Discordで「重要な投稿が流れて見失う」「ルールや告知を毎回貼り直している」「ピン留めしたいのに項目が出ない」といったお悩みは頻発します。ピン留めは非常に便利な一方で、PCとスマホで表示場所が異なり、さらに権限や2FA要件が絡むと一気に分かりにくくなります。
本記事では、Discordのピン留めについて、固定のやり方・見方・解除・権限設定・できない原因の切り分け・整理術までを体系立てて解説いたします。特に、サーバー管理者やモデレーターの方がつまずきやすい「誰がピン留めできるのか」「チャンネルごとに制御できるのか」「ピン留めが増えすぎたときどうするか」を重点的に扱います。読み終えた段階で、チャンネル内の情報導線が整理され、重要投稿が迷子にならない状態まで持っていける構成です。
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Discordのピン留めでできることと使いどころ
ピン留めが役立つ投稿の例
Discordのピン留めは、特定チャンネル内の「重要メッセージ」をピン留め一覧に集約し、後から素早く参照できるようにする機能です。タイムライン形式のチャットでは、新しい投稿が増えるほど古い重要情報が埋もれます。そこでピン留めを使うことで、「そのチャンネルで必ず参照してほしい情報」を一箇所にまとめられます。
ピン留めに向いている投稿例は次のとおりです。
サーバールール、禁止事項、通報導線
初参加の方がまず読むべき内容は、ピン留めとの相性が良いです。特に荒らし対応やトラブル時の連絡先は、固定導線があるだけで混乱が大幅に減ります。参加方法、自己紹介テンプレ、募集要項
例として、参加時に「この形式で自己紹介してください」「このタグを付けて募集してください」といったテンプレがある場合、毎回貼り直すよりピン留めにして参照してもらう方が運用負荷が下がります。イベント日程、集合場所、当日の進行
イベントは日付と手順が重要です。ピン留めにしておけば、直前に初参加する方でも迷いにくくなります。重要リンク集、配布物、FAQへの誘導
外部フォーム、Googleドキュメント、スプレッドシート、配信先リンクなどをまとめておくと「どこにありますか?」の問い合わせが減ります。管理者からの告知、障害時の案内
一時的な重要告知(サーバー移行、メンテナンス、障害)もピン留めで目につく場所に整理できます。
ただし、ピン留めは「メッセージが常に画面上部に固定表示される」機能ではありません。あくまでピン留め一覧にまとまる仕組みです。そのため、周知したい場合は「アナウンスチャンネル」「ロールメンション」「イベント機能」などと併用すると効果的です。
ピン留めと他機能の違い
ピン留めは便利ですが、万能ではありません。用途に応じて他機能との使い分けが重要です。ここでは混同しやすい機能との差を整理します。
チャンネルトピック(チャンネル説明)
常に表示されるため「超重要な一文」には向きます。ただし文字数や表現に限界があり、複数リンクや詳細手順を載せるには不足しがちです。アナウンスチャンネル(お知らせ)
告知に特化しており、フォローや通知導線を作りやすいです。固定して見返すというより、定期的に流す情報に向きます。スレッド
テーマ別に会話と情報を分離できます。ピン留めは「重要投稿の入口」として使い、詳細議論や補足はスレッドにまとめる運用が安定します。専用チャンネル(ルール、FAQ、リンク集など)
ピン留めが増えやすいサーバーでは、情報構造自体をチャンネルで整理する方が長期的に強いです。ピン留めは「最低限の要点」と「参照先リンク」に限定すると読みやすさが保てます。
結論として、ピン留めは「チャンネル内で参照すべき重要情報を最短距離で見返す」目的に最適です。一方で情報量が多い場合は、専用チャンネルや追加資料へ逃がし、ピン留めは入口化するのが失敗しにくい方針です。
Discordのピン留めのやり方をPCとスマホで確認
ピン留めの操作は、基本的に「対象メッセージのメニューからピン留めを選ぶ」だけです。ただし、PCとスマホで操作導線が異なるため、まずはそれぞれの手順を押さえてください。加えて、権限がない場合はピン留め項目そのものが表示されません。手順どおりに進めても見当たらないときは、後述の「権限」「2FA」「上限」「UI差」を確認する必要があります。
PCでピン留めする手順
