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Discordでビデオ通話をできないようにする方法|顔出し防止の設定と権限管理

Discordで「ビデオ通話をしたくない」「誤操作で一瞬でもカメラが映るのが不安」「相手にビデオ通話を迫られて困っている」といった状況は珍しくありません。音声通話やテキストチャットは便利である一方、ビデオ機能はワンタップで起動し得るため、意図せず映像が送信されるリスクをゼロに近づけたい方も多いはずです。

本記事では、「Discordでビデオ通話をできないようにする」=自分の端末からカメラ映像が送信されない状態を作ることに主眼を置き、スマホとPCの設定、サーバー運営者向けの権限管理、さらに対人トラブル時の防衛策まで、同じ構成のまま詳しく解説いたします。
なお、Discordはアップデートにより画面表示や名称が変わることがあります。その場合でも、本記事の方針(OS権限を最優先、次にDiscord権限やサーバー権限、最後に接触経路の遮断)に沿って確認すれば、目的に到達しやすくなります。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

Discordでビデオ通話をできないようにする最優先の考え方

最も確実なのはOSのカメラ権限を切る方法

「ビデオ通話をできないようにする」方法はいくつかありますが、最初に押さえるべき結論は明確です。最も確実性が高いのは、OS(iOS/Android/Windows/macOS)側でDiscordにカメラを使わせないことです。

Discordアプリ内で「カメラをオフ」にしても、操作次第でオンに戻せる場面が残ります。一方で、OSの権限が拒否されていれば、アプリがカメラデバイスにアクセスする時点でブロックされるため、意図しない映像送信を強固に防げます。
「絶対に映したくない」という目的の場合、アプリ内設定よりも上位レイヤー(OS)が優先される、という発想が重要です。

さらに、OS権限をオフにするメリットは次の通りです。

  • 事故耐性が高い:Discord内のボタンを誤タップしても、そもそもカメラが起動しにくくなります。

  • アカウントやサーバーをまたいで有効:DMでも別サーバーでも効果が期待できます(端末単位の制御のため)。

  • 原因切り分けが簡単:映像が出ない状況を「意図的に作っている」ため、迷いが減ります。

逆に注意点もあります。

  • 他の用途でもDiscordのカメラは使えなくなる:たとえば「一部の相手とはビデオしたい」という運用には不向きです。

  • 端末を変えると再設定が必要:PCとスマホを併用している場合、それぞれで設定が必要です。

このように「絶対に映さない」目的ならOS権限が最短で堅牢ですが、「たまに使う」目的なら運用の工夫やサーバー権限の設計が向いています。


サーバー内とDMでは止め方が違う

Discordの通話は、大きく分けて「DM(個人・グループ)」「サーバー(音声チャンネル)」で場面が分かれます。ここを混同すると、対策が中途半端になりやすいです。

  • DM(個人/グループ)での通話
    DMは個人間の接点であり、サーバー管理者がサーバー権限で統制する範囲外のケースが多いです。そのため、基本は次の優先順になります。

    1. OSのカメラ権限をオフ

    2. Discordのプライバシー設定やDM受信制御

    3. ブロック等で接触経路を断つ

  • サーバー(音声チャンネル)での通話
    サーバー内は「ロール」「チャンネル権限」で統制しやすい領域です。たとえば学校・コミュニティの安全設計として、一般ロールのビデオ権限を禁止する運用が可能です。

つまり、「自分個人が絶対に映らない」ことを優先するならOS権限が中心になり、「コミュニティ全体でビデオを使わせない」ならサーバー権限設計が中心になります。両者は併用も可能です。


画面共有や配信への影響を先に確認する

「ビデオ通話を止めたいだけなのに、画面共有や配信(Go Live)まで止まった」という相談は起こりがちです。Discordの権限は、機能が相互に関係することがあります。特にサーバー権限で「ビデオ」を禁止する場合、画面共有・配信にも影響が出る可能性を想定しておく必要があります。

ここで大切なのは、運用目的を先に言語化することです。

  • サーバー全体で顔出しを禁止したい(画面共有も不要)

  • ビデオは不要だが画面共有は使いたい(学習会、作業会など)

  • 一部メンバーだけビデオ/画面共有を許可したい(発表者ロールのみ等)

目的を決めると、権限設計の方向性が定まり、後戻りが減ります。サーバー運営者は特に、**「誰に何を許可するか」だけでなく「何を許可しないと困るか」**もセットで検討してください。


