フォルダーを削除しようとした瞬間に、
「別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません。」
と表示されて手が止まってしまう――そんな経験はありませんか。
閉じているはずのアプリが原因に見えないことも多く、何度試しても削除・移動・名前変更ができないと、焦りや苛立ちが一気に強くなります。さらに、同期フォルダーや共有フォルダーが関係している場合は、強制終了や無理な削除がデータ不整合の原因になる可能性もあり、「下手に触って壊したくない」という不安もつきまといます。
本記事では、影響が小さい順に試せる「最短で直す手順」から、掴んでいるプログラムを特定する方法、OneDriveや共有フォルダー、サムネイル生成など原因別の対処、再発防止の考え方までを、初心者の方でも迷わない流れで詳しく解説いたします。読み終えた頃には、目の前のエラーを解消できるだけでなく、「次に同じ表示が出ても落ち着いて対処できる」状態を目指せます。
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別のプログラムがこのフォルダーを開いているエラーとは
このエラーは、Windowsでファイルやフォルダーを操作しようとした際に「別のプログラムが使用中のため、削除・移動・名前変更などができない」状態を示す代表的なメッセージです。焦って強制的に削除しようとすると、同期不整合やデータ破損につながることがありますので、原因を切り分けながら段階的に解除するのが安全です。
起きる場面(削除・移動・名前変更・空にできない)
このメッセージが出る場面は、主に次の4種類に集約されます。どれも「対象が使われている」ことが共通点です。
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削除できない
不要なフォルダーを消そうとした、ゴミ箱を空にしようとした、不要ファイルを削除しようとしたが止まる。 -
移動できない
整理のために別の場所へ移動しようとした、別ドライブへ移そうとしたが止まる。 -
名前変更できない
ファイル名を整えようとしただけなのに、変更できずエラーになる。 -
上書き・置換ができない
同名ファイルをコピーして置き換えようとすると、操作を完了できない。
さらに、次のような状況だと発生確率が上がります。
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画像・動画・PDFなど、サムネイルやプレビューが生成されるファイルが多いフォルダー
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OneDriveなど、同期対象のフォルダー配下
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NASやネットワークドライブなど、共有フォルダー上
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ZIPを開いて中身を触った直後など、圧縮ファイルをエクスプローラーで扱った直後
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編集ソフトやOfficeなど、保存・書き出し直後(裏で処理が続いていることがあります)
この段階では「原因の候補」を把握するだけで十分です。次に、エラーの正体である“ロック”を理解すると、対処の優先順位が見えてきます。
原因は「ファイルロック」と「裏で掴む処理」
このエラーの根本原因は、多くの場合ファイルロックです。Windowsやアプリケーションは、ファイルを読み書きする際に安全のため「ハンドル」と呼ばれる仕組みでファイルを保持します。保持されている間は、削除や名前変更、移動などの操作が制限されることがあります。
重要なのは、ロックしている“犯人”が必ずしも目に見えるアプリとは限らない点です。代表例を整理すると、次のようになります。
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ユーザーが明確に開いているアプリが掴んでいる
例:Excelで開いている、動画プレイヤーで再生中、編集ソフトで読み込み中。 -
アプリを閉じたつもりでも裏で残っている
例:常駐プロセス、バックグラウンド処理、プレビュー生成、同期処理。 -
Windows自体の機能が掴んでいる
例:エクスプローラーのプレビュー・詳細ウィンドウ、検索インデックス、サムネイル生成。 -
環境要因で掴みっぱなしになりやすい
例:ネットワーク共有、NAS、同期フォルダー、セキュリティソフトのリアルタイム保護。
したがって、対処は次の方針が最も安全です。
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安全確認(いま止めると危険な処理がないか)
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最短で直す(影響が小さい順に)
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原因を特定して再発を防ぐ(必要な場合のみ強い手段へ)
この流れを守るだけで、無用な強制終了やツール乱用を避けやすくなります。
別のプログラムがこのフォルダーを開いている時の安全チェック
エラー解除に入る前に、まず「いま無理に止めると危険な状況」ではないかを確認してください。ここを飛ばすと、解決しても後で別の問題(同期不整合、破損、復旧の手間)が起きることがあります。
まず確認したいこと(同期・コピー・バックアップ中)
次の状況に当てはまる場合は、操作を急がず“完了を待つ/一時停止する”ことを優先してください。
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同期中(OneDriveなど)
アイコンが回転している、処理中表示、アップロード中・ダウンロード中など。 -
コピー・移動の直後
大容量データの移動後は、表示が消えても裏で処理が残る場合があります。 -
バックアップソフトが稼働中
定期実行の時間帯、スケジュール稼働、スキャン中など。 -
編集・書き出し直後
動画編集、写真現像、圧縮・解凍、PDF生成などは完了後もしばらく掴むことがあります。 -
セキュリティソフトの検査中
リアルタイム保護が新規ファイルを検査している最中だとロックが残ることがあります。
