveMをアプリとしてインストールしている場合:Windowsの「アプリと機能」から削除
FiveMフォルダを指定して導入した場合:該当フォルダを削除(必要に応じて残存データも整理)
再インストールは、基本的に「公式サイトからインストーラーを入手 → 実行 → 初回起動」の流れです。再インストールの前に、次をやっておくと再発防止になります。
GTA Vを起動して更新完了を確認する
ストレージ空き容量を増やす
セキュリティソフトのブロック履歴を確認する(同じ原因で再発しやすい)
FiveM導入方法は、手順自体は難しくありませんが、前提(GTA V更新、容量、権限)と、初回の分岐(GTA5.exe指定、アカウント認可、接続方法)でつまずきやすいのが特徴です。本記事の順番で「準備 → インストール → 初回設定 → 接続 → トラブル対処」を進めれば、初導入でもサーバー参加まで到達しやすくなります。
もし途中で詰まった場合は、次の順で戻って確認してください。
GTA Vが最新で起動できるか
空き容量は十分か
管理者権限・セキュリティソフトのブロックはないか
GTA5.exeの場所指定が正しいか
Play検索が難しければF8のIP:Port接続を試したか
上記を上から潰すことで、多くのトラブルは整理できます。導入が完了したら、参加先サーバーのルール確認と、表示名の整備まで済ませておくと安心です。