Discordでビデオ通話をできないようにするスマホ設定

スマホは誤タップのリスクが高いため、最初に固めたいポイントです。ここでは「iPhone」「Android」それぞれで、確実に映像を出さない状態を作る考え方を解説いたします。

iPhoneでDiscordのカメラ権限をオフにする

iPhone(iOS)では、アプリごとにカメラ権限を管理できます。Discordに対してカメラの許可を与えなければ、Discordがカメラ映像を取得できない状態になり、ビデオ通話の事故を強力に防ぎます。

手順(代表例)

  1. iPhoneの「設定」を開きます。

  2. 「プライバシーとセキュリティ」に進みます。

  3. 「カメラ」などの権限管理画面で、Discordのアクセスをオフにします。

  4. 必要に応じて、Discordアプリを一度終了し、再起動します。

設定後の確認ポイント

  • Discordでビデオ通話を開始しようとしても、カメラが起動しない/権限エラーが出る状態になります。

  • iOSの仕様やバージョンにより、権限を変更した直後はアプリ再起動が必要な場合があります。

  • 「一瞬映る」こと自体が怖い方は、次項の運用(誤タップ回避)も併用してください。

よくある落とし穴

  • 「設定を変えたのにDiscordがカメラを認識しているように見える」
    → 実際にはカメラ映像が送信されていないケースもあります。通話画面で自分の映像プレビューが出ていないか、ビデオアイコンの状態がどうなっているかを確認します。

  • 「OS権限は切ったが、別の端末(iPad等)では切っていない」
    → 端末ごとの設定なので、複数端末運用の場合は横断で見直してください。


AndroidでDiscordのカメラ権限をオフにする

Androidでもアプリごとに権限を管理でき、Discordのカメラ権限を「許可しない」に設定することで、同様にビデオ利用を抑止できます。Androidはメーカー・機種・OSバージョンで表示が異なるため、以下は「探し方」として理解してください。

手順(代表例)

  1. 端末の「設定」を開きます。

  2. 「アプリ」または「アプリと通知」からDiscordを選びます。

  3. 「権限」へ進みます。

  4. 「カメラ」を「許可しない」に変更します。

  5. Discordアプリを再起動します。

設定後の確認ポイント

  • Discordでカメラをオンにしようとしたとき、権限許可の案内が出る、あるいは映像が開始されない状態になります。

  • Androidは「今回のみ許可」「使用中のみ許可」など細かい選択肢が出る場合があります。常に映したくない場合は恒久的に拒否してください。

よくある落とし穴

  • 端末の「省電力」や「バックグラウンド制限」でDiscordの挙動が不安定になっていると、権限以外の問題と混ざって見えることがあります。
    → 本記事は「映したくない」目的なので、まず権限を固定し、次に挙動を確認する順番が安全です。


通話中にカメラがオンになりそうな操作を避ける

OS権限を切っていても、「操作に不安がある」「心理的に怖い」という場合、誤操作を減らす運用が効果的です。特にスマホは、通話中に画面をタップしてボタン群が出たり消えたりするため、意図しない操作が起きやすいです。

誤タップを減らすための運用例

  • 通話は原則「音声のみ」で開始し、ビデオ関連ボタンを触らない運用にします。

  • 通話中は画面を頻繁に触らず、必要があればスピーカーボタン等だけを慎重に操作します。

  • 可能なら、通話時に端末を固定(机に置く、スタンドを使う)して、手元のブレや誤タップを減らします。

  • 画面共有や配信も不要なら、サーバーでそれらを許可しない設計に寄せます(運営者の場合)。

「絶対に事故を起こしたくない」方向けの追加策

  • OS権限オフに加えて、Discord側でもビデオを常にオフにしておく(可能な範囲で)。

  • 端末に物理シャッター付きのカメラカバーを利用する、または外付けカメラを使わない運用にします(PCほど効果が大きいですが、スマホでも心理的安心が得られます)。


Discordでビデオ通話をできないようにするPC設定

PCは外付けカメラや会議用途でDiscordを使うケースもあるため、「完全に禁止」か「普段は禁止だが必要時のみ許可」かで設計が分かれます。ただし「絶対に映したくない」場合はスマホと同様、OS権限から固めるのが安全です。

