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ファンティアで脱税が不安な人へ|確定申告の判断基準と未申告対処

「ファンティア 脱税」と検索してしまうとき、頭の中はだいたい同じです。
売上が増えてきた。振込額がまとまってきた。確定申告の時期が近い。あるいは“無申告で告発”のような話を見て、急に怖くなった——。

ただ、ここで大事なのは「自分はもう終わりだ」と思い込むことではありません。税金は、知らなかったり後回しにしたりすると不安が膨らみますが、順番を守って整理すれば、かなりの割合で“安全側”に戻せます。

このページでは、次の3つをゴールにします。

  • 自分が確定申告をすべき状態か、だいたい判断できる

  • Fantia収益を「売上→経費→所得」に落として、申告の準備ができる

  • もし未申告があっても、立て直す手順が分かって落ち着ける

なお、最初にFantiaの前提をはっきりさせておきます。
Fantiaの売上は源泉徴収税の対象ではなく、支払調書の発行もありません。
つまり、会社の給料のように「勝手に税金が引かれて勝手に年末調整される」仕組みではないので、自分で明細を保存して、年単位で集計して、必要なら確定申告するのが基本になります。

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目次

3分で分かるセルフ診断ファンティア収益は申告が必要か

まずは“厳密な判定”ではなく、今の自分の立ち位置をつかみましょう。次のチェックに当てはまるものを数えてください。

チェックリスト

  • 今年(または昨年)のFantia関連で、売上が発生している

  • 売上の月別明細を保存していない(いつでも見られると思っている)

  • 経費の領収書・カード明細がバラバラで、まとめていない

  • 私用と仕事用の支出が混ざっている(家賃・スマホ・回線など)

  • 会社員で、副業の住民税や会社バレが気になっている

  • 「20万円以下なら申告不要」を聞いたが、条件まで把握していない

  • 過去に申告していない年があるかもしれない

3つ以上当てはまるなら、この記事の手順がそのまま役に立ちます。
5つ以上なら、特に「明細保存」と「所得計算(売上−経費)」を早めに着手してください。不安が強い人ほど、先に数字が出ると落ち着けます。


ファンティア脱税と言われるのはどんなとき申告漏れとの違い

「脱税」という言葉は強烈ですが、全部が同じ扱いではありません。怖さの正体を分解すると、やるべきことが見えてきます。

脱税と申告漏れの違いを整理する

一般的に、次のように分けて考えると理解しやすいです。

  • 申告漏れ(出すべき申告を出していない/少なく出してしまった)
    → 期限後申告や修正申告で是正できる領域が多い

  • 悪質と判断されやすい行為(売上を隠す・証拠を偽る等)
    → ペナルティが重くなり得る(そもそもやらない)

検索している多くの人は、意図的に隠したいというより「必要かどうか分からないまま放置してしまった」「計算が怖くて止まった」という状態です。ここは、今からでも“立て直し”が可能です。

まずやるべきは隠し方探しではなく記録を作ること

たまに「家族名義の口座にすれば」「現金化すれば」といった発想が浮かぶかもしれません。でも、それはおすすめできません。
名義を変えたり、わざわざ追いづらい形にしたりするほど、状況が悪化しやすくなります。

やるべきことは逆です。
明細を保存し、売上と経費を整理し、必要なら早めに申告して安全側に戻る。これが最短で、いちばん心がラクになる道です。


ファンティアは源泉徴収なし支払調書なしだから集計設計が命

Fantiaの税金でつまずく原因は、能力不足ではなく「仕組み」にあります。

  • 源泉徴収がない(税金が天引きされない)

  • 支払調書が出ない(年末に“これだけ稼ぎました”が自動で届かない)

  • だから、売上の証拠は自分で保存して集計する必要がある

ここを踏まえて、最初に作るべきは“月次の保存ルール”です。確定申告を年1回のイベントにすると苦しくなります。月次にすると一気に軽くなります。

月次でやること(テンプレ)

  • 月末:Fantiaの「売上の確認」から月別明細を保存(PDF・スクショでも可)

  • 週1〜月1:領収書を撮影して月別フォルダへ(紙も保管)

