BenQのゲーミングモニターは、工場出荷状態でも一定の品質で表示されます。しかし実際には、PCやPS5など「映像を出す側」の設定、接続する端子・ケーブル、そしてモニター側のOSD(オンスクリーンディスプレイ)設定が噛み合っていないことで、性能を発揮できないケースが非常に多いです。典型例としては、次のような症状が起きます。
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120Hz/144Hz/240Hzのはずなのに、60Hzのまま変わらない
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HDRが有効になった途端に白っぽい、黒が浮く、色が不自然になる
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画面モード(FPS、ゲーム、sRGB等)が選べない、グレーアウトする
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残像が気になってAMA(オーバードライブ)を上げたら、逆残像が出て悪化した
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文字がギラつく、目が疲れる(明るさ・シャープネス・色温度が不適切)
本記事では、こうした失敗を避けるために「順番」を重視します。モニター設定は、OSDの数値だけを真似しても再現しません。まずは前提条件を揃え、次に基本設定を整え、最後に用途別に最適化していくことで、最短で快適な状態に到達できます。
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BenQゲーミングモニター設定で最初にやること
接続端子とケーブルを先に確認する
最初に確認すべきは、設定以前の「物理条件」です。ここが崩れていると、いくらOSDを調整しても120Hzが出ない、HDRが安定しない、画質が荒れる、といった問題が残ります。確認観点は以下の通りです。
1)入力端子(モニター側)
BenQモニターは複数のHDMIやDisplayPortを備える機種が多く、端子によって対応仕様が異なる場合があります。例えば「HDMI1は高帯域、HDMI2は仕様が異なる」といった構成もあり得ます。必ず、利用予定の端子で目標(120Hz/144Hzなど)が出せる前提かを確認してください。迷う場合は、まずは推奨されがちなポート(マニュアルや本体印字でメイン扱いの端子)を使用します。
2)ケーブル(規格が明確か)
ケーブルは見た目では判断できません。特に「長いケーブル」「安価なケーブル」「規格表記が曖昧なケーブル」は、最大リフレッシュレートやHDRで不安定になる原因になりやすいです。まずは付属ケーブル、または規格が明確なケーブルで試し、切り分けの段階ではケーブルを疑うのが早道です。
3)接続経路(中継機器を挟んでいないか)
AVアンプ、セレクター、分配器、キャプチャ機器などを挟むと、帯域の制限やEDID(対応情報)の伝達不具合で、120Hzが選べない・HDRが変になることがあります。原因切り分けでは、一度「出力機器→モニター直結」にして確認してください。直結で安定するなら、中継機器側の仕様・設定が原因の可能性が高いです。
この段階の目標は「物理的に性能が出せる状態」を作ることです。OSDに触るのは、その後です。
初期化とOSDロックを確認する
設定作業は「最初に基準へ戻す」ほど成功率が上がります。購入直後でも、展示品・中古・返品再販品などで、前の設定が残っている場合があります。また、BenQモニターはOSDロック(操作制限)が有効になっていると、設定が変えられない・項目が選べないなどの症状が出ます。
1)OSDロックの確認
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ボタンを押してもOSDが出ない
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一部項目が操作できない
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設定画面がすぐ閉じる/反応が遅い
このような場合はOSDロックが疑わしいです。解除方法は機種ごとに異なるため、取扱説明書の「OSDロック」「キー・ジョイスティック操作」「メニュー操作制限」等の項目を確認してください。
2)初期化(リセット)の実施
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どこを触ったか分からない
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HDRや色が変になって戻らない
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ゲームモードがグレーアウトする
こうした場合は、迷わずリセットが有効です。初期化は「最短で復旧する手段」であり、やり直しの軸になります。
注意点として、初期化後は明るさが高めに戻る機種が多いため、目が疲れやすい環境(暗い部屋)では輝度を下げることを忘れないでください。
用途を決めてゴールを先に作る
モニター設定が迷走しやすい最大の理由は「全部を良くしようとする」ことです。ゲームの種類や利用環境で、最適解が変わります。ここでは、最初にゴールを3つに分けます。
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FPS向け(競技系・対戦系):暗部視認性、視認性優先、反応の良さ、残像低減
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ストーリーゲーム向け(没入・画質重視):階調、色の自然さ、コントラスト、見栄え
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動画鑑賞・普段使い向け:目の疲れにくさ、文字の見やすさ、白の自然さ
ゴールが決まると、調整する項目が絞れます。例えばFPSなら「暗い場所の敵が見えること」が重要になり、普段使いなら「長時間見ても疲れないこと」が最重要です。目的と調整項目が一致していないと、数値だけ上げ下げしても満足しません。
BenQゲーミングモニターの基本設定を整える手順
BenQゲーミングモニターの設定で最も重要なのは、OSDの前に「出力側」を整えることです。モニターが144Hz対応でも、PCやPS5側が60Hzで出力していれば、OSDでどうにもなりません。設定は次の順で進めます。
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リフレッシュレート(Hz)
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解像度とスケーリング
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HDRとRGBレンジ(色の基準)
この順番で整えると、後から「なぜ上手くいかないのか」が切り分けやすくなります。
リフレッシュレートを正しく設定する
PCの場合(Windows想定)
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OS側のディスプレイ詳細設定で、リフレッシュレートが最大値(例:144Hz/165Hz/240Hz)になっているか確認します。
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GPUドライバー(NVIDIA/AMD)の設定画面でも、解像度とHzが正しいか確認します。