PC(Windows/Mac)のDiscordアプリ、またはブラウザ版でも基本は同じです。次の手順で進めます。
ピン留めしたいメッセージにマウスを合わせます
メッセージの右側に小さなアイコン類が表示されます。3点メニューを開く、または右クリックします
3点メニューが表示されない場合は、メッセージ本文付近を右クリックすると操作メニューが開きます。「メッセージをピン留め」を選択します
一覧内に該当項目があれば選びます。確認ダイアログが出たら確定します
一部の環境では「このチャンネルにピン留めしました」といった確認が出ます。
補足として、運用面では「ピン留めした理由」が分かるようにメッセージ本文を整えると親切です。例えば、リンクだけをピン留めするのではなく、先頭に要点(何のリンクか、いつ更新したか、担当は誰か)を書いておくと、後から見返した人が迷いません。
スマホでピン留めする手順
スマホ(iOS/Android)のDiscordアプリでは、基本操作は「長押し」です。
ピン留めしたいメッセージを長押しします
するとメニューが表示されます。メニューから「メッセージをピン留め」を選びます
メニューが縦に長い場合、スクロールが必要なことがあります。確認画面で確定します
これでピン留め一覧に追加されます。
スマホでつまずきやすい点は、「長押しが甘くて選択状態になる」「メニューが出るまで待てていない」「メニュー項目がスクロール範囲に隠れている」です。特に端末サイズが小さい場合、メニューが省略表示になりやすいため、ゆっくり長押ししてメニューを確実に出すことが重要です。
ピン留めを解除する手順
解除(ピン留めを外す)も手順は同じ導線です。
PCの場合
対象メッセージを右クリック、または3点メニューを開き、「ピン留め解除」を選択します。スマホの場合
対象メッセージを長押しし、「ピン留め解除」を選択します。
解除時の注意点として、ピン留めを外すと「重要情報への導線」が消えます。運用上、次のいずれかを徹底すると事故が減ります。
外す前に、代替となるリンク集やまとめ投稿を作成してから移行する
ピン留め一覧の棚卸し担当(管理者またはモデレーター)を決め、勝手に外さないルールにする
「期限付きピン留め」の場合は、本文に期限を書いておき、期限到来時に外す
Discordのピン留めの見方と探し方
「ピン留めしたはずなのに見当たらない」「どこから見ればいいか分からない」という質問は非常に多いです。ここでのポイントは、ピン留めはチャンネル単位で管理されるため、「どのチャンネルにピン留めしたか」を意識することです。別チャンネルにピン留めしている場合、当然ながら一覧は表示されません。
チャンネル内のピン留め一覧を開く方法
ピン留め一覧は、チャンネルの画面上部付近から開きます。
PCの場合
チャンネル画面上部に表示されるピンアイコン(画鋲のようなアイコン)から一覧を開けます。アイコンが見当たらない場合は、画面幅が狭くて隠れていることがあります。その際はウィンドウ幅を広げる、または上部のメニュー領域を確認してください。スマホの場合
チャンネル名をタップしてメニューを開き、「ピン留め」や「Pinned Messages」といった項目から一覧に進みます。スマホは導線が深く見えやすいため、「チャンネル名をタップする」ことが入口と覚えると迷いにくいです。
また、サーバー内の複数チャンネルでピン留めを多用している場合、「どの情報がどのチャンネルにあるか」を把握できなくなりがちです。後述する整理術で、ピン留めを増やしすぎない設計が重要になります。
ピン留めから該当メッセージへ移動する方法
ピン留め一覧は、単なるリスト表示ではなく、通常は「該当メッセージへ移動(ジャンプ)」できます。これにより次のメリットがあります。
メッセージの前後文脈を確認できる(議論の流れ、補足、注意事項など)
返信やリアクションの流れを追える
ピン留めだけでは足りない情報を、会話ログから補える
運用のコツとして、ピン留めするメッセージ自体は「入口の要点」にし、詳細はスレッドやリンク集にまとめ、必要に応じてジャンプで文脈を追えるようにしておくと、情報量が増えても破綻しにくくなります。
Discordのピン留めの権限設定と管理のポイント
サーバー管理では、ピン留めの操作権限をどう付与するかが最重要です。誰でもピン留めできる状態は、情報導線の混乱や荒らしの温床になり得ます。一方で、管理者しかピン留めできないと運用が回らないケースもあります。ここでは、最小権限と運用効率を両立する考え方で整理します。