ここでの判断が難しい場合は、次の簡易チェックをおすすめいたします。
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同期アプリの状態が「最新」「同期済み」になっているか
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コピー/移動の進行ダイアログが完全に消えているか
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直前に重い処理(圧縮・書き出し)をしていないか
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共有フォルダーなら、他者が開いていない状況か(可能なら確認)
「危険な最中ではない」と判断できたら、次に進めます。
やってよい終了/避けたい終了の考え方
原因特定や解除では、タスク終了やプロセス停止が選択肢に入ることがあります。ただし、何でも終了してよいわけではありません。安全のため、次の考え方で判断してください。
基本的に“やってよい”範囲(影響が小さい)
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自分が開いたと分かっているアプリ(Office、ビューア、編集ソフトなど)を通常手順で閉じる
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エクスプローラーの再起動
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プレビュー/詳細ウィンドウの無効化、表示方法の変更
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PC再起動(作業保存が済んでいる場合)
慎重に扱うべき範囲(状況を見て)
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同期ソフト(OneDrive等):停止よりも一時停止や完了待ちが安全
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バックアップソフト:中断するとバックアップが不完全になる可能性
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セキュリティソフト:保護を切ると危険が増えるため、安易に無効化しない
基本的に触らないほうがよい範囲(危険度が高い)
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Windowsの中核サービス、System関連、見慣れない重要プロセス
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役割が分からない常駐(原因特定で名前が出ても、まず情報確認が先です)
このルールを守ると、「直ったが別のトラブルが起きた」という事態を避けやすくなります。
別のプログラムがこのフォルダーを開いているエラーを最短で直す手順
ここからは、初心者の方でも安全に試しやすい順に対処を並べます。最短で終わらせたい場合でも、まずは上から順に進めるほうが結果的に早いことが多いです。
手順1 開いているアプリとプレビュー機能を止める
最初に、ロックの原因になりやすい「開いているアプリ」と「エクスプローラーの表示機能」を止めます。ここだけで解決するケースは少なくありません。
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対象ファイルを開いていそうなアプリを閉じる
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Office(Excel/Word/PowerPoint)
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画像ビューア、動画プレイヤー
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圧縮ソフト(ZIPを開いている場合も含む)
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編集ソフト(写真・動画・音声)
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PDF閲覧ソフト
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エクスプローラーのプレビューウィンドウをオフにする
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プレビューは便利ですが、ファイルを掴む原因になりやすい機能です。
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詳細ウィンドウをオフにする
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メタデータ読み取りでロックが発生することがあります。
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対象フォルダーを表示しているエクスプローラーを一度閉じる
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複数ウィンドウで同じ場所を開いていると解除されにくいことがあります。
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操作を再試行(削除・移動・名前変更)
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この時点で成功するなら、原因は主にプレビュー・閲覧・軽い掴みである可能性が高いです。
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補足として、ZIPファイル内のファイルを操作した直後は特にロックが残りやすいです。ZIPを開いていた場合は、ZIPを表示していたウィンドウもすべて閉じてください。
手順2 エクスプローラーを再起動する
アプリを閉じても直らない場合、次に疑うべきはエクスプローラー(Windowsのファイル管理部分)です。表示やサムネイル、プレビューなどの都合で掴んだままになっていることがあります。
