※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。

Chromeで新しいタブを特定のページで開く|New Tab Redirectの使い方

新しいタブを開くたび、毎回バラバラのページに着地して作業のリズムが切れていませんか?
New Tab Redirect を使えば、Gmailやカレンダー、Notion、社内ポータルなど “いま取りかかりたい場所” を新しいタブの出発点に固定できます。
設定は数分、効果は毎日。空白(about:blank)で集中モードにするもよし、ローカルHTMLで自分専用ダッシュボードを読み込むもよし。
この記事では、導入から応用、つまずきポイントの回避まで一気にガイドします。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

Chromeは標準だけでは「新しいタブの行き先」を変えられませんが、New Tab Redirect を使えば任意URL・about:blank・file:/// まで柔軟に指定できます。
競合拡張や管理ポリシー、権限設定を押さえれば運用は安定。
毎日の“タブを開く”という小さな動作を、確実に作業へ接続するショートカットに変えていきましょう。

Chromeで新しいタブを特定のページで開く

  1. Chrome ウェブストアで「New Tab Redirect」を追加する。

  2. 拡張機能のオプションを開き、Redirect URL に開きたいページ(例:https://calendar.google.com/)を入力 → 保存。

  3. 新しいタブ(Ctrl/Cmd+T)を開くと、指定URLが表示される。
    ※ 空欄で保存すると about:blankfile:/// から始まるローカルファイルも指定可能。ホームページ(起動時ページ)を置き換えるものではなく**“新しいタブ”のみ**が対象。

Step 1|拡張機能をインストール

  1. Chrome右上のメニュー(︙)→ 拡張機能Chrome ウェブストアを開く

  2. 検索欄に New Tab Redirect と入力し、拡張機能ページで Chrome に追加 をクリック。

  3. 追加が完了したら、拡張機能アイコン(パズル型)からピン留めしておくと後で楽です。

ショートカット:Ctrl/Cmd + L でアドレスバーにフォーカス → chromewebstore と打って検索すると早いです。


Step 2|表示したいURLを設定

  1. 右上の拡張機能アイコン → New Tab RedirectOptions(オプション) を開く。

  2. Redirect URL に新しいタブで開きたいページを入力 → Save

    • 例1:https://mail.google.com/(Gmail)

    • 例2:https://calendar.google.com/(Googleカレンダー)

    • 例3:https://www.notion.so/…(Notionのワークスペース)

    • 例4:空欄で保存 → about:blank(まっさらなタブ)

    • 例5:file:///Users/you/start.htmlfile:///C:/portal/index.html(ローカルHTML)

ローカルファイルを使う場合のコツ
拡張機能の 詳細 で「ファイルのURLへのアクセスを許可」をオンにします。
手順:Chromeのアドレスバーに chrome://extensions/ → New Tab Redirect の 詳細ファイルのURLへのアクセス をオン。


Step 3|動作確認

  • Ctrl/Cmd + T で新しいタブを開く → 指定URLが開けば成功。

  • 反映されない場合は、以下を順にチェック:

    1. いったん全タブを閉じて開き直す

    2. Chrome再起動

    3. 同種の拡張(別の「New Tab」系)が入っていないか確認


応用ワザ&ユースケース

1) 業務の“疑似スタートページ”を作る

  • 社内ポータル、チームのダッシュボード、運用監視画面などを新しいタブに固定

  • 朝イチの立ち上げやタスク切り替えのたびに迷わず着地

2) 個人の生産性を底上げ

  • Todoist/Notion/Googleカレンダー/メールを“毎回の出発点”に

  • 学習ならチートシートリファレンスをローカルHTML化して file:/// 指定

3) 超ミニマル派は about:blank

  • about:blank は描画が軽く、気が散らないクリーンな画面を即座に表示

  • 新しいタブで検索だけしたいときにも最適


セキュリティ&プライバシーの注意点

  • 拡張機能は便利な反面、不要な権限を要求するものもあります。導入前に

    • 開発元、レビュー、更新履歴、要求権限を確認

    • 使わない拡張はオフまたは削除

  • ローカルファイル(file:/// を新しいタブにする場合、ファイルパスが他人に見えるわけではありませんが、共有PCではアカウントごとに設定が異なる点に留意。

  • 企業・学校管理のChrome(ポリシー適用環境)では、管理者により拡張や新しいタブの上書きが制限されることがあります。詳細は管理者ポリシーに従ってください。

迷ったら:アドレスバーに chrome://extensions/ → 不審な拡張は 削除
乗っ取りや怪しい検索エンジンに飛ぶ現象が出たら、拡張の棚卸し&Chromeの掃除(不要アプリ削除、検索エンジンの既定を確認)を。


トラブルシューティング

現象A:指定したURLにならない/別のページに飛ぶ

  • 原因1:他の「New Tab」系拡張と競合 → 片方をオフ/削除

  • 原因2:管理ポリシーで上書き禁止 → 管理者に確認

  • 原因3:URLのタイプミス/末尾スラッシュ不足 → 正式URLに修正

現象B:file:/// が開けない

  • 対処:chrome://extensions/ → New Tab Redirect → ファイルのURLへのアクセス をオン

  • パスの表記ゆれに注意(Windowsは C:/…、macOSは /Users/…

現象C:一時的に標準の新しいタブを使いたい

  • 方法:拡張アイコン → 一時的にオフ(トグル)

  • 代替:別プロフィール(ゲスト/シークレット)で開く

現象D:拡張が反映されない/不安定

  • 対処:拡張を削除→再インストール、Chromeを最新版に更新、不要拡張の整理


“ホームページ(起動時)”と“新しいタブ”の違い

用語いつ開く?設定場所役割
ホームページ/起動時のページChrome起動時・ホームボタン押下時chrome://settings/onStartup などChromeを立ち上げたときの着地先
新しいタブCtrl/Cmd + T で開くたび拡張機能(New Tab Redirect)で差し替え作業中の“次の一手”の着地先

本記事の方法は新しいタブのみを置き換えます。起動時ページの設定は別物です。


よくある質問(FAQ)

Q. スマホ版Chrome(Android/iOS)でも使えますか?
A. モバイル版Chromeは拡張機能に対応していないため、同じ方法は使えません。スマホではホーム画面へのショートカット活用をご検討ください。

Q. EdgeやBraveでも同様にできますか?
A. Chromium系ブラウザ(Edge/Brave/Vivaldiなど)でも、同種の拡張で概ね同様のことが可能です。各ストアで「New Tab」関連拡張を探してみてください。

Q. 空白のタブ(about:blank)にするメリットは?
A. 軽い、視線のノイズが少ない、素早く検索に移れる、といった集中&速度面の利点があります。

Q. 会社のPCで設定が戻ってしまいます
A. 管理者ポリシーで上書きされている可能性が高いです。IT管理者に相談し、許可された方法で設定しましょう。