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Discordサーバータグの作り方完全ガイド|解放条件・設定方法・表示されないときの対処法

Discordでサーバーを運営していると、「コミュニティの一体感やブランドをもっと強めたい」と感じる場面が少なくありません。
そんなときに大きな効果を発揮するのが、ユーザー名の横に表示される“サーバータグ”です。
しかし、実際には「どこから設定するのか分からない」「ブーストが必要なの?」「メンバーにどう案内すればいいのか」といった疑問が多く寄せられています。
本記事では、サーバーオーナーの方が迷わず導入できるよう、サーバータグの解放条件から具体的な作り方、メンバーの付け方、表示されないときの対処法までを体系的に解説いたします。
プロフィール用タグとDiscovery用タグの違いも整理し、あなたのサーバーに最適な形でタグを活用できる実務的なガイドとしてお届けします。

目次

Discordのサーバータグとは?まずは意味と種類を整理

プロフィール用サーバータグ(4文字タグ+バッジ)の概要

Discordの「サーバータグ」は、ユーザー名の横に表示されるバッジと、最大4文字のラベルで構成される機能です。サーバーメンバーが、自分のプロフィールを通じて「どのサーバーに所属しているか」をわかりやすく示すための仕組みです。

プロフィール用サーバータグには、次のような特徴があります。

  • 最大4文字の英数字および一部の記号が利用できる

  • バッジ(アイコン)と背景色をサーバー側でカスタマイズできる

  • ユーザーが同時に表示できるサーバータグは1つだけ

  • サーバーオーナー・管理者がサーバー側でデザインを作成し、メンバーが自分で付ける

サーバーごとに独自のタグを用意することで、「推しサーバー」をプロフィール上でアピールできるようになります。

Discovery用サーバータグ(検索タグ)との違い

同じ「サーバータグ」という言葉でも、サーバーDiscovery機能(サーバー検索)で利用される「検索タグ」も存在します。こちらは、サーバー自体を見つけてもらいやすくするためのキーワードです。

違いを整理すると、次のとおりです。

  • プロフィール用サーバータグ

    • 表示場所:ユーザー名の横

    • 目的:ユーザーが所属サーバーをプロフィールで示す

    • 設定:サーバー側がデザインし、メンバーが選択して付与

  • Discovery用サーバータグ(検索タグ)