手順は次の通りです。
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Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く
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一覧からWindows エクスプローラーを探す
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右クリックして再起動を選ぶ
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再起動後、対象ファイルの操作を再試行する
実行するとタスクバーやデスクトップが一瞬消えますが、すぐに戻ります。これは正常な挙動です。
ここで直る場合は、エクスプローラーの内部処理(サムネイル生成、プレビュー、インデックスなど)が原因だった可能性が高いです。
手順3 PCを再起動する(最短の確実策)
「原因を探すより、とにかく早く終わらせたい」という場合、PC再起動は非常に強力です。多くのロックは再起動でまとめて解除されます。
ただし、再起動前に必ず次を確認してください。
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作業中の文書や編集データを保存したか
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同期中・コピー中・バックアップ中ではないか
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共有フォルダーで他者が利用中ではないか(可能なら確認)
再起動後にもう一度操作して、直った場合は「一時的な掴み」だったと判断できます。
再起動しても直らない、または再発を繰り返す場合は、次の章で原因を特定するのが最短ルートです。
別のプログラムがこのフォルダーを開いている原因を特定する方法
「閉じたはずなのに直らない」「再発が多い」「業務で同じフォルダーを扱う」場合は、原因特定が有効です。原因が分かれば、やみくもに強い手段を試す必要がなくなり、再発防止も容易になります。
PowerToys File Locksmithで掴んでいるプロセスを確認する(公式)
最も分かりやすいのが、PowerToysのFile Locksmithです。対象ファイル(またはフォルダー)を右クリックして、使用中のプロセスを確認できます。
導入と使用の流れは次の通りです。
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Microsoft PowerToysをインストールして起動
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機能一覧からFile Locksmithを有効化
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エクスプローラーで対象ファイル/フォルダーを右クリック
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その他のオプションの表示(必要な場合)からFile Locksmithを選択
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「どのプロセスが掴んでいるか」が一覧で表示される
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一覧に出たプロセス名を手掛かりに、通常手段で閉じる(まずはここが基本です)
ここで重要なのは、「解除」のためにいきなりプロセス終了を押す前に、そのプロセスが何かを判断することです。
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明らかに自分が起動したアプリ:通常終了 → 直るか確認
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同期・バックアップ・セキュリティ系:完了待ち/一時停止が安全
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見慣れないもの:名前を控え、役割を確認してから判断
File Locksmithは「犯人が見える」だけでも価値があります。特定できれば、次の手段(プロセス終了、設定変更、運用改善)を的確に選べます。
Process Explorerでハンドル検索する(公式)
より強力に、より深く調べたい場合はProcess Explorerが役立ちます。ハンドル検索で、ファイル名やパスから掴んでいるプロセスを見つけられることがあります。
基本方針は次の通りです。
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Process Explorerを管理者として起動する
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検索機能で対象のファイル名・フォルダー名を手掛かりに探す
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該当プロセスが分かったら、まずは通常終了を試す
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どうしても解除できず、影響が把握できる場合のみ、プロセス終了を検討する
注意点として、Process Explorerは強力な分、誤操作の影響も大きくなります。特に、システム系や常駐系を安易に終了すると不安定になる可能性があります。
「特定に使う」「終了は最終手段」という使い分けが安全です。
リソースモニターで関連付けられたハンドルを探す(標準)
追加ツールを入れにくい環境では、Windows標準のリソースモニターが候補です。CPUタブの「関連付けられたハンドル」を検索して、どのプロセスが掴んでいるかの当たりを付けられます。
手順は次の通りです。
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タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
