Bloggerを使ってブログを始めたいものの、「どこを操作すればよいのか分からない」「公開設定や独自ドメインが難しそう」「SEOの最低限を押さえたい」といった不安で手が止まるケースは少なくありません。Bloggerは無料で始められ、Googleアカウントと相性が良い一方で、初期設定の選択肢が多く、情報が断片化しやすい点がつまずきの原因になります。
本記事では、Bloggerの開設→初投稿→デザイン調整→公開設定と独自ドメイン→SEOと収益化までを、初心者の方が迷いにくい順序で丁寧に整理いたします。特に、後からやり直しが面倒になりがちな「公開前の確認」「ラベルの考え方」「独自ドメイン設定での典型的な詰まり」などは、先回りして説明いたします。
想定する読者は、次のような方です。
これからBloggerでブログを始めたい初心者の方
WordPressは難しそうなので、まずは無料で発信を始めたい方
独自ドメインも検討しているが、DNSなどが不安な方
SEOや収益化を「最初にやるべき範囲」だけでも把握したい方
読み終える頃には、最短で運用開始できるだけでなく、「次に何を改善すべきか」まで見通せる状態を目指します。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
Bloggerの使い方を始める前に知っておくこと
Bloggerでできることと向いている人
Bloggerは、Googleが提供するブログ作成サービスです。Googleアカウントがあればすぐに始められ、ブログの新規作成や投稿、テーマ変更、ページ作成、簡易的な収益化などを一通り行えます。
Bloggerが向いているのは、特に次のタイプです。
費用を抑えて始めたい方:初期費用ゼロで開始でき、継続の心理的ハードルが下がります。
Googleサービスと連携したい方:Search Consoleなどと相性が良く、分析・改善の入口を作りやすいです。
シンプルに更新したい方:凝った機能追加より、記事投稿中心で運用したい場合に適しています。
長期運用を視野に独自ドメインを使いたい方:後から独自ドメインへ移行しやすい設計です。
一方で、BloggerはWordPressのようにプラグインで何でも増やす世界観ではありません。機能追加は、主に以下の方法になります。
ガジェット(ウィジェット)追加で拡張する
テーマの設定やHTML編集でカスタマイズする
外部サービス(フォーム、計測、広告など)を埋め込む
このうち、外部サービスの埋め込みやHTML編集は便利な反面、表示崩れ・速度低下・エラーの原因にもなり得ます。したがって、初心者の方は「まずは標準機能で整える」→「必要になった段階で拡張する」という順序が安全です。
無料運用と独自ドメイン運用の違い
Bloggerは無料運用のままでも成立しますが、「本気で続けるなら独自ドメインが良い」と言われることも多いです。結論としては、目的で選ぶのが最適です。判断材料を整理いたします。
| 観点 | 無料運用(例:blogspot系) | 独自ドメイン運用 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | ドメイン費用が必要 |
| URLの覚えやすさ | 低め | 高め |
| 信頼感・ブランド | 作りにくい | 作りやすい |
| 設定難易度 | 低い | DNS設定が必要で上がる |
| おすすめ用途 | お試し・趣味・練習 | 本格運用・事業・長期運用 |
おすすめの考え方は次の通りです。
まずは試したい:無料URLで開始し、運用の感触をつかむ
長く続けたい/名刺代わりにしたい:最初から独自ドメインを検討する
途中で移行するか迷う:記事が10〜30本程度たまった段階で独自ドメインへ移行を検討する
独自ドメインは最初の設定が難所ですが、いったん安定すると運用が楽になります。焦って最初から全部完璧にしようとせず、段階的に整える方が成功率は上がります。
先に決めるべきブログ名とURLの考え方
ブログ名とURLは後から変更できる要素もありますが、読者や検索からの認識に影響します。最低限、次の方針を決めてから作成すると迷いが減ります。
ブログ名の決め方(おすすめ)
誰向けのブログかが伝わる
扱うテーマが想像できる
読みやすく、覚えやすい
将来的にSNSアカウント名と揃えられる
URLの考え方(おすすめ)
可能なら短くする
数字や記号の連続は避ける
読み間違いが起きにくい文字列にする
将来独自ドメインを取るなら、ブランド名・屋号に寄せる
