Discordを利用していると、フレンド一覧やサーバーのメンバー一覧、DM画面、さらにゲームプレイ中の画面上などに「通話中らしきマーク」が表示されることがあります。しかし、Discordは“通話”に関する表示が複数あり、しかも端末（PC／スマホ）や利用シーン（DM通話／サーバーのボイスチャンネル／配信・録画）によって見え方が異なります。そのため、同じ「通話中マーク」に見えても、実際は別の機能や別の状態を示していることが多く、混乱が起きやすいです。
また、次のようなお悩みも非常に多いです。
通話中マークは何を意味するのか分からない
通話中なのにマークが出ない／相手の表示が変わらない
通話していることが他人に分かってしまうのが不安
ゲーム画面の表示（オーバーレイ）が邪魔、配信や録画に映って困る
通話を切ったのに表示が残っている気がする
本記事では、これらを「マークの種類の見分け」「表示される場所」「表示されない原因」「消したいときの現実的な対策」「よくある質問」の順に整理し、PC／スマホの両方を前提として詳しく解説いたします。Discordはアップデートにより表示仕様やUIが変化することがあるため、断定が難しい箇所は、必ず“確認手順”を添えて再現性を高める形でご案内いたします。
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Discordの通話中マークの意味と見分け方
通話中マークとオンライン表示の違い
最初に押さえるべきポイントは、「通話中を示す表示」と「オンライン状態を示す表示」は役割が違う、という点です。ここを混同すると、以降の切り分けが難しくなります。
オンライン状態の表示
一般的にDiscordでは、ユーザーの状態として次のような表示が使われます（見た目は環境で多少変わります）。
オンライン（在席している可能性が高い）
退席中（しばらく操作がない可能性がある）
取り込み中（通知を抑えたい状態）
オフライン（ログアウト・非表示・未接続など）
この状態表示は「今その人がどれくらい応答できそうか」を推測する材料であり、通話参加の有無と完全一致するとは限りません。
通話中マークの表示
一方で通話中マークは、「音声通話・ビデオ通話・ボイスチャンネルへの参加」など、通話に関連するセッションに“参加している（または参加できる状態にある）”ことを示す目的で表示されます。ここで重要なのは、通話中マークが示す内容は「オンラインの一種」ではなく、あくまで「通話に関する状態」であることです。
たとえば、オンライン表示が「オフライン」に見えても、特定の条件では“通話に関する挙動が別に表示される”と感じるケースがあり、ユーザー体感として「オフラインにしても通話しているのが分かるのでは」と不安につながりやすいです。したがって、表示を判断するときは次の順番が安全です。
その表示は「オンライン状態」か「通話状態」か
表示されている場所はどこか（フレンド一覧、サーバー、DM、ゲーム画面など）
通話の種類は何か（DM通話、グループ通話、サーバーVC）
この順で整理すると、同じ“マークに見えるもの”でも意味を誤解しにくくなります。
受話器マークとスマホマークの代表的な意味
「discord 通話中 マーク」で検索される方がよく指しているのは、多くの場合「受話器」または「スマホっぽい端末」などのアイコンです。ただし、これらは必ずしも“通話中”だけを意味しません。ここでは混同を避けるため、代表的な意味を分けて考えます。
1) 受話器系のアイコン（通話を連想させるマーク）
受話器のようなアイコンは、一般に次の文脈で登場しやすいです。
DM通話（音声通話／ビデオ通話）に関する操作・状態
グループDM通話に関する操作・状態
サーバーのボイスチャンネル参加に関する状態
スマホOS側の「通話中」や「マイク使用中」などの表示（Discordに限らない）
つまり「受話器＝必ずDiscordの通話中表示」とは限りません。特にスマホの場合、OSが通話として扱うと通知領域に“通話中のような表示”が残ることがあり、Discordの表示と見分けがつきにくいことがあります。
2) スマホ系のアイコン（端末マーク）