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パフォーマンス関連からリソースモニターを開く(環境により表示が異なります)
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CPUタブで「関連付けられたハンドル」の検索欄に、ファイル名の一部を入力
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一覧に出たプロセス名を確認し、通常終了や設定変更で対応する
検索は、フルパスよりも「ファイル名」「フォルダー名の特徴語」など短い文字列のほうが見つかりやすい場合があります。
標準機能だけで原因に近づけるため、業務PCなど制約がある環境で特に有用です。
別のプログラムがこのフォルダーを開いている問題が直らない原因別対処
最短手順や原因特定でも直らない場合は、「典型原因」に沿って対処すると解決率が上がります。ここでは、特に遭遇頻度が高い原因を4つに分けて詳しく説明いたします。
OneDriveなど同期が掴む場合の対処
同期フォルダーで発生する場合、同期処理が対象を掴んでいることがあります。ここでの基本は、強制終了より“同期の状態管理”です。
おすすめの進め方は次の通りです。
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同期が完了するまで待つ
同期中は削除・移動・名前変更が失敗しやすく、途中で止めると不整合の原因になります。 -
一時停止を使う(可能な場合)
同期アプリに一時停止機能がある場合、一定時間止めてから操作すると成功しやすくなります。 -
大量操作は小分けにする
フォルダー丸ごと移動、数百件のリネームなどは同期が追いつかず、ロックや競合が起きやすいです。 -
操作前後で状態確認する
「同期済み」を確認してから次の作業へ進むだけで、再発が大きく減ります。
特に業務では「作業前に同期完了を確認」「作業単位を小さく」「終わるまで待つ」を徹底すると、エラー頻度が下がります。
Thumbs.dbやサムネイル生成が原因の対処(共有/NASで多い)
共有フォルダーやNASで、画像・動画が多い場所を開いた直後に発生しやすいのが、サムネイル関連です。サムネイル表示は便利ですが、フォルダー内のファイル情報を読み取るため、ロックや“掴みっぱなし”の原因になり得ます。
対処の基本は「掴みやすい表示を避ける」「掴みを作ったプロセスをリセットする」です。
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エクスプローラーのウィンドウをすべて閉じる
共有を開いたウィンドウが残っているだけで解除されないことがあります。 -
エクスプローラーを再起動する
サムネイル生成の途中状態がリセットされることがあります。 -
表示方法を変更する
大きいアイコン表示はサムネイル生成を促します。必要に応じて、一覧表示などに切り替えると安定しやすいです。 -
共有運用なら「整理担当」「作業タイミング」を決める
複数人が同じ共有を開くと、誰が掴んでいるかが分かりにくくなります。運用ルールが効果的です。
「共有だけで起きる」「画像・動画フォルダーで多い」という場合は、この原因を優先して疑うと切り分けが早くなります。
圧縮ファイル・プレビュー・詳細ペインが原因の対処
次に多いのが、エクスプローラーのプレビュー/詳細ペイン、そして圧縮ファイル(ZIP)に関連する掴みです。特にZIPは、エクスプローラー上で“フォルダーのように”開けるため、開いたままになりやすい特徴があります。
対処は次の手順で進めると効果的です。
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ZIPを含め、対象に関連するエクスプローラーウィンドウをすべて閉じる
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プレビューウィンドウ、詳細ウィンドウをオフにする
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エクスプローラーを再起動する
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操作を再試行する
ここで直る場合、原因は「見えているけれど気づきにくい掴み」であることが多いです。特に「名前変更だけできない」「移動だけできない」など部分的な症状なら、この系統を疑う価値があります。
アクセス権・管理者権限・セキュリティソフトが絡む場合
最後に、ロックではなく「権限」や「保護」が絡んでいるケースです。見分けとしては、次の特徴が出やすいです。
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システムに近い場所(Program Files、Windows配下など)で発生する
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特定の拡張子、特定のフォルダーでだけ強く発生する
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セキュリティソフトの動作とタイミングが一致する
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再起動しても状況が変わらない
この場合の基本方針は、「むやみに権限を変えない」「保護を切らない」「ログや状況確認を優先する」です。
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まず、対象がシステム上重要な場所ではないか確認する
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セキュリティソフトが隔離・ブロックしていないか、通知やログを確認する
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管理者権限が必要な操作かどうかを判断する(業務PCなら管理者へ相談が安全です)
特にセキュリティソフトは、無効化するとリスクが増えるため、短絡的な対処は避けたほうが安全です。
別のプログラムがこのフォルダーを開いているトラブルの再発防止
一度直っても、環境や作業手順が同じだと再発することがあります。再発防止は「原因に合わせた運用改善」が最も効果的です。
共有フォルダ運用のコツ(サムネイル、運用ルール)