    • 表示場所:サーバーDiscovery画面など

    • 目的:サーバーを検索・発見してもらうためのキーワード

    • 設定:サーバーオーナー・管理者がサーバー設定画面で登録

この記事では主に「プロフィール用サーバータグ」の作り方と使い方を解説し、後半でDiscovery用タグについても触れます。

サーバータグを導入するメリット

サーバータグを導入すると、次のようなメリットがあります。

  • メンバーが「このサーバーの一員である」とプロフィールで表現できる

  • 他サーバーでもタグが目に入り、さりげない宣伝効果が期待できる

  • サーバーの世界観やブランドを、短い文字列で印象付けられる

  • 記念日やイベント時に、特別デザインのタグで盛り上げることも可能

コミュニティの一体感や「推し感」を高めたいサーバーにとって、サーバータグは有効な機能です。


サーバーオーナー向け:プロフィール用サーバータグの解放条件

サーバーブースト3つが必要になる理由

プロフィール用サーバータグは、初期状態では利用できません。サーバー側でサーバーブーストを3つ使用して解放する必要があります。

ポイントは以下のとおりです。

  • 必要なのは「レベル」ではなく「3ブーストをサーバータグに割り当てること」

  • サーバータグは、他の特典(アップロード上限、サーバーバナーなど)とは別枠の特典として扱われる

  • 3つのブーストを消費することで、そのサーバーでサーバータグ機能が有効化される

そのため、「どの特典にブーストを充てるか」というサーバー全体の方針を事前に決めておくことが重要です。

実験機能であることによる制限と注意点

プロフィール用サーバータグは、時期によっては一部サーバーのみを対象とした実験機能として提供されています。そのため、次のような状況が起こり得ます。

  • 条件を満たしていても、特定のサーバーにはサーバータグの項目が表示されない

  • 同じ運営者が複数サーバーを管理していても、あるサーバーだけサーバータグを利用できる/できないといった差が出る

これらはサーバー側では制御できない要素であり、Discord側の提供状況に依存します。

利用可能かどうかを確認するチェックリスト

サーバータグが利用可能かを確認する際は、以下のチェックリストを順番にご確認ください。

  1. 自分がサーバーオーナー、またはサーバー設定を変更できる管理者であるか

  2. サーバーブーストが3つ以上、サーバータグ用に割り当て可能な状態か

  3. Discordクライアント(アプリ/ブラウザ版)が最新バージョンであるか

  4. サーバーの「サーバーブースト」画面にサーバータグ関連の特典が表示されているか

4まで確認しても項目自体が表示されない場合は、現時点では該当サーバーが実験対象外である可能性が高いと考えられます。


サーバーオーナー向け:サーバータグの作り方・設定手順

ステップ1:サーバーブースト画面からサーバータグを解放する

まずはサーバータグ機能を有効化します。

  1. 対象サーバーを開き、チャンネル一覧の上部から「サーバーブースト」画面を開きます。

  2. 利用可能なサーバーブースト数が3つ以上あることを確認します。

  3. 特典一覧の中から「サーバータグ」に関する項目を探し、「特典を有効化」などのボタンを押してブーストを割り当てます。

この操作が完了すると、サーバー設定内にサーバータグを編集するメニューが表示されるようになります。

ステップ2:サーバー設定でタグ名・バッジ・カラーを決める

次に、サーバータグのデザインを作成します。

  1. 左上のサーバー名をクリックし、「サーバー設定」を開きます。

  2. 左側メニューの中から「サーバータグ」もしくはそれに類する項目を選択します。

  3. 以下の項目を順に設定します。

    • タグ名:最大4文字の英数字および一部記号

    • バッジ:タグと併せて表示される小さなアイコン

    • カラー:タグの背景色(プリセット色+カスタムカラー)

デザインが決まったら、画面下部の保存ボタンが表示されている場合は必ず保存します。

ステップ3:変更時の注意点(メンバー側の再設定が必要)