スマホのようなアイコンは、通話というより「そのユーザーがスマホから利用している」ことを示すニュアンスで扱われることがあります。たとえば次のようなイメージです。
端末種別（モバイル端末でログインしている）を表す
PCではなくスマホ側でオンラインになっていることを示す
一部画面ではステータスや稼働状況と並んで表示される
このスマホマークを「通話中」と誤認してしまうと、「通話していないのに通話中表示が出ている」と感じてしまい、不安や混乱の原因になります。
3) 見分けるための早見表
以下は、ユーザーが混乱しやすい「似た表示」を整理した早見表です（見た目や表示場所は環境により変化しますが、切り分けの考え方としてご利用ください）。
| マークの例 | 主な意味の候補 | よく出る場所 | 消す方向性 |
|---|---|---|---|
| 受話器っぽい表示 | 通話セッション関連、またはOS側の通話扱い | DM画面、通話画面、スマホ通知領域 | 通話を終了／アプリ再起動／OS側確認 |
| スマホっぽい表示 | 端末種別（モバイル利用）を示す可能性 | フレンド一覧、メンバー表示付近 | 表示は仕様の可能性が高く、完全制御は難しい |
| ゲーム画面上のDiscord表示 | オーバーレイ表示（通話参加者など） | ゲーム画面（左上等） | オーバーレイ無効化・表示設定変更 |
ここでのポイントは、「マーク単体」ではなく「どこに出ているか」を必ずセットで判断することです。マークの形が似ていても、表示される場所が違えば意味も対策も変わります。
ゲーム中に出る表示はDiscordオーバーレイの可能性
「通話中マークが出る」というより、実際には「ゲーム中にDiscordの表示が出る」ことを問題としているケースも多いです。具体的には次のような症状です。
ゲーム画面の左上（または隅）にDiscordの名前やアイコンが出る
喋った人の名前が出たり、通話参加者が表示されたりする
ボイスチャット中の表示がゲームのUIと被って邪魔になる
配信・録画にその表示が映り込む
この場合、Discordのゲームオーバーレイ機能が関係している可能性が高いです。オーバーレイは、ゲーム中でもDiscordの情報（誰が話しているか等）をゲーム画面に重ねて表示する機能で、便利な反面「邪魔」「映り込みが困る」という課題を生みやすいです。
見分け方は簡単で、次の条件に当てはまればオーバーレイの可能性が濃厚です。
Discord以外のアプリ（ゲーム）を前面表示しているのにDiscord情報が出る
表示される位置がゲーム画面上に固定されている
ゲームを終了すると表示が消える
表示が“通話中ユーザー”や“発言者”に連動している
オーバーレイ由来であれば、後述する「オーバーレイを無効化して画面の表示だけ消す」の対策が非常に有効です。逆に、フレンド一覧やサーバーのメンバー一覧に出る表示とは別物として扱う必要があります。
Discordの通話中マークが表示される場所
フレンド一覧とサーバーメンバー一覧での見え方
Discordの状態表示は、主に次の画面で目に入ります。
フレンド一覧（DM一覧を含む場合があります）
サーバーのメンバー一覧
DMの相手プロフィール付近
通話画面（参加者表示、ミュート・スピーカー等の状態）
フレンド一覧やメンバー一覧での表示は、「第三者からどう見えているか」に直結するため、不安が大きくなりやすい箇所です。特に次のような疑問が起きがちです。
自分が通話していることはフレンド全員に見えるのか
サーバーのメンバー全員に見えるのか
特定のサーバーだけ、特定の相手だけに見えないようにできるのか
ここで、実務上（運用上）まず押さえるべき観点は次の2つです。
その通話が「サーバーのボイスチャンネル」なのか
それとも「DM／グループDMの通話」なのか
サーバーのボイスチャンネル参加は、そもそも“チャンネルに入っている”という情報がサーバー内に存在するため、通話状態が他者に把握されやすい構造です。一方でDM通話は、サーバーのように「チャンネル参加者一覧」という形では公開されないため、見え方が異なります。
ただし、DiscordはUI更新が頻繁であり、どのアイコンがどの画面に表示されるかは端末・バージョンで差異が出ることがあります。そのため、次のように考えるのが安全です。