WindowsでDiscordのカメラ権限をオフにする

Windowsでは、プライバシー設定でカメラへのアクセスを管理できます。Discordはデスクトップアプリとして動作することが多いため、Windows側の「カメラへのアクセス許可」の考え方を押さえておくことが重要です。

手順の考え方(代表例)

  1. Windowsの「設定」を開きます。

  2. 「プライバシー」または「プライバシーとセキュリティ」へ進みます。

  3. 「カメラ」を開き、カメラアクセス許可を確認します。

  4. Discordに対してカメラアクセスを許可しない設定にします。

    • ここはWindowsのバージョンにより表示が異なります。

    • 「アプリにカメラへのアクセスを許可」や「デスクトップアプリのアクセス」などの項目がある場合、該当箇所を見直します。

  5. Discordを終了し、再起動します。

運用上のポイント

  • Windowsは「ブラウザ版Discord」と「デスクトップアプリ版Discord」で扱いが変わる場合があります。片方だけ対策して安心せず、実際に使っている方で権限が効いているか確認してください。

  • 外付けカメラを使っている場合、OS権限を切っていても接続自体が残るため、心理的に不安な方は「抜く」運用を併用すると安心度が上がります。


macOSでDiscordのカメラ権限をオフにする

macOSでもアプリごとのカメラ権限を「プライバシーとセキュリティ」関連の設定から制御できます。基本方針はiPhoneと同じで、Discordへのカメラ許可を与えない状態を作ることです。

手順の考え方(代表例)

  1. macOSの「システム設定」を開きます。

  2. 「プライバシーとセキュリティ」に進みます。

  3. 「カメラ」項目で、Discordの許可をオフにします。

  4. Discordを再起動し、カメラが起動しない状態を確認します。

運用上の注意

  • macOSは権限の変更後にアプリ再起動が必要なことがあります。

  • ブラウザ版を使っている場合は、ブラウザ側の権限(サイトのカメラ許可)も影響します。ブラウザ版を常用する場合は、ブラウザ側でDiscordサイトにカメラを許可しない設定に寄せると堅牢になります。


デバイス側でカメラを無効化する最終手段

「OS権限を切ったから大丈夫」と頭では分かっていても、心理的に不安が残る方もいらっしゃいます。その場合、物理的にカメラ入力を断つ手段は非常に強力です。

最終手段の例

  • 外付けWebカメラを利用している場合:使わない時は抜きます。

  • ノートPCの内蔵カメラが不安な場合:

    • カメラシャッター(物理スライド)があれば閉じます。

    • カメラカバーを利用します(貼付タイプ等)。

  • 端末のデバイス管理でカメラデバイスを無効化する方法もありますが、管理者権限や環境差が大きいため、まずは「抜く」「閉じる」などの物理策が分かりやすいです。

物理策は「ソフトウェアの更新で挙動が変わる」リスクに左右されにくい反面、うっかり外し忘れ、貼り付け忘れといった運用ミスが起きる可能性もあります。ご自身の生活パターンに合わせ、無理なく続けられる方法を選んでください。


ビデオ通話をできないようにするサーバー権限管理

ここからは、サーバー運営者や管理権限を持つ方向けです。個人の端末設定だけでなく、コミュニティとして「ビデオを使わせない」設計にしたい場合、サーバー権限管理は非常に有効です。

ただし、前提として次の点をご理解ください。

  • サーバー内の音声チャンネル等は権限で制御しやすい一方、DMはサーバー権限の範囲外になり得ます。

  • 権限は「ロール」「チャンネル」で重なり合うため、どこで拒否されているか把握できるように設計・記録することが大切です。


ロールのビデオ権限を禁止してサーバー内だけ止める

基本戦略はシンプルです。一般メンバーに付与されるロールでは、ビデオ関連の権限を許可しない設計にします。これにより、サーバー内の通話において、ビデオ利用を抑止できます。

運用設計の例(考え方)

  • @everyone(全員に当たる基礎):必要最低限の権限のみ

  • 一般ロール:音声参加は許可、ビデオは不許可

  • 発表者ロール:必要な場面のみビデオや画面共有を許可(運用要件により)

  • 管理者ロール:監督やサポートのために広めの権限

このようにロールを分けると、サーバー全体で禁止したい場合でも、例外運用(配信担当のみ許可など)を作りやすくなります。

大切なポイント

  • 「禁止したい機能」と「必要な機能」を混ぜないことです。たとえば学習サーバーでは、画面共有は必要だがビデオは不要、という場合があります。その場合は権限の影響関係を事前に検証し、運用ルールに落とし込む必要があります。