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デュアルモニター環境では、片方だけ60Hzに固定されるケースもあるため、表示デバイスごとに設定を確認します。
PS5の場合
PS5は、次のような「条件の組み合わせ」で120Hzが成立します。
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PS5側で120Hz出力が有効
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接続端子・ケーブルが条件を満たす
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対応ゲーム側で120Hzモードが有効
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一部タイトルでは、ゲーム内設定や画質モード選択が必要
ここで重要なのは「PS5の設定を変えたのに反映されない」場合でも、ゲーム側が120Hzモードで起動していないと、OSDや情報表示で60Hzのままに見えることがある点です。まずは対応タイトルで検証すると、切り分けが速くなります。
確認のコツ
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モニター側OSDに「情報表示(入力信号、解像度、Hz)」がある場合、そこを確認します。
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PCなら、テストサイトやゲーム内のfps/Hz表示、ドライバー表示を併用すると確実です。
解像度とスケーリングを整える
解像度の不一致は、画面がぼやける、文字が滲む、ゲームがフルスクリーンにならない、といった問題につながります。
基本方針
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まずはモニターのネイティブ解像度で運用します(例:フルHDなら1920×1080、WQHDなら2560×1440)。
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PCゲームで負荷を下げるために解像度を落とす場合は「レンダリング解像度」「DLSS/FSR」「スケーリング」を併用し、表示が崩れない範囲にします。
PS5の注意点
PS5では、ゲームの動作モード(パフォーマンス/解像度優先)が出力条件に影響することがあります。120Hzを狙うなら、ゲーム側でパフォーマンス寄りの設定が必要な場合があるため、ゲーム内の表示設定も必ず確認してください。
スケーリングで失敗しやすい例
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PC側で拡大率が大きく、モニター側でもスケーリングが強くかかって文字が不自然になる
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低解像度を引き伸ばして、輪郭がギザつく
この場合、まずは「OS側の拡大率」「GPU側のスケーリング」「モニター側のアスペクト/拡大」を一つずつ見直すと、原因が見つかります。
RGBレンジと色の基準を揃える
色の違和感で最も多いのが「黒が浮く」「白っぽい」「コントラストが弱い」です。これには、明るさやガンマだけでなく、RGBレンジ(フル/リミテッド)や、HDRとの組み合わせが関係します。
症状と疑うべきポイント
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黒が灰色っぽい:RGBレンジの不一致、ガンマ設定、HDRの影響
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白が眩しすぎる/白が不自然:輝度過多、色温度、HDRのトーンマッピング
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全体が眠い:コントラスト・ガンマ・シャープネスのバランス不良
進め方(安全手順)
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まずHDRをオフにして、SDRで基準の色を作る
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次にRGBレンジやガンマを整える
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最後にHDRを試す(必要がある場合のみ)
HDRは強力ですが、常に最適とは限りません。特に「白っぽくて見づらい」と感じる場合は、無理にHDRに固執せず、SDRの最適化で満足度が上がることも多いです。
BenQゲーミングモニターの用途別おすすめ設定
ここでは「用途別の叩き台」を用意します。重要なのは、数値そのものではなく、何を優先し、何を抑えるかの思想です。機種・部屋の明るさ・個人差で最適値は必ず変わるため、まずはプリセットと方針で整え、最後に微調整してください。
FPS向けの見やすさ重視設定
FPSで重要なのは「敵が見える」「動きが追える」「残像で見失わない」です。これを作るための定番ルートは次の通りです。
1)輝度(明るさ)を先に決める
輝度が合っていないと、暗部調整やガンマ調整が全部ズレます。
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明るい部屋:ある程度上げても疲れにくい
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暗い部屋:下げないと眩しさで集中力が落ちる
「眩しいが見える」より「自然に見えて長時間耐える」ほうが総合的に有利です。
2)暗部視認性(Black eQualizer等)
暗所の視認性は上げすぎると、全体がのっぺりして距離感が失われます。
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目標:暗い場所の敵が“見える”最小値
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失敗:上げすぎてコントラスト感が消える
3)AMA(オーバードライブ)
AMAは残像低減に効きますが、上げすぎると逆残像(輪郭が先行して見える、白い縁取りが出る)が起きます。
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目標:残像が減り、逆残像が気にならないバランス
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手順:中間→動きの速い場面で確認→逆残像が出たら下げる
4)シャープネス
輪郭強調は、視認性が上がる一方で文字や細部がギラつきます。
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FPSでは「ほんの少し上げる」程度が扱いやすいです。
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上げすぎると画面が疲れやすくなります。
5)彩度(Color Vibrance等)
敵と背景を分離しやすくする効果がありますが、上げすぎると自然さが失われます。
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目標:重要なオブジェクトが見分けやすい程度
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失敗:派手すぎて情報量が増え、かえって疲れる