表示される場所（画面）を特定する
通話形態（DM／VC）を特定する
そのうえで「消す・隠す」の可否を判断する
この順序を飛ばして、マークだけで判断してしまうと誤解が起きやすいです。
DM通話とサーバーのボイスチャンネルの違い
通話中マークの対策を考えるうえで、最も重要な分岐が「DM通話」と「サーバーのボイスチャンネル」です。ここでは両者の違いを、目的別に整理いたします。
1) 「誰にバレるか」という観点
サーバーのボイスチャンネル
サーバーに参加している人は、権限や表示範囲にもよりますが、基本的に“誰がそのVCにいるか”を把握しやすいです。通話中マーク以前に、チャンネル参加情報が存在します。DM通話（1対1、グループ）
通話そのものは当事者間のやり取りであり、サーバーVCほど第三者に分かりやすい構造ではありません。ただし、フレンド一覧やプロフィール表示など、Discord内の別表示で「通話に関係する状態」が示される可能性はゼロではありません。
したがって、「絶対に第三者に知られたくない」が目的の場合は、機能だけではなく“使う場所（サーバー、DM）”の設計から見直す必要が出てきます。
2) 「消しやすいか」という観点
サーバーVC：退出すれば明確に消えます（チャンネルから出る）
DM通話：通話画面で切断すれば消えますが、端末側の状態や同期で“残って見える”と感じることがあります
つまり、消すという意味ではサーバーVCのほうが行動が明確です。一方でDM通話は、端末側の挙動（バックグラウンド動作など）も絡み、ユーザー体感に差が出やすいです。
3) 「出ない／出ている気がしない」という観点
通話に入っているのに、表示が変わらない・マークが見えないというケースでは、次の可能性があります。
見ている画面が違う（フレンド一覧ではなく別画面で出る仕様）
通話形態が想定と違う（DMだと思ったらVC、またはその逆）
表示の更新が遅れている（同期、通信）
そもそもその表示は通話中ではなく端末マーク等だった
この段階では、対策を急ぐよりも「通話形態と表示場所の確定」が優先です。
PCとスマホで表示が変わる理由
DiscordはPC版（デスクトップアプリ、ブラウザ）とスマホ版（iOS／Android）で設計が異なるため、同じ状態でも見え方が変わります。主な理由は次の3点です。
1) UI設計の違い
PCは画面が広く、一覧表示や詳細情報が出しやすい一方、スマホは画面が小さいため、情報の集約や省略が起こります。結果として、同じ状態でも「PCでは表示されるがスマホでは別の場所にある」または「スマホではアイコン化される」といった差が生まれます。
2) OSの仕様差（通知、バックグラウンド、通話扱い）
スマホでは、アプリを閉じてもバックグラウンド動作が残ることがあります。また、OSが「音声通話」とみなすと、通知領域やシステムUIに“通話中”のような表示が出ることがあります。これはDiscordに限らず、ボイス通話機能全般で起こり得ます。
そのため、スマホで「受話器マークが消えない」「通話を切ったのに残っている気がする」という場合は、Discord内の表示だけではなく、OSの通話扱い・権限・バックグラウンド動作まで視野に入れる必要があります。
3) オーバーレイの有無
ゲームオーバーレイは、話題としてはPC側で問題になりやすい機能です（ゲームプレイ中にDiscord情報を重ねるため）。スマホで同じ現象が起きるとは限らず、PCでの「通話中マーク問題」は、実際には「オーバーレイ問題」であるケースが多いです。
以上から、端末別に対策を変える必要があります。まずは「PCの画面のどこに出ているのか」「スマホのどこに出ているのか」を分けて記録すると、原因の切り分けが早くなります。
Discordの通話中マークが出ない原因と確認手順
通話中マークが「出ない」「見えない」「相手の表示が変わらない」といった相談は多いですが、ここでは“原因を特定するための手順”として整理いたします。闇雲に設定を変えるより、次の順序で確認するほうが安全です。
ステータス設定や表示状態の影響
まず確認すべきは、「通話中マーク」そのものの前に、状態表示が正しく更新されているかです。次の項目をチェックしてください。