  • 月1:スプレッドシートに「売上合計」「経費合計」「按分」を入力

  • 3か月に1回:利益の推移を見て、申告が必要そうか当たりをつける

これだけで、「何が起きているか分からない恐怖」が消えます。


ファンティア収益に税金がかかる条件は売上ではなく所得で決まる

税金の話で一番の勘違いは「売上がいくらか」です。正しくはこうです。

所得(もうけ)= 売上 − 必要経費

売上が多くても経費が多ければ所得は減ります。逆に売上がそこまででも経費が少なければ所得は増えます。
まずは年単位で「売上」と「経費」を集めて、所得を出すところから始めましょう。

会社員が気にするべき申告要否のポイント

会社員の場合、「給与以外の所得が20万円以下なら申告しなくてよい」と聞くことがあります。これは完全に間違いではありませんが、条件があります。
国税庁の案内では、給与収入や所得控除等の条件を満たしたうえで、給与以外の所得合計が20万円以下なら申告不要となるケースが示されています。

つまり、雑に「20万円以下なら絶対OK」と思い込むのは危険です。以下の場合は、20万円以下でも申告が必要になり得ます。

  • 医療費控除、寄附金控除などで確定申告をする(する必要がある)

  • そもそも給与の状況が上記条件に当てはまらない

  • ほかの所得がある(複数の副業、配当、原稿料など)

不安が強い人は、「条件に当てはまるか分からないなら申告する」の方が安心です。提出して困ることは基本的に少なく、むしろ後からの不安が減ります(ただし所得区分や経費の妥当性は丁寧に)。

専業・売上が伸びている人が早めに意識すること

専業寄り、または売上が伸びているなら、次の論点も視野に入れておくと後でラクです。

  • 記帳・帳簿保存を“事業っぽい形”に寄せる

  • 青色申告などの検討(条件あり)

  • 将来的に規模が大きくなる場合の消費税の論点(ここでは詳細は割愛)

まずは「数字がいつでも出せる状態」を作るのが最優先です。


雑所得か事業所得かで迷ったら判断軸は記帳と継続性

Fantia収益は、ケースによって「雑所得」になることも「事業所得」になることもあります。重要なのは、ネットの断片情報で断定せず、自分の実態に合わせて説明できる形にすることです。

国税庁の資料でも、取引を帳簿に記録し保存しているか等を踏まえた考え方が示されています。

表A:雑所得と事業所得の違い(目安)

項目 雑所得(業務に係る雑所得を含む) 事業所得
典型イメージ 副業・単発〜継続だが規模小さめ 継続的・反復的に営む“事業”
判断の見られ方 社会通念で総合判断。記帳が薄いと雑所得寄りに見られやすい 記帳・帳簿保存、継続性、営利性などが整っていると事業寄りに説明しやすい
記録の重要度 重要(経費説明の根拠になる) さらに重要(帳簿・保存が前提になりやすい)
メリット 仕組みが比較的シンプル 実態が事業なら整理がしやすい(各種制度の検討もしやすい)
注意点 経費・按分の根拠が弱いと不安が増える “事業といえる実態”が薄いのに形だけ寄せると説明が苦しくなる
迷ったら まず月別明細保存と経費証憑を整備し、税務署・税理士に相談 同左。無理に決め打ちしない

※この表は断定のためではなく、「説明可能な状態を作る」ための整理です。

迷う人ほど先にやるべきは「選択」ではなく「証拠づくり」

所得区分で悩む時間は、正直もったいないです。

先にやるべきはこれだけです。

  • Fantiaの月別明細を保存して年合計が出せる

  • 経費が証拠付きで説明できる

  • 私用混在は按分根拠がある

  • いつでも所得(売上−経費)が出せる

これができると、相談しても話が早いですし、申告もスムーズです。


ファンティアの経費は何がOK按分はどうやるかで差が出る

脱税不安の正体は、だいたい「経費があいまい」です。
経費は“節税テク”ではなく、所得を正しく計算するためのものです。だからこそ、根拠とルールが大事です。

表B:経費の分類(例)

区分 具体例 ポイント 残すべき証拠
経費になりやすい 撮影・制作機材、照明、マイク、編集ソフト、素材サイト、外注費、発送資材、梱包、手数料の一部 収益獲得に直結し説明しやすい 領収書・請求書、購入目的メモ
按分が必要 家賃、光熱費、スマホ、ネット回線、PC、車両費 私用混在が前提。基準を決めて継続する 面積・使用時間・作業ログ、計算メモ
否認されやすい 私用性が強い衣類・飲食・娯楽、目的が曖昧な高額品 「仕事のため」だけでは弱い 用途が具体的に説明できるメモが必須

