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Figmaとは?初心者でも今日から迷わない使い方|権限と料金も整理

「Figmaのリンクを渡されたけれど、どこを見ればいいのか分からない」「英語が多くて触るのが怖い」「うっかり編集してデザインを壊したらどうしよう」——そんな不安で、レビューや確認作業が止まっていませんか。

Figmaは、デザイナーだけが使う専門ツールではありません。PMやWeb担当、エンジニア、ライターなど、関係者が同じ画面を見ながらコメントを残し、判断を早めるための“共同作業の場”として活用されています。

この記事では、Figmaが何かを短時間で理解したうえで、今日からできる「見る→コメントする→共有する」までを最短ルートで案内します。さらに、チーム導入でつまずきやすい共有権限の考え方や、誤解が起きやすい料金・シート課金の注意点、動作が重いときの確認ポイントまで一気に整理します。読み終えた時点で、「次に何をすればよいか」が迷わず分かる状態を目指しましょう。

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目次

Figmaとはどんなツールか

「Figmaはブラウザ中心で共同編集できるデザインプラットフォームです。Design/ FigJam/ Dev Mode/ Slidesを用事で分け、権限を最小化すれば安全にレビュー運用できます。要件や料金は更新されるため、導入前に公式で確認しましょう。」

Figmaがデザインプラットフォームと呼ばれる理由

Figmaを一言で表すなら、「デザインを作るだけでなく、関係者が一緒に進めるためのプラットフォーム」です。
従来は、デザインはデザイナーが作り、画像やPDFを共有し、コメントは別ツールで行い、修正依頼はチャットで飛ぶ……という分断が起きがちでした。Figmaでは、同じファイル上にデザインとコメントが集約され、意思決定の履歴も残ります。これが、チーム開発でFigmaが選ばれる大きな理由です。

また、Figmaには複数の製品(機能領域)があり、用途に応じて組み合わせて使えます。たとえば、画面デザインの中心となるFigma Design、議論・要件整理に強いFigJam、開発受け渡しを助けるDev Mode、資料作成に便利なFigma Slidesなどです。Figmaのヘルプでも、Figma Slidesを含む製品の位置づけが説明されています。

ブラウザで動く仕組みと共同編集の特徴

Figmaはブラウザ中心で動くため、インストールせずに始めやすいのが特徴です。しかも、複数人が同時に同じファイルを開いて作業できます。
この「同時編集」は、単に便利というだけではありません。レビューが速くなり、認識ズレが減り、意思決定が前に進みます。たとえば次のような場面で効きます。

  • PMが画面遷移を確認しながら「この文言は法務OK?」とコメント

  • エンジニアが余白や仕様を確認し「このボタンは無効状態も必要」と指摘

  • ライターがコピーをその場で提案し、デザイナーが即反映

  • ステークホルダーがプロトタイプを触って「ここで迷う」とフィードバック

共同編集がスムーズに動く背景として、Figmaは描画にWebGLを使用します。公式のシステム要件では、WebGL 1.0が最低、推奨としてWebGL 2.0またはWebGPUが挙げられています。


Figmaでできること

ワイヤーフレームとUIデザイン

Figmaで最も基本となるのは、画面(UI)を作ることです。具体的には、ワイヤーフレームからUIデザインまでを一つのファイルで進められます。

ワイヤーフレーム(骨組み)

  • 画面の構成(どこに何を置くか)を素早く決める

  • 要件の抜けを早期に発見する

  • 関係者の合意形成が取りやすい

UIデザイン(見た目と使いやすさ)

  • 色、フォント、余白、ボタン形状、アイコンなどを整える

  • デザインの一貫性(ブランド・トーン)を保つ

  • コンポーネント化で再利用し、修正の手間を減らす

非デザイナーがここで押さえるべきは「作り方」よりも「見方」です。
たとえば、画面の見出しやボタン、エラーメッセージなど、仕様として大事な要素が揃っているかを確認し、コメントで不足を指摘できれば十分に価値があります。