自分のDiscordアプリは最新か
相手のDiscordアプリは最新か（可能なら相手にも確認）
自分が見ているのはPCかスマホか
表示を確認している場所はどこか（フレンド一覧、サーバー、DM、プロフィール）
その相手は「サーバーVC」か「DM通話」か
ステータス設定（オフライン表示、取り込み中など）と通話関連表示の関係は、ユーザー体感として分かりにくいことがあります。特に「オフラインにしていれば通話がバレないはず」という期待があると、表示のズレが不安に直結します。
ここでの基本方針は次の通りです。
オフライン表示は万能ではない前提で考える
「見え方」を1つの表示だけで判断しない
通話形態（VC／DM）で見え方が変わる前提にする
もし「バレたくない」が目的の場合は、後述の対策章もあわせてご覧ください。表示の完全制御だけで解決しようとすると、仕様変更や環境差に振り回される可能性があります。
通信・同期遅延でズレるケース
次に多いのが、通信や同期の遅延です。Discordはリアルタイム性が高い反面、以下のような要因で表示更新が遅れることがあります。
Wi-Fiが不安定（速度は出ても瞬断がある）
モバイル回線が混雑している
VPNやプロキシの影響で通信経路が不安定
端末の省電力設定でバックグラウンド通信が制限される
Discord側サーバーの混雑や一時的不具合（ユーザー側では制御しにくい）
この場合、「通話自体は成立しているのに表示が変わらない」「切断したのに残っている気がする」など、表示と実状態のズレが発生します。
対処の優先順（安全な順）
Discordアプリを再起動する（PCなら完全終了→起動）
ネットワークを切り替える（Wi-Fi↔モバイル、別Wi-Fi）
VPN等を一時停止する
端末を再起動する
それでもダメなら、時間を置いて再確認する
表示がズレるケースでは「時間を置く」が意外に効くこともあります。これは、端末側・Discord側の状態が再同期するまで待つ必要があるためです。ただし、重要な通話（会議や連絡）であれば、表示に依存せず「通話が成立しているか（相手の声が聞こえるか、相手がこちらの声を聞けるか）」を優先して確認してください。
通話にはいるが表示が変わらないときの対処
自分としては通話しているのに、通話中マークが変わらないと感じる場合、次の「切り分け」を行うのが効果的です。
切り分け1：通話の種類を確定する
DM通話なのか
グループDM通話なのか
サーバーのボイスチャンネルなのか
サーバーVCであれば「そのVCの参加者一覧」に自分がいるかが最も確実です。DM通話であれば「通話画面（接続中）になっているか」「切断ボタンが出ているか」で判断しやすいです。
切り分け2：表示確認場所を変える
同じ状態でも、確認する場所によって見える情報が異なります。次のように複数箇所で確認すると、見落としを減らせます。
フレンド一覧で見る
相手のプロフィールを開いて見る
サーバーのメンバー一覧で見る（同じサーバーにいる場合）
VCに入っているならチャンネル側で見る
切り分け3：再起動で“表示更新”を促す
表示更新が追いついていない可能性があるため、次の順で試してください。
Discordを再起動
端末を再起動
通話から一度退出し、再参加する
「退出→再参加」は、状態を明確に切り替えるため、同期ズレの解消に役立ちます。特に“通話を切ったのに表示が残る”系の問題では、明確な状態変化を作ることが有効です。
Discordの通話中マークを消したいときの現実的な対策
通話中表示を完全に消せるかの考え方
「通話中マークを消したい」という要望は、主に次の2パターンに分かれます。
画面上の表示が邪魔なので消したい（ゲーム画面、配信、録画）
通話していることを他人に知られたくないので消したい（プライバシー）
この2つは似ているようで、対策が大きく異なります。前者はオーバーレイ設定で解決しやすい一方、後者は“完全に制御できるとは限らない”領域を含みます。したがって、まずは目的を明確にしてください。
目的が「ゲーム画面の表示だけ消す」なら、オーバーレイ対策が第一です。
目的が「第三者に通話が分からないようにする」なら、運用設計（通話場所、アカウント設計、配信シーン、表示させない動線）まで含めて検討する必要があります。
