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朝起きれないのは病気かも?原因の見分け方と受診の目安

目覚ましを何度鳴らしても起きられない。起き上がっても体が重く、午前中は頭が働かない。遅刻や欠席が増えるほど、「怠けていると思われるのが怖い」「努力が足りないのでは」と、自分を責めてしまいがちです。

しかし、朝起きれない状態は意思の弱さだけで説明できないことがあります。体内時計のずれ、自律神経の不調、日中の強い眠気を起こす過眠、睡眠時無呼吸などの呼吸の問題――原因が違えば、取るべき対策も受診先も変わります。

この記事では、まず見逃してはいけない危険サインを確認したうえで、朝起きれない原因を「4つの見分け軸」で整理します。さらに、7日間の睡眠日誌で状況を見える化し、どの科に相談すべきか、医師に何を伝えるとよいかまで具体的にまとめました。読み終えたときに「次にやること」が決まるように、今日からできる一歩を一緒に確認していきましょう。

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目次

朝起きれないときに最初に確認したい危険サイン

起床困難の原因探しを始める前に、まずは「急いで医療に繋げた方がよい状態」を確認します。ここを押さえるだけで、不安が大きく減り、次の行動が決めやすくなります。

救急要請や当日受診を考えたい症状

次のような症状がある場合は、迷ったら当日受診を検討してください。特に、突然の強い症状は救急の対象になり得ます。

  • 突然の激しい胸の痛み、息苦しさ、強い動悸が続く

  • 片側の手足の麻痺、顔のゆがみ、ろれつが回らない、激しい頭痛など急性の神経症状

  • 失神を繰り返す、倒れてけいれんした、意識がはっきりしない時間が続く

  • 強い抑うつが続き、「消えてしまいたい」「自分を傷つけたい」気持ちが抑えられない

  • 眠気で運転中や作業中に居眠りしてしまい、事故の危険が高い

  • 睡眠中の呼吸停止を強く疑う(大きないびき+息が止まる指摘+日中の強い眠気など)状態で、生活が回らない

「朝起きられない」だけでもつらいのに、危険サインがあるときに我慢を重ねると、本人も家族も疲弊してしまいます。まず安全を優先してください。

早めに相談したい状態の目安

緊急ではなくても、次の状態が2週間〜1か月以上続き、生活に支障が出ている場合は、医療相談を検討する目安になります。

  • 睡眠時間は確保しているつもりなのに、朝だけ極端に起きられない

  • 起床後の立ち上がりに30分以上かかる日が多い

  • 午前中の不調が強く、午後〜夕方に回復しやすい

  • 日中の眠気が強く、授業や会議、移動中に耐え難い眠気が出る

  • いびき、口の渇き、起床時の頭痛、熟睡感のなさがある

  • 遅刻・欠席・ミスが増え、対人関係や成績、評価に影響が出ている

ここで大切なのは、診断名を急ぐことよりも「生活が回らない状態を放置しない」ことです。原因の切り分けは、記録と相談で精度が上がります。


朝起きれない原因を見分ける全体像

朝起きれない理由はひとつではありません。よくある混乱は、「夜更かしが原因」と「病気が原因」を二択で考えてしまうことです。実際には、夜更かしがきっかけで体内時計がずれ、そこに自律神経の不調や睡眠の質の低下が重なって起床困難が固定化することもあります。

