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DS初期化の方法を機種別に整理|DS・DSi・3DSの消えるデータと売却前チェック

押し入れの整理や引っ越し、年末の片付けなどをきっかけに、ニンテンドーDS系の本体を「売却したい」「家族に譲りたい」と考える場面は少なくありません。そのときに多くの方が不安になるのが、「ds初期化はどうやるのか」「個人情報は残らないのか」「セーブデータは消えるのか」といった点です。

一方で、ニンテンドーDSとDSi、3DSでは“初期化”の意味合いと操作の場所が異なります。検索結果でも、機種を厳密に区別せずに説明している記事が混在しており、手順を取り違えると次のような困りごとにつながります。

  • 初期化したつもりでも、Wi-Fi設定や個人情報に関わる設定が残ってしまう

  • 逆に残したかったデータまで消してしまい、復元できず後悔する

  • 操作が途中で止まり、暗証番号が分からず先に進めない

本稿では、ご自身の機種を判別し、機種別の初期化手順と「消えるもの・消えないもの」を整理し、売却・譲渡前の最終確認をチェックリストで完了できるように構成しています。
対象読者は、DS系本体の設定操作に自信がないものの、情報が残らない状態で安全に手放したい方です。読み終えた時点で、「自分の機種では何をすればよいか」が明確になり、安心して次の行動に移れることを目指します。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

DS初期化の前に機種を判別する

DSとDSiと3DSで初期化方法が違う理由

「ds初期化」という言葉は便利ですが、実際には複数世代の本体が含まれます。ここを混同すると、説明の前提が崩れてしまいます。ポイントは、本体側に“初期化メニュー”が用意されているか、そしてデータがどの領域に保存される設計かです。

  • ニンテンドーDS/DS Lite/DS LL(初代系)
    初代系は、後年の機種のように「本体設定」から“本体の初期化”を選ぶ形が前提ではありません。そのため、記事によっては「初期化=バッテリーを外して初期状態に戻す」と説明されることがあります。
    重要なのは、初代系は「設定を一括で初期化するための統一メニュー」が見つけにくく、“どこに何が残るか”を把握しづらい点です。

  • ニンテンドーDSi/DSi LL
    DSi以降は、本体側に設定メニューが整備され、初期化に相当する操作が可能になります。ただし、制限設定(ペアレンタルコントロール)によって初期化の操作が制限されることがあり、ここで詰まる方がいます。

  • ニンテンドー3DSシリーズ(3DS/3DS LL/2DS等)
    3DS系は「本体設定」から初期化までの導線が明確です。画面上に注意事項も表示され、初期化の対象や影響範囲の説明が比較的丁寧です。
    ただし、SDカードやmicroSDカードに保存されるデータがあるため、本体初期化だけで“完全に何も残らない”とは限らない点が重要です。

このように、同じ“DS”という総称でも、初期化の入口と影響範囲が異なります。したがって最初に行うべきは「機種を判別して、該当手順にだけ従う」ことです。

本体の見分け方

厳密な型番が分からなくても、次の観点でおおむね判別できます。ここでは、手元の本体を見ながら確認しやすい順に並べます。

1. 電源を入れた直後の画面で判別する

  • HOMEメニューが表示され、複数のアイコンが並ぶ(本体設定のアイコンがある)
    → DSi以降(DSi/3DS系)の可能性が高いです。

  • ゲームカードの起動画面中心で、設定アイコンが目立たない/設定項目が少ない
    → DS/DS Lite/DS LL(初代系)の可能性が高いです。

2. カメラ機能の有無で判別する

  • 本体にカメラが付いている(レンズがある)
    → DSiまたは3DS系の可能性が高いです。

  • カメラがない
    → DS/DS Lite/DS LL(初代系)の可能性が高いです。

3. SDカードスロットの有無で判別する

  • SDカード(またはmicroSD)を入れるスロットがある
    → DSi/3DS系が候補になります。
    ※ただし、どの規格か(SDかmicroSDか)で世代が分かれます。3DS系はmicroSDを採用するモデルもあります。

