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Discordエラー2012の原因と解決策|ストリームが見れない・読み込まれないときの対処法

Discordで配信を見ようとした瞬間、「エラー2012」が表示され、画面が真っ黒なまま——。
急いで視聴したいときに限って発生し、理由も分からず困ってしまうことは少なくありません。

エラー2012は、視聴者側がストリームにうまく接続できなかったときに起こる“接続タイムアウト”のサインです。
原因はネットワーク・Discordアプリ・PC設定・サーバー側の問題などさまざまで、正しい手順を踏まなければ何度も再発してしまうこともあります。

本記事では、
「いまストリームを見たい」方が最短で解決できるように、原因の特定から環境別の具体的な対処法まで 丁寧に整理いたしました。
はじめてトラブルに遭遇した方でも順番に試すだけで改善できるよう、クイックチェックとOS別の手順も分かりやすくまとめています。

目次

Discordのエラー2012とは?意味と発生タイミング

Discordでストリーム(画面共有やゲーム配信など)を視聴しようとした際、「エラー2012」というメッセージが表示され、視聴ができなくなる場合があります。

エラーコード2012は「Video Viewer Timeout(視聴側のタイムアウト)」とされており、視聴者側がストリームに接続しようとしたものの、一定時間内に接続が完了しなかったときに出やすいエラーです。

典型的には、次のような場面で発生します。

  • 誰かが配信しているボイスチャンネルで「視聴」ボタンを押しても、しばらく待った後にエラー2012になる

  • 画面共有の映像が真っ黒のまま読み込まれず、少し経つとエラー2012が表示される

  • 以前は問題なく視聴できていたストリームが、ある日から突然エラー2012で見られなくなった

近いエラーコードとの違い(2010・2011・2015 など)

エラー2012は、以下のような近いコードとセットで扱われることが多いです。

  • 2010:Stream at Maximum Viewers
    視聴者数が上限に達しており、新しく視聴を開始できない状態です。

  • 2011:Video Streamer Timeout
    配信者側の映像・カメラが接続タイムアウトした場合に出るエラーです。

  • 2012:Video Viewer Timeout
    視聴者側のストリーム接続がタイムアウトした場合のエラーです。

  • 2015:視聴側のタイムアウトに関連する類似コード

本記事では、このうち視聴者側に出るエラー2012に焦点を当てて解説いたします。


エラー2012が出る主な原因

ここでは、エラー2012が発生する代表的な原因をカテゴリごとに整理します。

ネットワーク・回線まわりの原因

  • Wi-Fiの電波が弱い・混雑していて不安定

  • ルーターやモデムが長時間稼働しており、一時的な不具合が起きている

  • VPN・プロキシの利用により、Discordのストリーム通信がブロックまたは遅延している

  • 企業ネットワークや学校のWi-Fiで、動画ストリーミング系の通信に制限がかかっている

このようなネットワークの問題があると、ストリームに接続しようとしてもタイムアウトし、エラー2012が表示されやすくなります。

Discordアプリ・キャッシュの問題

  • Discordアプリが古いバージョンのままになっている

  • アップデートやクラッシュの影響でキャッシュファイルが破損している

  • インストール時にセキュリティソフトが干渉し、環境が中途半端な状態になっている

こうしたアプリ側の不整合でも、ストリーム機能に不具合が出ることがあります。

PC・ブラウザ・OS側の要因

  • ハードウェアアクセラレーションの相性(ON/OFFのどちらかで問題が発生)

  • GPUドライバーが古い、または特定バージョン固有の不具合

  • ブラウザ版Discord利用時に、拡張機能や古いブラウザが干渉している

環境によっては、ディスプレイ設定やグラフィック関連の設定が影響している場合もあります。

Discord側の障害・サーバー負荷

  • Discord自体に障害が発生している

  • 特定リージョンのボイス・ストリームサーバーで負荷が高くなっている

この場合は、自分の設定をいくら変更しても改善せず、他のユーザーも似た症状に遭遇していることが多いです。


まずはここから:3分でできるクイックチェック

時間がない場合は、まず以下の4つだけ実施してください。これだけで解消するケースも少なくありません。

ステップ1:DiscordとPC/スマホを再起動する

  1. Discordを完全に終了します(タスクトレイ・バックグラウンドも含めて終了します)。

  2. PCまたはスマホ本体を再起動します。

  3. 再起動後にDiscordを起動し、もう一度ストリーム視聴を試します。

一時的な不具合であれば、この操作だけで改善することがあります。

ステップ2:別のネットワーク・回線で試す

  • 自宅Wi-Fiからスマホのテザリングに切り替える

  • 2.4GHz帯のWi-Fiから5GHz帯に変更する

  • 別のルーター・別の回線を利用してみる

ネットワークを変えた途端にエラーが出なくなる場合は、元の回線やルーター側に原因がある可能性が高いと考えられます。

ステップ3:Discordステータスページ等で障害を確認する

  • Discord公式のステータスページ

  • Discord公式のSNS(X/旧Twitterなど)