FPSは短時間なら派手目でも成立しますが、長時間プレイでは疲労が勝ちやすいです。まずは“ほどほど”に作り、勝ちたいタイトルだけ上げる運用が安定します。
ストーリーゲーム向けの高画質設定
ストーリーゲームは、暗部の階調、色の自然さ、コントラスト感が満足度を左右します。FPS向けの「盛る」設定をそのまま使うと、映像が不自然になりがちです。
おすすめの作り方
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まずは「標準」「シネマ」「sRGB」など、自然寄りのモードを選ぶ
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輝度を部屋に合わせて調整(目が痛くならない範囲)
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ガンマで暗部の見え方を微調整
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色温度で白の印象を整える(青白い/黄ばむのバランス)
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余裕があればHDRを試す(相性が良い場合のみ採用)
HDRを使うかの判断基準
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良い例:明暗差が自然で、白っぽさが出ず、立体感が上がる
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悪い例:全体が白く霞む、黒が浮く、色が不自然、モード制限で調整できない
悪い例に当てはまるなら、SDRで作り込んだほうが満足度が上がることも多いです。
動画鑑賞と普段使いの目に優しい設定
普段使いで最重要なのは「疲れにくさ」と「文字の読みやすさ」です。ゲーム向けの強調設定は、日常用途では過剰になりがちです。
おすすめ方針
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輝度:必要以上に上げない(特に夜間)
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色温度:青白すぎるなら暖色寄りへ
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シャープネス:上げすぎない(文字の縁がギラつく原因)
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彩度:標準〜控えめ(肌色や白が不自然になりやすい)
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ブルーライト軽減:必要なら段階的に(黄ばみが強すぎない範囲)
普段使いで効く調整のコツ
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「白背景のWebページ」を見て眩しさを確認する
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「文章」を見て、縁がギラつかないか確認する
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「肌色の映像」で不自然さがないか確認する
この3つを通すと、長時間用途の破綻を防げます。
BenQゲーミングモニターの便利機能を使いこなす
BenQのゲーミングモニターには、用途に応じて効く機能が多く用意されています。ただし、機能は強力なほど副作用も出やすいです。ここでは、代表機能を「何が良くなるか」と「何が悪化し得るか」で整理します。
AMAと残像対策の考え方
AMAは、応答を補正して残像を減らすための機能です。設定段階が複数ある場合、一般に「強いほど残像が減る」方向になりますが、強すぎると逆残像(オーバーシュート)が発生します。
逆残像が出やすい状況
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背景が暗く、明るいオブジェクトが動く
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UIの白文字が高速で動く
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カメラを素早く振ったとき、輪郭に白い縁取りが見える
調整の正攻法
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中間で開始
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動きの速いゲーム、スクロールで観察
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残像が気になるなら上げる
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逆残像が出たら一段戻す
これだけで、多くの場合は“ちょうど良い点”に収束します。
Black eQualizerと暗部視認性の上げ方
暗部視認性を上げる機能は、FPSで非常に便利です。しかし、上げすぎると次の弊害が出ます。
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コントラスト感が減り、立体感が失われる
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全体が明るくなり、眩しく感じる
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映像がフラットになり、没入感が落ちる
使い分けのおすすめ
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競技系FPS:やや高めでも有効(視認性優先)
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ストーリー:低め(雰囲気を壊しやすい)
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普段使い:基本オフ〜低め(白の眩しさが増えやすい)
上げる場合も「暗い場所が見える最小値」に留めると、破綻しにくいです。
DyAcとブレ軽減の注意点
ブレ軽減系は、動く被写体の輪郭を見やすくする効果が期待できます。一方で、副作用として次が起きやすいです。
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画面が暗くなる(輝度低下)
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ちらつきや違和感を感じる人がいる
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設定の組み合わせで他モードが制限される場合がある
安全な運用
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まずはオフで基準設定を作る
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競技タイトルだけオンにして比較する
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暗すぎるなら輝度調整、または段階を下げる