なお、無料URL(blogspot系)で始める場合、希望の文字列が既に使われていると作れません。その場合は、単語を足す、ハイフンで区切る、後で独自ドメインにする前提で仮のURLにする、などで回避可能です。
Bloggerの使い方で最初にやる開設手順
Bloggerにログインして新しいブログを作る
ここでは「最短で作って、すぐ投稿できる状態」を目標にします。操作はシンプルですが、初心者の方は「どこを押せばいいか」で止まりがちですので、手順を具体的に並べます。
開設の流れ(基本)
GoogleアカウントでBloggerにログインします。
管理画面でブログ一覧(切り替え)に相当するメニューを開きます。
「新しいブログ」を選びます。
ブログ名を入力します(後から変更できますが、ひとまず仮でも可です)。
ブログアドレス(URL)を入力します(空いていない場合は候補を変えます)。
テーマを選択します(まずは標準テーマで問題ありません)。
作成を確定します。
よくある詰まりポイント
URLが「使用できません」と出る:すでに他の人が使っています。短い単語は取り合いになりやすいため、単語を足すなどで対応してください。
テーマ選択で迷う:最初は「読みやすさ」を優先し、後から変更する前提で決めるのが合理的です。
初期設定で最低限見直す項目
Bloggerは設定が多いように見えますが、最初から全部触る必要はありません。むしろ、触りすぎると迷子になります。ここでは「必須」「推奨」「任意」に分けて整理いたします。
| 優先 | 項目 | 目的 | 目安 |
|---|---|---|---|
| 必須 | ブログ名・説明文 | 読者と検索に最低限の情報を示す | 10分 |
| 必須 | テーマ選択 | まず読める見た目を作る | 10分 |
| 推奨 | レイアウト整理 | 不要なガジェットを減らす | 15分 |
| 推奨 | 検索向け説明の方針 | 記事ごとに説明文を書く運用を決める | 15分 |
| 推奨 | HTTPS確認 | 表示の安全性・信頼性 | 5分 |
| 任意 | 独自ドメイン | 長期運用の土台 | 30〜90分 |
| 任意 | HTML編集 | 高度なカスタマイズ | 慣れてから |
この段階でのポイントは、「公開できる品質」を優先し、完璧主義にしないことです。公開後に改善する前提で進めると、継続しやすくなります。
公開前に確認するチェックリスト
初投稿の前後で、最低限確認しておくべき項目をチェックリスト化します。これを満たしていれば、まず公開して問題ありません。
ブログ名と説明文が、テーマと対象読者を大まかに示している
スマホ表示でも本文が読みやすい(文字サイズ・余白)
サイドバーやヘッダーが情報過多になっていない
プロフィールの方針が決まっている(後で固定ページでも可)
画像の著作権に問題がない(フリー素材か自作のみ)
免責やプライバシーポリシーを置く予定がある(後で可)
ここで重要なのは、「公開=完成」ではない点です。ブログは公開後に育てるものですので、まずは安全に公開できる状態を作ることを優先してください。
Bloggerの使い方の基本となる記事投稿と管理
投稿の作成から公開までの流れ
Blogger運用の中心は投稿です。まずは「下書き→プレビュー→公開→更新」の基本サイクルに慣れることが最優先です。
基本フロー
投稿一覧から新規投稿を作成します。
タイトルを入力します。
本文を入力します(最初は短くて構いません)。
必要に応じて見出し(段落構造)を整えます。
プレビューで表示を確認します。
問題なければ公開します。
公開後に修正したい場合は編集して更新します。
初心者の方におすすめの運用ルール
公開前に必ずプレビューで確認する(スマホ表示も意識します)
誤字があっても、公開後に直せばよいと割り切る
最初の10本は「操作に慣れる期間」と決め、品質を求めすぎない
タイトルだけは丁寧に付ける(後で検索流入に効いてきます)
また、投稿は「公開」「下書き」「予約」などの状態で管理できます。書きかけは下書きで保存し、書き終えたら公開する、というシンプル運用で十分です。
画像とリンクを入れるときの注意点
画像とリンクは、読みやすさと信頼性に直結します。特に画像は表示崩れが起きやすいので、次の点を押さえてください。
画像の注意点
横幅が大きい画像をそのまま貼ると、テーマによってははみ出す場合があります。プレビューで必ず確認してください。
画像は「情報を補う」目的で入れると効果的です(雰囲気だけの画像を増やしすぎると読みにくくなります)。
画像の容量が重いと表示速度が落ちます。可能なら適度に圧縮し、枚数も必要最小限にします。
著作権が不明な画像は使わないことを徹底してください。
