※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。
チェック

CBTとOBTの違いとは?意味・順番・参加方法をわかりやすく解説

この記事では、ゲームでよく見かける「CBT」と「OBT」という用語の意味違いを、初めてβテストに参加する方にも分かるように整理してご説明いたします。

  • CBT:Closed Beta Test(クローズドβテスト)

  • OBT:Open Beta Test(オープンβテスト)

どちらも正式サービス前に行われるテストプレイですが、

  • 参加できる人数・募集方法

  • 実施タイミング

  • 運営が確認したいポイント

などが大きく異なります。

目次

CBT/OBTがよく登場するシーン(ゲーム告知など)

CBTやOBTという言葉は、主に次のような場面で登場します。

  • 新作オンラインゲームやスマホゲームの公式サイト・事前登録サイト

  • 公式X(旧Twitter)・YouTubeなどのキャンペーン告知

  • スチームなどのプラットフォーム上でのテスト版配信のお知らせ

その多くは「正式サービス前に、限られた/多くのユーザーに遊んでもらうテスト」の募集や開始告知です。まずはCBT・OBTそれぞれの意味から見ていきます。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

CBT(クローズドβテスト)の意味と役割

CBTの正式名称と日本語の意味

CBTは Closed Beta Test の略で、日本語では「クローズドβテスト」と呼ばれます。

  • Closed = 閉じられた/限定された

  • Beta Test = 正式版の一歩手前の検証段階

つまりCBTとは、「限られた人数だけが参加できるテストプレイ」を指し、多くの場合は応募・抽選・招待などでテスターが選ばれます。

CBTで行われる主なテスト内容

CBTでは、次のような点を重点的に確認することが多いです。

  • サーバー接続・通信まわりの安定性

  • 重大なバグや進行不能バグの有無

  • ゲームの流れ(チュートリアル〜序盤〜中盤)の遊びやすさ

  • 難易度やゲームバランスに大きな問題がないか

  • プレイヤーがどのあたりで飽きたり離脱したりしているか

「実際のプレイヤーに遊んでもらい、ゲームとして成立しているか」「どこに大きな問題があるか」を洗い出す段階と言えます。

CBTに参加するプレイヤー側のメリット・デメリット

メリット

  • 正式サービス前に新作ゲームを先行体験できる

  • バグ報告やアンケート回答を通じて、ゲーム作りに関わっている感覚を味わえる

  • タイトルによっては、CBT参加者限定の称号・アイテム・スキンなどの特典が用意される

デメリット・注意点

  • あくまで未完成版のため、不具合やサーバーダウンが多いことがある

  • ゲームバランスが荒削りで、「本番とかなり違う」可能性がある

  • 多くのゲームでは、CBT期間中のデータ(レベル・アイテム・課金など)が正式サービスに引き継がれない

特に「データ引き継ぎの有無」はタイトルごとにルールが異なりますので、公式の募集要項・注意書きを必ず確認することが重要です

CBTを実施する運営側のメリット・デメリット

運営側のメリット

  • ターゲットに近いユーザーに触ってもらい、深いフィードバックを得やすい

  • プレイログやアンケートから、問題のある箇所を早期に特定しやすい

  • 早期からコアファンを形成し、口コミやコミュニティの核になってもらえる可能性がある

運営側のデメリット・課題

  • 少人数テストのため、大規模な負荷状況は把握しにくい

  • テスト運営そのものに、サポート対応や分析などのコストがかかる

  • CBTで期待を高めすぎると、正式サービスまでに時間が空いた場合に期待値が下がってしまうリスクがある


OBT(オープンβテスト)の意味と役割

OBTの正式名称と日本語の意味

OBTは Open Beta Test の略で、日本語では「オープンβテスト」と呼ばれます。

  • Open = 開かれた/誰でも参加しやすい

  • CBTよりも広く一般ユーザーに開放されたテスト

多くの場合、「アカウントを作れば誰でも参加可能」「事前登録者は全員参加OK」といった形で実施されます。

OBTで行われる主なテスト内容

OBTは、正式サービス直前の最終確認として行われることが多く、次のような点が重視されます。

  • 大規模な同時接続時のサーバー負荷・安定性

  • CBTなどで修正した内容が正しく動いているか

  • 実際の運営イベントや課金導線が問題なく機能するか

  • 広いユーザー層のプレイ状況・評価の傾向(継続しそうか、離脱が多いか)

