「コンソールコマンド」と聞くと、PS5やXboxで使える裏技のように感じるかもしれません。しかし、サイバーパンク2077で一般に紹介されているコンソールコマンドの多くは、PC版でCyber Engine Tweaks(CET)を導入し、ゲーム画面に表示されるコンソールから実行するのが前提です。ここを取り違えると、どれだけコマンドを集めても動かず、時間だけが過ぎてしまいます。
本記事では、CETの導入と初期設定、コンソールの開き方、目的別に使いやすいコマンドの考え方(お金・素材・ポイント・車両など)、そして「入力しても反映しない」「昔の一覧が動かない」といった典型トラブルの切り分けまで、順番に整理しました。安全に試すためのバックアップ手順や、アップデート後でも迷いにくい「最新リストのたどり方」も含めて解説します。PC版で確実にコンソールを使える状態を作り、必要なときにだけ迷わず活用できる手元ガイドとしてご利用ください。
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サイバーパンク2077のコンソールコマンドはどこで使えるか
ゲーム機のコンソールとCETのコンソールは別物
まず押さえるべきは、「コンソール」という言葉が2つの意味で使われる点です。これが混同されると、調べても調べても話が噛み合わず、導入の途中で諦めてしまう原因になります。
ゲーム機(PS5/XSXなど)のコンソール
これはハードウェア/プラットフォームとしての呼び方です。一般に「家庭用コンソール機」と言われるときの“コンソール”はこちらです。PC版で表示する入力画面としてのコンソール
MOD等によって、ゲーム画面の上にオーバーレイ表示される入力欄を指します。ここにコマンドやスクリプトを入力して実行します。
検索で出てくる「コンソールコマンド」の多くは後者の意味で、ゲーム内の状態(所持金、アイテム、フラグ、車両解放など)に対して命令を出す仕組みです。つまり、前提として「入力画面を表示するための仕組み」が必要になります。
また、家庭用ゲーム機については、一般的なMOD導入や外部ツールによるコンソール機能が制限されやすく、PC版と同じ考え方で実現できるとは限りません。ここを曖昧なまま進むと、最後まで「その機能が存在しない」ことに気づけず、時間だけが溶けてしまいます。まずは「自分がPC版で遊んでいるか」を確認し、PC版であれば次の項のCET等の導入に進む、という順番にしておくと迷いません。
PC版で必要になるCyber Engine Tweaksの位置づけ
PC版で「コンソールコマンド」を語る上で、もっとも頻出する前提ツールが Cyber Engine Tweaks(CET) です。CETは、ゲームに対して拡張機能を提供し、オーバーレイを表示して入力・実行できる環境を整える役割を担います。多くのコマンド例がCETのコンソールを前提に書かれているため、CETを導入していない状態でコマンド一覧だけ眺めても、実行できずに終わります。
ここで重要なのは、CETの位置づけを「チートそのもの」と捉えるのではなく、実行環境(入口) と捉えることです。入口が整っていれば、コマンドを入力してゲームの状態を変えられます。入口が整っていなければ、どれだけ正しいコマンドを持っていても何も起きません。
また、サイバーパンク2077は大型アップデートで内部仕様が変わることがあります。すると、以前は動いたコマンドが動かなくなる、あるいは同じ目的でも別の手段が必要になるケースが出ます。そのため「コマンド例」だけでなく、どの版で使える情報か/最新情報をどこで追うか まで理解しておくと、将来のアップデートでも対応しやすくなります。
サイバーパンク2077でコンソールコマンドを使う準備
導入前にやるべきバックアップと注意点チェックリスト
コンソールコマンドは便利ですが、ゲームの状態を直接変えられるということは、間違えた入力もそのまま反映され得るということです。特に次のような変更は、セーブに強く影響する場合があります。
進行フラグに関わる変更(クエスト状態、重要な分岐)
解放系(車両・アイテム・レシピ・機能)
大量の付与(極端な金額や素材、同一アイテムを大量追加)