また、DiscordはアップデートでUIや仕様が変わる可能性があります。そのため、「この設定をオンにすれば絶対に消えます」と断言するよりも、次の方針が安全です。
消せる表示（例：オーバーレイ）は設定で確実に消す
消しにくい表示（例：状態表示の一部）は露出経路を減らす
表示が変わる可能性を前提に、定期的に設定を見直す
この考え方で進めると、仕様変更があっても対応しやすくなります。
Discordオーバーレイを無効化して画面の表示だけ消す
ゲーム画面や配信映像にDiscordの表示が出て困る場合、最優先で見直すべきはオーバーレイ設定です。オーバーレイ由来であれば、通話中マーク問題が一気に解決することが多いです。
オーバーレイを疑うべきサイン
Discord以外（ゲーム）を開いているのにDiscord情報が表示される
話した人の名前が一瞬出る
通話参加者のアイコンが表示される
ゲームのUIと重なって邪魔になる
対策の基本方針
オーバーレイを完全に無効化する
もしくは、表示を最小限にする（可能な範囲で）
ゲームごとにオーバーレイを切れる場合は、対象ゲームだけ切る
手順（一般的な流れ）
DiscordはUI更新があるため、表記が多少異なる場合がありますが、考え方は共通です。
Discordのユーザー設定を開く
「ゲームオーバーレイ」関連の項目を探す
オーバーレイを無効化、または表示設定を変更する
ゲーム側でDiscord表示が消えたか確認する
うまくいかない場合はDiscordとゲームを再起動する
注意点
ゲーム側のフルスクリーン設定や、キャプチャ方式によっては表示挙動が変わることがあります。
配信ソフトの設定によって、オーバーレイが映る・映らないが変化する場合があります（映るのを避けたい場合は、後述の「運用対策」も併用してください）。
配信や録画で映り込みを防ぐ設定と運用
配信・録画では、「通話中マーク」そのものよりも、Discordに関連する情報が画面に映り込むことが問題になります。しかも、映り込みの種類は多岐にわたります。
通話参加者の表示（アイコン、名前）
サーバー名、チャンネル名
フレンド一覧やDM一覧（個人情報になり得る）
通知ポップアップ（メッセージの一部が映る）
したがって、配信で安全性を高めるには、設定だけでなく運用も含めた“多層防御”が重要です。
設定でできる対策
オーバーレイを無効化する（最重要）
Discordの通知設定を見直す（ポップアップやサウンドを制御）
Discordの表示名・アイコンを配信向けに調整する（個人情報や固有名を避ける）
参加者にも「表示名やアイコンが映る可能性」を事前に共有する
運用でできる対策（効果が高い）
配信中にDiscordのフレンド一覧やサーバー画面を開かない
画面キャプチャは「ゲーム画面のみ」にし、デスクトップ全体を映さない
休憩中・雑談中にDiscordを触る場合は、シーン切り替えで一時的に隠す
どうしてもDiscord画面を出す必要がある場合は、個人情報が映らない専用サーバー・専用アカウントを検討する
チェックリスト（配信前に確認）
オーバーレイが無効になっている
Discord通知が配信に出ない設定になっている
配信ソフトのキャプチャ対象がゲーム画面のみになっている
配信画面の端にDiscord表示が出ないことを事前テストした
Discord画面を開く可能性がある場合、隠すシーンが用意されている
「完全に消す」のが難しい領域でも、映り込み経路を遮断すれば、目的は達成できます。とくに配信は一度流れると取り返しがつきにくいため、設定と運用の両方で固めることをおすすめいたします。
Discordの通話中マークに関するよくある質問
オフライン表示にすれば通話中マークは見えないか
この質問は非常に多いですが、現実的には「状況により見え方が変わる可能性があるため、一律に断言できない」という整理になります。なぜなら、Discord内には次のような複数の“見え方の経路”があるためです。
オンライン状態（オフライン表示）
通話・チャンネル参加（VCなど、参加情報が構造的に存在する）
表示場所（フレンド一覧、メンバー一覧、プロフィール、通話画面）
端末差（PC、スマホ）