リンクの注意点
リンクテキストは「クリックすると何が得られるか」が分かる言葉にします。
外部リンクは便利ですが、貼りすぎると離脱が増えます。必要な箇所に限定してください。
内部リンク(自分の記事同士のリンク)は回遊を促します。記事が増えてきたら積極的に使うと効果的です。
ラベルで記事を整理する設計
Bloggerの「ラベル」は、記事を整理するための重要な機能です。WordPressでいうカテゴリ・タグに近い概念として捉えると理解しやすいです。ラベル設計を雑にすると、記事が増えたときに整理が崩れますので、早めに方針だけ決めることを推奨します。
ラベル設計の基本方針
ラベルは「読者が探す切り口」にする
似た意味のラベルを増やしすぎない(例:初心者/初めて/入門 などの乱立)
まずは5〜10個程度の主要ラベルに絞る
記事が増えたら見直し、統廃合する前提で運用する
例:ラベルの作り方(考え方)
テーマ別:SEO、収益化、デザイン、運用、ツール
読者別:初心者向け、事業者向け
目的別:手順、チェックリスト、トラブル対応
重要なのは、ラベルを「管理のため」だけでなく、「読者の回遊のため」にも使う視点です。見せるラベルは絞り、裏側の管理用ラベルは必要に応じて追加する、という運用も有効です。
固定ページを作ってメニューに配置する
Bloggerを「ブログ」としてだけでなく「小さなサイト」として機能させたい場合、固定ページが効いてきます。特に、初めて訪れた読者は「誰が運営しているのか」「信頼できるのか」を気にしますので、固定ページは早い段階で整える価値があります。
作っておくと良い固定ページ
プロフィール
このブログについて(コンセプト)
お問い合わせ(外部フォームでも可)
プライバシーポリシー
免責事項(必要に応じて)
メニュー配置の考え方
ヘッダーや上部メニューに、固定ページへの導線を置く
すべてを並べると煩雑になるため、主要な2〜4項目に絞る
読者が困る情報(プロフィール・問い合わせ)は見つけやすい位置にする
固定ページがあるだけで「サイトとしての完成度」が上がり、継続的に読まれやすくなります。
Bloggerの使い方で整えるデザインとレイアウト
テーマ変更とカスタマイズの基本
デザインは、ブログの印象だけでなく、読みやすさ・回遊・離脱率にも影響します。ただし、初心者の方が最初に時間をかけすぎると、投稿が止まります。したがって、デザインは段階的に整えるのが最善です。
おすすめの段階
まずは標準テーマで開始し、投稿を進める
読みにくい点(文字、余白、色)を最小限整える
必要なガジェットだけ追加する
それでも不足がある場合に、HTML編集や外部テーマを検討する
テーマ選びの優先順位(初心者向け)
スマホで読んだときに本文が見やすい
見出しや本文の階層が分かりやすい
余白が適度で、詰まりすぎていない
広告やガジェットを入れても崩れにくそう
外部テーマを使う場合は、見た目は良くても、将来的に更新が止まったり、エラーの原因になったりすることがあります。導入する場合は、次のバックアップ方針を必ずセットで持ってください。
カスタマイズ前のバックアップ方針
テーマ(テンプレート)を必ずバックアップする
変更内容をメモしておく(何をどこに入れたか)
1回の変更を小さくし、都度プレビューで確認する
大規模変更は夜間など、アクセスの少ない時間に行う
レイアウトでガジェットを追加する
Bloggerのレイアウトは、初心者が最も触りやすいカスタマイズ領域です。HTML編集に比べてリスクが低く、見た目や機能を改善できます。
基本の進め方
レイアウト画面を開く
追加したい位置(サイドバー、フッターなど)を決める
ガジェットを追加し、設定を保存する
ブログ表示を確認し、不要なら削除する
ここでのポイントは、追加しすぎないことです。ガジェットは便利ですが、増えるほど表示が重くなったり、スマホで縦長になったりします。最初は「最低限」で十分です。
よく使うガジェット例と配置の考え方
初心者が使いやすいガジェットを、目的別に整理いたします。
回遊を増やす
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関連するラベル一覧
最近の投稿
信頼感を上げる
プロフィール
お問い合わせへの導線(リンク)
利便性を上げる
検索ボックス
アーカイブ(ただし多すぎる場合は整理が必要)
配置の基本
サイドバーは「回遊」と「信頼」に寄せる
まずは2〜5個程度に絞る
スマホで縦長になりすぎる場合は削る
ガジェットは、アクセスが増えてから最適化しても間に合います。初期は「本文を読ませる」設計を優先してください。
