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App Storeの顔認証を設定する|最短手順と注意点

パスワード入力、もうやめませんか。
iPhoneは「設定 → Face IDとパスコード → iTunes & App Storeをオン」のひと手間で、App Storeの購入確認を顔認証に置き換えられます。
無料アプリでも確認が出る“仕様”の意味、失敗しない設定のコツ、万一に備える安全対策まで、この記事なら最短ルートで迷いなく実装可能。
速さ(最短手順)安心(セキュリティ強化)を両立し、今日から“パスワードに縛られない”ダウンロード体験へ。

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この記事のまとめ

設定で「iTunes & App Store」をオンにする → 顔認証でサクッと承認 → 盗難デバイス保護や強力パスコードで堅牢化。
無料アプリでも認証が出るのは“面倒”ではなく、誤課金やアカウント悪用を防ぐための設計。
使い方に合わせて「もう一つの容姿」やマスク対応を組み合わせれば、日常の失敗もぐっと減ります。
手間を1分だけかけて、これから何百回も続く承認フローを最適化しましょう—速く、正しく、安心して

App Storeの顔認証を設定

  1. 設定アプリを開く

  2. Face IDとパスコードをタップ → 端末パスコードを入力

  3. 「Face IDを使用」の一覧で「iTunes & App Store」オン

  4. App Storeでアプリを入れる/課金する際、Face IDで認証されるようになります

ワンポイント

  • すでにオンでも認証が出ない場合は、一度オフ→再起動→オンで直ることがあります。

  • 家族の端末で自分のApple IDを使い回すのは非推奨。購入やサブスクの管理が煩雑になります。

前提確認:対応端末・必要条件

  • 対応端末:TrueDepthカメラを搭載したiPhone(X以降)/一部iPad Pro

  • OS目安:iOS 17/18/19系(本稿は2025年時点の一般的な画面名称で記載)

  • 必要条件:端末パスコードが設定済みであること/Apple IDにサインインしていること

まだFace IDを登録していない場合(初期セットアップ)

  1. 設定 → Face IDとパスコードFace IDを設定

  2. 画面の円ガイドに合わせて顔をゆっくり回転

  3. 眼鏡をよく使う人は、登録後に「メガネを追加」で普段使いのフレームを追加

  4. マスクを常用する人は「マスク着用時のFace ID」をオン(サングラスは基本対象外)

撮影環境のコツ:

  • 明るい場所/顔に影が落ちない向き

  • カメラレンズ(上部の黒いノッチ付近)を布で軽く拭く

  • 髪やマフラーで輪郭が隠れないように


無料アプリでもFace IDが出る理由

  • 「iTunes & App Store」をオンにすると、無料アプリのダウンロード時でも本人確認が求められます。

  • これは利便性よりも不正取得防止(乗っ取り・誤タップ)を優先するための設計。

  • 完全にオフにするには、Face IDの「iTunes & App Store」をオフに戻します(ただしその場合、購入時はApple IDパスワード入力に戻ります)。


併せて見直したい:パスワードの設定

  1. 設定 → [あなたの名前]メディアと購入パスワードの設定

  2. 「購入およびアプリ内課金」「無料ダウンロード」の項目で、パスワードを要求するかを調整

  3. Face ID/Touch IDを有効にしている場合は、ここが一部表示されない/グレーアウトすることがあります(生体認証が優先されるため)

運用ヒント:

  • 家族(子ども)端末はファミリー共有の承認リクエストを併用すると管理しやすい

  • 自分の端末はFace IDオン+パスコード強化(英数字/長め)がおすすめ


トラブル解決:ありがちな3パターン

1) ダウンロード時に毎回パスワードになってしまう

  • Face ID → 「iTunes & App Store」スイッチがオンか再確認

  • 一度オフ→端末再起動→オンで復帰するケース多数

  • Apple IDから一旦サインアウト→再サインインで改善することも

2) 無料アプリでも毎回Face IDが出るのを減らしたい

  • 仕様上、Face IDをオンにしている限り本人確認が基本挟まる

  • 顔認証の手間を減らしたい>セキュリティなら、トグルをオフにしてパスワード方式へ戻す(メリット・デメリットを理解の上で)

3) 認証失敗が続く/精度が不安定

  • レンズを軽く拭く/照明を正面から当てる/顔の角度を少し下げてみる

  • 「もう一つの容姿」を追加登録(髪型・メガネ有無・マスク有無などシーンを変えて)

  • ケースや保護フィルムがTrueDepthの窓を覆っていないか確認

  • 室内外の強烈な逆光では失敗しやすい → 体の向きを少し変える


セキュリティを底上げする関連設定

  • 盗難デバイス保護(iOS 17.3+)

    • 重要操作(Apple ID変更、パスコード変更、支払い設定など)で生体認証の要求が厳格

    • 街中で端末を奪われた際の“即時設定変更”のリスクを軽減

  • アプリごとのロック(iOS 18+)

    • ホーム画面でアプリアイコン長押し → 「Face IDを要求」

    • 写真・メッセージ・金融系など、個別に二重ロックして安心

  • 強力なパスコード

    • 4桁→6桁、できれば英数字へ。Face IDは“鍵”ではなく“鍵を出す手段”、最終的な砦はパスコード


シーン別の実践アドバイス

  • マスク常用:マスク対応をオンに。鼻のワイヤー位置を整える/頬の影を避けると成功率UP

  • 複数の見た目(すっぴん・メガネ・ヘアアレンジ):「もう一つの容姿」で追加登録

  • サングラス:赤外線を遮るレンズだと認証しづらい → 外す or パスコード

  • お子さま端末:Face IDは本人だけ登録。購入時はファミリーの承認で管理

  • 仕事用/個人用でApple IDを分けている:App Storeの顔認証は端末側設定なので、ID切替のたびに挙動が変わる点に注意