プロトタイプ作成と共有

Figmaの大きな強みは、画面同士をつないで“動く試作品(プロトタイプ)”を作れる点です。
プロトタイプがあると、仕様書だけでは見えない問題が早期に分かります。

  • 画面遷移が直感に合っているか

  • ボタンの押しやすさ、迷いやすい導線がないか

  • 入力フォームのエラー表示や戻り導線は自然か

  • 初回ユーザーがどこで詰まるか

レビュー担当は、プロトタイプを触ったうえで「次に何が起こると思ったか」「どこで迷ったか」をコメントで残すと効果的です。UIの細部を指摘する前に、まず体験として詰まりを見つけるのが、意思決定を前に進める近道です。

FigJamとDev ModeとFigma Slidesの位置づけ

製品群が多いと難しく感じますが、「用事」で分けると迷いません。FigmaのヘルプにはFigma Slidesの説明もあり、Designの成果物を挿入しながら共同編集・プレゼンできる旨が示されています。

用事 使う機能(代表) 具体的にできること
画面を作る Figma Design UI作成、コンポーネント、スタイル管理
動きを確認する プロトタイプ 画面遷移、操作感のテスト
議論・整理する FigJam 付箋、図、ユーザーフロー、アイデア出し
実装受け渡しを助ける Dev Mode 仕様の参照、開発との連携を支援(運用で真価)
資料を作る Figma Slides デザイン資産を活用したスライド共同編集

最初に必要なのは多くの場合、「Figma Designのファイルを開いて、必要箇所を見てコメントする」ことだけです。製品の全体像は把握しつつ、学習コストは最小にするのが賢いやり方です。


Figmaが選ばれる理由

リアルタイム共同編集とコメント

Figmaを導入して効果が出やすいのは、「コメントがその場に残る」ことです。
チャットで「このボタン違う」だけを書かれても、どの画面のどのボタンか分からず、やり取りが増えます。Figmaでは対象箇所にピン留めしてコメントできるため、修正が速くなります。

良いコメントの型(レビューが速くなる)

  • 事実:どこで何が起きたか(例:ログイン画面のボタン文言)

  • 意図:どうして気になるか(例:利用規約への導線が不足)

  • 提案:どうしたいか(例:ボタン下に規約リンクを追加)

非デザイナーが「指摘が上手く書けない」と感じる場合は、まず“事実”だけでも十分です。そこから議論が始まり、デザイナーや開発が補完してくれます。

バージョン管理と引き継ぎのしやすさ

ファイルがクラウドで管理され、URLで共有されると「最新版がどれか分からない」問題が減ります。
また、引き継ぎに強いのも利点です。担当が変わっても、コメントの履歴や議論の跡が残るため、意思決定の理由が追いやすいからです。

OSをまたいで使えるメリット

ブラウザで使えるため、Windows/Mac混在のチームでも導入しやすいのが特徴です。
ただし、スムーズに使うには環境要件の確認が大切です。公式のシステム要件には、WebGLの要件や最低ブラウザバージョンが明示されています。


Figmaの始め方

アカウント作成から最初のファイル作成まで

最短で「見てコメントできる」状態になるには、次の流れが分かりやすいです。

  1. Figmaにログインする(会社指定の方法があればそれに従う)

  2. 共有リンクを開く(まずは“閲覧”でOK)

  3. 画面内で目的のページを探す(左パネルやページ構造がある場合)

  4. コメント機能を使う(対象箇所にピン留めして書く)

  5. 必要に応じて、チームメンバーにリンクを転送(権限に注意)

もしあなたがファイルを新規作成する立場なら、次の基本だけでスタートできます。

  • 新規ファイル作成

  • フレーム(画面)を追加

  • テキスト・図形を置く

  • 共有設定で「閲覧/コメント/編集」を選ぶ

この時点で完璧に作る必要はありません。重要なのは、チームが同じ場所で会話できる状態を作ることです。

日本語表示に切り替える方法

英語表示が不安なら、日本語に切り替えられます。Figma公式ヘルプには言語設定の変更手順があり、ファイルまたはファイルブラウザから変更できることが示されています。
具体的には、画面右下のメニューから「言語を変更」を選び、日本語を指定して保存します(反映にはタブ再読み込みが必要な場合があります)。