本来の入手ルートと矛盾する状態(未取得のはずのユニーク品を先に持つ等)
このリスクを受け入れた上で使うのが基本です。とはいえ、事前にやるべきことを押さえれば、失敗確率を大きく下げられます。以下は、導入前に最低限実施しておきたいチェックリストです。
セーブを複数スロットに分散する
1つのスロットに上書きし続けると、問題が起きたときに戻る場所がなくなります。最低でも「普段用」「検証用」「バックアップ用」を分けておくと安心です。検証用セーブを作る
コマンドは「まず小さく試す」が鉄則です。普段の進行データではなく、試験用のセーブを用意して、反映の仕方を確認してから本番に移すと事故が減ります。一度に大きく変えない
たとえば所持金を増やす場合でも、最初は1,000→10,000→100,000のように段階的に増やし、UI表示の反映や挙動を確認しながら進めるのが安全です。MODの導入・更新は慎重に
CETや関連MODを更新するときは、ゲームの起動確認を挟み、問題がないことを確かめてから次のMODへ進めてください。複数を一気に変えると、トラブル時の原因切り分けが難しくなります。大型アップデート直後は“まず前提ツールの対応状況”を見る
ゲーム本体が更新された直後に、CETや依存MODが追従できていない場合があります。その状態で無理に動かそうとすると、起動しない・エラーが出る・挙動が不安定になることがあります。アップデート後は「CETが対応しているか」を確認してから作業するのが無難です。
このチェックリストを通した上で使えば、コンソールコマンドは「取り返しのつかない危険な裏技」ではなく、「自己責任でコントロールできる便利機能」に近づきます。
CET導入から起動キー設定までの流れ
CET導入は、配布元や導入方法(手動、MODマネージャー利用など)によって細部が変わりますが、導入後の流れは概ね共通です。ここでは「導入後に何ができれば準備完了なのか」を明確にして、迷子にならないように整理いたします。
CETを導入し、ゲームを起動する
重要なのは「導入したつもり」ではなく、「ゲームが起動し、CETが読み込まれている状態まで到達する」ことです。起動中にCETが動作している兆候(初回セットアップ画面、オーバーレイが開くなど)を確認してください。初回起動時にオーバーレイ表示キーを設定する
CETはゲーム画面上にUIを重ねて表示します。そのUIを開くためのキー(Overlay Key)を設定します。ここで設定したキーが分からなくなると、導入したのに何も出せず、詰まります。
可能なら、普段使わないキーに設定し、他のMODやゲーム内キー割り当てと衝突しないようにしておくと安全です。ゲーム内で設定したキーを押し、CETのUI(オーバーレイ)が開くことを確認する
オーバーレイが開けば、少なくともCETが起動している可能性が高い状態です。ここで開かない場合、導入場所・ファイル配置・前提条件・競合などが疑われます(詳しくは後半のトラブルシューティングへ)。Consoleを開き、入力欄にコマンドを入れて実行する
CETのオーバーレイ内には複数のタブやメニューがあり、コンソール入力欄を開いてコマンドを実行します。
この段階で初めて「コンソールコマンド」が意味を持ちます。逆に言えば、ここに到達していないなら、コマンド一覧を眺めるより先に、導入・表示・起動キーの確認が必要です。
準備のゴールは、「オーバーレイが開く」ではなく、コンソール入力欄を表示し、テスト入力ができる状態です。ここまで整えてから、次章の基本操作に進みます。
サイバーパンク2077のコンソールコマンド基本操作
コンソールの開き方と入力のルール
コンソールコマンドを安定して使うためには、入力のルールを最初に理解しておくことが重要です。特に、初心者がよく踏む地雷は「コピペしたのに動かない」問題で、その多くは入力ルールと前提条件に起因します。
押さえるべき基本ルールは次の通りです。
大文字小文字を区別する
たとえばGame.AddToInventoryとgame.addtoinventoryは別物として扱われる場合があります。英語のコマンドは見た目が似ていても、1文字の大小で動かなくなることがあるため、コピペ後に不要なスペースが入っていないかも含めて確認してください。引用符・カンマ・括弧の位置が非常に重要
