「Aternosで無料サーバーを立てたのに、友だちが入れない」「アドレスやポートってどれ?」「ホワイトリストや権限がよく分からない」──マイクラのマルチは、最初のつまずきさえ超えれば一気に楽しくなります。
本記事では、Aternosを初めて使う人でも迷わないように、サーバー作成から起動、参加方法、安全設定(ホワイトリスト・共有アクセス)、プラグインやMODの考え方、そして“参加できない・重い・起動しない”といった定番トラブルの解決手順までを、順番どおりに丁寧に解説します。読み終える頃には、今日中に友だちと合流できる状態を自分で作れるはずです。
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Aternosの使い方を始める前に知るべきこと
Aternosは「無料でマイクラのマルチサーバーを立てられる」ことが最大の魅力ですが、最初に前提を誤解すると、参加できない・設定が反映されない・拡張がうまくいかないといったトラブルに直結しやすいサービスでもあります。ここでは、作業に入る前に押さえるべきポイントを整理し、最短で「友だちと遊べる状態」へ到達するための土台を作ります。
特に重要なのは、参加者の環境(Java版/統合版)と、やりたいこと(素のマルチ/プラグイン/MOD)を先に決めることです。ここが固まると、以降の手順は迷いにくくなります。
Aternosでできることとできないこと
Aternosはブラウザ上でサーバーを作成し、起動・停止・設定変更を行い、プレイヤーが接続できるようにするサービスです。サーバー管理に慣れていない人でも、画面の案内に沿って進めればマルチを成立させられるのが強みです。
一方で、「有料レンタルサーバー」や「自宅サーバー」と同じ感覚で期待すると、できないことが原因でつまずきます。ここでは、最初に理解しておくと失敗しにくい要点をまとめます。
できること
サーバー作成、起動、停止、再起動
ゲームモード・難易度・各種ルールの変更
ホワイトリストで参加者を制限する
Java版ではサーバーソフトを選び、プラグイン環境を利用する(対応範囲内)
Java版ではMOD環境(ForgeやFabricなど)を選ぶ(対応範囲内)
できないこと・注意が必要なこと
常時起動を前提にした運用(遊ぶたびに起動が必要になる想定が安全です)
すべてのMODやプラグインを自由にアップロードして使うこと(サービス側が用意する導線・対応範囲に左右されます)
高負荷・大規模人数を安定的にさばく運用(無料枠は特に、混雑や負荷の影響を受けやすいです)
Aternosで成功しやすい進め方は、まず最小構成でマルチを成立させ、そこから少しずつ設定や拡張を足すことです。最初から盛り込みすぎると、原因の切り分けが難しくなり、結果として遠回りになります。
Java版と統合版どちらで作るべきか
ここが最重要ポイントです。サーバー側の「版」と参加者の「版」が一致していないと、基本的に接続できません。
まず、参加者がどの機種で遊ぶかを確認してください。
Java版の主な環境
Windows/Mac/LinuxのPC版(ランチャーから起動するタイプ)
統合版の主な環境
Switch、スマホ(iOS/Android)、PS、Xbox、Windows版(統合版)など
次の表で方針を決めると、迷いが減ります。
| 参加者・目的 | おすすめ | こう考えると失敗しにくい |
|---|---|---|
| 参加者が全員PCのJava版 | Java版 | いちばん一般的で情報が多く、プラグインやMODの話も通りやすい |
| Switchやスマホなど統合版が混ざる | 統合版 | 「参加できること」を最優先し、参加者に合わせる |
| 便利機能を追加したい(保護・権限・TPなど) | Java版 | プラグイン中心で拡張したいならJava版が無難 |
| MODで世界観や遊び方を大きく変えたい | Java版 | MOD前提の遊びはJava版が主流で、環境合わせが重要 |
| 今日中にとにかく遊びたい | 参加者の多い版に合わせる | まずマルチ成立を最短にして、拡張は次回に回す |
よくある失敗は「ホストはPCだからJavaで作ったが、友だちはSwitchだった」というパターンです。最初に参加者全員の環境を確認し、誰が参加できる状態にしたいのかを優先順位にして選ぶのが成功の近道です。
必要なものと事前チェック