切り分けのコツは、次の2段階です。

  1. 危険サインの有無で優先順位を決める

  2. 見分け軸に沿って、症状のパターンと記録から可能性を絞る

このあと紹介する「4つの見分け軸」は、自己診断のためではなく、医師に説明しやすくするための整理術として使ってください。


朝起きれない病気を見分ける4つの軸

朝起きれない状態を整理するために、代表的な4つの軸で考えます。以下の比較表は、スマホでも見返しやすいように「見るポイント」を絞っています。

4つの見分け軸比較表

見分け軸 よくある特徴 朝の起き方 日中の様子 ヒント症状 代表的な検査や確認 受診先の目安 対応の方向性
体内時計のずれ 概日リズム 夜型が固定し社会時刻とズレる 予定時刻に起きられない 夕方以降に元気 休日は遅寝遅起きで楽、眠くなる時刻が遅い 睡眠日誌、生活リズムの記録 睡眠外来、精神科・心療内科、内科 朝の光、夜の光を減らす、段階的な時刻調整
自律神経の不調 起立性調節障害など 午前に悪化し午後に軽減しやすい 起きても気分不良で動けない 午後に回復しやすい 立ちくらみ、頭痛、倦怠感、動悸、朝食がつらい 起立時の症状メモ、血圧や脈の確認など 小児科 思春期、内科、循環器、心療内科 水分・生活調整、負荷の調整、必要に応じ治療
覚醒の維持の問題 過眠 日中の病的な眠気が中心 起床困難や寝起きの朦朧 居眠りが増える 長い昼寝、眠気で危険、起床後ぼんやり 眠気の記録、睡眠日誌、必要により睡眠検査 睡眠外来、神経内科、精神科 原因評価、眠気対策、必要により治療
睡眠の質の低下 睡眠時無呼吸など 睡眠が分断され熟睡できない だるい、頭が重い 集中力低下、眠気 いびき、無呼吸、起床時頭痛、口渇 簡易検査、睡眠ポリグラフ検査など 耳鼻科、呼吸器内科、睡眠外来 重症度でCPAP等、生活改善

ここからは、それぞれの軸の典型パターンと、見分けに役立つポイントをもう少し詳しく見ていきます。

体内時計がずれている概日リズムの乱れ

「早く寝ようとしても眠れない」「夜になるほど元気になる」「休日は自然に昼近くまで寝てしまう」という状態が続くなら、体内時計のずれが関係している可能性があります。

このタイプは、本人の睡眠時間が足りないというより、「眠れる時間帯が後ろにずれて固定する」ことで、社会の時間と噛み合わなくなるのが特徴です。たとえば、夜中の2時以降でないと眠れず、寝付くと深く眠ってしまい、朝はどれだけ起こされても起き上がれない、といった形です。

見分けのヒントは次の通りです。

  • 平日だけ起きられず、休日は遅寝遅起きなら比較的動ける

  • 眠気のピークが夜に来る

  • 起床時刻だけを無理に早めると体調が崩れやすい

  • 連休や長期休暇でズレが大きくなりやすい

対策は「根性で早寝」ではなく、光とタイミングで体内時計を少しずつ動かす発想が重要です。後半で具体的手順を紹介します。

自律神経が関係する起立性調節障害など

思春期に多く、「午前中が特につらい」「午後になると回復しやすい」「立ちくらみや頭痛がある」という場合、自律神経の働きが関係していることがあります。起立性調節障害という言葉を耳にしたことがある人も多いかもしれません。

このタイプのつらさは、起床そのものよりも「起きた後に体が動かない」形で出ることが多いのが特徴です。布団から出ても、吐き気や頭痛、めまいが強くて準備ができない。午前は欠席して午後から登校できる日がある。こうしたパターンが続くと、周囲に誤解されやすく、本人も自己否定に陥りやすいので注意が必要です。

見分けのヒント

  • 午前に症状が強く、午後〜夕方に改善しやすい

  • 立ちくらみ、めまい、動悸、倦怠感、頭痛が出やすい

  • 入浴や起立で気分が悪くなることがある

  • 朝食が取りにくい、食欲が朝は落ちる

重要なのは、責めることより「症状のパターンを記録し、学校や家庭の負荷を調整する」ことです。本人の努力だけに任せるほど、長引きやすくなります。

日中の眠気が強い過眠

夜にある程度寝ているはずなのに、日中の眠気が強く、授業や会議、電車移動でも意識が落ちてしまう。こうした場合は、過眠(病的な眠気)が疑われます。過眠は睡眠不足の蓄積でも起きますが、十分な睡眠を確保しても眠気が取れない場合、睡眠・覚醒の病気を含めた評価が必要になることがあります。

このタイプのつらさは「朝の起床困難」だけではありません。日中の眠気のせいで、生活の安全や評価が揺らぐことがあります。居眠り運転や作業中の事故につながる危険もあるため、眠気の程度は軽く見ないでください。