4. 迷った場合の安全策

迷った場合は、次の順で進めると安全です。

  1. まず「本体設定」アイコンがあるか確認する

  2. あればDSi/3DS手順へ、なければDS初代系手順へ

  3. いずれでも確信が持てない場合は、機種名(本体の刻印)を確認してから進める

本稿は、機種別に章を分けています。判別できたら、該当する章だけを読み進めてください。


DSとDS LiteとDS LLの初期化手順

本体を初期状態に戻す手順

DS/DS Lite/DS LL(初代系)は、後年の機種のように「本体設定→本体の初期化」という分かりやすい導線がありません。そのため、初代系の“初期化”は、一般に「本体を初期状態に戻す操作」と「残り得る情報を個別に潰す操作」を組み合わせて考えるのが安全です。

ここでは、検索結果でよく採用される「バッテリー取り外し」を含む形で、作業を手順化します。なお、本体の状態や個体差により挙動が異なる場合がありますので、作業は落ち着いて実施してください。

事前準備(安全に進めるための下準備)

  • 小さめのプラスドライバー(ネジがある場合)

  • なくしやすいネジを置くトレーや小箱

  • 可能であれば、作業前に本体の外観とネジ位置を写真で控える(復旧時の迷いを減らします)

手順(DS/DS Lite/DS LL)

  1. 本体の電源をOFFにします。

    • 電源が入ったまま作業すると、予期しない不具合につながる可能性があります。

  2. 本体裏面のバッテリーカバーを確認し、必要に応じてネジを緩めます。

    • ネジ山を潰すと開閉が困難になります。合うサイズのドライバーを使用してください。

  3. バッテリーを取り外します。

    • バッテリーは向きがあります。取り外す前に向きをメモまたは撮影しておくと確実です。

  4. 数十秒〜数分待ちます。

    • “待つ”工程は、通電状態を確実に切るためのものです。

  5. バッテリーを元の向きで戻し、カバーを閉じます。

  6. 電源を入れ、初期状態に近い画面(初期設定相当の画面)が出るかを確認します。

  7. 最後に、売却・譲渡前のチェック(後述)に進みます。

注意点チェックリスト(DS/DS Lite/DS LL)

  • 作業前に電源がOFFである

  • ネジを紛失しないよう保管した

  • バッテリーの向きを控えた

  • 無理にこじ開けていない

  • 作業後に電源が入ることを確認した

補足:本体を初期状態に戻せても、「個人情報が完全に消えた」と断定できるかは別問題です。初代系は、設定のまとまった初期化メニューが前提ではないため、“残り得るもの”を漏れなく確認する意識が重要です。

Wi-Fi設定を消したい場合の考え方

DS初代系で見落としやすいのがWi-Fi設定です。Wi-Fiの接続情報は、本体側だけで完結するとは限らず、Wi-Fi対応ソフト側の設定画面で管理されるケースがあります。つまり「本体だけ初期化すれば安心」とは言い切れません。

ここでは、確実性を高めるための考え方を整理します。

1. まず“使った記憶”を棚卸しする

次の質問に答える形で整理すると、作業量を適切にできます。

  • 自宅や外出先でDSをインターネットに接続したことがあるか

  • 特定のゲームで「Wi-Fi対戦」「ランキング」「通信機能」を使ったことがあるか

  • Wi-Fi設定を行ったソフト(または時期)に心当たりがあるか

2. Wi-Fi対応ソフトが手元にある場合の基本手順

  1. 該当ソフトを起動

  2. オプション、設定、Wi-Fi設定などの項目を探す

  3. 既存の接続先(SSID等)が登録されていれば削除する

  4. 可能なら「設定の初期化」「接続設定の削除」等のメニューを実行する

3. ソフトが手元にない場合の安全側対応

ソフトが手元にない場合は、ソフト側設定の削除ができない可能性があります。この場合の現実的な選択肢は次の通りです。

  • 本体は初期状態化し、SD等の外部媒体は同梱しない(売却時の安全性を上げます)

  • 買取店・譲渡先に、Wi-Fi設定が残る可能性を説明しないのではなく、説明できる状態にしておく(トラブル回避)

  • 可能なら、当時使っていたソフトを探してから初期化を完了させる

“できる範囲で削除し、残る可能性のあるものは同梱しない”が基本方針です。


DSiとDSi LLの初期化手順

本体設定から初期化する流れ

DSi/DSi LLは、本体設定から初期化に相当する操作を行うのが基本です。ここで大切なのは、「初期化の前に、残したいものが本当にないか」を確認することです。初期化は原則として取り消せません。

