Bluetoothイヤホンやスピーカーの名前が「BT-XXXX」「WH-1000XM…」のままだと、接続先を間違えたり、家族や職場で同じような名前が並んで見分けがつかなくなったりします。急いでいるときほど誤接続は起こりやすく、音が出ない・会議に間に合わないといった小さくないストレスにつながります。
ただし「Bluetoothの名前を変える」といっても、実際にはスマホやPC本体の名前を変えるのか、イヤホンなどアクセサリ側の表示名を変えるのかで手順がまったく異なります。ここを混同すると、設定を見ても「名前が変えられない」「項目が見つからない」と迷子になりがちです。
本記事では、まず“変えられる名前の種類”を整理し、iPhone・Android・Windows・Macそれぞれでの最短手順をわかりやすく解説します。さらに、名前項目が出ない/変えたのに戻る/別端末では元の名前に見えるといったよくあるつまずきも、原因別に対処法を提示します。読み終える頃には、自分の環境でどの名前をどう変えればよいかがはっきりし、誤接続のストレスから解放されるはずです。
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Bluetooth名前変え方の前に知るべき名前の種類
端末名とBluetoothアクセサリ名は別物
Bluetoothで見える「名前」は、主に次の2種類に分かれます。
端末名(スマホ・PC側の名前)
例:iPhoneの名前、Android端末のBluetooth名、Macのコンピュータ名Bluetoothアクセサリ名(イヤホン・スピーカー等の名前)
例:AirPods、Bose、Sony、Ankerなどの機器が表示される名前
ここが混ざると、目的と違う場所を触ってしまいます。たとえば「会議で使うヘッドセットの名前を変えたい」のに、iPhone本体の名前だけ変えてしまうと、ヘッドセットの表示名は変わらず、困りごとが解決しません。
逆に「周囲に見える自分のスマホ名を変えたい」場合は、アクセサリ名ではなく端末名の変更が必要です。AirDropやテザリング、共有機能の表示にも影響することがあるため、端末名は“人に見られる可能性がある”前提で管理したほうが安心です。
混乱しないために、まずは次の質問を自分に投げてみてください。
変えたいのは スマホ(自分の端末)の名前 ですか?
それとも イヤホン・スピーカー(接続先として出てくる機器)の名前 ですか?
これだけで、設定画面の探し方が一段ラクになります。
変更が端末内だけに反映されるケース
「名前を変えたのに、別のスマホやPCで見ると元の名前のまま」という現象はよく起こります。これは失敗というより、Bluetoothの仕様や機器の実装による“よくある挙動”です。
名前変更には大きく分けて2パターンがあります。
A:端末側(スマホ・PC)の表示名として保存されるだけ
例:あなたのiPhoneでは「通勤イヤホン」に見えるが、別のAndroidでペアリングすると初期名で出るB:機器側(イヤホン等)に名前が書き込まれ、どの端末でも同じ名前で出る
例:メーカーアプリや機器機能で設定し、複数端末で統一される
特にAのパターンが多いので、「別端末で元に戻る=設定が消えた」と考えず、“端末ごとに表示名が管理されることがある” と理解しておくのが重要です。
複数端末で統一したい場合は、次の方向で考えると整理できます。
機器が メーカー公式アプリ(例:Boseアプリ等) に対応している → アプリ側で名称管理できる可能性
アプリがない/対応していない → 端末ごとに表示名を整える運用 が現実的
どちらかを決めておけば、「また元に戻った…」と毎回悩まずに済みます。
接続済みでないと変更できない理由
「名前を変える項目が出ない」「編集ができない」という場合、原因として多いのが “接続済みになっていない” ことです。
Bluetoothアクセサリの詳細設定は、端末側が機器情報を十分に取得している状態(=接続済み)でないと表示されないことがあります。接続前だと一覧には出ても、情報ボタンが出なかったり、押しても編集項目が少なかったりします。
名前変更がうまくいかないときは、まず次を確認すると近道です。
イヤホンやスピーカーの電源は入っているか
端末側で「接続済み」「Connected」と表示されているか
以前に別端末に接続しっぱなしで、こちらに繋がっていない状態になっていないか
特にイヤホンは、ケースから出しただけでは“片側だけ起動”になっていることもあります。両耳をケースから出す、電源ボタンを長押しして起動し直す、など機器側の状態も整えたうえで進めると失敗しにくくなります。
iPhoneでBluetooth名前変え方を行う手順
Bluetoothアクセサリ名を変更する手順
