Amazonで「配達が完了しました(宅配ボックス)」と表示されているのに、暗証番号が分からず荷物を取り出せないと、大きな不安と焦りを感じられると思います。
実際、マンション備え付けの宅配ボックスやAmazon Hubロッカーを利用した際に、「暗証番号が分からない」「通知された番号で開かない」といったトラブルは珍しくありません。クラシル比較+1
本記事では、状況別に「まず何を確認し、ダメなら誰にどう連絡すべきか」を整理し、再発防止のポイントまでまとめて解説いたします。
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なぜ「暗証番号が分からない・違う」トラブルが起きるのか
暗証番号トラブルが起きる主な原因は、次のようなものです。
配達員が設定した暗証番号が通知されていない、または不在票・メールを紛失してしまった
通知された暗証番号に誤りがある(入力ミス・システムの紐付けミスなど)
宅配ボックスの誤作動・故障により、正しい番号でも開かない
部屋番号などを元にした暗証番号を、配達員・管理会社が独自運用しているが、ルールが利用者に共有されていない
そもそも、どの宅配ボックスに入っているかが分からない
重要なのは、「自力で無理に開けようとしない」ことです。宅配ボックスは共用設備であり、破損させると修理費用の負担など思わぬトラブルにつながる可能性があります。
まず確認したい「宅配ボックスの種類」と配送業者
最初に、次の2点を必ず確認してください。
宅配ボックスの種類
マンション・アパートに備え付けの共用宅配ボックス
戸建て用の個人宅配ボックス
コンビニや駅などに設置されている Amazon Hubロッカー
配送業者の種類
Amazonが自社手配した「Amazonで配送」
ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの大手配送業者
その他のデリバリープロバイダ
これらは、Amazonの注文履歴画面の「配送状況を確認」から確認できます。ここで「Amazonで配送」と表示されているか、特定の配送業者名が表示されているかによって、後の問い合わせ先が変わります。
ステップ0:状況を整理するチェックリスト
状況1:不在票・メールが手元にあるかどうか
まず、次のものが手元にあるか確認してください。
ポストに投函された 不在連絡票
Amazonからの 配達完了メール
Amazonアプリの プッシュ通知
いずれかに、
「〇番ボックス」
「暗証番号:””」
「受取コード」
といった情報が記載されていることが多いです。
状況2:どの宅配ボックスに入っているか分かるか
不在票に「ボックス番号」が書かれているか
Amazonアプリの配送状況画面に、宅配ボックスの写真や番号が表示されていないか
建物に複数の宅配ボックスがある場合、どのボックスにランプが点灯しているか
ボックス番号が分からない場合は、後述の「管理会社への連絡」や「Amazon/配送業者への問い合わせ」で確認を依頼することになります。
状況3:入力した暗証番号が「不明」なのか「エラー」なのか
暗証番号自体が全く分からない
通知された暗証番号を入力しても「エラー」表示になる
このどちらかによって、取るべき行動が変わります。
「通知された番号でエラーになる」場合は、配達員の入力ミスやボックス故障の可能性が高く、自力での試行を長時間続けるよりも、早めに問い合わせに切り替えた方が安全です。
ステップ1:暗証番号を確認する方法【状況別】
不在票・メールがある場合の確認ポイント
手元に不在票やメールがある場合は、次の点を確認してください。
不在票の場合
「ボックス番号」
「暗証番号」「パスコード」「暗証キー」などの表記
追跡番号(問い合わせ番号)
メール・アプリの場合
件名に「宅配ボックス」「ロッカー」「受け取り方法」などの文言がないか
メール本文に「ボックス番号」「暗証番号」「受取コード」が記載されていないか
Amazonアプリ「注文履歴」→該当商品→「配送状況を確認」で、受取コードや宅配ボックス情報が表示されていないか
特にAmazon Hubロッカーの場合は、メールやアプリに バーコード または 数字とアルファベットのコード が表示され、それをロッカーにかざしたり入力して開錠する仕組みになっています。
メールが届いていない・不在票がない場合に確認すること
メールアドレスが古いものになっていないか
迷惑メールフォルダに振り分けられていないか
家族と共用アカウントの場合、別の家族のメールアドレスに届いていないか
これらを確認しても暗証番号情報が見つからない場合は、後述の Amazon/配送業者への問い合わせ に進んでください。
Amazon Hubロッカーの場合のコード確認方法
Amazon Hubロッカーの場合は、多くが「暗証番号」ではなく 受取コード や バーコード での開錠です。
Amazonアプリを開く
「注文履歴」→該当商品を選択
「受け取り用バーコードを表示」「受取コードを表示」などのボタンをタップ
ここで表示されるコードを、ロッカーの画面に入力、もしくはバーコードリーダーにかざすことで開錠できます。