これらを確認し、現在障害情報が出ていないかをチェックしてください。

  • 障害が公表されている場合:復旧を待つしかないケースが多いです。

  • 障害が確認できない場合:自分の環境側の問題である可能性が高くなります。

ステップ4:別端末・別ブラウザで再現するか確認

  • PCでエラーが出る場合 → スマホアプリでも同じストリームを試す

  • デスクトップアプリでエラーが出る場合 → ブラウザ版Discordで試す(またはその逆)

別の端末・別のアプリでは問題なく視聴できるかを確認することで、原因の切り分けがスムーズになります。


状況別の切り分けガイド

「自分だけ」エラー2012が出る場合

同じボイスチャンネルで、他のメンバーは普通にストリームを見られているのに、自分だけエラー2012になる場合は、次のような要因が疑われます。

  • 自分のネットワーク(Wi-Fi・VPN・プロキシ)の問題

  • 自分のPC・スマホの設定やアプリの問題

  • セキュリティソフト・ファイアウォールの干渉

この場合は、この記事の「Windows」「Mac・Linux・ブラウザ版」「モバイル」のセクションから、該当する環境の対処法を順に試してください。

「サーバー全体」で視聴できない場合

誰が視聴しようとしても、すぐにエラー2012や類似のエラーが出てストリームを見られない場合は、以下が考えられます。

  • 配信者側の回線が非常に不安定

  • 配信者のPCが高負荷または古いバージョンのDiscordを利用している

  • Discord側で一時的な障害やサーバー負荷が発生している

この場合は、視聴者側だけでは解決できないため、配信者側にも回線・PC・Discordの更新などを見直してもらう必要があります。

視聴はできるが、頻繁に切断される場合

視聴自体はできるものの、数分おきに切断されてエラー2012になる場合は、次の要因が多いです。

  • 回線品質(速度よりも「安定性」「遅延」の問題)

  • Wi-Fiの電波干渉や距離の問題

  • バックグラウンドで大容量ダウンロードが走っている

この場合は、後述の「再発を防ぐための設定・運用のコツ」もあわせてご確認ください。


WindowsでDiscordエラー2012が出るときの対処法

ここからは、Windows PCを利用している場合の具体的な対処手順を説明いたします。

手順1:DiscordアプリとWindowsを最新状態に更新

  1. Discordを起動し、アップデートの有無を確認します(自動更新が有効かどうかも含めて確認します)。

  2. Windows Updateを実行し、利用可能な更新プログラムをすべて適用します。

  3. PCを再起動し、再度ストリーム視聴を試します。

アプリやOSが古い場合、ストリーム機能の互換性に問題が出ることがあります。

手順2:Discordのキャッシュを削除する(%appdata%)