文字列を指定する場合は引用符が必要になるケースが多く、引数が複数あるとカンマ区切りになります。括弧の閉じ忘れや引用符の種類(全角になってしまう等)で失敗することもあります。入力する場所が正しいか確認する
似たような入力欄でも、ログ表示欄や検索欄、別タブの入力欄に入れてしまうと当然動きません。コンソール実行欄であることを確認し、実行方法(Enterで実行、ボタンで実行など)も把握しておくと混乱が減ります。ゲーム内の状態によっては反映しない
たとえば特定のクエスト進行後にしか存在しないアイテム、DLC導入が前提の要素、解放フラグが必要な要素などは、条件が揃わないと反映しない場合があります。単純な入力ミスではないこともあるため、切り分けが必要です。大型アップデートで内部名や挙動が変わることがある
以前は通ったコマンドが通らない、別の方法が推奨される、ということが起き得ます。古い記事を参照した場合は「その記事がどのバージョン基準か」を意識してください。
入力ルールは地味ですが、ここを押さえるほど成功率が上がります。逆に、ここを軽視すると「何も動かない」「自分の環境だけおかしい」と思い込み、遠回りになりがちです。
まず試すべき安全なテストコマンドと確認手順
導入直後にいきなり複雑なコマンドを試すと、失敗したときに原因が分からなくなります。最初は「反映確認が簡単」「戻しやすい」「条件に左右されにくい」ものから試すのが定石です。
ここでは、テストの進め方そのものを手順化します。コマンド例は環境差があるため、重要なのは「小さく試し、反映を確認し、切り分ける」という流れです。
検証用セーブをロードする
まず事故を避けるため、検証用セーブで開始します。これだけで精神的負担が減り、落ち着いて作業できます。反映が目視しやすい対象を選ぶ
所持金、素材、消耗品など「増えたかどうか」がすぐ分かる対象が向いています。ポイント系やフラグ系は、反映確認が難しいことがあるため後回しが無難です。少量で実行する
いきなり極端な数値を入れると、上限や丸め、表示更新、内部処理などで想定外の挙動が出ることがあります。まずは少量で通るかを見ます。反映を確認する
インベントリ画面や所持金表示など、反映が見える場所を開きます。場合によっては画面遷移やメニュー開閉で表示が更新されることもあるため、確認手順を固定化すると良いです。反映しない場合は、入力ルール→前提ツール→版違いの順に疑う
反映しない原因は大きく3系統に分かれます。入力が間違っている(大小、引用符、引数)
そもそもコンソール実行環境が動いていない
バージョン差でコマンドが変わっている
この順で疑うと、無駄な試行錯誤が減ります。
テストの目的は、特定のチートを完成させることではなく、自分の環境で「入力→実行→反映」が成立することを確認することです。これができれば、以降のコマンドは「一覧の参照先」と「引数の正確さ」に集中できるようになります。
目的別サイバーパンク2077コンソールコマンド例
お金・素材・消耗品を増やす
このカテゴリは、コンソールコマンドの練習としても、プレイの快適化としても利用されやすい領域です。特にお金(エディー)やクラフト素材は、ゲーム内の経済やクラフト進行に直結するため、「ストーリーを楽しみたいのに稼ぎで足踏みする」といったストレスを緩和する目的で使われることがあります。
ただし、ここで大切なのは「増やす」ことよりも、増やし方をコントロールすることです。
増やしすぎるとゲーム体験が崩れる
経済バランスが前提の報酬や選択が意味を失い、達成感が薄れる場合があります。必要最低限に留めると、満足度を保ちながら快適化できます。素材や消耗品は“何を増やしたいか”が重要
目的がクラフト強化なら素材、回復の快適化なら医療アイテム、改造を楽しみたいならパーツ、というように、増やす対象を決めてから探すと効率的です。最初は小さい数で反映確認をする
たとえば、所持金をいきなり桁違いに増やすのではなく、まず少額で増やして反映するかを確認し、その後に必要な分だけ追加する、という手順が安全です。