  • 一度決めたら、設定変更履歴を残してください。Discordは権限項目が多く、後から見直すほど混乱しやすいです。


チャンネル単位での権限上書きの手順

ロールで全体方針を作ったうえで、「このチャンネルだけ例外」という運用をすると管理が安定します。たとえば「運営会議チャンネルだけビデオ許可」「面談チャンネルだけ限定許可」などが考えられます。

手順の流れ(一般的な考え方)

  1. まずロールで全体方針を決めます(一般ロールのビデオ権限を不許可など)。

  2. 例外を作りたいチャンネルを選び、チャンネル設定(権限)を開きます。

  3. 対象ロール(発表者ロールなど)だけ権限を許可する、または一般ロールを明示的に拒否します。

  4. 権限の結果をテストし、想定通りに機能が制限されているか確認します。

運用上の注意点

  • 「ロールで許可されているがチャンネルで拒否されている」「ロールでは拒否だがチャンネルで許可している」など、権限の重なり方が複雑になるほど、説明責任が増します。

  • メンバーから「なぜできないのか」と聞かれたときに、管理者が即答できるよう、**運用ドキュメント(簡単なメモで構いません)**を残すことを推奨いたします。


ビデオ権限と画面共有の関係を理解する

権限設計で見落としやすいのが、ビデオと画面共有・配信の関係です。Discordでは、特定の機能を使うためにビデオ権限が関係する場合があり得ます。したがって、ビデオ権限を禁止すると、画面共有や配信に副作用が出る可能性があります。

この問題への対処は、次の二段階で考えると整理できます。

  1. サーバーの方針を決める

  • 「映像系は一切不要」:ビデオ権限を広く禁止して安全側に倒す

  • 「画面共有は必要」:必要者ロールだけ許可し、使用目的・時間・チャンネルを制限する

  1. 運用で事故を減らす

  • 画面共有が必要な場合は「発表者ロールを申請制」にして、必要時に付与・終了後に回収する

  • 使用チャンネルを限定し、他チャンネルでは一律禁止する

  • ルール(ビデオは禁止、画面共有は発表時のみ等)をサーバーの固定メッセージに明記する

こうしておくと、「禁止したいのはビデオなのに、必要な作業まで止めてしまった」という状況を回避しやすくなります。


対人トラブル対策

技術的にビデオを止めても、相手がしつこく誘導してくる場合や、心理的圧力がある場合、設定だけでは解決しないことがあります。その場合は、接触経路を減らす/断つという方向に寄せるのが有効です。

ブロックで通話経路を断つ

ブロックは、相手との直接的な接触を強く制限できる手段です。
「ビデオに誘導される」「断っても繰り返される」「不快な要求が続く」といった場合は、我慢して関係を維持するよりも、まず自分の安全と安心を優先する方が良いケースが多いです。

ブロックを検討すべきサイン

  • 断っているのに、繰り返しビデオ通話を要求される

  • 個人情報(顔、部屋の様子等)を執拗に求められる

  • 通話を断ると怒る、脅す、晒しを匂わせるなどの言動がある

  • 深夜や頻回に連絡が来て、生活に支障が出ている

ブロックは強い手段ですが、「技術的にできないようにする」ことと同じく、トラブルを未然に防ぐ目的で正当化されます。


サーバーメンバーからのDMを拒否する

DMが圧力の入口になっている場合、DMの受信設定を見直すことは非常に効果的です。特に「同じサーバーにいるだけの相手」からもDMが届く設定になっていると、トラブルが起きやすくなります。

見直しの考え方

  • 不特定多数がいるサーバーでは、サーバーメンバーからのDMを受け取らない設定に寄せる

  • 連絡が必要な相手とは「フレンド」や別の連絡導線で繋ぎ、DMを開放する範囲を最小化する

  • 新規参加者や初対面の相手から突然の通話要求が来る場合は、まずDM受信制御で入口を塞ぐ

DMを閉じると連絡の利便性は下がりますが、安心感は上がります。目的が「ビデオに誘導されない」ことなら、合理的な選択肢です。


断り文句に使える運用ルールの作り方

相手の性格や関係性によっては、設定だけではなく「断り方」も重要になります。ここでのポイントは、個人の好みの問題として争点化しないことです。代わりに「ルール」「環境」「方針」に寄せると角が立ちにくくなります。