Discordのピン留めに必要な権限の考え方
ピン留めは「チャンネルの重要情報を編集する」行為に近く、権限がないと操作項目が表示されません。多くのサーバーでは、モデレーターや運営ロールに対してピン留め権限を付与し、一般メンバーには付与しない設計が基本です。
権限設計の基本方針は次のとおりです。
ピン留めは“情報導線の編集権”である
誰が重要情報を固定できるかは、サーバーの運営品質に直結します。付与対象は“責任を持てる人”に限定する
「担当」「権限範囲」「判断基準」が曖昧なまま付与すると、ピン留めが乱立します。チャンネル単位で付与範囲を絞る
すべてのチャンネルでピン留めできる必要はありません。告知チャンネル、ルールチャンネル、イベントチャンネルなど、必要な場所に限定するのが安全です。
この方針に従って、ロール権限とチャンネル権限の両面から設計することが重要です。
ロールにDiscordのピン留め権限を付与する流れ
一般的な設定手順は次の流れです(表示名は環境により多少異なります)。
サーバー設定を開きます
ロールを開き、対象ロール(例:Moderator、Staff)を選びます
権限一覧から、ピン留めに関する権限を有効化します
保存して反映します
ここでのポイントは「関連する強い権限まで一緒に付与していないか」を確認することです。ピン留めだけを任せたいのに、メッセージ削除や管理系の強い権限まで付与すると、意図しない事故が起こり得ます。サーバー規模が大きいほど、権限は細分化しておいた方が安全です。
さらに、運用ルールとして次を整備すると、ピン留めが整然とします。
ピン留め対象の基準(必読、期限、重要度)
ピン留め本文のフォーマット(タグ、更新日、担当)
ピン留めの棚卸し頻度(月次・四半期)
チャンネルごとにDiscordのピン留めを許可する方法
ロール権限で付与した場合でも、チャンネルごとの権限設定で「許可」「拒否」を上書きできます。これにより、必要な場所でだけピン留めを許可する設計が可能です。
運用例としては次が有効です。
告知チャンネル:運営ロールのみピン留め許可
重要告知の固定が主目的であり、一般メンバーが触れる必要はありません。イベントチャンネル:イベント担当ロールにピン留め許可
企画者が進行表や集合情報を固定でき、管理者の負荷が下がります。雑談チャンネル:原則ピン留め禁止
雑談は情報が流れる前提で、ピン留めが増えるほど探しにくくなります。固定したい情報は「雑談まとめ」チャンネルに移す方が整います。ヘルプチャンネル:モデレーターのみ許可、テンプレをピン留め
よくある質問テンプレ、問い合わせ手順、禁止事項などを固定し、回答品質を揃えられます。
「どのチャンネルに何を固定するか」を先に決めることで、ピン留め一覧が“雑多な置き場”になりにくくなります。
Discordの2FA要件でピン留めできない場合
サーバーによっては、モデレーター操作に二段階認証(2FA)が必須になる設定を有効にしていることがあります。この場合、権限は付与されているのに、2FAが未設定のユーザーはモデレーション関連操作が制限されることがあります。結果として「ピン留め項目が出ない」「操作が失敗する」などの症状が出る場合があります。
対処方針は次のとおりです。
担当者が2FAを有効にする
運営として最も安全な対応です。モデレーターが2FAを有効にしていない状態は、権限事故だけでなくアカウント乗っ取りリスクも高めます。2FA要件が必要な権限設計を見直す
どうしても2FAを有効にできない事情がある場合、権限を分割し、2FA必須の権限を外したうえで運用を考えます。一時対応として権限を調整する
緊急時のみ、管理者が代行してピン留めする、あるいは別ロールで暫定運用するなど、例外手順を用意しておくと混乱が減ります。
特に中〜大規模サーバーでは、2FA要件の有無を運営ルールに明文化し、「モデレーター就任条件」として周知することを推奨いたします。
Discordのピン留めできない原因と直し方
ピン留めできない原因は、ほとんどの場合「権限」「上限」「UI差」「2FA要件」のいずれかです。闇雲に再インストール等をする前に、次の切り分け表で確認すると解決が早くなります。
| 症状 | よくある原因 | まず確認する場所 | 対処 |
|---|---|---|---|