作業を始める前に、次の項目だけ揃えてください。ここが揃っているほど、途中で詰まったときの復旧が早くなります。
参加者の一覧と環境
誰が参加するか
それぞれがJava版か統合版か
可能なら、参加者のマイクラのバージョン(同じに揃える方針が立てやすいです)
ホスト側で決める方針
入口を絞るか(ホワイトリストを使うか)
友だちにも起動を任せたいか(共有アクセスを使うか)
共有のための準備
サーバーアドレスやポートを貼り付けられるチャット(LINE、Discordなど)
参加者へ送るテンプレ(後述)を用意しておく
ここまで整ったら、いよいよサーバー作成へ進みます。
Aternosでサーバーを作成して起動する手順
ここからは「作る→起動する→接続情報を確認する」までを、迷わないように順番どおりに進めます。
この段階のゴールは、ホスト(あなた)がサーバーに入れる状態を作ることです。友だちを招待するのは、そのあとでも十分間に合います。
アカウント作成とサーバー作成
Aternosはブラウザサービスのため、基本操作は画面のボタンを押して進めます。最初は次の流れを意識すると、迷いが減ります。
Aternosにアクセスしてアカウントを作成する
ログイン後、サーバーを作成する画面へ進む
作りたいサーバーの版を選ぶ(Java版/統合版)
サーバー名を設定し、作成を完了する
ここでの注意点は2つです。
版の選択を間違えないこと
後からやり直せないわけではありませんが、接続トラブルの原因になりやすいため、最初に確定させたほうが早いです。
サーバー名は後で見分けやすい名前にすること
複数サーバーを作る可能性がある場合、日時や目的を入れておくと管理が楽になります。
例:friend-survival、school-world など
作成が完了すると、サーバー管理画面へ移動します。以降は「設定→起動→接続情報」の順に進めます。
サーバー設定で最初に決める項目
サーバー設定は触れる項目が多く、最初から全部を完璧にしようとすると迷います。最短で成功するために、初回は次の「最低限セット」だけで十分です。
ゲームモード
サバイバルかクリエイティブかを決めます。迷うならサバイバルが無難です。
難易度
参加者に初心者が多いならイージー、慣れているならノーマルが扱いやすいです。
ルール系の方針
PvP(プレイヤー同士の攻撃)を許可するか
スポーン保護など、荒らし対策を後で入れるか
まずはホワイトリストで入口を絞る方針が安全です(安全設定は後の章でまとめて実施します)
バージョン
最重要です。参加者と同じバージョンであることが、参加できない問題を最も減らします。
まずはホストが遊ぶバージョンを決め、友だちにも同じバージョンに合わせてもらうのが現実的です。
この段階でやってはいけないこともあります。
いきなり大量のプラグインやMODを入れる
ルールを細かく変えすぎる(どれが原因で不具合が出たか分からなくなる)
参加者が揃う前に権限配布を広げる(事故が起きやすい)
最初は「ホストが入れる」ことだけに集中し、成功したら安全設定、次に招待、最後に拡張と進めるのが確実です。
サーバーを起動して接続情報を確認する
設定が最低限整ったら、サーバーを起動します。Aternosは無料サービスのため、起動に時間がかかったり、待機が発生したりします。ここで焦って画面を閉じたり、連打したりすると、余計に遠回りになります。
起動のポイントは次のとおりです。
起動ボタンを押したら、オンライン表示になるまで待つ
オンラインになったら「接続情報」を確認する
接続情報は、後で友だちにそのまま共有できるようにメモする
接続情報として重要なのは次の2つです。
サーバーアドレス(Java版で特に重要)
ポート(統合版で必要になることが多い)
この情報は、友だちに送るときに誤字が出やすい部分です。基本はコピー&ペーストで共有できる形にしておくと失敗が減ります。
Aternosサーバーに参加する方法
ここでは、ホストと友だちがサーバーへ入る手順を整理します。
この章のゴールは、ホストだけでなく、友だちが参加できる状態を作ることです。うまくいかない場合は、後のトラブル章で「確認順」を用意していますので、落ち着いて上から潰してください。
Java版で参加する手順
Java版は、基本的に「サーバーアドレス」を入力して接続します。手順は次のとおりです。
マイクラ(Java版)を起動する
マルチプレイを選ぶ
サーバーを追加する