  1. Discordを完全に終了します(タスクマネージャーでDiscord関連プロセスが残っていないか確認します)。

  2. Win + R キーを押し、「ファイル名を指定して実行」を開きます。

  3. %appdata% と入力し、Enterキーを押します。

  4. 開いたフォルダ内の「Discord」フォルダを開きます。

  5. CacheCode CacheGPUCache フォルダの中身を削除します。

  6. PCを再起動し、Discordを起動してストリーム視聴を試します。

ここで削除されるのは一時ファイル類であり、サーバーやメッセージが消えることはありません。

手順3:ハードウェアアクセラレーションをオン/オフで切り替える

  1. Discordを起動し、「ユーザー設定(歯車アイコン)」を開きます。

  2. 「詳細」または「詳細設定」項目を選択します。

  3. 「ハードウェアアクセラレーション」のスイッチを、現在とは逆の状態に変更します(ONならOFF、OFFならON)。

  4. Discordが再起動されるので、その後ストリーム視聴を再度試します。

環境によって、ハードウェアアクセラレーションを無効にした方が安定する場合と、有効にした方が安定する場合があります。両方試して挙動を比較してください。

手順4:VPN・プロキシ・セキュリティソフトを一時的に無効化して確認

  • 商用VPNや仕事用VPNを利用している場合は、一度切断した状態でDiscordを起動し、ストリーム視聴を試します。

  • プロキシ設定を使用している場合は、一時的に無効化して挙動を確認します。

  • セキュリティソフトやファイアウォールで、Discordの通信が制限されていないか確認し、テスト目的で一時的に保護レベルを下げて試します。

これらを無効化した状態でエラーが出なくなる場合は、VPNやセキュリティ設定側に原因がある可能性が高いです。

手順5:GPUドライバーを更新する

  1. 使用しているGPU(NVIDIA / AMD / Intelなど)を確認します。

  2. GPUメーカーの公式ツールやドライバー配布ページから、最新のドライバーをインストールします。

  3. PCを再起動し、Discordでストリーム視聴を再度試します。

GPUドライバーとDiscordの映像処理機能の相性により、ストリームや画面共有で不具合が出ることがあります。

手順6:それでも直らない場合の再インストール手順

  1. 「アプリと機能」からDiscordをアンインストールします。

  2. %appdata% および %localappdata% フォルダを開き、Discordフォルダを削除します(必要に応じてバックアップしてください)。

  3. PCを再起動します。

  4. Discord公式サイトから最新のインストーラをダウンロードし、再インストールします。

これにより、破損した設定やキャッシュを含め、一度クリーンな状態から環境を作り直すことができます。


Mac・Linux・ブラウザ版でのポイント

Mac版Discordで試すべき設定

  • Discordアプリを最新バージョンに更新します(公式サイトまたはApp Store)。

  • macOSのソフトウェアアップデートを適用し、OSを最新状態に保ちます。

  • 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「画面収録」「カメラ」などで、Discordに必要な権限が付与されているか確認します。

  • ルーター再起動・Wi-Fi変更など、ネットワーク側の対処も併せて行います。

Linux版Discord特有の注意点

Linux環境では、以下のような点が影響する場合があります。

  • Discordのインストール方法(公式.deb、flatpak、snap など)の違い

  • Wayland/Xorg といったディスプレイサーバーの違い

  • 各ディストリビューション固有のグラフィック設定やブラウザ設定

エラー2012が頻発する場合は、次のようなアプローチも検討してください。

  • 別のパッケージ形式でDiscordを入れ直す(公式.deb から flatpak へ変更など)