見分けのヒント

  • 日中の眠気が強く、場面を選ばず眠ってしまう

  • 昼寝が長くなりやすい、昼寝をしてもすっきりしない

  • 起床後、頭がはっきりするまで時間がかかる日が多い

  • 生活に危険が出ている(運転、機械作業、階段など)

「眠いのは気のせい」と我慢してしまう人が多い領域です。まずは記録し、危険があるなら早めに専門へ相談しましょう。

睡眠が分断される睡眠時無呼吸など

睡眠時間は確保しているのに、朝からだるい、頭が重い、熟睡感がない、日中も眠い。こうしたときは、睡眠の質が落ちていないかを疑います。代表例が睡眠時無呼吸症候群で、睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりして睡眠が分断され、結果として眠気や集中力低下につながります。

見分けのヒント

  • 大きないびきがある

  • 呼吸が止まっていると指摘された

  • 起床時の頭痛、口の渇きがある

  • 日中の眠気や作業効率の低下が目立つ

  • 夜間の頻尿がある

睡眠時無呼吸は、医療機関で簡易検査や睡眠ポリグラフ検査(PSG)などで評価され、重症度などに応じて治療が検討されます。本人の気合で解決しづらい領域なので、心当たりがあれば相談する価値があります。


4つの軸だけでは説明しきれない要因

朝起きれない状態は、睡眠系の病気だけでなく、身体やこころの状態、生活環境の影響でも起こります。ここは「可能性の棚卸し」として整理し、医師に相談するときの材料にしてください。

こころの不調が朝に強く出ることがある

気分の落ち込み、不安、興味や喜びの低下、食欲変化が続くと、朝の起床がとくにつらくなることがあります。朝が最もエネルギーが低く、夕方に少し持ち直すパターンもあります。

ただし、こころの不調は本人が「気合でどうにかしよう」として悪化することもあります。つらさが続く、希死念慮がある、生活が回らない場合は早めに相談してください。相談先が分からないときは、かかりつけ医や心療内科、精神科に繋げるのが現実的です。

貧血や甲状腺など身体の問題が眠気やだるさに影響することがある

朝起きれない原因は睡眠リズムだけとは限りません。貧血、甲状腺機能の異常、感染症の回復期、慢性的な炎症、栄養不足などでも、強い倦怠感や眠気が出ることがあります。月経がある人は鉄不足が隠れることもあります。

この領域は自己判断が難しいため、内科で相談し、必要に応じて血液検査などで評価するのが安全です。

薬や嗜好品、生活環境が起床に影響することがある

睡眠薬、抗アレルギー薬の一部、鎮痛薬、アルコール、夜遅いカフェイン、寝る前のスマホ、深夜の強い光などが、寝起きの悪さや日中の眠気に影響することがあります。処方薬を自己判断で止めたり増やしたりするのは危険なので、薬が関係していそうなら医師や薬剤師に相談してください。


朝起きれない原因を切り分けるセルフチェックと記録

原因の切り分けで最も効果が高いのは、短期間でもよいので「事実の記録」を作ることです。記録があると、診断名がつかなくても対応の方針が立ちやすくなります。

まず7日間だけ付ける睡眠日誌テンプレ

以下をそのままメモアプリに貼り、7日間だけ埋めてください。完璧さより「続く形」を優先します。

  • 日付:

  • 布団に入った時刻:

  • 眠れた体感:すぐ/30分以上/1時間以上

  • 夜中に起きた回数:0/1/2以上

  • 最終的に目が覚めた時刻:

  • 実際に起き上がれた時刻:

  • 起床後はっきりするまで:すぐ/30分/1時間以上

  • 昼寝:なし/あり(開始と終了: )

  • 日中の眠気:0全くない/1少し/2強い/3危険

  • いびき指摘:なし/あり(家族のメモ: )

  • カフェイン:なし/あり(時刻と量: )

  • 運動:なし/あり(内容: )

  • 入浴:時刻:

  • その日の生活支障:遅刻/欠席/ミス/危険(内容: )

ここで重要なのは「最終起床時刻」よりも、実際に起き上がれた時刻です。起床困難の本体が見えやすくなります。

家族や同居者が観察できるポイント

本人が把握しにくい情報は、周囲の観察が役立ちます。責める材料ではなく、医療相談の材料として淡々と記録するのがコツです。

  • いびきの強さ、呼吸が止まっていないか

  • 寝汗、口呼吸、起床時の頭痛の有無

  • 起こしたときの反応(返事だけする/混乱が強い/起き上がれない)