iPhoneでイヤホンやスピーカーなど アクセサリ側の表示名 を変えたい場合は、基本的に「設定」→「Bluetooth」から行います。ポイントは “接続済みの状態で進める” ことです。
手順(基本)
変更したいBluetooth機器を、iPhoneに 接続済み にする
設定アプリを開く
Bluetooth をタップ
「自分のデバイス」に表示された対象機器の右にある (i) をタップ
名前 をタップ
任意の名前に変更して確定
うまくいくコツ
変更したい機器が複数ある場合、いったん他の機器のBluetooth電源を切り、対象だけを接続すると迷いません。
名前は短いほど一覧で見やすいです。10〜16文字程度を目安にすると、スマホでも車載機でも切れにくくなります。
おすすめの命名例
「通勤イヤホン_黒」
「会議ヘッドセット」
「寝室スピーカー」
「車用レシーバー」
「自分のデバイス」が増えてくると、一覧が一気に見づらくなります。用途が一目でわかるようにしておくと、接続の失敗が減ります。
iPhone本体名を変更する手順
「イヤホンではなく、iPhoneの名前そのものを変えたい」場合は、Bluetooth画面ではなく 一般情報の“名前” を変更します。
手順
設定 → 一般
情報 → 名前
新しい端末名を入力して確定
この変更は、周囲に表示される機能(AirDropなど)や、PCに接続したときの表示にも影響することがあります。そのため端末名は、次の点を意識すると安心です。
本名や会社名など、個人情報が強く出る名前は避ける
家族で複数台あるなら、「iPhone_父」「iPhone_母」「iPhone_子」など役割で管理する
仕事用・私用があるなら、「iPhone_仕事」「iPhone_個人」で分ける
“端末名は外に漏れる可能性がある”と考え、シンプルな管理名にしておくとトラブルが起きにくいです。
名前変更メニューが出ない時のチェック
iPhoneで「(i)が出ない」「名前が押せない」「変更しても戻る」などのときは、次のチェックを上から順に試してください。再起動や再登録で改善するケースが多いです。
チェックリスト
対象機器が 接続済み になっている(“未接続”の状態では編集できないことがあります)
Bluetoothを OFF→ON し、一覧を更新する
iPhoneを再起動する
対象機器をいったん 登録解除(削除) して再ペアリングする
イヤホン等を 工場出荷状態にリセット する(機器側の手順が必要)
メーカー公式アプリがある機器なら、アプリ側に名称設定がないか確認する
よくある落とし穴
イヤホンが別端末(iPad、Mac、家族のスマホ)に繋がっていて、iPhoneには“未接続”になっている
イヤホンが複数登録されていて、似た名前を間違えて別の機器を触っている
ケースにしまうと接続が切れ、編集途中に“未接続”になって編集できなくなる
編集作業は、イヤホンを耳に装着した状態で行うと接続が安定してやりやすいです。
AndroidでBluetooth名前変え方を行う手順
端末のBluetooth名を変更する手順
Androidで「Bluetooth名を変える」という場合、まず多くの人が求めているのは “Android端末側のBluetooth名”(周囲に見える端末名)の変更です。これは設定から変更できます。
手順(一般的な流れ)
設定アプリを開く
接続 または 接続済みのデバイス を開く
Bluetooth を開く
デバイス名(端末名)をタップ
任意の名前に変更して保存
端末名の変更は、車載機や他人のスマホからあなたの端末が見えるときの表示にも関係します。iPhone同様に、本名や連絡先が連想される文字列は避け、役割名で管理するのが安全です。
メーカーにより表示が違う時の探し方
Androidはメーカー(Pixel、Galaxy、Xperia、AQUOS、OPPOなど)やOSバージョンで、メニューの位置や文言が変わります。見つからないときは、設定の検索欄 を使うのが最短です。
検索キーワードの例
「Bluetooth」
「デバイス名」
「端末名」
「接続」
また、次のどちらかに隠れていることが多いです。
接続系メニューの中(Bluetooth設定の中に「デバイス名」)
端末情報メニューの中(「端末情報」→「デバイス名」など)
見つけ方のコツは、「まずBluetooth画面まで入る」→「右上の歯車/その他設定/詳細設定を探す」という順番です。Bluetoothを開いた先に名前項目が置かれている機種は多いです。
Nearby Share等で名前が変わると感じる場合
「Bluetooth名を変えたのに、共有画面では別の名前に見える」「Nearby Share(近距離共有)で表示が違う」と感じることがあります。これはBluetooth名とは別に、共有機能やアカウント関連の表示名が影響するケースがあるためです。