| ピン留め項目が出ない | 権限不足/チャンネル上書き拒否 | ロール権限、チャンネル権限 | ピン留め権限を付与、拒否上書きを解除 |
| ピン留めしようとすると失敗する | 2FA要件/権限競合 | サーバーの2FA要件、警告表示 | 2FA有効化、権限設計の見直し |
| ピン留めできない表示が出る | 上限到達 | ピン留め一覧の件数 | 不要ピンを解除、索引化して整理 |
| ピン留め一覧が見つからない | UI差/導線不理解 | PCのピンアイコン、スマホのチャンネル名メニュー | 導線を再確認、手順を共有 |
以下、代表的な原因ごとに、確認方法と直し方を具体的に説明いたします。
権限不足でDiscordのピン留めが出ない
最も多い原因です。ピン留め項目が表示されない場合、まず次を確認してください。
対象ユーザーに、ピン留めに必要な権限が付与されているか
ロールの権限設定を確認します。モデレーターに権限を付けたつもりでも、別ロールの上書きや設定漏れで実際には付いていないことがあります。チャンネル権限で拒否が上書きされていないか
ロール側で許可していても、チャンネル側で「拒否」が入っていると操作できません。チャンネル設定の権限画面で、該当ロールの権限がどうなっているか確認します。対象がDMやグループDMではないか
サーバーチャンネルとDMでできることが異なる場合があります。まずは「サーバー内のチャンネルか」を確認すると誤認が減ります。クライアントの表示が追いついていない
権限設定を変更した直後は、アプリの再起動や再読み込みで反映されることがあります。
権限系のトラブルは、設定画面を見慣れていないほど発生しやすいです。運営チーム内で「権限付与の手順書」を作っておくと、引き継ぎ時の事故も防げます。
ピン留め上限でDiscordのピン留めできない
ピン留めは無制限ではありません。ピン留めを多用しているチャンネルで新規ピン留めができない場合、まずピン留め一覧を開き、件数や古い情報が残っていないか確認してください。
上限到達時の対処は、単に古いものを消すだけではなく、次の設計に変えると根本解決になりやすいです。
期限切れを定期的に外す(棚卸し)
イベントが終わったのに情報が残り続けると、一覧が肥大化して探しにくくなります。索引型にする
例えば、ピン留めを「リンク集の入口」にし、個別の詳細は別のまとめ投稿、別チャンネル、外部ドキュメントに集約します。ピン留め自体は“目次”として軽く保つのがコツです。ピン留め対象の基準を明文化する
「重要なら何でもピン留めする」運用は破綻します。「必読」「手順」「緊急」「期限付き」などカテゴリを決め、カテゴリごとに最大件数目安を持つと管理しやすくなります。
アプリやUI差でDiscordのピン留めが見つからない
操作はできるはずなのに見つからない場合、UI差の可能性が高いです。特に多いのは次のパターンです。
PCでは右クリックの癖がなく、3点メニューに気づいていない
スマホで長押しが短く、反応が出ていない
ピン留め一覧の入口が分からず、ピン留めしたのに確認できない
対策として、サーバー内に「操作案内の固定投稿」を作り、次のような短い手順を常設すると問い合わせが激減します。
PC:メッセージ右クリック → ピン留め
スマホ:メッセージ長押し → ピン留め
見方:PCは上のピンアイコン、スマホはチャンネル名からピン留め
運営側の小さな整備で、サポート工数が大きく下がるポイントです。
Discordのピン留めを増やしすぎない整理術
ピン留めは便利な反面、放置すると「重要情報の墓場」になりがちです。ピン留めが50件、100件と増えると、ユーザーは一覧を見るだけで疲れ、結局読まれなくなります。ここでは、ピン留めを“増やしすぎない”ための整理術を、ルール・テンプレ・代替案の3つで提示いたします。
Discordピン留めの棚卸しルール
まず必須なのは棚卸しです。棚卸しとは、ピン留め一覧を定期的に確認し、期限切れや重複を整理する作業です。おすすめのルール例は次のとおりです。
毎月1回(定例):期限切れ、重複、リンク切れの確認
イベント終了、募集終了、古い告知が残っていないかを見ます。四半期1回(重点):ルール・FAQ・テンプレの見直し
サーバー運用は少しずつ変わります。テンプレが実態に合っているか、ルール表現が過不足ないかを点検します。随時(発生時):トラブル対応後の後片付け
障害案内や緊急告知は、状況が落ち着いたら整理して「恒久情報」に置き換えます。