Aternosの接続情報に表示されるサーバーアドレスを入力する
保存して接続する
失敗しやすいポイントは、入力ミスとバージョン不一致です。次のコツを徹底すると、成功率が上がります。
アドレスは手打ちしない(コピペを基本にする)
参加者全員が同じバージョンで起動していることを確認する
サーバーがオンラインであることを確認してから接続する
もしホストが入れるのに友だちが入れない場合は、入口制御(ホワイトリスト)や版・バージョンがズレているケースが多いです。次章の安全設定・トラブル章のチェックリストが役に立ちます。
統合版で参加する手順
統合版の参加は、端末によって画面が少し違いますが、基本的には「サーバーを追加してアドレスとポートを入れる」流れになります。
統合版はここで詰まりやすいので、まず押さえるべきポイントを整理します。
統合版ではポートが必要になることがある
参加画面の項目名が端末により違う
入力欄に余計な空白が入ると失敗しやすい
成功率を上げるための実務的な工夫として、ホスト側は「友だちに送る情報」を最初から整形して送るのがおすすめです。例えば次のように送ると、入力ミスが減ります。
送る例(統合版向け)
アドレス:xxxxxx
ポート:yyyyy
バージョン:zz.zz.zz
注意:コピペできるところはコピペで入力してね
また、統合版は参加者の回線や端末差も影響しやすいので、入れないときは「ホワイトリストの登録漏れ」より先に「アドレス・ポート・版・バージョン」を確認すると立て直しが早いです。
友だちを招待する時の共有ポイント
招待で時間が溶ける原因は、「必要な情報が散らばる」ことです。ホストが情報を一回で渡すだけで、合流までの時間が短くなります。
次のテンプレをそのまま使うと便利です。
友だちに送るテンプレ
サーバー名:
版:Java/統合
バージョン:
アドレス:
ポート(必要なら):
入れないときの確認:版→バージョン→入力ミス→ホワイトリスト
さらに、知らない人が入って荒れるのを防ぐなら、次章のホワイトリストを必ず設定してください。入口を締めるだけで、運用ストレスが激減します。
Aternosの安全設定 ホワイトリストと共有アクセス
マルチが成立しても、入口が開いたままだと「知らない人が入ってくる」「友だちが勝手に設定を変える」「意図せずワールドが壊れる」といった事故が起きやすくなります。
ここでは、初心者がまずやるべき「最低限の安全設定」を、目的別に整理します。
ホワイトリストで知らない人を入れない
ホワイトリストは「参加を許可する人の名簿」です。名簿に載っていない人は参加できないため、フレンド限定サーバーにするなら最優先で設定したい機能です。
ホワイトリストを導入する基本ステップは次のとおりです。
サーバー設定でホワイトリストを有効にする
参加を許可するプレイヤー名を追加する
参加者に自分の正しい名前(ID)を確認してもらう
登録漏れがないかチェックし、参加テストをする
ここで失敗しやすいポイントも整理します。
プレイヤー名の打ち間違い
1文字違うだけで弾かれます。可能なら参加者にコピーできる形で送ってもらい、それを貼り付けるのが安全です。
ホワイトリストをオンにした直後の混乱
オンにすると未登録者が全員入れなくなります。「急に入れなくなった」と感じたら、まず登録状況を確認してください。
参加者が増えたときの追加漏れ
後から参加する人を追加しないまま「入れない」と言われるケースがとても多いです。参加者が増えるたびに名簿を更新する運用を徹底すると、トラブルが減ります。
安全運用の最低限は、次のチェックリストで確認できます。
安全運用の最低限チェックリスト
ホワイトリストを有効にした
参加者全員の名前を登録した
新規参加者を追加する運用ルールを決めた(参加希望が出たらホストに連絡など)
参加テストで全員が入れた
ホワイトリストは、入口対策として非常に効果が高いです。まずここを固めるだけで、マルチの満足度が上がります。
共有アクセスで友だちに起動や管理を任せる
Aternosは「遊ぶときに起動する」運用になりやすいので、ホストが毎回起動するのが面倒になることがあります。そこで役立つのが共有アクセスです。共有アクセスは、Aternos側の操作権限を友だちと共有する仕組みで、起動や管理を分担できます。
ただし、共有アクセスは便利な反面、権限を広げすぎると事故につながります。最初は次の考え方で設定すると安全です。