※あくまで一般的な整理で、個別の可否は事情で変わります。

按分の具体的な作り方(迷わないテンプレ)

按分でつまずく人が多いので、テンプレで示します。

  • 家賃:仕事スペース面積 ÷ 全体面積

    • 例:10㎡を制作に使い、部屋全体が40㎡なら 10/40=25%

    • 根拠:間取りメモ、制作スペース写真、作業時間の簡単ログ

  • スマホ・回線:仕事利用時間 ÷ 全利用時間

    • 根拠:制作・投稿・連絡の時間、週単位のざっくりログ

  • PC:仕事利用割合(時間)で按分

    • 根拠:制作ソフト利用の記録、作業時間

ポイントは「毎月同じ基準でやる」こと。都合よく増減させると説明が苦しくなります。

証拠の残し方は「未来の自分を助ける」

領収書がなくてもカード明細で追えるものはあります。ただし、用途が分からなくなりやすい。
おすすめは「1分メモ」です。

  • 例:「1/12 外注サムネ制作」「2/3 作品編集ソフト 年間プラン」

  • Googleスプレッドシートの備考欄に一言で十分

この“1分メモ”があるだけで、確定申告時のストレスが激減します。


ファンティアの確定申告手順はこの順番でやれば迷いにくい

ここからは、会社員の副業クリエイター向けに「迷いにくい順番」でまとめます。分からない点があっても、止まらず進められる設計にしてあります。

ステップ1:年単位の売上を出す(明細保存が先)

  • Fantiaのマイページから月別の売上を確認し、各月の金額を記録する

  • 可能なら月別明細をPDF・スクショ保存(後で確認できる形に)

よくある落とし穴
「振り込まれた金額だけ見ている」→ 手数料や時期のズレで混乱します。まず“月別の売上把握”を基準にしましょう。

ステップ2:年単位の経費を集計する(まずは大ざっぱでOK)

  • 経費を「機材」「ソフト」「外注」「通信」「発送」など大枠で集計

  • 按分が必要なものは、まず仮で割合を置いて集計(後で根拠を固める)

ここで一度、所得(売上−経費)の概算が出ます。概算が出ると、申告要否の当たりがついて落ち着けます。

ステップ3:申告が必要そうか当たりをつける(会社員は条件に注意)

会社員は「給与以外の所得が20万円以下なら申告不要」という話を見かけますが、国税庁の案内には給与収入や所得控除等の条件があります。源泉徴収票と控除状況を踏まえて判断してください。

迷うなら安全側

  • 条件に当てはまるか自信がない

  • 控除(医療費・寄附金等)で申告する予定がある

  • 将来も継続して収益が出そう
    こういう人は、申告して整えておく方が“脱税不安”が消えます。

ステップ4:所得区分(雑所得/事業所得)を“説明できる形”で決める

  • まず記帳・帳簿保存を整える(最低限、月別集計+証拠)

  • 実態が事業寄りなら事業所得として整理する余地がある

  • 迷う場合は税務署・税理士へ相談(資料を持っていくと一気に早い)

ステップ5:申告書を作成して提出し、納付する

申告書作成は、国税庁の案内に沿って進めるのが基本です(提出方法は状況により異なります)。
重要なのは「提出」と「納付(または還付)」までセットで考えることです。


住民税と会社バレが怖い人が勘違いしやすいこと

副業会社員が一番怖いのは、税金そのものより「会社に知られるかもしれない」ことです。ここは感情が先に立ちます。

ただし、絶対にやってはいけないのは「隠すための行動」を優先することです。名義変更や現金化など“追いにくい形”へ寄せるほど、悪質と判断されるリスクを高めかねません。

現実的にやるべきは、次の2つを分けることです。

  • 税務(国に対して):売上・経費・所得を正しく整理し、必要なら申告する

  • 会社ルール(勤務先に対して):就業規則(副業禁止・許可制・申告制)を確認する

税務をきちんと整えておくと、少なくとも「脱税不安」からは解放されます。会社の問題は別軸で、落ち着いて対応した方が被害が少ないです。


ファンティア収益を未申告にしてしまったら最短で安全側に戻る

「去年(または数年)出してないかも」と気づいたときが一番つらいです。でも、ここで放置すると延滞税などが積み上がりやすくなります。
大事なのは“今からできる順番”を知ることです。