  • 午後〜夜の回復度合い(活動量、会話、表情)

  • 起床後すぐの水分摂取や朝食の可否

自分のパターンを見抜くためのチェックリスト

記録がたまってきたら、次の質問に答えてください。1つでも当てはまると「その軸が強い」可能性があります。

  • 休日は遅寝遅起きでも比較的楽で、平日だけ起きられない

  • 午前が特につらく、午後に回復しやすい

  • いびきや無呼吸の指摘がある、起床時頭痛がある

  • 日中の眠気が強く、場面を選ばず眠ってしまう

  • 起床後に頭がはっきりするまで長い時間が必要

  • 睡眠時間を増やしても眠気や起床困難が改善しない

このチェックは診断ではありませんが、受診先や相談内容の見当をつけるのに役立ちます。


朝起きれないときの受診先の選び方と相談のコツ

医療機関を選ぶときに迷いやすいのは、「何科に行けばいいか分からない」「どう説明したらいいか分からない」という点です。ここを具体化すると、受診の心理的ハードルが下がります。

何科に行くべきかの目安

次の目安で考えると迷いにくくなります。

  • いびき・無呼吸が疑わしい:耳鼻科、呼吸器内科、睡眠外来

  • 日中の強い眠気が中心:睡眠外来、神経内科、精神科

  • 午前の不調が強く立ちくらみ等がある:小児科(思春期)、内科、循環器、心療内科

  • 気分の落ち込みや不安、意欲低下が強い:心療内科、精神科

  • どこに行くか迷う:まずは内科(かかりつけ)で相談し、必要に応じて専門へ紹介

「睡眠外来」が近くにある場合、複数の可能性を横断して相談しやすい利点があります。

受診時にそのまま渡せる相談メモテンプレ

医師に伝える内容は「感想」より「事実」が役に立ちます。以下を紙やメモで渡せる形にすると、短時間でも要点が伝わります。

  • 困っていること:朝起きれない/日中の眠気/午前の体調不良 など

  • いつから:

  • 週に何回:

  • 平日と休日の差:就寝と起床が何時間ずれるか

  • 起床困難の内容:目が覚めても起き上がれない/起床後に朦朧が続く など

  • 日中の眠気:授業や会議で眠る/運転が危ない など

  • いびきや無呼吸の指摘:あり/なし

  • 体の症状:頭痛、立ちくらみ、動悸、吐き気、倦怠感 など

  • 服薬:薬名(分からなければ写真)

  • 生活への影響:遅刻・欠席・成績・仕事評価 など

  • 7日間の睡眠日誌:添付

よくある検査や評価の流れを知って不安を減らす

医療機関での流れは施設により異なりますが、よくある枠組みは次の通りです。

  • 問診と睡眠日誌の確認

  • 眠気の程度を質問票などで評価

  • いびきや無呼吸が疑われる場合は簡易検査や睡眠ポリグラフ検査(PSG)などで評価

  • 自律神経症状や全身状態の確認(血圧、脈、必要に応じ採血など)