起動だけ任せたい場合
起動に必要な最小限の権限だけを付与し、設定変更はホストだけにする
設定変更も任せたい場合
信頼できる少人数に限定する
変更した内容を共有するルールを決める(勝手に変えた結果、誰も原因が分からなくなるのを防ぐ)
共有アクセスを使わない場合
安全面では最も強いです。トラブルが多い時期は、まずホストのみ運用に戻すと立て直しやすいです。
おすすめの運用ルールは次のとおりです。
起動担当を1〜2人に決める
設定を変えるときは、必ず事前に一言入れる
大きな変更(サーバーソフト変更、MOD導入など)は、全員が揃うタイミングで行う
こうしたルールを最初に決めておくと、運用が安定します。
権限とOP運用で事故を防ぐ
サーバー運用で多い失敗は、「便利だから」と権限を配りすぎてしまうことです。特にOP権限は強力で、コマンド次第でワールドの状態が大きく変わります。
事故を防ぐために、次の方針が有効です。
OP権限は原則ホストのみ
どうしても必要なら、最小限の人数に限定する
コマンドを使う場面を決めておく(建築補助、復旧など)
また、混同しやすい概念を分けて覚えると安全です。
ホワイトリスト:サーバーに入れる人を決める入口の鍵
共有アクセス:Aternosの管理画面を触れる人を決める管理の鍵
OP権限:ゲーム内で強い操作ができる権限
入口と管理とゲーム内権限を分けて考えると、「誰が何をできるのか」が整理でき、不要なトラブルが減ります。
AternosでプラグインやMODを入れて遊ぶ方法
ここからは「より面白くする」拡張の話です。プラグインやMODは魅力的ですが、成功の前提は「素の状態でマルチが安定している」ことです。
先にマルチ成立と安全設定を完了してから、段階的に導入するのが最短ルートです。
Java版プラグイン導入の流れ
プラグインは、Java版サーバーに機能を追加する仕組みです。例えば、便利コマンド、保護機能、権限管理、ミニゲームなど、遊び方を広げられます。
導入の流れを、失敗しにくい順番で整理します。
目的を決める
例:荒らし対策をしたい、TPを便利にしたい、ログを取りたい
サーバーソフトをプラグイン対応のものにする(必要な場合)
プラグイン一覧から1つだけ選んでインストールする
サーバーを再起動して反映する
ゲーム内で動作確認する
問題がなければ、次のプラグインを追加する
導入で重要なのは「1つずつ確認する」ことです。いきなり複数入れると、どれが原因で不具合が起きたか分からなくなります。
また、プラグイン導入後に起きやすい事象も理解しておくと安心です。
再起動しないと反映されない
バージョンが合わないと動かないことがある
プラグイン同士が競合して不具合を起こすことがある
設定ファイルをいじる必要が出る場合がある(初心者は最初は避けるのが無難です)
最初は「導入が簡単で、影響範囲が小さい」ものから試し、成功体験を積むのがおすすめです。
MOD導入の考え方 Forge/Fabricの選び方
MODはゲーム内容そのものを大きく変えることがあり、導入の満足度が高い反面、つまずきやすい領域です。成功の鍵は「サーバー側と参加者側の環境を揃える」ことに尽きます。
考え方は次の順番が安全です。
何をしたいか決める
新しいアイテムや機械を追加したい
影MODや軽い便利系を入れたい
冒険・ダンジョン・魔法など、世界観を変えたい
その目的に合うMODが、どの方式を要求するか確認する
Forge系か
Fabric系か
サーバー側をその方式に合わせる
参加者全員にも同じ方式・同じMOD・同じバージョンを揃えてもらう
少人数で接続テストし、安定したら参加者を増やす
ここで多い失敗は「ホストだけMODを入れて満足してしまい、友だちは入れない」というパターンです。MODは基本的に環境が一致していないと接続できないことが多いので、全員に合わせ方を共有する必要があります。
失敗を減らすための実務的なコツは次のとおりです。
MOD導入日は「テスト日」と割り切る
まずはホスト+1人で成功させてから増やす
MOD一覧とバージョンを1つのメモにまとめる
更新や追加は「次回の集合時にまとめて」行う(途中で勝手に更新するとズレが起きます)
よくある導入失敗パターン
プラグインやMOD導入で詰まる原因は、だいたい次のどれかに集約されます。原因を型で覚えると、復旧が早くなります。
方式の選択ミス
プラグインを入れたいのにMOD方式になっている