Bloggerの使い方で迷いやすい公開設定と独自ドメイン
カスタムドメイン設定の流れとCNAMEの意味
独自ドメイン設定は、初心者が最もつまずきやすい箇所です。原因は、Blogger側とドメイン管理側(DNS)の2か所を正しく設定する必要があるためです。ここでは、理解しやすいよう「何をしているのか」から説明いたします。
独自ドメイン設定でやっていること(ざっくり)
Bloggerに「このドメインでブログを表示したい」と伝える
DNS(ドメイン側)に「このドメインへのアクセスはBloggerへ渡す」と登録する
このDNS登録で頻出するのがCNAMEです。CNAMEは「別の名前(宛先)へ案内する設定」と捉えると理解しやすいです。Bloggerでは、設定途中でCNAMEが複数提示されることがあり、これを正しくDNSへ登録する必要があります。
独自ドメイン設定の標準的な流れ
Bloggerの設定でカスタムドメインを入力する
保存を試みる
CNAMEの登録が必要である旨(エラー・案内)が表示される
ドメイン管理会社のDNS設定画面で、提示されたCNAMEを追加する
反映を待つ(反映時間は環境により差があります)
Blogger側で再度保存し、完了する
ここで最も多いミス
Name(ホスト名)とDestination(参照先)を逆に入れる
「www」を付けるべきところを省略する、またはその逆
入力値の末尾のドットなど、表記ルールの差で一致しない
別のレコード(Aレコード等)と競合している
DNS画面は管理会社ごとにUIが異なりますが、やることは「指定された値を、指定された項目に、正確に入れる」だけです。焦らずに、表示されているラベルを一つずつ確認してください。
HTTPSとリダイレクトの確認ポイント
独自ドメイン設定が完了したら、次に確認すべきはHTTPSと表記の統一です。ここを曖昧にすると、アクセスや検索評価が分散する原因になり得ます。
確認すべきポイント
ブログがHTTPSで表示されるか
「wwwあり」と「wwwなし」のどちらを正とするか
どちらでアクセスしても、正のURLへ寄せられるか
初心者の方は、まず「表示が安定すること」を優先し、細かな最適化は後からでも問題ありません。ただし、同じ記事が複数URLで見えている状態が長く続くのは避けたいので、可能な範囲で統一する方針を持ってください。
反映されないときの典型原因
「設定したのに表示されない」「エラーが消えない」は頻出です。原因の多くは次のいずれかです。
典型原因
CNAMEの入力ミス(逆、誤字、余計な空白)
DNSの反映待ち(設定直後)
競合するレコードがある(別サービスの設定が残っている)
キャッシュ(ブラウザやDNSキャッシュ)で古い情報を見ている
Blogger側で再保存していない
対処手順(おすすめ順)
Blogger側に表示されているCNAME情報をもう一度確認する
DNS画面の入力値を「コピペで一致」させる(手入力はミスが増えます)
反映待ちの可能性を考え、少し時間を置く
競合しそうなレコードがないか確認する
ブラウザの別環境(シークレット等)で確認する
独自ドメインは、最初に一度だけ苦労しますが、安定すれば日常運用は楽になります。ここで根気よく整える価値は十分にあります。
Bloggerの使い方を伸ばすSEOと収益化の初期設定
検索向け説明など最低限のSEO設定
SEOは幅が広い分、最初にやるべき範囲が分からず不安になりがちです。初心者の方は、まず「最低限の初期設定」と「記事の基本品質」に集中するのが合理的です。
最低限のSEOで意識すること
ブログ全体の説明文を、読者と検索に分かるように書く
各記事のタイトルを内容に一致させる
必要なら記事ごとに検索向け説明を設定する
見出し(H2/H3に相当する構造)を適切に使い、読みやすくする
1記事に1テーマを基本とし、話題を詰め込みすぎない
検索向け説明の書き方(テンプレート例)
この記事で分かること(要点)
どんな人に向いているか
具体的に得られる結果
例:
「Bloggerの開設手順と初期設定、初投稿の流れを初心者向けに整理します。無料運用と独自ドメインの違い、つまずきやすいポイントも解説します。」
検索向け説明は、凝った文章よりも「内容が分かる自然文」が有効です。過度なキーワード詰め込みは避けてください。
Search Consoleとインデックスの基本
Search Consoleは、検索流入を伸ばすうえで重要な基盤です。導入後、初心者の方が最初に見るべきなのは、難しい指標ではなく「どの記事が、どんな言葉で見られているか」です。