  • 状況に応じて生活指導、必要があれば治療や専門紹介

「検査されるのが怖い」と感じる人もいますが、検査は“責めるため”ではなく、“原因を見える化して楽にするため”のものです。記録を持参すると、話が早く進みます。


朝起きれない状態を改善する生活調整の進め方

生活調整は、原因がどの軸であっても土台になります。ただし、やり方を間違えると逆効果にもなり得るため、「安全に続く形」で進めることが大切です。

明日からできる起床後30分の整え方

朝の起床が弱いときほど、「起きてから何をするか」が重要です。理想論ではなく、できる範囲で段階を作ります。

  • まずはカーテンを開ける、可能なら窓際へ移動する

  • 水分を一口でも取る

  • 可能なら顔を洗う、難しければ濡れタオルで拭く

  • 立ち上がれない日は、上半身を起こして数分保つ

  • できた日を記録し、「できなかった日」も責めずに理由をメモする

朝の行動は「ゼロか100」になりがちです。1から10へ増やすより、0を1にする工夫が効きます。

体内時計を整える光と夜の過ごし方

概日リズムが関係していそうな場合は、次の方針が役立ちます。

  • 朝はできるだけ明るさを取りに行く

  • 夜は強い光をだらだら浴びない

  • 就寝時刻だけを急に早めない

  • 起床時刻をまず固定し、少しずつ前倒しする

「早寝しようとして眠れず、失敗して自己嫌悪」という流れが最もつらいパターンです。起床時刻の固定と朝の光を優先すると、少しずつ形ができやすくなります。

昼寝・カフェイン・運動のコツ

眠気が強い人ほど、対策が裏目に出やすいので、次の3点を守ると失敗が減ります。

  • 昼寝は「長さ」と「時刻」を固定する

  • カフェインは摂る時刻を決め、夕方以降は控える方向で調整する

  • 運動は激しいものより、日中に軽く体を動かす習慣を優先する

どれが自分に合うかは個人差があるため、睡眠日誌とセットで試すと最短で当たりが見つかります。

家族・学校・職場ができる支え方

朝起きれない問題は、本人だけでなく周囲の消耗も大きくなります。関係が悪化すると、改善の芽が摘まれてしまうため、「戦い」を減らす設計が必要です。

  • 起こす手順を決める(声かけ回数と終了ラインを固定)

  • 朝に説教をしない(相談は午後〜夜の回復時間に)

  • できたことを小さく認め、できない日を責めない

  • 学校や職場には「症状として困っている」事実を共有し、配慮や調整を相談する

学校・担任に伝える連絡例文

  • 「朝の起床が難しい状態が続いており、医療機関への相談も検討しています。睡眠日誌をつけて状況を整理しているところです。午前の体調が特に不安定なため、遅刻や欠席が出る可能性があります。現状の共有と、必要な配慮(提出期限や登校時間など)について相談させてください。」

“怠け”の議論に引き戻されないよう、「記録」「相談」「配慮の具体」をセットで伝えるのがポイントです。


よくある質問

起立性調節障害と概日リズムのずれはどう違う

概日リズムのずれは「眠れる時間帯が後ろにずれて固定する」ことが中心です。一方、自律神経の不調は「起きた後に体が動かない」「午前に症状が強い」形で出やすい傾向があります。とはいえ、両方が重なることもあるため、睡眠日誌と症状メモでパターンを見える化すると整理しやすくなります。

何時間寝ても眠いのは過眠なのか

過眠は「夜に十分寝ているはずでも日中に目覚めていられない病的な眠気」を指します。睡眠不足の蓄積でも似た状態になるため、まずは睡眠時間と生活状況の確認が必要です。それでも眠気が強い、生活に危険が出る、起床後の朦朧が強いなどがあれば、専門で評価する価値があります。

いびきがあるだけで睡眠時無呼吸なのか

いびきだけで断定はできません。ただ、いびきに加えて「呼吸が止まる指摘」「起床時頭痛」「日中の強い眠気」「集中力低下」などがある場合は、医療機関で検査を相談する目安になります。

受診前に避けたいこと

  • 眠気をごまかすための無理な徹夜や、起床時刻の急な大幅変更

  • 眠気に関わる薬やサプリを自己判断で増減する

  • 危険サインがあるのに様子見を続ける

  • 「怠け」と決めつけて本人を追い詰める

受診前は「7日間の記録」と「危険サインの確認」を優先すると、相談がスムーズになります。


朝起きれない状態を立て直すためのまとめ

朝起きれない状態が続くと、本人の自己否定と、周囲の誤解が同時に進みやすくなります。まずは危険サインを確認し、問題が長引いているなら、体内時計・自律神経・過眠・睡眠の質という4つの軸で整理してみてください。

最短で状況を動かす鍵は、診断名を急ぐことではなく、

  • 7日間の睡眠日誌

  • いびきや日中眠気などの観察

  • 受診時に伝えるメモ
    を揃え、必要な医療相談と生活調整を同時に進めることです。

「怠けか病気か」の二択で自分を追い込むより、「困っている事実を記録して、次の一手を決める」ことに焦点を当てるほうが、現実的に改善へ近づけます。


参考にした情報源