期限後申告とは何か(そして救済があり得る)

国税庁の案内では、確定申告を忘れた場合の扱いが整理されており、期限後申告でも一定要件を満たすと無申告加算税がかからない場合があることが示されています(例:期限から1か月以内の自主的提出など)。
※要件は細かいので、該当しそうなら早めに一次情報を確認し、迷えば相談してください。

延滞税はいつから発生するのか

税金が期限までに納付されない場合、原則として法定納期限の翌日から納付日までの日数に応じて延滞税がかかると説明されています。
だからこそ、「気づいたら早めに出す」が結果的に一番安いです。

表C:未申告に気づいたときの行動表

状況 まずやること 重要な注意点
申告すべき年に申告を出していない 売上明細保存→経費集計→期限後申告 早いほど救済の可能性。要件ありだが無申告加算税がかからない場合もある
申告は出したが、売上や経費に誤りがある 資料を整えて修正申告を検討 誤りの内容で手続きが変わるため、資料の整備が先
3年分以上の可能性/金額が大きい まず資料を集め、税理士・税務署へ相談 時間がかかるため、放置しない。納付計画も含めて相談
納付資金が足りない 申告の準備と並行して相談 「払えないから出せない」は悪化しやすい。早めに相談

未申告の立て直し手順(そのまま実行)

  1. 対象年を決める(いつの分か)

  2. 年ごとに「売上」「経費」「所得」を出す(まず概算でOK)

  3. 不足資料を埋める(明細、領収書、カード明細、振込履歴)

  4. 期限後申告(または修正申告)の準備

  5. 提出し、納付まで進める(納付が難しいなら相談)

怖いのは「分からないこと」ではなく「放置して時間が過ぎること」です。順番にやれば前に進みます。


よくある質問

売上が振り込まれていない月でも申告が必要ですか

振込の有無と、収益が発生した月が一致しないことがあります。まずはFantiaの月別明細を保存し、そこで見える数字を基準に整理してください。

20万円以下なら絶対に申告しなくていいですか

絶対ではありません。国税庁の案内には給与収入や所得控除等の条件があり、また控除のために申告する場合などは扱いが変わります。源泉徴収票と控除状況で確認してください。

家族名義の口座や現金化で隠せますか

避けてください。隠す発想は状況を悪化させやすく、結果として不安が長引きます。代わりに「明細保存→所得計算→申告(または早期の期限後申告)」で安全側に戻すのが最短です。

経費の領収書がないものは全部アウトですか

すべてが即アウトとは限りませんが、説明が難しくなります。カード明細や請求メールなど代替資料を集め、用途メモを添えて“説明可能性”を上げてください。今後は月次で保存ルールを作るのがおすすめです。

事業所得にした方が得ですか

「得だから事業所得」と決めるのは危険です。実態(継続性・記帳・規模など)に合わせて説明できる形が大切です。迷うなら記録を整えた上で相談し、無理に決め打ちしない方が安全です。

未申告に気づいたら、いつまでに出すべきですか

早いほど良いです。国税庁の案内では、期限後申告でも一定要件を満たすと無申告加算税がかからない場合があることが示されています。まずは資料を集め、出せる状態を作ってください。


まとめ 今日からやることチェックリスト

最後に、今日からできる最小セットを置きます。これをやるだけで、脱税不安は現実的に小さくなります。

最小チェックリスト

  • Fantiaの月別売上明細を保存した(今月分からでもOK)

  • 経費の領収書・明細を月別に整理した(写真でもOK)

  • 私用混在は按分ルールを決め、根拠メモを残した

  • 年間の所得(売上−経費)を概算で出した

  • 「20万円」等の条件は国税庁の一次情報で確認した

  • 未申告の可能性があるなら、対象年を確定し、早期に期限後申告の準備を始めた

不安が強い人ほど、最初に「数字が出る状態」を作るのが近道です。明細と経費が整えば、判断は必ず前に進みます。


参考にした情報源