このカテゴリは「成功体験を作りやすい」反面、「勢いで増やしすぎる」事故が起きやすいカテゴリでもあります。検証用セーブで数回試し、反映のタイミングや表示更新の癖を理解してから本番に移すのがおすすめです。
能力値・パークなどポイント系
ポイント系は、コンソールコマンドの中でもトラブルが出やすい領域です。理由は単純で、数値を増やすだけでなく、ゲーム側の成長システム(経験・解放・条件)と絡むため、単純な加算で済まない場合があるからです。
ポイント系でよく起こる状況は次の通りです。
直接ポイントを増やす方式が安定しない場合がある
バージョンや内部仕様により、「ポイントを直接加算する」よりも「アイテム付与→使用」の方が安定することがあります。コミュニティではスキルブックや成長用チップの付与例が共有されることもありますが、これは「ゲームの正式な処理に寄せる」発想です。上限や前提条件が絡む
能力値やパークは上限が存在し、また一部の解放は条件を満たして初めて有効になります。コマンドが通っても、見た目上の反映が遅れたり、別画面で確認が必要だったりすることがあります。増やしすぎると整合性が崩れやすい
一気に大量の成長を与えると、ゲームが想定する進行と齟齬が出たり、UIの表示や解放状態に違和感が出ることがあります。段階的に増やし、都度メニューを開閉して反映を確認する手順が安全です。
もし目的が「最適ビルドを試したい」なら、ポイントの増減よりも「検証用キャラクター」を用意して試す方が安心です。本番データに一度入れてしまうと戻しにくいケースもあるため、ポイント系は慎重に扱うのが無難です。
車両・移動・便利系(例:車両解放)
車両や移動系は、探索や移動時間の短縮、移動手段の幅を広げる目的で使われます。特に、オープンワールドで長時間プレイするほど移動の快適性は重要になり、「徒歩やファストトラベルだけでは面倒」「好きな車で移動したい」という動機が生まれやすい領域です。
ただし、車両解放や移動系は「恒久的にセーブへ影響しやすい」ものが含まれます。以下の点を意識してください。
解放系は元に戻しにくいことがある
所持金や素材のように減らせば戻せるものと違い、解放フラグが立つと戻すのが難しい場合があります。検証用セーブで実行し、問題がないことを確認してから本番へ移すのが安全です。DLC導入状況や進行度によって挙動が変わる
DLC前提の車両や、特定イベントで解放される車両などは、条件が揃わないと不自然な状態になることがあります。何かが“出ない”場合は、入力ミスだけでなく、条件未達を疑ってください。便利系は快適になる一方で、ゲームの設計意図を飛び越える
テレポートや強制移動などは、クエスト進行やイベントトリガーと干渉しやすいです。「使うなら探索用」「クエスト中は避ける」など、ルールを決めると事故が減ります。
便利系は、うまく使えば“作業感”を減らしてストーリー体験を濃くできます。一方、クエストの導線を破壊しやすい側面もあるため、用途を限定して使うのがコツです。
コマンド一覧を最新化する参照先
コンソールコマンドで最も厄介なのは、「今の自分の環境で動く一覧がどれか分からない」問題です。検索結果には多数の一覧が出ますが、サイバーパンク2077はアップデートで内部の呼び名や動作が変わることがあり、古い一覧をそのまま使うと動かないケースが出ます。
この問題を回避する鍵は、一覧そのものを丸暗記することではなく、最新版へ辿り着くための手順を持つことです。
参照先は優先順位を決める
まずは実行環境(CET)に紐づく公式情報や最新案内を起点にします。次にコミュニティのまとめやMODページを補助的に使う、という順番にすると、古い情報を引く確率が下がります。一覧は“用途別”に扱うと探しやすい
すべてのコマンドを1ページで把握しようとすると挫折します。「お金」「素材」「ポイント」「車両」「移動」「見た目」など、用途別に必要なものだけ引く運用の方が現実的です。動かないときは、一覧の信頼性ではなく“版の一致”を疑う
「このサイトの一覧は嘘だ」と判断する前に、「自分のゲームバージョンと、その一覧が想定するバージョンが一致しているか」を確認する方が合理的です。多くの場合、問題は情報の正誤ではなく、版の不一致です。