  • 別のブラウザ(Chrome系・Firefox系)でDiscord Webを試す

  • Wayland利用中であれば、一度Xorgセッションで試してみる

ブラウザ版Discord利用時の対処

ブラウザ版Discordを利用している場合は、以下の点を確認します。

  • ブラウザを最新バージョンに更新する

  • 別のブラウザ(Chrome、Edge、Firefoxなど)でDiscordを試す

  • 広告ブロッカー・セキュリティ系の拡張機能を一時的に無効化する

  • ブラウザの設定項目から「ハードウェアアクセラレーション」をオン/オフで切り替え、挙動を確認する


モバイル(iPhone・Android)でエラー2012が出る場合

スマホでDiscordを利用している場合の対処法をまとめます。

アプリとOSのアップデート

  • App Store/Google PlayでDiscordアプリを最新バージョンに更新します。

  • iOS/Android本体のソフトウェアアップデートを適用します。

モバイルデータとWi-Fiを切り替えて確認

  • Wi-Fi利用時にエラーが出る場合 → モバイルデータに切り替えて同じストリームを試します。

  • モバイルデータ利用時にエラーが出る場合 → 安定したWi-Fiに接続して試します。

特定の回線だけでエラーが頻発する場合は、その回線側に制限や品質の問題がある可能性があります。

アプリキャッシュ・ストレージ不足の解消

  • Androidでは「設定」→「アプリ」→「Discord」からキャッシュを削除します。

  • 不要なアプリやデータを削除し、端末ストレージに十分な空き容量を確保します。

機内モードオン/オフ・再起動によるリセット

  • 機内モードを一度オン→オフにして、ネットワークをリセットします。

  • 端末本体を再起動し、再度Discordからストリーム視聴を試します。


企業ネットワーク・学校Wi-Fiでの注意点

制限されやすい通信とエラー2012の関係

企業や学校のネットワークでは、次のような制限が設けられていることがあります。

  • 動画配信・ストリーミングサービスの帯域制限

  • 特定ポートやプロトコルのブロック

  • 暗号化通信(HTTPSなど)の検査・フィルタリング

これらが影響すると、Discordのストリームだけがタイムアウトし、エラー2012として表面化する場合があります。

IT管理者に相談するときに伝えるべき情報

ネットワーク管理者に相談する場合は、以下を整理して伝えるとよいです。

  • 発生しているエラーコード(2012)の内容

  • どのサーバー・どのボイスチャンネル・どの時間帯で発生しているか

  • 自宅回線など、別のネットワークでは問題なく視聴できるかどうか

具体的な情報があるほど、原因特定と対応方針の検討がしやすくなります。

自宅回線で一時的に回避する方法

重要なイベントや視聴を確実に行いたい場合は、次のような一時的な回避策も検討してください。

  • 自宅の光回線や個人のWi-Fi環境から接続する

  • スマホのテザリングを利用して一時的に視聴する(通信量には注意が必要です)


再発を防ぐための設定・運用のコツ

一度エラー2012が解消しても、環境によっては再発することがあります。以下のポイントを意識すると、安定してDiscordを利用しやすくなります。

安定した回線・ルーター環境の整備

  • ルーターのファームウェアを定期的に更新する

  • 可能であれば5GHz帯のWi-Fiを利用し、ルーターとの距離を近づける

  • 長時間稼働しているルーター・モデムは、定期的に再起動する

DiscordとGPUドライバーの定期アップデート

  • Discordの自動アップデートを無効にしない

  • GPUドライバーを定期的に更新し、古いバージョンのまま放置しない

不要な常駐アプリ・拡張機能を減らす

  • 通信をフィルタリングするブラウザ拡張機能は必要最小限にする

  • バックグラウンドで帯域を大量に消費するアプリ(クラウド同期・ダウンローダーなど)を減らす

トラブル時にメモしておくべきポイント

  • いつ・どの環境(回線・端末)でエラー2012が出たか

  • どの対処法を実施して改善したか

  • 改善後、再発したかどうか

これらをメモしておくことで、次回のトラブルシューティングやサポート問い合わせ時に役立ちます。


それでも解決しないときは:Discordサポートへの相談手順

問い合わせ前に整理しておく情報

Discordサポートに問い合わせる前に、次の情報を整理しておくことを推奨します。

  • 使用しているOS(Windows/macOS/Linux/iOS/Androidなど)

  • Discordのバージョン、およびデスクトップアプリ/ブラウザ版の別

  • エラー2012が表示されるまでの具体的な操作手順

  • すでに試した対処法(再起動・回線変更・キャッシュ削除・再インストールなど)

サポートに伝えるべきポイント

  • エラー画面のスクリーンショット(エラー番号が分かるもの)

  • 発生頻度(毎回なのか、不定期なのか)

  • 別端末・別回線で同じエラーが再現するかどうか

これらを明確に伝えることで、サポート側も状況を把握しやすくなり、適切な案内につながります。

一時的な代替手段(ブラウザ版・別端末など)

サポートからの回答や修正を待つ間、次のような代替手段を取れる場合があります。

  • デスクトップアプリで問題が出る場合 → ブラウザ版Discordを利用する

  • PCで問題が出る場合 → スマホアプリから視聴する

一時的に環境を切り替えることで、重要な視聴機会を逃さずに済む場合があります。


よくある質問(FAQ)

Q1. エラー2012と2015の違いはありますか?

どちらも視聴側のストリーム接続がタイムアウトしたときに表示されるコードとされており、挙動としては非常に近いものです。本記事で紹介した対処法は、エラー2015にも概ね有効と考えて問題ありません。

Q2. 配信者を変えるとエラーが出なくなるのはなぜですか?

特定の配信者のときだけエラーが頻発する場合、その配信者側の要因(回線品質、PCの負荷、Discordバージョン、配信設定など)が影響している可能性があります。配信者側にも回線・アプリ・PCの状態を見直してもらうことをおすすめいたします。

Q3. 一時的に直っても再発します。どこを重点的に見直せばよいですか?

再発を繰り返す場合は、特に次の3点を重点的に確認してください。

  1. 回線品質(Wi-Fiの安定性、ルーターの状態、他の通信の混雑)

  2. DiscordとGPUドライバーの更新状況

  3. VPN・プロキシ・セキュリティソフトなど、通信経路に介在するソフトウェアの設定

Q4. エラー2012はDiscord側の不具合の可能性もありますか?

はい、その可能性もあります。複数のユーザーが同じタイミングでエラー2012に遭遇している場合、Discord側の障害やサーバー負荷が原因のケースも想定されます。その際は、Discordステータスページや公式SNSで障害情報を確認し、復旧を待つことが必要です。