サーバータグのデザインを後から変更した場合、すでにそのタグを付けているメンバーのプロフィールから、一時的にタグが外れる仕様が報告されています。

このため、以下の点に注意してください。

  • タグ名やバッジを大きく変更する前に、サーバー内で事前告知を行う

  • 変更後、「タグの付け直しが必要になる場合があります」とアナウンスする

  • 記念タグなど、短期間だけ大きくデザインを変える場合は、期間終了後の再変更も含めてスケジュールを共有する

運用を事前に決めておくことで、メンバー側の混乱を抑えることができます。


メンバー向け:サーバータグの付け方・外し方

PC/ブラウザ版でサーバータグを設定する手順

PCやブラウザ版Discordでサーバータグを付ける手順は、次のとおりです。

  1. 画面左下の歯車アイコン(ユーザー設定)をクリックします。

  2. 「プロフィール」または「ユーザープロフィールを編集」を開きます。

  3. 下へスクロールし、「サーバータグ」の項目を探します。

  4. プルダウンを開くと、参加しているサーバーのうち、サーバータグ機能が解放されているサーバーのタグが一覧で表示されます。

  5. 表示したいサーバータグを1つ選択し、必要に応じてプロフィール全体を保存します。

これで、選択したサーバータグが自分のユーザー名の横に表示されるようになります。

スマホ(iOS/Android)でサーバータグを設定する手順

スマホアプリでも基本的な流れは同じです。

  1. Discordアプリ右下の自分のアイコンをタップし、「プロフィールを編集」を開きます。

  2. 画面を下方向にスクロールして「サーバータグ」の項目を探します。

  3. 「サーバータグ」をタップすると、利用可能なタグ一覧が表示されます。

  4. 表示したいタグを選択し、変更を保存します。

スマホのみを利用しているメンバーにも、同様の手順で案内するとよいです。

タグを外したいとき・別のタグに変えたいとき

サーバータグを外したり別のタグに変えたりしたい場合は、次のように操作します。

  • タグを外す場合

    • 「サーバータグ」項目で現在選択されているタグを解除する

    • UI上で「×」ボタンや「なし」を選択できる場合は、それを選ぶ

  • 別のタグに変える場合

    • そのまま別のサーバータグを選択すると上書きされる

    • サーバーを変えると、それまで付けていたタグは新しいタグに置き換わる

1人のユーザーが同時に表示できるサーバータグは1つのみである点に注意してください。


サーバータグが表示されない・設定できないときの原因と対処

サーバーブースト数・権限・コミュニティ設定の確認

サーバータグが見つからない場合、まずは次を確認します(サーバーオーナー・管理者向け)。

  • 自分にサーバー設定を変更できる権限があるか

  • サーバーブーストが3つ以上付与されているか

  • ブーストが他の特典にすべて使用されていないか

  • サーバーのコミュニティ設定など、基本的な要件を満たしているか

  • Discordクライアント/アプリが最新バージョンか

ここで問題がある場合、サーバータグの特典自体が表示されません。

実験機能の対象外サーバーである可能性

上記を満たしていても、サーバータグに関する項目がまったく表示されない場合は、サーバーが実験機能の対象外である可能性があります。

  • 複数サーバーを運営している場合でも、サーバーごとに利用可否が異なる

  • 新規サーバーや特定条件のサーバーから順に機能が展開される場合がある

この場合、サーバー側で解決する方法はなく、将来的な機能開放を待つほかありません。

メンバー側でタグ項目が出てこない場合のチェックポイント

メンバーが「プロフィールにサーバータグ項目が表示されない」と感じる場合は、次の点をご確認ください。

  • 所属しているサーバーのうち、サーバータグ機能を解放しているサーバーが1つもない

  • 以前タグを付けていたサーバーから退出している

  • 利用しているアプリが古いバージョンのままになっている

サーバー側でタグが解放されていても、メンバーの環境によっては表示されないことがあります。まずはサーバーオーナーに、サーバータグを有効化しているか確認するとスムーズです。


失敗しないサーバータグ名・バッジの決め方

よく使われるパターンとNGパターン

サーバータグ名には4文字という制約があるため、「短く・わかりやすく」が重要です。

よく使われるパターン

  • サーバー名の略称

    • 例:OTAK(オタク系コミュニティ)、GAMEMUSC

  • クラン名・チーム名などの頭文字

    • 例:ABCDCLAN

  • コンセプトを表す単語

    • 例:NEKOSTUD(Study)、DEV

避けたほうが良いパターン

  • 一般名詞すぎて、どのサーバーか判別しにくいもの(DISCORDなど)

  • 暴力的、差別的、過度に下品な表現

  • 内輪ネタが強すぎて、新規メンバーには意味が伝わりにくいもの

ガイドライン違反の可能性がある表現は、長期運用の観点からも避けることをおすすめいたします。

ブランド別・コンセプト別のネーミング例

サーバーの方向性に合わせて、以下のようなパターンを検討できます。

  • ビジネス・勉強会系サーバー

    • 例:WORKSTUDTECH

  • かわいい系・雑談コミュニティ

    • 例:NEKOKAWACUTE

  • ゲームクラン・eスポーツチーム

    • 例:クラン名の略称、PVP!RANK

4文字に収まりきらない場合は、頭文字だけをつなげた略称にするなどの調整が有効です。

デザイン変更の頻度と運用のコツ

サーバータグのデザインを頻繁に変えると、メンバー側が毎回再設定する手間が発生します。そのため、運用面では次のような点を意識するとよいです。

  • 通常時は長期運用前提のデザインを採用する

  • 大きなデザイン変更は、周年記念や大型イベント時などに限定する

  • 変更前後には必ず告知し、「タグを付け直してください」と案内する

これにより、メンバー体験を損なわずにサーバータグを活用しやすくなります。


Discovery用サーバータグの設定方法(検索タグ)