初期化前チェック(DSi/DSi LL)

  • 本体内に残したい写真・音声・メモ等がないか

  • ダウンロード関連の扱い(内蔵ソフト等)で不安がある場合、初期化前に内容を確認したか

  • 取り外せるカード(SD等)が入っている場合、抜くかどうか方針を決めたか

手順(DSi/DSi LL)

  1. 電源を入れて本体設定を開きます。

  2. 設定項目の中から、初期化(本体の初期化、またはそれに相当する項目)を探します。

  3. 初期化の注意事項を読み、対象となるデータや影響範囲を確認します。

  4. 画面の案内に従って初期化を実行します。

  5. 初回設定画面に戻ることを確認し、必要に応じて電源を入れ直して状態を再確認します。

初期化後の確認ポイント

  • 本体設定が初期状態になっているか(名前、時刻など)

  • 写真や音声など、意図しないデータが残っていないか

  • SDカードを同梱する場合、カード内データの扱いが決まっているか

初期化できないときの分岐

DSi/DSi LLで初期化が進まない場合、原因は大きく次の3つに分かれます。慌てて強引に進めるのではなく、分岐で整理してください。

分岐1:制限設定(ペアレンタルコントロール)が影響している

  • 初期化メニューが表示されない

  • 初期化を選んでも暗証番号を求められる

  • 操作が途中で止まる

この場合は、暗証番号が分からない状態で無理に回避しようとすると、余計に時間がかかることがあります。本体側に用意された「暗証番号を忘れた」導線があるかをまず確認し、用意がない/進めない場合は、公式案内に従うのが安全です。

分岐2:タッチ操作が効かない/画面が壊れている

  • タッチパネルが反応しない

  • 画面表示が欠けていてボタンが押せない

  • 決定操作ができない

この場合は、初期化自体が難しくなります。売却よりも譲渡で問題になりやすいため、**状態を正直に申告できるルート(ジャンク扱い等)**を選ぶのが現実的です。個人情報の観点では、外部媒体(SD等)を抜く、可能な範囲で設定情報を削除してから手放すことが重要になります。

分岐3:本体が起動しない/充電できない

  • 電源が入らない

  • 充電ランプが点かない

起動しない場合、初期化操作ができません。この場合も、外部媒体を抜く、個人情報が残り得るものを同梱しない、といった“被害を最小化する”方針で整理してください。


3DS系の初期化手順

任天堂公式の初期化手順

3DS系は「本体設定」から初期化までの導線が明確です。重要なのは、画面に表示される注意事項を飛ばさずに読むことです。初期化で消えるもの、残る可能性があるものが記載される場合があるためです。

手順(3DSシリーズ)

  1. HOMEメニューから本体設定を選択します。

  2. その他の設定を選択します。

  3. 本体の初期化を選択します。

  4. 注意事項を確認し、画面の案内に従って進めます。

  5. 最終確認を経て、初期化を開始します。

  6. 初期設定画面に戻ることを確認します。

初期化の前に決めておくこと(3DS系)

  • SD/microSDカードを同梱するか、抜いて保管するか

  • 本体に残したい写真・音声などがないか

  • 譲渡の場合、相手が使うために必要な付属品(充電器等)を揃えるか

初期化で残る可能性があるデータ

3DS系で特に重要なのは、SD/microSDカード側に保存されるデータが存在することです。したがって「本体初期化=完全消去」と短絡しないことが大切です。

残り得る代表例(状況により異なります)

  • SD/microSDカード内の写真・音声データ

  • カードに保存された一部のアプリ関連データ

  • 本体初期化の対象外となる外部媒体データ

このため、安全側に倒すなら次のいずれかを選びます。

  • SD/microSDカードを抜いて、本体と一緒に渡さない

  • カードを同梱する必要がある場合は、カード内データを消去してから渡す

  • 譲渡でカードを残す必要がある場合でも、個人情報に関わるデータは事前に整理してから渡す

カードを同梱するかどうかは、売却・譲渡の形態によって最適解が変わります。本稿の後半のチェックリストで、判断を確定させてください。


DS初期化で消えるものと消えないもの

“初期化をしたのに不安が消えない”原因の多くは、「消えるもの/消えないもの」が整理できていないことにあります。ここでは、機種差を超えて使える判断軸を提示します。結論はシンプルで、データがどこに保存されているかで決まるという点です。

