Apexの最新のアップデートでコースティックが強化されユーザーから批判が寄せられ削除になった。
そこから近年のゲームはプロ(eスポーツ)とユーザーのどちらを優先すべきなのかを考えていきたいと思う。
※個人的見解なので許してね。
Apexのアプデでコースティックが強化された※批判殺到でなしに
Yup! That one was super easy to do (it took me about 10 minutes to do and verify, and 2-3 playtests to convince me it wouldn’t hurt the game) and Caustic is in fact one of the weakest characters in the game.
— Daniel Zenon Klein (@danielzklein) January 2, 2021
Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』では、日本時間1月6日午後1時から期間限定イベント「ファイトナイト」がスタートする
・同時にレジェンドや武器のバランス調整が行われるが、毒性トラップの使い手コースティックの強化が物議を醸している
・コースティックの強化内容は「戦術アビリティ(Noxガストラップ)のクールダウン時間が短縮(25秒から20秒に)」
・エーペックスのゲームデザインを統括するDaniel Zenon Klein氏は、Twitterでのエーペックスファンとのやりとりの中でコースティックの強化について解説した
プレイヤーA:誰もコースティックの強化は望んでなかったのに、開発の論点はいったい何なんだ? ディフェンシブなプレイヤーにとって彼は既にかなり強いし、攻撃的なプレイヤーにとってもそうだろう。ウルトは強すぎだし、トラップも強すぎなのに、さらに(トラップ)設置の頻度を上げるなんて。
プレイヤーB:自分は開発者じゃないけど、クールダウンを25秒から20秒に変えて、他の部分は変えないっていうのは、他に議論しているようなことと比べれば簡単だったんじゃないかと思う。
Klein氏:その通り!超簡単だったからです(変えるのに10分しかかかりませんでした。それから2、3回テストプレイをして、ゲーム性を傷つけないことも確認できました)。事実としてコースティックはこのゲームで最も弱いキャラクターの1人ですからね。
■1月6日実装の『パッチノート』まとめ
・ホライゾン弱体化
・コースティックの強化消滅
・リング5以降の仕様変更
・マスティフ弱体化
・ヘムロック弱体化
・ミラージュ修正
・ランパート強化
・新イベ『ファイトナイト』開幕
・ジブのスパレジェ実装#Apexアプデ #Apexhttps://t.co/32FdEW20J7— Apexニュース@えぺタイムズ (@ApexTimes) January 5, 2021
Twitterでの反応
今日くるAPEXアプデだけど
正直コースティックは強化必要なかったと思うね!現状でも普通に強いし、敵にいると面倒くさいキャラ、、、
ランパートに関しては「そこじゃないんだよ」感がすごい、、、
ミラージュはデコイに修正入って足音付くらしいけど、これは結構使えそうって思ってる!
— あと50日で上手くなるAxter【砂戦復帰】(凸砂マン) (@totusunapaisen) January 5, 2021
APEXアプデでコースティックの強化しなかった理由が「最近コースティックの使用率が上がって来た」という事だが、新マップのせいだろって総突っ込みが入ったに違いない。
あんなだだっ広いところばかりで巣篭もり出来ないのに、使ってる奴の方がどうかしてる。
マップの作りが悪過ぎだろって話だよな。— ウルザーグアムス@この世は嘘つきばかり (@urzagames) January 6, 2021
明日APEXアプデか
コースティック増えそうだから今日帰ったらプラチナまで上げるか…….
( ๑´࿀`๑)
— フジケン (@fujiken_gw) January 5, 2021
プロ(eスポーツ)と一般ユーザーの違い
今回のApexの問題は近年のeスポーツということを踏まえれば難しい問題になる。
例えばコースティックは確かに野良プレイヤーが集まった3人チームでは連携が取りづらく扱いにくいキャラクターだ。
そのため野良が使用することで勝率が低くなることも理解はできる。
しかし、プロ(eスポーツ)や3人チームのプリメイドだと、どうだろうか?
コースティックの毒ガスを設置しての戦術が可能になる。
例えば、毒ガスを狭い道に置けば除去するのに数秒の余裕が生まれたり、視界を制限できたり敵がいることを知ることが出来る。
そうすることで、どこにどんな敵がいるのかどんな武器を所持しているのかを判断できる場合もあり、3人チームの場合はすぐに情報共有できるので対応が楽になる。
野良の場合は、vcがない場合pinを使用しての意思疎通になる。
Apexはvcがなくてもある程度、自分のしたい行動をpinを使用して伝えることが可能だ。
しかし、細かい戦術や瞬時に敵が来ている危機的状況を味方にpinだけで伝えることは不可能だろう。
また、野良プレイヤーには自分勝手な人もいるので、せっかくコースティックで毒ガスを設置したのに、すぐに別のところに移動されたりしては、まったく無意味になる。
これまではゲーム中のことを説明したが、ゲーム前のpickにも大きく勝率は影響する。
例えばプロの場合、このキャラとこのキャラを組み合わせて、どこで位置取って敵を倒すかなどのpickになる。
しかし、野良の場合は自分のプレイしたいキャラを選択することになるので、まったく噛み合わないpickになることが多い。
そうするとキャラのアビリティ(スキル)を上手く合わせることが出来なくなり勝率も下がってしまう。
プロ(eスポーツ)か一般ユーザーどちらを優先すべき?
では、結局のところバランス調整はプロか一般ユーザーどちらを優先すべきなのだろうか。
それは運営の判断!
としか言えないのが現状である。しかし、今回のような大きな批判が起きると運営も対処しないといけない。それでも通知したんだから適用はして欲しかった。
eスポーツで有名ゲーム”League of Legends”(LoL)を例に話を進める。
LoLは配信から10年たった2020年のTheGameAward2020においてBest Esports Eventを受賞し同時にeスポーツゲームとしての運営、選手たちも表彰される世界のeスポーツを代表するゲームだ。
LoLのアップデートは、Apexのアップデートとは少し違う。しっかりバフとナーフの理由が書いてある(理由は意味わかないことがよく書いてあるが)
その理由の中に「そろそろWCS(LoLの世界大会)なので、このパッチはプロ向けだよ」と書かれていることがある。
これはLoLは完全にeスポーツ向けにパッチを入れていることを一般ユーザーに告知している。
LoLのeスポーツ向けのアップデートとは、どんな物なのか。それは、プロ専用機のナーフである。
例えば、ライズと言われるキャラクターは一般ユーザーは使いにくくて使用頻度は極端に少なかったりする。
しかし、プロ達は愛用することが多いためユーザー勝率、使用率が低いのにナーフをくらいまくったりもした。一般ユーザーを無視してプロ限定のパッチを適応することでeスポーツのシーンでは、いいバランスの中でのプレイが可能になっている。
また、LoLはPBEと呼ばれるサーバーがありユーザーは先にパッチを確認して意見がいえる(言えるだけ)その意見を聞くかどうかは知らないが、Apexと同じバトルロワイヤルのPUBGにも同じ機能がある。そうすることで、ある程度ユーザーの反応を知ることができる。
日本でも大ブームとなっているApexがこれからどのような方向でパッチを入れていくのか気になるところだ。