使いやすい言い回し(例)

  • 「端末設定でカメラを使えないようにしているので、音声のみでお願いします」

  • 「このサーバーは音声中心の運用にしているので、ビデオは使っていません」

  • 「必要な内容はテキストでいただけると助かります」

  • 「ビデオは一律で対応していません。すみません」

さらに安全にする工夫

  • 「〇〇時以降は通話しない」など、通話自体の時間ルールも合わせて決める

  • サーバー運営者であれば、ルールとして明文化し、個人の判断ではなくコミュニティ方針にする

  • それでも改善しない相手は、ブロックや通報など次の段階に進む


FAQとチェックリスト

最後に、設定後の確認と、よくある疑問をまとめます。ここを押さえることで「やったつもりなのに不安が残る」状態を減らせます。

設定後に確認すべきチェックリスト

以下のチェックを上から順に潰すと、目的達成に近づきます。

  • スマホ(iPhone/Android)でDiscordのカメラ権限をオフにした

  • PC(Windows/macOS)でもDiscordのカメラ権限をオフにした(PCを使う場合)

  • Discordを再起動し、権限変更が反映されていることを確認した

  • 通話画面でビデオ関連ボタンの位置と動作を把握し、誤タップを避ける運用にした

  • サーバー運営者の場合、一般ロールでビデオ権限を許可していない

  • チャンネル例外がある場合、どこで上書きしているかメモを残した

  • 不安な相手がいる場合、DM受信設定を見直し、必要ならブロックできる状態にした

  • 物理的に不安がある場合、カメラシャッターや外付けカメラの抜き差し運用を取り入れた

チェックリストは「全部やる」必要はありませんが、「絶対に映さない」目的ならOS権限は必須、サーバー統制が目的なら権限制御が必須、対人問題があるなら接触制限が必須、という整理になります。


よくある質問

Q1. カメラ権限をオフにしたら本当に映りませんか?
A. OS側でDiscordのカメラ権限を拒否していれば、Discordがカメラにアクセスできない状態になるため、映像送信の事故を強力に防げます。ただし、別端末やブラウザ版など「別経路」を使っていると、そちらは別設定になる可能性があります。普段使う端末・利用形態ごとに確認してください。

Q2. サーバーのビデオ権限を切ると画面共有もできなくなりますか?
A. 権限設計によっては影響が出る可能性があります。ビデオと画面共有・配信が関連する場合があるため、「ビデオだけ禁止」「画面共有は必要」という要件なら、許可ロールを限定したり、使用チャンネルを限定するなど、運用設計で調整するのが安全です。

Q3. 特定の人だけビデオ通話を避ける方法はありますか?
A. 「特定の相手からの誘導」を避けたい場合、最も分かりやすいのはブロックです。関係を維持しながら避けたい場合は、DM受信制御や通話ルール(音声のみ・時間制限・テキスト優先)で入口を狭める方法が現実的です。

Q4. 相手からはどう見えますか?
A. 状況により表示は変わりますが、一般的には「こちらがビデオを開始していない」「映像が表示されない」「カメラがオフ」といった形になります。重要なのは、相手にどう見えるかよりも、こちらの端末でカメラが起動しない状態を作れているかです。不安な場合は、テスト用アカウントや信頼できる相手で、短時間だけ確認すると安心につながります。

Q5. 設定項目が見つからない場合はどうすればよいですか?
A. OSやDiscordのバージョン差で表示が異なることがあります。その場合は「Discordにカメラを許可しない」という目的に立ち返り、OS側の権限管理(アプリ権限)を探してください。iPhoneなら設定のプライバシー関連、Androidならアプリ権限、Windows/macOSならプライバシー設定が起点になります。


仕様変更時の確認ポイント

Discordは機能追加やUI変更が比較的頻繁に行われます。そのため、次の観点で定期的に見直すと安全です。

  • OSのアップデート後、Discordのカメラ権限が意図せず変わっていないか

  • Discordのアップデート後、通話画面のビデオボタン位置が変わっていないか(誤タップ対策)

  • サーバー運営者の場合、権限項目の名称や影響範囲が変わっていないか(画面共有・配信との関係を含む)

  • DM受信設定がサーバー参加時に変化していないか(サーバーごとのDM許可など)