タイトルによっては「ほぼ正式版と同じ内容」でOBTを行い、不具合がなければそのまま正式サービスに移行するケースもあります。

OBTに参加するプレイヤー側のメリット・デメリット

メリット

  • 正式版と近い内容を無料で試せることが多い

  • 参加条件が緩く、フレンドと一緒に始めやすい

  • タイトルによっては、OBTのプレイデータが正式サービスに引き継がれることがある

デメリット・注意点

  • 参加者が急増するため、ログイン制限・待機列・ラグなどが発生しやすい

  • 短期間で多くのユーザーが評価を下すため、ネガティブな印象が広がると一気に過疎化するリスクもある

  • データ引き継ぎや特典の扱いはタイトルによって異なり、「必ず引き継がれる」と決まっているわけではない

こちらもやはり、公式の案内で引き継ぎ・特典の条件を事前に確認することが不可欠です

OBTを実施する運営側のメリット・デメリット

運営側のメリット

  • 実際のローンチに近い規模でサーバーの負荷や障害を確認できる

  • OBT自体が大きな宣伝イベントとなり、話題づくりに活用しやすい

  • OBT時点からユーザー基盤をある程度確保し、その勢いのまま正式サービスに入れる

運営側のデメリット・課題

  • 不具合が表に出やすく、SNSなどでネガティブな評判が拡散しやすい

  • 短期間で不具合を修正しきれない場合、正式サービスへの期待値が下がる

  • CBTに比べてテスター数が多いため、細かい定性フィードバックを個別に拾いにくい


CBTとOBTの違いを一覧表で比較

テスト形態・人数・応募方法の違い

CBTとOBTの一般的な違いを表で整理します。

項目 CBT(クローズドβテスト) OBT(オープンβテスト)
公開範囲 限定公開(クローズド) 一般公開(オープン)
参加人数 少人数〜中規模(数百〜数千人など) 大規模(数千〜数万人以上)
参加方法 応募・抽選・招待・先着などで選抜 アカウント作成などで誰でも参加可能
想定ユーザー コアユーザー・テスト協力に積極的な層 幅広い一般ユーザー
重視する点 詳細なフィードバック・バグ・ゲーム性確認 負荷状況・安定性・広い層の反応

あくまで「一般的な傾向」であり、タイトルによっては例外もあります。

実施タイミング・目的・得られるデータの違い

項目 CBT OBT
実施タイミング 正式サービスの数か月以上前が多い 正式サービス直前(数週間〜直前)
主な目的 大きな課題の洗い出し・ゲーム性の検証 最終チェック・負荷検証・プロモーション
得られるデータ 行動ログ・離脱ポイント・アンケートなど 負荷状況・同時接続数・話題性・評価傾向

マーケティング効果とコミュニティへの影響の違い

  • CBT

    • 限定参加で「特別感」があり、コアファンを早期に形成しやすい

    • 参加者がSNSや口コミで情報を広げることで、じわじわと注目度が高まる

  • OBT

    • 大規模にユーザーを集められるため、短期間で話題化しやすい

    • ただし、出来が悪いと「正式サービス前に悪い評判が定着する」リスクもある


αテスト→CBT→OBT→正式サービスまでの流れ

開発フェーズごとのテストの位置づけ

一般的なオンラインゲームやスマホゲームでは、次のような流れでテストが行われます(あくまで一例です)。

  1. αテスト(アルファテスト)

    • 社内・関係者のみで実施

    • 基本的な動作確認・致命的なバグの洗い出し

  2. CBT(クローズドβテスト)

    • 一般ユーザーの中から選ばれたテスターに開放

    • ゲーム性・バランス・ユーザー行動の分析が主な目的

  3. チューニングテスト等(任意)

    • CBTの結果を踏まえた修正内容を確認

    • 調整後のバランスや導線の最終調整

  4. OBT(オープンβテスト)

    • 多くの一般ユーザーに公開し、本番環境に近い形で検証

    • サーバー負荷・安定性・全体的な評価の確認

  5. 正式サービス開始

タイトルによっては、αテストを飛ばしたり、OBTを行わずにそのまま正式サービスへ進んだりする場合もあります。

どの段階から一般プレイヤーが参加できるのか

  • 多くのタイトルでは、CBTから一般プレイヤーが参加できるようになります。

  • 一部のタイトルでは、αテスト段階から外部テスターを招くこともあります。

  • OBTではほぼすべての一般プレイヤーに門戸が開かれるケースが多く、「誰でもプレイOK」という形になりやすいです。


プレイヤーが知っておきたいCBT・OBT参加のポイント

募集告知を見るときのチェック項目(データ引き継ぎ・特典など)