Discoveryに参加するための前提条件

Discovery用サーバータグ(検索タグ)を設定するには、サーバー側でいくつかの条件を満たす必要があります。代表的な前提条件の例は次のとおりです。

  • サーバー設定から「コミュニティ」を有効化している

  • ルールチャンネルやガイドラインチャンネルなど、コミュニティ関連の必須項目を設定している

  • 一定人数以上のメンバーが所属している

具体的な条件は時期や地域により変わることがあるため、最新の公式ヘルプを併せてご確認ください。

最大5つのタグを設定する手順

Discoveryに参加しているサーバーでは、検索用のタグを最大5つまで設定できます。

  1. サーバー設定を開き、「Discovery」または類似の項目を選択します。

  2. サーバーのジャンル(ゲーム、音楽、勉強など)や対象者(日本語、学生、社会人など)に合ったキーワードを選びます。

  3. 必要なタグを最大5つまで登録し、保存します。

「ジャンル+対象者」の組み合わせにすることで、狙っているユーザーに届きやすくなります。

週1回の変更制限とペナルティの注意点

Discovery用タグには、次のようなルールが設けられている場合があります。

  • タグの変更は一定期間(例:週1回)まで

  • 実態と異なるタグや不適切なタグを設定すると、タグ削除やDiscoveryからの除外などの対応を受ける可能性がある

新規参加者を増やしたい場合でも、過剰な釣りタグは避けることをおすすめいたします。


サーバータグが使えない場合の代替手段

ロール名・ニックネームで所属を表現する

サーバータグ機能が利用できないサーバーでは、次のような代替案を検討できます。

  • ロール名にサーバーの略称やブランド名を含める

    • 例:[ABC] メンバー など

  • ニックネームの末尾にサーバー略称をつけるようメンバーに任意で協力してもらう

完全に同じ見た目にはなりませんが、「どのサーバーのメンバーか」を表現する手段として活用できます。

サーバーDiscoveryタグを活かして参加者を集める

目的が「コミュニティの認知向上」や「新規メンバーの獲得」であれば、プロフィール用サーバータグだけにこだわる必要はありません。

  • Discovery用タグを適切に設定する

  • サーバー紹介文やアイコンを分かりやすく整える

  • 外部のサーバー紹介サイトやSNSと連携する

といった施策と組み合わせることで、より多くのユーザーにサーバーを知ってもらうことができます。

今後のアップデートに備えて準備しておくこと

サーバータグは、今後仕様変更や対象サーバーの拡大が行われる可能性があります。その際にスムーズに導入できるよう、事前に次の点を整理しておくと有用です。

  • サーバーのブランドコンセプト(どのような印象を与えたいか)

  • 4文字以内の略称案・タグ名候補

  • サーバーブーストの利用方針(どの特典を優先するか)

  • タグ変更時の告知方法や運用ルール


まとめ:サーバータグを活用してコミュニティの一体感を高めよう

Discordのサーバータグは、まだ提供範囲や仕様が変動する機能でありつつも、コミュニティの一体感やブランドを高めるうえで非常に有用な仕組みです。

  • サーバーブースト3つでプロフィール用サーバータグを解放し、タグ名・バッジ・カラーを設計する

  • メンバーにはPC版・スマホ版それぞれの設定手順を案内する

  • 表示されない場合は、ブースト数・権限・実験機能の対象有無などを確認する

  • サーバータグが使えない場合でも、ロール名やニックネーム、Discovery用タグを活かす