一覧の扱い方が分かると、アップデートのたびに検索し直して混乱する回数が減ります。結果として「必要なときに必要な情報だけ使う」状態になり、コンソールコマンドを安全に運用しやすくなります。
サイバーパンク2077でコンソールコマンドが動かない時
反映しない原因トップ10(まずここから)
コンソールコマンドが反映しないとき、多くの方は「コマンドが間違っている」と考えがちです。しかし実際には、原因はコマンドそのもの以外にも分散しています。ここでは、頻度が高いものから順番に潰せるよう、トップ10として整理いたします。
オーバーレイが開けていない/コンソール実行欄に入れていない
そもそもCETのコンソールで実行できていないケースです。導入しただけで満足してしまい、実行欄がどこか分からないままになっていることがあります。大文字小文字の違い
1文字違いで動かなくなります。コピペ後に意図せず変換されていないかも確認してください。引用符が全角になっている/記号が違う
日本語入力環境でコピペすると、引用符がスマートクォートになる、全角記号になるなどで失敗することがあります。見た目が似ていても別文字です。カンマや括弧の不足・過剰
引数の区切りがずれていると、エラーになったり、無反応に見えたりします。不要なスペースや改行が混入している
特に末尾や途中に見えないスペースが入ると失敗することがあります。短いコマンドで一度成功させ、入力の癖を把握すると良いです。アイテムIDや内部名が違う
同じ目的でも、参照している資料が古いと内部名が一致しない場合があります。数値の形式が想定と違う
整数が必要なのに小数を入れる、想定外の桁を入れる、上限を超えるなどで反映しない場合があります。最初は小さい値で試すのが安全です。ゲーム内条件が揃っていない
DLC、進行度、解放状態によっては対象が存在しない/反映しないことがあります。MOD競合でCETが正常に動いていない
オーバーレイは開くが実行が不安定、あるいは特定の操作だけ効かないなど、競合の影響が出る場合があります。アップデート直後で前提ツールが追従できていない
ゲーム本体更新後にCETや依存が未対応だと、コマンド以前に環境が不安定になります。
このトップ10は、上から順番に潰せるように並べています。いきなり9や10を疑って大掛かりな再導入をする前に、まずは入力と実行場所、記号のチェックを徹底してください。多くのケースは、ここで解決します。
2.0以降で起きやすい古い記事問題の見分け方
「昔はできた」「他人の環境ではできる」といった状況が起きやすいのが、古い記事問題です。サイバーパンク2077はアップデートで仕様が大きく変わることがあり、過去の情報がそのまま通用しない場面が出ます。特に2.0以降はビルドや成長、装備周りの設計が変化したため、コマンド例や目的達成の手段も変わり得ます。
古い記事問題を見分けるポイントは、次のように「情報の鮮度」を具体的に確認することです。
記事が“対応バージョン”を明記しているか
ただの公開日だけでは判断が難しいことがあります。理想は「2.0以降」「2.1対応」など、バージョン表記があることです。前提ツール(CET)の更新や対応状況に触れているか
具体的な導入手順があっても、CETが古い版のまま説明されていると、現状と齟齬が出ます。動かない場合の代替案や参照先が書かれているか
信頼性の高い記事ほど、「動かないときはここを確認」「最新リストを参照」といった導線があります。逆に「これを入れれば必ず動く」だけの断言は、版差を吸収できないことが多いです。コメント欄や更新履歴で“最近動いたか”が言及されているか
コミュニティ記事やMODページでは、直近のコメントに「最新パッチで動かない」「更新が必要」などの情報が出ることがあります。一次情報ではありませんが、版差の気づきとして有効です。
古い記事問題は、本人が悪いわけではなく「ゲームが変わった」ことが原因です。そのため、必要なのは“正しい記事を当てる運”ではなく、“最新版へ辿り着く手順”です。参照先の優先順位を決め、アップデート後は前提ツールの対応状況を確認する、というルーチンを作るのが最短ルートです。
最終手段の再導入・競合チェック
入力チェックを徹底しても動かない場合は、環境側の問題を疑う段階です。ここでやるべきことは「闇雲に全部入れ直す」ではなく、原因を切り分けながら最小構成に戻すことです。