MODを入れたいのにプラグイン前提で進めている
バージョン不一致
マイクラ本体のバージョン
サーバー側の方式のバージョン
MOD/プラグインの対応バージョン
どれか1つでもズレると、動かなかったり接続できなかったりします。
一度に入れすぎ
不具合が出たとき、原因が特定できません。
「1つ導入→再起動→動作確認」が最短です。
参加者側の導入不足
ホストは揃っているが、誰か1人だけ導入が足りず入れない
参加者が増えるほどこの確率が上がるため、導入手順をテンプレ化すると楽になります。
拡張は楽しい反面、安定性を崩しやすいので、「安定した状態にいつでも戻れる」ように段階的に進めるのが賢明です。
Aternosで参加できない 重い 起動しない時の対処
最後に、最も需要の高いトラブルシューティングです。
ポイントは、思いつきであちこち触るのではなく、確認順を固定して上から潰すことです。そうすると、原因が再現性をもって特定でき、復旧が早くなります。
まず確認することチェックリスト
まずは次のチェックリストを上から順番に確認してください。多くのトラブルはここで解決します。
サーバーがオンラインになっている(起動中か)
参加者の版が一致している(Java/統合)
マイクラのバージョンが一致している
アドレスをコピペで入力している(手打ちしない)
統合版の場合、ポートも正しく入力している
ホワイトリストをオンにしている場合、参加者全員が登録されている
最近、サーバー設定・ソフト・MOD/プラグインを変更していないか(変更したならその影響を疑う)
参加者の回線が極端に不安定ではないか(モバイル回線の混雑など)
「ホストは入れるのに友だちが入れない」場合は、ホワイトリスト登録漏れ、版・バージョンのズレ、入力ミスが典型です。ここを丁寧に潰すだけで解決することが多いです。
症状別の原因と解決策
症状別に「よくある原因」と「対処」を表にまとめます。上のチェックリストと併用すると、切り分けが速くなります。
| 症状 | よくある原因 | まずやること | 次にやること |
|---|---|---|---|
| 友だちが参加できない | 版が違う、バージョン違い | 参加者全員の版とバージョンを揃える | アドレス・ポートの入力ミスを再確認 |
| 許可されていない・入れないと言われる | ホワイトリスト登録漏れ | ホワイトリストに名前が入っているか確認 | プレイヤー名をコピペで再登録 |
| アドレスが違う・見つからない | 手打ちミス、余計な空白 | コピペで入力し直す | 統合版ならポートも確認 |
| 起動できない・起動が止まる | 混雑、操作の途中中断 | 起動を最後まで待つ | 直前の設定変更や拡張導入を戻す |
| 重い・ラグい | 同時接続、負荷、拡張入れすぎ | 一旦参加人数を減らして検証 | MOD/プラグインを減らし、段階的に戻す |
| 昨日まで入れたのに急に入れない | バージョン更新、設定変更 | 最近の変更点を洗い出す | 変更前の状態に戻して接続テスト |
特に「急に入れなくなった」は、誰かがバージョンを更新した、サーバー側の方式や設定を変えた、ホワイトリストをオンにした、という変更起因が多いです。原因が変更なら、元に戻すのが最短です。
どうしても解決しない時の判断基準
上の手順を踏んでも解決しない場合は、「最小構成に切り戻して成立させる」判断をすると復旧が早くなります。次の順番で切り戻してください。
参加者を絞る
ホスト+1人で接続テストをします。ここで成功すれば、環境は概ね正しく、特定の参加者側の問題を疑えます。
拡張を外す
MODやプラグインが入っているなら、一度外して素の状態で接続できるか確認します。
接続できるなら、拡張が原因である可能性が高いです。
直近の変更点を戻す
バージョンを変えた
サーバーソフトを変えた
設定を大きく触った
このいずれかを行っているなら、変更前に戻して検証します。
成功パターンを固定してから拡張する
「この状態なら全員入れる」という基準点を作り、そこから1つずつ追加します。
追加のたびに接続テストを行い、問題が出たら直前の追加が原因だと特定できます。
トラブルが続くと焦りがちですが、最短で直す人ほど「切り分け」と「切り戻し」をためらいません。Aternosで安定して遊ぶコツは、いつでも戻れる最小構成を持っておくことです。これができると、安心してプラグインやMODにも挑戦できます。