対処の基本は次の順番です。
まず Bluetooth設定内のデバイス名 を固定する(端末としての見え方を整える)
そのうえで、共有機能の設定(近距離共有など)で表示名が別管理されていないか確認する
会社管理端末やMDMが入っている場合は、ポリシー制限を疑う
“Bluetooth名を変えたのにまだ違う名前が出る”ときは、機能ごとに表示名の管理場所が違う可能性が高いので、焦らずに「どの画面で、誰に、どう見える名前を変えたいのか」を切り分けると解決が早くなります。
WindowsとMacでBluetooth名前変え方を行う考え方
Windowsで表示名を整理する基本方針
Windowsで「Bluetoothの名前を変えたい」という要望は多いのですが、WindowsはiPhoneのように“機器の詳細から自由に名前変更”ができるとは限りません。理由はシンプルで、Windows側に表示される名前は 機器が持っている識別情報(製品名) に依存することが多いからです。
そのため、Windowsでは発想を少し変えて “整理する” 方向で考えると失敗しにくいです。
基本方針(おすすめ順)
スマホ側(iPhone/Android)でアクセサリ名が変えられるなら、まずスマホで整える
Windowsは「登録を整理し直す」「不要な機器を削除する」「誤接続を防ぐ配置にする」を優先する
それでも混乱するなら、機器側(メーカーアプリ・機器設定)で名称変更できないか検討する
Windowsで一覧がごちゃつくときは、名前変更ではなく 登録情報の棚卸し が効きます。
使っていない機器は削除
同じ機器が複数登録されているなら、片方を削除して再登録
似た名前が並ぶなら、使用する機器以外の電源を切って接続ミスを防ぐ
「名前を変えたい」の本当の目的は多くの場合「誤接続を減らしたい」「目的の機器をすぐ見つけたい」なので、Windowsでは“運用で解決する”ほうが早い場面があります。
Macで端末名を整えると何が良いか
Macでは、Bluetoothというより Mac本体(コンピュータ)の名前 を整えることが、周辺機能の混乱を減らす近道になります。Macが複数台ある環境では、AirDropやネットワーク上の表示名、共有先の表示などで“どれがどれか”が重要になるからです。
メリット
共有先や周辺機能で、Macが識別しやすくなる
家族や職場で複数Macがある場合、誤送信・誤接続が起きにくくなる
機器の管理(どれが仕事用か、どれが自宅用か)が一目でわかる
おすすめの命名は、用途や場所がわかる形です。
「MacBook_仕事」
「iMac_リビング」
「MacBook_出張」
Mac側を整えておくと、周辺の機器管理全体が落ち着きます。
会社PCなど管理端末で制限がある場合
会社支給のPCやスマホは、セキュリティの都合でBluetooth設定に制限がかかっていることがあります。たとえば、設定画面が一部見えない、名称変更ができない、ペアリング自体が制限されている、などです。
この場合は、無理に設定を変更しようとすると業務端末のポリシーに抵触する可能性があります。現実的な対処は次の通りです。
まずは 許可された手順(社内ITのガイドやヘルプデスク)に従う
可能なら、アクセサリ側をメーカーアプリで管理し、識別しやすい名前にする
目的(会議で誤接続が頻発する等)を具体的に伝え、IT部門に相談する
「なぜ名前変更が必要か」を説明できると、運用上の代替案(機器管理、会議室の運用)を提案してもらえることもあります。
Bluetooth名前変え方でよくあるトラブルと対処
変更したのに元に戻る・別端末では戻って見える
このトラブルは頻出です。多くの場合、原因は次のいずれかです。
原因パターン
端末側の表示名として保存されており、別端末では初期名のまま
イヤホンなどがリセットされ、機器側の情報が初期化された
似た名前の別機器を変更していた(対象を取り違えた)
再ペアリング時に、端末が新しい機器として登録し直し、以前の表示名が引き継がれなかった
まずは「どの端末で、どの機器を、どの画面で見たときの名前を変えたいのか」を整理してください。次の表のように、変更対象を分けて考えるとわかりやすいです。
| 目的 | 変えるべき対象 | 主な操作場所 | 別端末への反映 |
|---|---|---|---|
| 自分のスマホ名を変えたい | 端末名 | iPhone:設定→一般→情報/Android:Bluetoothのデバイス名 | 端末そのものの表示が変わる |
| イヤホンを識別しやすくしたい | アクセサリ表示名(端末側) | iPhone:設定→Bluetooth→(i)→名前/Android:機種やアプリによる | 端末内のみのことが多い |