共有フォルダー(NAS・ネットワークドライブ)は、個人PCのように自由に操作するとトラブルが起きやすい領域です。次の運用が再発防止に役立ちます。
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整理作業の時間帯を決める
開いている人が少ない時間にまとめて整理すると、ロック競合が減ります。 -
“整理担当”を決める
複数人が同時に移動・リネームすると、誰が掴んだか追跡しにくくなります。 -
画像・動画フォルダーは表示方法を工夫する
大きいアイコン表示はサムネイル生成を促し、共有環境ではロックの原因になりやすいです。必要時以外は一覧表示などで運用すると安定します。 -
一括操作を避ける
共有上で大量移動・大量削除をすると、裏の処理が長引き、ロックが残りやすくなります。小分けが安全です。
「共有は個人PCよりも“作業の作法”が重要」と考えると、再発が減ります。
同期フォルダ運用のコツ(移動前に同期完了を確認)
同期フォルダーは便利ですが、ファイル整理と相性が悪い側面があります。次のルールが特に効果的です。
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作業前に“同期済み”を確認する
これだけで、操作中のロックや競合が大きく減ります。 -
大きな変更は小分けにする
フォルダー丸ごと移動、連番リネームなどは分割して行うほうが安全です。 -
作業後は“同期が落ち着くまで待つ”
すぐ次の操作に入ると、同期処理が追いつかずロックが残りやすくなります。
同期が絡む環境では「待つ」「小分け」「状態確認」の3点が再発防止の柱になります。
ロックしやすいアプリの癖(編集ソフト、IDEなど)
編集ソフトや開発環境(IDE)は、終了しても補助プロセスが残ったり、キャッシュや自動保存で掴み続けたりすることがあります。対策としては次が有効です。
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書き出し・保存完了を確認してから閉じる
完了表示を確認し、少し待ってから操作するとロックが残りにくくなります。 -
常駐(タスクトレイ)を意識する
画面上のウィンドウを閉じても、常駐が残っていると掴んでいる場合があります。 -
原因が分からないときは“掴んでいるプロセス名”を控える
File Locksmithなどで出たプロセス名を控えておくと、次回以降の対応が早くなります。 -
出力先・作業先を分ける
例えば、編集作業はローカルで行い、完成物だけを共有や同期へ移すと、ロックや不整合が減ります。
アプリの“癖”に合わせた作業設計に変えると、根本的にトラブルが減っていきます。
別のプログラムがこのフォルダーを開いているエラーのよくある質問
タスクマネージャーで終わらせても大丈夫?
基本的には、自分が起動したと確信できるアプリで、かつ保存・書き出しが完了しているなら、タスク終了しても大きな問題になりにくいです。
ただし、次の場合は避けたほうが安全です。
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保存・書き出しの途中
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同期・バックアップ・セキュリティスキャン中
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役割が分からないプロセス(System系、見慣れない常駐)
迷った場合は、タスク終了の前に「エクスプローラー再起動」や「PC再起動」を先に試すと安全です。
削除していいか不安な時の判断は?
「消せるか」よりも「消してよいか」の判断が重要です。次に当てはまる場合は、削除前にバックアップや確認をおすすめいたします。
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二度と入手できない原本(写真、顧客資料、契約関連など)
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同期フォルダー配下(削除が他端末にも反映される)
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共有フォルダーで他者が利用する可能性がある
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システム配下に近い場所(WindowsやProgram Filesなど)
不安がある場合は、いきなり削除ではなく、まず別場所へコピーして退避する、フォルダー名に「退避」などを付けて一時保管する、といった安全策が有効です。
管理者として実行は必要?
多くのケースでは不要ですが、状況によっては必要になります。目安は次の通りです。
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システムに近い場所で操作する
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原因特定ツールで“見えないプロセス”がある
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権限が不足して情報が取れない/操作できない
ただし、管理者権限での操作は影響範囲が広がります。業務PCなどでは、社内ルールに従ってください。
ネットワークドライブだけ起きるのはなぜ?
ネットワークドライブ(共有/NAS)は、ローカルよりもロックが起きやすい条件が揃っています。
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サムネイル生成やメタデータ読み取りが発生しやすい
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他のユーザーが同じ場所を開いている可能性がある
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通信遅延やキャッシュで「開いていないのに開いている扱い」になりやすい
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一括操作が重い(処理が長引き、掴みが残りやすい)
このため、共有では「作業タイミング」「担当」「表示方法」「小分け操作」など運用面の工夫が、個人PC以上に効いてきます。