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違和感が強いなら無理に使わない
ブレ軽減は万能ではありません。体質的に合わない場合もあるため、快適性を最優先に判断してください。
設定を保存して切り替える方法
設定の完成度が上がるほど「切り替え」が重要になります。用途別に毎回OSDをいじる運用は、手間が増え、設定ミスも起きます。
おすすめの運用例
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プロファイルA:FPS用(暗部・AMA・視認性重視)
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プロファイルB:ストーリー用(自然な色・階調重視)
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プロファイルC:普段用(低輝度・目に優しい)
また、クイックメニューやカスタムキーがある機種では、次の項目をショートカットに入れると効率が上がります。
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画面モード切替
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輝度
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入力切替
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音量(スピーカー搭載機種の場合)
「よく触る項目」を最短で触れるようにすると、日常のストレスが大きく減ります。
BenQゲーミングモニター設定のトラブル解決集
ここでは、検索で特に多いトラブルを、原因切り分けしやすい形で整理します。ポイントは「一気に直そうとしない」ことです。上から順に確認し、再現条件を潰していくと確実に解決へ近づきます。
PS5で120Hzにならない時のチェックリスト
PS5で120Hzにならない原因は、ほぼ以下のカテゴリに分かれます。
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物理(端子・ケーブル・中継機器)
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PS5本体設定
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ゲーム側設定(対応タイトルか、120Hzモードがオンか)
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モニター側設定(入力信号、競合機能)
チェックリスト(上から順に実施)
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PS5→モニター直結になっている(分配器・キャプチャ等を外す)
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モニター側の入力端子が適切(別ポートでも試す)
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ケーブルが規格不明でない(可能なら付属ケーブルで検証)
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PS5側の映像出力設定で120Hzが有効になっている
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PS5側の画面解像度・出力設定が想定に合っている
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ゲームが120Hz対応で、ゲーム内で120Hzモードが有効
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モニターOSDの情報表示で、入力信号のHzを確認できている
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それでも不可なら、モニター初期化→再設定で再挑戦
よくある落とし穴
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対応ゲーム以外で確認している(対応していないと120Hzになりません)
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ゲーム内の設定が必要なのに未設定
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中継機器がボトルネックになっている
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端子を変えたら改善した(端子差)
切り分けでは「直結」「付属ケーブル」「対応タイトル」で試すのが最短です。
HDRがオフにできない・モードが選べない時の対処
この症状は、モニターの故障ではなく「HDRが有効な信号を受けているため、モードが固定される」ことが原因になりやすいです。HDRは、表示パイプラインが変わるため、色設定や画面モードの自由度が落ちる場合があります。
対処手順(安全な順)
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出力側(PS5/PC)でHDRをオフにする
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いったん別入力へ切り替え、元に戻して信号を再確立する
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モニターOSD内のHDR設定(オン/オフ/自動)を確認する
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競合しそうな機能(特定のゲームモード固定、ブレ軽減固定等)がないか確認する
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最後にモニターを初期化(リセット)して復旧する
白っぽさが出る場合の考え方
HDRは“明るいところを明るく、暗いところを暗く”する方向ですが、実際はトーンマッピングの相性で白っぽく感じる場合があります。白っぽくて見にくいなら、まずはSDRで快適な基準を作り、HDRは「合うタイトルだけ」使うほうが満足しやすいです。
色が白っぽい・暗い・派手すぎる時の調整
色の問題は、原因が一つではありません。症状ごとに調整順序を固定すると、迷いが減ります。
白っぽい/黒が浮く(コントラストが弱い)
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HDRをオフにして比較する
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RGBレンジの不一致を疑う
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ガンマを調整する(暗部が上がり過ぎていないか)
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コントラストを整える(上げすぎも破綻します)
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最後に明るさ(輝度)を最適化する
暗い(見えにくい)
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まず輝度を上げる(最初にガンマへ行かない)