ブラウザ版とデスクトップアプリ版の使い分け

基本はブラウザで問題ありません。
ただし、会社PCの制限やフォント利用などで、デスクトップアプリや追加設定が必要になることがあります。

観点 ブラウザ版 デスクトップアプリ版
始めやすさ すぐ使える インストールが必要
会社PC制限 比較的通しやすい インストール不可の会社も
トラブル時 ブラウザ設定の影響を受ける ブラウザ依存が減る場合も
フォント ローカルフォント利用に追加手順が必要な場合 同様に要確認

ブラウザ版での快適性を上げたい場合、公式には「WebGLが有効か」「ズーム100%」「ブラウザ最新化」「ローカルフォント利用のためのFont Helper」など、ブラウザ設定のチェックポイントが提示されています。


Figmaの料金プランと権限の考え方

無料でできることと有料が必要になる境目

Figmaは個人利用や試用に向くプランがあり、まず触って確かめる運用がしやすいのが特徴です。
ただし、料金・機能・制限は変更される可能性があるため、導入前は必ず公式の料金ページとHelp Centerを確認してください。特にチーム導入や稟議ではここが最重要です。

有料が必要になりやすいのは次のようなケースです。

  • チームの権限管理や管理機能が必要

  • 開発連携(Dev Modeを含む運用)を本格化したい

  • セキュリティ要件(SSOなど)が必要

  • 外部共有を厳格に管理したい

シート課金で損しないためのチェックポイント

チーム運用で最も誤解が起きやすいのが、「誰が課金対象になるか」です。
Figmaでは、シート(席)の割当やアップグレード承認の仕組みが整理されており、Help Centerで「料金・シート・請求体験」の更新が説明されています。

さらに、Figma公式ブログでも、2025年3月11日以降に既存プランが新しいシート構成(Full/Dev/Collab/View)へ移行すること、価格改定や日割り請求の更新が「次回更新日が2025年3月11日以降」で効いてくることが説明されています。

ここでは、過払いを避けるための“現場チェック”をまとめます。

過払い防止チェックリスト(導入担当・PM向け)

  • レビューだけの人に「編集」シート/権限を付与していないか

  • コメントだけで足りる人を、編集者として招待していないか

  • 外部委託先を入れる場合、期限・範囲・権限を決めているか

  • “必要な時だけ編集者にする”運用(承認フロー)が機能しているか

  • 月1回、権限棚卸し(退職・異動・兼務終了)をしているか

権限のおすすめ(非デザイナー視点)

  • まずは 閲覧 → コメント で十分

  • 編集は「作る人」に限定

  • “全員編集可”は、事故とコストを同時に増やしやすい

料金改定・更新日の見方(2025年3月11日以降の注意)

料金や請求体験の変更は、いつでも起こり得ます。特に2025年3月11日以降は、シート構成や承認フローが更新され、請求への影響は“次回更新日”が基準になります。Help Centerには「2025年3月11日頃に順次ロールアウト」「次回更新が2025年3月11日以降なら新しい請求体験が適用」といった趣旨が示されています。
公式ブログでも同様に、更新日基準で価格変更が適用される旨が説明されています。

導入・稟議で確認すべきことはシンプルです。

  1. 自社ワークスペースの次回更新日

  2. 現在のシート構成と、必要な人の役割(作る/受け渡す/議論する/見る)

  3. 公式の最新情報(Help Center / 公式ブログ)


Figmaを使うときの注意点とトラブル対処

動作が重い・開けないときに確認すること

「真っ白」「カクつく」「操作が遅い」などが起きたら、まずは環境要件とブラウザ設定を確認します。Figmaは描画にWebGLを使い、最低ブラウザ要件(Chrome 99以上など)も定められています。

まず確認するチェック(すぐ効く順)