特にサーバーのボイスチャンネル参加は、チャンネル参加情報がある以上、オフライン表示だけで「参加している事実」を完全に隠すのは難しい方向になりがちです。
どうしても「見えないようにしたい」場合は、設定の工夫だけでなく、次のような運用面を併用すると安定します。
サーバーVCではなくDM通話に切り替える
通話するサーバーを限定する（参加者が少ない場所にする）
どうしても必要なら、用途分離（別アカウント、別サーバー）を検討する
配信や公開の場では、Discordを映さない運用にする
「オフライン表示＝万能の隠し機能」と期待してしまうと、後から不安が再燃しやすいです。目的（誰に、何を、どこまで隠したいか）を具体化した上で、手段を組み合わせる方が確実です。
通話を切ったのに表示が残るときはどうするか
通話を切ったはずなのに表示が残ると感じる場合、まずは「通話が本当に切断されているか」と「表示が遅れているだけか」を切り分ける必要があります。
1) 通話が本当に切れているか確認する
サーバーVC：自分がボイスチャンネルから退出できているか（参加者一覧から消えているか）
DM通話：通話画面が終了しているか（切断ボタンが消えているか）
ここで重要なのは、「画面を閉じた＝切断」とは限らない点です。特にスマホはバックグラウンドでセッションが残ることがありますので、確実に切断操作が行われたかを確認してください。
2) 表示が残って見える場合の対処（推奨順）
Discordアプリを完全に終了して再起動する
端末を再起動する
一度通話に入り直してから、改めて切断・退出する
アプリ更新があれば適用する
しばらく待って再同期を待つ
表示が残る問題は、通信や同期のズレで起きることがあり、再起動で解消するケースが多いです。それでも解決しない場合は、端末側の通話扱い（スマホの通知領域など）もあわせて確認してください。
スマホで受話器マークが出続けるときの注意点
スマホで受話器マークが出続ける場合、Discord内の表示とは別に、OS側が「通話」または「マイク使用」を示すUIを出している可能性があります。ここが混ざると、「Discordの通話中マークが消えない」と感じやすくなります。
よくある原因の方向性
Discordがバックグラウンドで通話セッションを維持している
端末が通話扱いとしてUIを保持している
Bluetooth機器（イヤホン等）が接続されたままで状態が切り替わらない
マイク権限や省電力設定が絡み、アプリ終了が不完全になっている
対処の考え方
Discord側：通話を明確に切断し、アプリを完全終了する
OS側：アプリのバックグラウンド動作、権限、Bluetoothの状態を見直す
最終手段：端末再起動で状態をリセットする
スマホはOSが「通話」を特別扱いする設計のため、PCよりも“表示が残っている感”が出やすいです。Discordの表示だけに注目せず、通知領域やOS側の状態表示も含めて確認することが、最短の解決につながります。
まとめ
Discordの「通話中マーク」は、ひとつの意味に固定されるものではなく、次のような複数要素が重なって“通話中っぽく見える表示”が生まれていることが、混乱の主因です。
オンライン状態（在席・退席・取り込み中・オフラインなど）
DM通話、グループ通話、サーバーVC参加といった通話形態の違い
端末マーク（スマホ利用など）と通話表示の混同
ゲーム画面に重なるDiscordオーバーレイ表示
スマホOS側の通話扱い・通知領域表示
「意味が知りたい」場合は、まず表示される場所と通話形態を確定し、マーク単体で判断しないことが重要です。「出ない」場合は、通信・同期や表示場所の違いを疑い、再起動や退出→再参加で状態を明確に切り替えると改善しやすくなります。
そして「消したい」場合は、目的に応じて対策を分けてください。
ゲーム画面や配信映像の表示が邪魔 → オーバーレイを無効化／表示を最小化
通話していることを知られたくない → 場所（VC/DM）と運用（映さない・見せない）を組み合わせる
Discordは仕様やUIが変化する可能性がありますので、記事内の確認手順（表示場所の特定、通話形態の特定、再起動、退出→再参加、オーバーレイ確認）を基準に、状況に合わせて見直していただくのが確実です。