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ブレ軽減系がオンで暗くなっていないか確認
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ガンマで暗部だけを持ち上げる
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それでも暗いなら、部屋の照明環境も見直す(暗室は設定が極端になりやすい)
派手すぎる(色が濃い、疲れる)
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彩度系(Color Vibranceなど)を下げる
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色温度を自然寄りへ戻す
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画面モードを標準/sRGB等へ戻す
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シャープネスを下げ、ギラつきを抑える
重要なコツは「一度に複数を変えない」ことです。1項目ずつ変えて、症状が改善したかを確認すると、短時間で最適点に収束します。
音が出ない・音量が小さい時の確認
モニターの音に関するトラブルは、次のどれかであることがほとんどです。
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そもそもスピーカー非搭載、または出力が弱い設計
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出力側(PS5/PC)の音声出力先が別デバイスになっている
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モニター側がミュート、または音量が低い
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ヘッドホン端子や音声出力の設定が意図せず切り替わっている
切り分け手順
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PS5/PC側で出力先が「HDMI機器」になっているか確認
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モニター側の音量、ミュートを確認
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可能ならヘッドホン端子で音が出るか確認(出るなら入力自体は正常)
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それでも出ないなら、別入力(別端子)でも同様か確認し、端子起因か切り分け
音は「映像は出るのに音だけ出ない」ことが起きやすい領域です。出力側→モニター側の順で確認すると早いです。
BenQゲーミングモニター設定のよくある質問
おすすめ設定はそのまま使ってよいですか
おすすめ設定(数値例)は、初期の叩き台としては有効ですが、そのまま固定することは推奨いたしません。理由は明確で、次の3点です。
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部屋の明るさで最適輝度が大きく変わる(暗室と日中の部屋では別物です)
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個体差やパネル差で、逆残像の出やすさや色味が変わる
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用途の違いで優先順位が変わる(FPSと普段使いで最適解が一致しません)
おすすめの使い方は「数値を真似る」より「方針を真似る」ことです。例えばFPSなら、輝度・暗部・AMAの3点だけを微調整すると、最短で体感が改善します。
ゲームごとに設定を変えるべきですか
理想的には変えたほうが快適ですが、最初から細かく分けすぎると運用が破綻しやすいです。まずは以下の2分類で十分です。
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FPS用(視認性・残像対策)
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それ以外用(自然な色・疲れにくさ)
この2つが固まったら、必要に応じて「ストーリー用」「動画用」を追加するとスムーズです。設定の切り替えが面倒な場合は、クイックメニューやカスタムキーにモード切替を入れると、日常的に使える運用になります。
設定を戻したい時はどうすればよいですか
戻したい場合は、次の順で対応すると確実です。
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モニター側のリセット(初期化)で基準に戻す
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出力側(PS5/PC)の映像設定(解像度、HDR、Hz)を既定に戻す
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直結・付属ケーブルで再確認する
「リセット→基本設定→用途別」の順にやり直すことで、混乱を避けられます。設定を作り込むほど、リセットの価値は上がります。
PS5の1440p設定はどこで確認しますか
PS5の映像設定内に、解像度や出力に関する項目があり、対応状況を確認できます。1440p対応モニターの場合は、PS5側でテスト(対応確認の手順)を行い、通るかどうかを確認すると確実です。120Hzも絡むため、併せてゲーム側の設定も確認してください。
BenQゲーミングモニター設定のまとめ
BenQゲーミングモニターの設定は、項目が多く見えても、順番とゴールを固定すれば迷いません。最後に要点を整理します。
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まずは接続条件(端子・ケーブル・直結)を揃える
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次に出力側(PC/PS5)のHz・解像度・HDRを正しく設定する
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モニターOSDは、用途別(FPS/ストーリー/普段)に方針で作る
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AMAや暗部調整は強力だが、副作用(逆残像・のっぺり感)もあるため、上げすぎない
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トラブルはチェックリストで切り分け、最後にリセットで復旧できる状態を確保する
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設定は可能なら保存・切り替えを前提にし、日常運用でストレスが出ない導線を作る
特に、120Hzが出ない問題やHDRの違和感は「設定の順番」が原因であることが多いです。本記事の構成通りに、直結→基本設定→用途別最適化の流れで整えていただくと、無駄な試行錯誤を大幅に減らせます。必要に応じて、最初に作った基準設定(SDRの自然な状態)へ戻せるよう、変更点をメモしながら進めてください。