  • ブラウザが最低要件を満たしているか(Chrome 99+など)

  • WebGLが有効か(無効だと描画が崩れる)

  • ブラウザのズームが100%か(表示崩れの原因になることがある)

  • 拡張機能を一時的に止めて再確認(広告ブロッカー等の干渉)

  • ネットワーク(VPN/社内プロキシ)でブロックされていないか

  • それでもダメなら、公式のトラブルシューティングのチェックリストに沿って確認

フォントが意図通り表示されない場合は、ローカルフォントを使うための追加手順(Font Helper)なども関係します。ブラウザ構成の公式ガイドが役に立ちます。

共有設定で起きやすいミスと防ぎ方

レビューが混乱する原因は、ほとんどが共有設定のミスです。特に次の2つは頻発します。

  1. 「誰でも編集可」にしてしまう

  2. 外部共有範囲が広すぎる

共有前チェックリスト(事故予防)

  • レビュー担当は「閲覧」または「コメント」になっているか

  • 編集者は必要最小限に限定できているか

  • 外部共有は、対象者と期限を決めたか

  • “リンクを知っている人全員”になっていないか

  • 共有リンクを転送してよい範囲をチームで合意しているか

「壊す不安」がある人ほど、最初に“コメント権限”で参加してもらうと安心です。逆に、編集権限を不用意に配ると、事故リスクだけでなく、運用と請求の面でも管理が難しくなります(シート運用に関わるため)。

セキュリティ面で押さえるポイント(社内説明用)

企業利用では「安全なのか」が必ず問われます。Figmaのセキュリティページでは、SOC 2 Type 2 / SOC 3 などの監査・報告に触れ、Trust Centerへの導線も用意されています。
また、Figmaの法務文書(DPA)でも、SOC 2 Type 2やISO認証等に言及があります。

社内説明では、次の型で整理すると通りやすいです。

  • 根拠:公式のセキュリティページ/Trust Center/DPAを提示する

  • 運用:外部共有のルール、最小権限、権限棚卸しを明文化

  • 例外:SSOや監査ログなど要件が厳しい場合は、必要なプランを検討(詳細は公式確認)


よくある質問

Figmaは無料でどこまで使えますか?

無料で試せるプランはありますが、機能・制限・料金は更新される可能性があります。導入判断や稟議では、必ず公式の料金ページとHelp Centerで最新の条件を確認してください。

触ったら相手のデザインが壊れますか?

編集権限がある状態で作業すれば、変更は反映されます。逆に言えば、レビュー担当は「閲覧」または「コメント」権限で参加すれば、意図せずデザインを変えてしまうリスクを下げられます。まずはコメントから始めると安心です。

ブラウザ版で開けない・重いのですが、何を見ればよいですか?

まず、ブラウザが最低要件を満たしているか(Chrome 99+など)と、WebGLが有効かを確認してください。公式の要件とブラウザ設定ガイド、トラブルシューティングも参考になります。

日本語表示にできますか?

可能です。公式ヘルプに言語設定の変更手順があります。

2025年3月11日以降の料金・請求の変更は何に影響しますか?

シート(席)の運用や承認フローなど請求体験が更新され、請求への影響は「次回更新日が2025年3月11日以降」で適用される、という趣旨が公式で説明されています。まずは自社の次回更新日とシート運用を確認してください。


まとめ

Figmaは、デザインを作るだけでなく、関係者が同じファイル上で確認・議論し、意思決定を速くするためのデザインプラットフォームです。最初に覚えるべきは多機能な操作ではなく、「見る→コメントする→共有する」の流れです。Figmaの要件(WebGL/ブラウザ最低要件)を満たしているかを確認し、権限は最小に設計することで「壊す不安」を減らし、チーム運用も安定します。
また、チーム導入ではシート(席)課金と請求体験の変更点に注意が必要です。特に2025年3月11日以降の変更は、次回更新日を基準に適用されるため、稟議や予算取りでは公式情報の確認が欠かせません。


参考情報