| どの端末でも同じ名称で統一したい | 機器側の名称(可能なら) | メーカーアプリ/機器設定 | 統一できる可能性 |
「別端末では元の名前」は、仕様上起こり得るので、統一が必要かどうかで方針を決めるのがポイントです。統一が必須なら、メーカーアプリ対応かどうかを確認し、対応がない場合は端末ごとに整える運用が現実的です。
削除して再ペアリングする手順
「名前変更項目が出ない」「変更が反映されない」「接続が不安定」という場合は、登録情報の作り直しが効くことが多いです。手順は端末により多少異なりますが、流れは共通しています。
iPhoneでの流れ
設定 → Bluetooth
対象機器の右の(i)をタップ
このデバイスの登録を解除
Bluetooth画面に戻り、機器側をペアリングモードにする
一覧に出た機器をタップして再ペアリング
接続済みになったら、改めて「名前」を設定する
Androidでの流れ(一般形)
設定 → 接続(またはBluetooth)
ペアリング済み一覧から対象機器を選び、削除/解除/ペア設定を解除
機器側をペアリングモードにする
新規接続として追加し、必要なら名称設定を行う
再ペアリングで失敗しやすい点
機器がペアリングモードに入っていない(“接続待ち”になっていない)
機器が別端末に自動接続し、こちらから見えなくなる
以前の登録が残っていて、接続がこじれる
この場合は、他の端末のBluetoothを一時的に切る、機器をリセットする、など“周囲の自動接続”を止めると成功率が上がります。
接続できない・検出されない時の基本確認
名前変更以前に「見つからない」「接続が切れる」「音が出ない」などがあると、設定が進みません。以下の基本確認を順番に行うと、原因の切り分けが早くなります。
基本チェックリスト
機器の電源は入っているか(充電切れではないか)
機器が ペアリングモード になっているか(長押しが必要な機種もあります)
端末側のBluetoothをOFF→ONしたか
端末を再起動したか
いったん登録解除して再ペアリングしたか
周囲に同名・類似名の機器が多く、間違えて別の機器を選んでいないか
会社端末・管理端末で制限がかかっていないか
特に「検出されない」は、機器が“接続待ち”になっていないことが原因のケースが多いです。機器のLED点滅パターンや音声ガイダンスで、ペアリング状態になっているか確認してください。
Bluetooth名前変え方を失敗しない命名ルール
見分けやすい名前の付け方テンプレ
名前の付け方は、実は“機能”そのものよりも“運用のストレス”を左右します。おすすめは、用途が先頭に来る テンプレです。一覧でパッと見たときに、用途が最初に見えると迷いません。
おすすめテンプレ
用途+(色/場所)+(所有者)
例:「通勤イヤホン_黒」
「会議ヘッドセット_自宅」
「リビングスピーカー」
「車用レシーバー」
「寝室_スピーカー」
避けたほうがよい例
型番だけ(例:WH-1000XM…)
メーカー名だけ(例:SONY、BOSE)
本名・電話番号が入る名前
“何に使うか”が入っているだけで、接続ミスは大きく減ります。
家族・職場で混乱しない運用(端末側の台帳化)
家族で端末が多い、職場で会議機器が多い環境では、名前を変えるだけでは追いつかないことがあります。そういうときに効果があるのが 台帳化(メモで一覧管理)です。難しいことをする必要はなく、スマホのメモアプリで十分です。
台帳に書くと便利な項目
機器の種類:イヤホン/ヘッドセット/スピーカー/車載機
初期表示名(製品名):例「WH-…」「SoundLink…」
自分の呼び名:例「通勤イヤホン_黒」
よく使う端末:iPhone/Android/Windows
予備情報:購入日、リセット方法のURL、ペアリング手順の要点
台帳があると、次のような場面で助かります。
機器をリセットして初期名に戻ったとき
PCを買い替えて再登録が必要になったとき
家族の端末から「どれがあなたのイヤホン?」と聞かれたとき
同じ型番を買い足して区別が必要になったとき
特に会議が多い人ほど、台帳は“地味に効く”対策です。
プライバシー配慮(本名を避ける等)
Bluetooth名や端末名は、状況によって周囲に表示されます。たとえば、共有候補に端末名が出る、車載機の画面に端末名が表示される、など。そこで本名がそのまま表示されると、意図せず個人情報が露出する可能性があります。
避けたい情報
本名フルネーム
会社名や部署名
電話番号やメールアドレス
住所や学校名が連想できる文字列
おすすめの考え方
「役割名」「用途名」で管理する
家族内でも「父」「母」「子」のように、外部に漏れても問題が少ない表現にする
仕事用端末は「仕事」程度にとどめ、会社名は入れない
名前は便利さのために付けるものなので、便利さと安全性のバランスを取っておくと安心です。