本体・SD・ソフトで分けて整理する

以下の表は、機種の差を踏まえつつ、売却・譲渡での実務的な判断(ただし本稿では「実務的」という語は使用しませんので、ここでは「現場で役立つ判断」)を可能にするための整理です。最終的には、本体の画面表示・注意事項を優先してください。

データの種類主な保存先本体初期化で消える可能性追加で確認・対応すべき点
本体設定(言語、時刻、ユーザー名等)本体高い初期化後に初期設定画面へ戻るか確認
ペアレンタルコントロール等の制限本体高いが制限が障害になる場合あり暗証番号が必要になることがある
Wi-Fi接続情報本体またはソフト側まちまちソフト側のWi-Fi設定削除が必要な場合あり
写真・音声・記録(3DS/DSi系で発生)SD/microSD低い(残る場合あり)カード同梱の有無と、カード内消去を決める
ゲームのセーブデータ(多くのDSソフト)ゲームカード低い場合が多いソフトのセーブ初期化機能があるか確認
ダウンロード関連本体・アカウント機種により差画面表示の注意事項を確認し、必要なら公式案内に従う

この表の使い方は次の通りです。

  1. 「売却/譲渡で、何を渡すのか」を決める(本体だけ、カードも含む、ソフトも含む)

  2. 渡すものに含まれる保存領域を洗い出す(本体、SD、ソフト)

  3. 各領域で“削除が必要なもの”を実行する

“初期化”を一度実行して終わりにせず、領域ごとの確認に落とし込むのが安心への近道です。

売却と譲渡で優先度が変わる項目

同じ初期化でも、目的が違うと優先順位が変わります。ここを最初に決めておくと、手戻りが減ります。

売却(第三者に渡る)での基本方針

  • 安全側に倒し、不要な媒体は渡さない

    • SD/microSDカードは抜く(同梱しない)

    • ソフトやカードを付ける場合でも、個人情報につながるデータは削除する

  • Wi-Fi設定は可能な範囲で削除

    • 使ったソフトが分かるなら、そのソフト側の設定削除まで行う

売却は「次に誰が使うか分からない」という前提です。情報が残る可能性を最小化することが第一です。

譲渡(家族・知人へ渡る)での基本方針

  • 相手が使い始めやすい状態を意識しつつ、個人情報は残さない

    • 本体は初期化し、初期設定から相手が設定できる状態にする

    • SDカードを渡す場合でも、個人情報につながる写真・音声は削除する

  • 付属品の有無を整理する

    • 充電器、タッチペン、ケース等、相手が困らない構成にする

譲渡は人間関係が近い分、トラブルが起きると気まずくなりやすい側面があります。初期化と同時に「相手が困らない」配慮まで整えるとスムーズです。


売却・譲渡前のチェックリスト

抜き忘れ防止の持ち物チェック

最後の段階で多いミスが「カードを挿したまま渡してしまった」「SDカードを入れっぱなしだった」「タッチペンを紛失したまま渡してしまった」といった抜き忘れです。初期化が完了したら、必ず次のチェックリストで棚卸ししてください。

本体から抜いて保管するもの(同梱しない場合)

  • ゲームカード(本体に挿さっていないか)

  • SDカード/microSDカード(入っている機種のみ)

  • ストラップ、シール、個人識別につながるカスタムパーツ(必要に応じて)

同梱するもの(譲渡で必要になりやすい)

  • タッチペン

  • 充電器/ACアダプタ

  • 充電台(ある場合)

  • 取扱説明書(ある場合)

  • ケース(必要なら)

見落としがちなポイント

  • 本体カバーの内側にメモや名前シールがないか

  • SDカードが「本体側面」ではなく「裏ぶた内」にあるモデルではないか(3DS系でありがちです)