最初の1か月で見るべき観点
検索クエリ:どんな検索語で表示されているか
表示回数:検索結果に出た回数
クリック数:実際に読まれた回数
上位ページ:伸びている記事はどれか
初心者がやりがちな失敗
データが少ないうちに細かな施策に走る
記事が少ないのに、設定ばかり触って投稿が止まる
検索順位を気にしすぎて、読者の読みやすさを犠牲にする
SEOは「記事数と品質」が土台です。まずは投稿を継続し、データがたまり始めた頃に「伸びている記事を追記する」「内部リンクを追加する」などの改善を行うと効率的です。
AdSenseの導入手順と注意点
Bloggerでは、AdSenseを使った収益化を検討する方も多いです。ただし、収益化は「導入すればすぐ増える」ものではありません。導入はあくまで入口であり、収益の前に「読まれる記事」と「信頼されるサイト構造」が必要になります。
導入時の注意点(重要)
審査や反映には時間がかかる場合があります
広告を増やしすぎると、読者体験が悪化して離脱が増えることがあります
規約やポリシーに抵触しないよう、プライバシーポリシー等を整える必要が出る場合があります
初心者の方は、まず以下を満たしてから収益化へ進むと安全です。
記事が一定数あり(目安:10〜30本)、更新が継続している
プロフィールや問い合わせなど、最低限の信頼情報がある
テーマが定まっており、雑記の散らかりが少ない
運用開始後1か月の改善ロードマップ
最後に、運用開始後の「次に何をするか」を1か月のロードマップとして整理いたします。迷いが減り、継続しやすくなります。
1週目:まず投稿を習慣化する
目標:まず5〜10本投稿する
意識:完璧より公開、操作に慣れる
実施:タイトルだけ丁寧に付け、プレビュー確認を習慣化する
2週目:読みやすさを整える
目標:本文の構造(見出し、箇条書き)を改善する
実施:1記事につき1テーマ、段落を短く、結論が分かる導入へ修正
3週目:サイト構造を整える
目標:ラベル設計を見直し、固定ページを用意する
実施:主要ラベルを絞り、プロフィール・問い合わせの導線を設置する
4週目:伸びる記事を育てる
目標:Search Consoleなどを参考に追記する
実施:伸びている記事に内部リンクを追加し、読者が次に読む記事を案内する
この流れで進めると、投稿を止めずに改善を積み上げやすくなります。
よくある質問
Bloggerはスマホだけでも運営できますか
可能です。投稿や簡単な修正はスマホでも十分行えます。ただし、レイアウト調整や細かな表示確認、HTML編集などはPCの方が作業効率が上がりやすいです。初心者の方は「投稿はスマホ中心、設定はPCでまとめて」など、役割分担すると迷いが減ります。
独自ドメインが反映されません
多くの場合、DNS設定(CNAME)の入力ミス、反映待ち、競合レコードが原因です。Blogger側に表示される値とDNSの入力値が一致しているかを最優先で確認し、次に時間を置いて再確認してください。別ブラウザ(シークレット)での確認も有効です。
画像が崩れます
画像サイズが大きい、テーマの仕様と合っていない、貼り付け位置が原因などが考えられます。まずプレビューで崩れる箇所を特定し、画像を適度な幅に調整して差し替える方法が安全です。画像を増やしすぎると表示が重くなる点にも注意してください。
ラベルとページはどう使い分けますか
ラベルは「投稿記事の分類」、固定ページは「恒久的に見せたい情報」に向いています。プロフィール、ブログの説明、問い合わせ、ポリシー類は固定ページ、ノウハウ記事や日々の更新は投稿+ラベルで整理する運用が基本です。
AdSenseの収益メニューが表示されません
アカウント状況やブログの状態により表示が異なる場合があります。まずは投稿数やサイト構造(プロフィール等)を整え、収益化機能の導線が表示されるか確認してください。収益化はサイトの信頼性が前提になるため、先にコンテンツ充実を優先するのが安全です。
まとめ
Bloggerの使い方は、開設→投稿→デザイン→公開設定と独自ドメイン→SEO→収益化の順で進めると迷いにくくなります。特に初心者の方は、最初から完璧を目指すより、「まず公開して改善する」方が継続につながります。
次に取るべき行動は、以下の3点です。
まずは5〜10本投稿して、操作と更新の習慣を作る
ラベルと固定ページで、最低限のサイト構造を整える
伸びた記事を追記し、内部リンクで回遊を作る
Bloggerは仕様や管理画面の導線が変わる可能性があります。迷ったときは「今やりたいこと(投稿、デザイン、公開設定)」に立ち戻り、段階的に整えていく方針で進めてください。