CBTやOBTの募集ページ・告知を見たら、次の点は必ず確認してください。

  • データ引き継ぎの有無

    • レベルやアイテム、課金通貨は正式サービスに残るのか

  • 参加特典・報酬

    • 正式版で使える称号・スキン・アイテムなどがもらえるか

  • テスト期間・プレイ可能時間帯

    • いつからいつまで、何時ごろプレイできるのか

  • 対応プラットフォーム・推奨環境

    • 自分の端末・回線で快適に遊べそうか

  • 注意事項・禁止事項

    • 配信・スクリーンショット公開の可否、バグの扱い、アカウント規約など

ここに書かれている内容は、後からトラブルになりやすい部分でもありますので、応募前に最後まで読み切ることをおすすめいたします

CBT・OBTに向いている人/向いていない人

向いている人

  • 新作タイトルをいち早く触ってみたい方

  • 不具合や未完成の部分を理解したうえで、テストに協力する姿勢を持てる方

  • 「ゲームを一緒に良くしていく」というスタンスでフィードバックを出せる方

向いていないかもしれない人

  • 完成品レベルの快適さを当然の前提として求める方

  • サーバーダウンやバグに強いストレスを感じる方

  • データがリセットされることにどうしても納得できない方

βテストは「製品版の無料体験」ではなく、あくまで開発の一環としてのテストであることを意識して参加していただくと、満足度も高くなります。

トラブルを避けるための注意点とマナー

  • バグや不具合を見つけた場合は、冷静に公式の報告フォームや問い合わせ窓口から連絡する

  • 利用規約で禁止されている情報公開(配信・画像投稿など)は行わない

  • 他プレイヤーへの暴言・嫌がらせなどは、テスト中であっても厳禁

  • 不具合を意図的に悪用して利益を得る行為(いわゆるバグ利用)は絶対にしない

プレイヤーの協力的な行動ひとつひとつが、ゲームの品質向上に直結します。


開発・運営側の視点:CBTとOBTをどう設計・使い分けるか

CBTで確認したいポイントとKPIの例

運営側の視点では、CBTは次のような指標を確認する場として設計されることが多いです。

  • チュートリアル突破率・初日継続率

  • 各ステージ・コンテンツごとの離脱率

  • 重大バグ・進行不能バグの件数と再現性

  • 課金導線までたどり着いたユーザー割合

  • アンケート・インタビューによる定性的な意見

「ゲームとして成立しているか」「どこを優先的に直すべきか」を判断するための材料を集める段階といえます。

OBTで確認したいポイントとKPIの例

一方、OBTでは、より本番に近い数値が重要になります。

  • ピーク時の同時接続数・アクティブユーザー数

  • サーバー負荷・レスポンス時間・エラー率

  • 主要コンテンツへの到達率・クリア率

  • OBT終了後に正式サービスへ残ってくれるユーザーの割合

  • SNS上での評価・口コミの方向性

OBTは「正式サービスを成功させるための最終リハーサル兼プロモーション」としての役割を持っています。

チューニングテストなど関連テストとの関係(簡易版)

タイトルによっては、「チューニングテスト」「負荷テスト」など、CBTとOBTの間に追加のテストを挟む場合があります。

  • CBT:問題点の洗い出し

  • チューニングテスト:修正後のバランス・挙動が妥当かどうかを確認

  • OBT:修正を反映した状態で、大規模に検証

こうした段階を踏むことで、正式サービス開始時のトラブルを減らし、スムーズなスタートを目指します。


ゲーム以外で使われるCBT/OBTとの違い

心理療法のCBT(認知行動療法)とOBT(オペラント行動療法)の概要

「CBT」「OBT」という略語は、ゲームとは別の文脈でも使われます。代表例が心理療法の分野です。

  • CBT(認知行動療法:Cognitive Behavioral Therapy)
    考え方(認知)と行動のパターンにアプローチすることで、うつ病や不安症などの改善を目指す治療法です。医療機関や公的機関のサイトでも紹介されています。

  • OBT(オペラント行動療法:Operant Behavioral Therapy など)
    報酬や罰といった「結果」を通じて行動を変えていく考え方に基づく治療的アプローチを指す場合があります。

これらは本記事で取り上げてきたゲームのβテストとは全く別の概念ですので、用語だけで判断せず、文脈を確認することが重要です。

文脈から意味を見分けるコツ

同じ「CBT」「OBT」という略語でも、文脈によって意味が変わります。見分けるポイントは次の通りです。

  • 「新作ゲーム」「βテスト」「正式サービス」「サーバー」などの言葉が一緒に出ている
    → ゲームにおけるCBT/OBTの可能性が高い

  • 「うつ病」「心理療法」「カウンセリング」「医療機関」などの言葉が一緒に出ている
    → 医療・心理分野のCBT/OBTの可能性が高い

検索結果に表示されるサイトの種類(ゲームメディアか、医療機関か)も、判断材料になります。


まとめ:CBTとOBTの違いを押さえてβテストを楽しもう

本記事の要点おさらい

  • CBT = Closed Beta Test(クローズドβテスト)

    • 限られたユーザーが参加するテスト

    • ゲーム性や大きな不具合の洗い出しが主な目的

  • OBT = Open Beta Test(オープンβテスト)

    • 多くのユーザーに公開するテスト

    • 負荷検証・最終調整・プロモーションが主な目的

  • 一般的な流れ

    • αテスト → CBT →(チューニングテスト等)→ OBT → 正式サービス

  • プレイヤーとして参加するときは

    • データ引き継ぎの有無

    • 特典や報酬

    • 注意事項・禁止事項
      を必ず公式告知で確認することが大切です。

これからCBT/OBTに参加する読者へのアドバイス

CBTやOBTは、「ゲームをいち早く遊べる機会」であると同時に、「ゲーム作りに協力できる場」でもあります。

  • 不具合や気づいた点は落ち着いてフィードバックする

  • 規約やマナーを守り、他のプレイヤーや運営にとっても良い環境づくりに協力する

  • データリセットや不具合がある前提で、「テストならではの体験」を楽しむ

こうした姿勢で参加していただくことで、ご自身にとっても、運営にとっても、より価値の高いCBT・OBTになります。