前提ツールの更新状況を確認し、必要なら更新する
まずはCET本体が現在のゲームバージョンに追従できているかを確認します。アップデート後は特に重要です。MODを最小構成にする(CET単体で動作確認)
競合チェックの基本は「一度に1つずつ戻す」ことです。いったんCET以外のMODを外す
ゲームを起動し、オーバーレイが安定して開くか確認
テストコマンド(小さい付与)で反映確認
ここで動けば、競合が原因の可能性が高いです。
競合の疑いがあるMODを順に戻して検証する
一気に全部戻すと、どれが原因か分かりません。2〜3個戻して動いた/動かないではなく、基本は1つずつです。面倒に見えますが、最終的に最短になります。導入場所とファイル配置を確認する
手動導入で多いのが、ゲームのインストール先を取り違える、フォルダ階層が1つ深い/浅い、というミスです。「オーバーレイは出るが実行が不安定」などの症状でも、配置の問題が潜むことがあります。どうしても安定しない場合は、検証用プロファイルを作る
MOD管理ツールを使っている場合、プロファイルを分けて「コマンド用の軽量構成」を作ると、普段のプレイ環境を壊さずに検証できます。
この章の目的は「最終的に動く環境へ戻す」ことだけではなく、次回同じ問題が起きたときに再現性を持って直せる状態にすることです。最小構成で動作確認できるようになると、アップデート後の混乱も大きく減ります。
サイバーパンク2077コンソールコマンドのよくある質問
PS5/XSXでも使える?
一般に「サイバーパンク2077のコンソールコマンド」として紹介されている内容の多くは、PC版でCETなどを導入し、ゲーム画面上に表示するコンソール入力欄を使う前提です。ゲーム機の“コンソール”と、入力画面の“コンソール”は意味が異なるため、まずは「自分のプレイ環境がPC版か」を確認するのが先決です。
もしPS5/XSXで検索してここに辿り着いた場合は、「PC版向けの情報を見ていた」可能性が高いです。検索を続ける際は「PS5 チート」「XSX MOD」などに寄せるよりも、現状の制約を踏まえた上で「できること/できないこと」を早めに見切る方が時間の節約になります。
実績・セーブ・安全性への影響は?
実績やセーブの影響は、利用するツールや環境、そして何をどのように変更するかによって変わります。ただし、一般論として「ゲームの状態を外部から変更する行為」は、意図しない副作用を生む可能性があります。安全性を上げるために、最低限次の運用を推奨します。
検証用セーブで試し、反映と副作用を確認してから本番へ
成功しても「別の画面で表示が崩れる」「装備が不自然になる」などの副作用が出ることがあります。段階的に増やす(少量→必要量へ)
一気に大量変更すると、問題が起きたときに原因が追えません。小さく試して増やす方が安全です。クエスト中やイベント中は極力避ける
フラグやトリガーが絡む場面での変更は、進行不能やバグの原因になりやすいです。変更は“落ち着いた場所でセーブしてから”が基本です。アップデート後は前提ツールの追従状況を確認する
ゲーム更新直後に無理に触ると、環境が不安定なまま作業して事故が増えます。
「安全に使う」最大のコツは、便利さに引っ張られて無秩序に使わないことです。目的を限定し、検証手順を固定化すれば、リスクを大きく抑えられます。
おすすめのコマンドリストはどれ?
おすすめの考え方は、「どのリストが一番すごいか」ではなく、自分の環境で動く情報へ最短で辿り着ける導線を持つことです。コマンド一覧は便利ですが、古い版の情報が混在しやすく、検索上位でも動かないことがあります。
迷いにくい順番は次の通りです。
まず、前提ツール(CET)の公式情報や案内を確認する
次に、コミュニティのまとめやMODページを補助的に使う
動かない場合は「入力ミス」だけでなく「版の不一致」を疑い、参照先を更新する
一覧を“信頼できる一冊”として探すよりも、“常に最新へ戻れる地図”として扱う方が、結果的に時間を節約できます。コマンドは使っていくうちに必要なものだけが絞られていきますので、最初から全暗記を狙わず、用途別に必要な分だけ引く運用が現実的です。