棚卸しで最も大切なのは「担当を決める」ことです。担当がいないと誰もやらず、一覧が肥大化します。運営ロールの中で、毎月の棚卸し担当をローテーションするだけでも効果があります。
Discordピン留めの分類テンプレ
ピン留めが増える原因の一つは「一覧の見た目が雑多で探しにくい」ことです。そこでおすすめなのが、本文の先頭にタグを付ける分類テンプレです。
例:
ルール: 初参加の方は必ず確認
告知: 今月の重要連絡(更新日:YYYY/MM/DD)
手順: 困ったときの操作案内
参照: 外部リンク集、資料
募集: メンバー募集、参加申請
さらに一歩進めるなら、次の要素も本文に入れると運用品質が上がります。
更新日(いつの情報かが分かる)
担当(問い合わせ先が分かる)
有効期限(いつ外すかが分かる)
参照先(詳細資料へのリンク)
これにより、棚卸しが容易になり、古い情報が残り続ける事故が減ります。
Discordピン留め以外で固定する選択肢
ピン留めが増えすぎる場合、根本は「固定すべき情報が多すぎる」ことです。その場合、ピン留め以外の導線へ分散させると破綻しにくくなります。代表的な選択肢は次のとおりです。
ルール専用チャンネル
ルールや必読事項は、会話が発生しないチャンネルにまとめる方が読みやすいです。ピン留めは「ルールチャンネルへの誘導」だけにしても十分機能します。アナウンスチャンネル
告知は流す性質があるため、固定と通知の両方が必要です。固定が必要な最重要告知だけをピン留めに残すと、一覧が軽く保てます。リンク集チャンネル
申請フォーム、外部ガイド、配布物などが多い場合は、リンク集チャンネルを作り、そこを常時更新する方が管理しやすいです。ピン留めは「リンク集チャンネルの目次」にします。スレッド
テーマ別に会話と情報をまとめられます。FAQスレッド、イベントスレッドなどを作り、ピン留めは「重要スレッドへの誘導」として使うと整理が進みます。
運用の基本方針は、「ピン留めは入口にして軽く保ち、情報本体は構造で管理する」です。これにより、参加者が増えても情報が破綻しにくくなります。
よくある質問
Discordのピン留め上限はいくつですか?
ピン留めには上限があり、上限に達すると新規にピン留めできなくなります。上限に達した疑いがある場合は、ピン留め一覧を開いて古い情報や期限切れが残っていないか確認し、棚卸しで整理してください。なお、上限は仕様変更が起こり得るため、運用担当者は定期的に公式情報を確認する運用が安全です。
Discordでピン留めできるのは誰ですか?
ピン留めは権限があるユーザーのみ実行できます。一般的には、管理者やモデレーターなど運営ロールに付与され、一般メンバーには付与しない設計が多いです。サーバー設定のロール権限、チャンネル権限の上書きにより、実行可否が変わる点に注意してください。
Discordでピン留め一覧はどこにありますか?
ピン留め一覧はチャンネル単位で確認します。PCはチャンネル上部付近のピンアイコン、スマホはチャンネル名をタップして開くメニュー内に入口があることが多いです。見当たらない場合は、見ているチャンネルが違う、または導線を誤っている可能性があります。
Discordでピン留めできないとき最初に見る場所は?
次の順番で確認すると解決が早いです。
権限(ロール権限とチャンネル権限の上書き)
2FA要件の有無と、担当者が2FAを有効にしているか
ピン留め一覧の件数(上限到達)
PC/スマホのUI差(右クリック・長押し・一覧の入口)
この順で確認すれば、多くのケースで原因が特定できます。
まとめ
Discordピン留めは、チャンネル内の重要メッセージを一覧に集約し、後から見返しやすくする機能です。
操作は「メッセージのメニューからピン留め」ですが、PCは右クリックまたは3点メニュー、スマホは長押しが基本導線です。
管理者・モデレーターは、ピン留めを“情報導線の編集権”として捉え、付与対象を最小化し、チャンネル単位で制御するのが安全です。
できない場合は「権限」「2FA要件」「上限」「UI差」の順で切り分けると早く解決します。
ピン留めが増えすぎたら、棚卸し・分類テンプレ・代替導線(専用チャンネル、リンク集、スレッド)で“入口化”し、一覧を軽く保つことが重要です。
DiscordはUIや仕様が変化しやすいため、運営担当者は「定期棚卸し」と「権限設計の見直し」をルーチン化しておくことを推奨いたします。