  • 予備のゲームカードがケースに残っていないか

初期化後の動作確認

初期化は「できたつもり」が最も危険です。必ず、初期化後の状態を“目で見て”確認してください。

最低限の動作確認チェック

  • 電源が入り、初期設定画面または初期状態に相当する画面が表示される

  • ボタン操作・タッチ操作が最低限できる(譲渡なら特に重要)

  • 充電ができる(充電ランプが点灯する)

  • 本体に自分の名前・ニックネーム・コメント等が残っていない

可能であれば行いたい追加確認(安心を上げる)

  • Wi-Fiを使ったことがある場合、該当ソフト側の設定が残っていないか

  • SDカードを同梱する場合、カード内に個人写真や音声が残っていないか

  • 売却の場合、店舗の買取条件(付属品の有無で査定が変わる等)を確認したか

この確認を行うことで、「初期化はしたが、残っていた」という事態を避けやすくなります。


よくある質問

ds初期化をするとゲームのセーブデータも消えますか?

一概には言えません。大切なのは、セーブデータがどこに保存されているかです。多くのDSソフトは、セーブデータがゲームカード側に保存される設計です。この場合、本体を初期化しても、ソフトのセーブデータは残る可能性があります。

確実に消したい場合は、次の順で確認してください。

  1. そのゲームソフトに「セーブデータ初期化」「データ削除」などの機能があるか

  2. ない場合は、ソフトのセーブが残る前提で「ソフトは同梱しない」「別途処分する」など方針を決める

  3. 譲渡の場合は、相手にセーブが残る可能性を説明し、必要なら相手側で削除してもらう

「本体の初期化」と「ソフトのデータ削除」は別物として扱うのが安全です。

Wi-Fi設定は本体初期化だけで消えますか?

Wi-Fi設定は、本体側に保存される場合もあれば、Wi-Fi対応ソフト側の設定として管理される場合もあります。そのため、本体初期化だけで必ず消えるとは限りません

安心のためには、次の手順が有効です。

  • Wi-Fiを使ったソフトに心当たりがあるなら、そのソフトを起動してWi-Fi設定を削除する

  • ソフトが手元にない場合は、外部媒体(SD等)を同梱しない、残り得るものを最小化する

  • 売却で不安が残る場合は、買取店に「Wi-Fi設定削除は可能な範囲で行った」旨を説明できる状態にする

“どこに保存されるかが一律ではない”点がポイントです。

暗証番号が分からず初期化できません。どうすればよいですか?

制限設定(ペアレンタルコントロール等)によって初期化が止まることがあります。この場合、闇雲に試すのではなく、次の順序で整理してください。

  1. 本体の画面に「暗証番号を忘れた場合」の導線がないか確認する

  2. 導線がある場合は、案内に従って正規の方法で解除を試みる

  3. それでも進めない場合は、公式の案内に従う(無責任な回避策を試さない)

  4. 操作不能(タッチ不良等)の場合は、外部媒体を抜いて同梱しない等、情報が残り得る要素を減らして手放す方法を検討する

暗証番号が絡む状況は、個人情報保護の観点でも慎重さが求められます。確実性を優先してください。


まとめ

  • 「ds初期化」は、DS初代系(DS/DS Lite/DS LL)と、DSi/3DS系で手順が大きく異なるため、最初に機種判別が重要です。

  • DS初代系は、設定メニューから一括初期化する導線が前提ではないことが多く、本体を初期状態に戻す操作と、残り得る情報(Wi-Fi等)を個別に確認する考え方が有効です。

  • 3DS系は「本体設定」から初期化が可能ですが、SD/microSDカードのように本体初期化の対象外になり得る領域があるため、外部媒体の扱いを必ず決めてください。

  • 「消える/消えない」は、本体・SD・ソフトのどこに保存されているかで判断します。初期化を“1回の操作”として終わらせず、領域ごとに確認することで不安が減ります。

次に取るべき行動は、次の3点です。

  1. 本体を判別し、本稿の該当する機種の手順を上から順に実行する

  2. 「消えるもの・消えないもの」の表で、同梱物(SDやソフト)をどう扱うか決める

  3. 最後にチェックリストで抜き忘れと初期化後の状態を確認し、手放せる状態にする

なお、将来的に仕様やサポート状況が変化する可能性があります。迷いが残る場合は、画面の注意表示や公式の案内を優先し、確実性を重視して進めてください。