ステップ2:それでも開かないときに試してよい暗証番号パターン
一般的によく使われる暗証番号パターンと試し方
マンション備え付けの宅配ボックスでは、配達員や管理会社が次のようなパターンで暗証番号を設定しているケースがあります。
お部屋の番号を4桁にしたもの
例)102号室 → 0102 / 1020 など
電話番号の下4桁
不在票・伝票の問い合わせ番号の下4桁
配達日の日付(例:12月4日 → 1204)
単純な数字の並び
1111 / 1234 など
これらを「数回以内」にとどめて試し、それでも開かない場合は自力での試行をやめ、問い合わせに切り替えることを推奨いたします。
やってはいけないNG行動と「試すのをやめるライン」
やってはいけない行動の例は次の通りです。
力任せに扉をこじ開ける、叩くなどして破損させる
繰り返し大量の暗証番号を試し、システムロックや故障を招く
他の住戸宛てのボックスを勝手に操作する
管理会社に無断で分解・修理を試みる
目安として、数パターン(3〜5回程度)試しても開かない場合は、それ以上の試行は控え、次のステップで紹介する問い合わせに進むのが安全 です。
ステップ3:Amazon・配送業者・管理会社への連絡手順
Amazonカスタマーサービスに連絡する手順と伝え方テンプレ
配送状況画面に「Amazonで配送」と表示されている場合、まずAmazonカスタマーサービスへの問い合わせが有効です。
手順(アプリ例)
Amazonアプリ下部メニューの「≡(三本線)」または「アカウント」をタップ
「カスタマーサービス」→「注文内容について」
該当の注文を選択
「配送について」→「カスタマーサービスへ連絡」
「今すぐチャットを開始」または「電話をリクエスト」を選択
チャットでそのまま使える例文
注文番号〇〇〇〇の荷物について相談です。
配送状況が「宅配ボックスに配達済み」となっていますが、不在票がなく、暗証番号も分からないため荷物を取り出せません。
宅配ボックスのボックス番号と暗証番号、または再配達の手配についてご案内いただけますか。
状況を正確に伝えるため、以下の情報を手元に用意しておくとスムーズです。
注文番号
お名前・住所
配達日およびステータス画面のスクリーンショット
試した暗証番号の有無(何度も試したかどうか)
ヤマト・佐川・日本郵便など配送業者へ問い合わせるとき
配送状況にヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの名称が表示されている場合は、各社の問い合わせ窓口や不在票の記載番号へ連絡します。
電話での伝え方例
Amazonで注文した荷物(追跡番号:〇〇〇〇)について、マンションの宅配ボックスに配達済みと表示されています。
しかし、不在票や暗証番号が分からず、荷物を取り出せません。
宅配ボックスのボックス番号や暗証番号、または再配達の手配について教えていただけますか。
不在票がある場合は、不在票に記載の 担当ドライバー直通番号 や 営業所番号 に連絡すると、対応が早い傾向があります。
管理会社・大家さんに開錠を依頼するケース
次のような場合は、建物の管理会社・管理人・大家さんへの連絡が必要になることがあります。
宅配ボックスそのものが故障している可能性が高い
Amazonや配送業者でも暗証番号が確認できない
誤配やボックス番号の取り違えが疑われる
管理会社に連絡する際は、次の情報を伝えるとスムーズです。
建物名・部屋番号・お名前
宅配ボックスのメーカー名・ボックス番号(分かる範囲で)
配達日と、配送状況画面の内容
すでにAmazon/配送業者に問い合わせたかどうか
自力での開錠はトラブルの原因となりますので、管理会社の指示に従うことをおすすめいたします。
ステップ4:Amazon Hubロッカー・置き配との違いを理解する
Amazon Hubロッカーの受け取り方とパスコードの仕組み
Amazon Hubロッカーは、マンションの宅配ボックスとは仕組みが異なります。
Amazonが自社で管理するロッカー
メールやアプリに表示される バーコード または 受取コード で開錠
多くの場合、4桁暗証番号ではなく英数字コードやバーコード読み取りでの操作
このため、「Amazon Hubロッカー」の場合は「暗証番号」というよりも「受取コードの確認」がポイントになります。コードが分からない場合は、前述のAmazonカスタマーサービスに連絡し、再送信や再設定を依頼します。
置き配・宅配ボックス・対面受け取りのメリット・デメリット
宅配ボックス
メリット:不在でも受け取れる/盗難リスクが比較的低い
デメリット:暗証番号トラブル・ボックス満杯時に受け取れない
置き配
メリット:暗証番号不要/不在時でも受け取りやすい
デメリット:場所によっては盗難・雨濡れリスクがある
対面受け取り
メリット:荷物の状態をその場で確認できる
デメリット:再配達が増えやすい
ご自宅の環境(オートロックの有無・人通り・防犯状況)に応じて、最も安全でストレスの少ない受け取り方法を選択することが大切です。
ステップ5:今後同じトラブルを防ぐためのチェックリスト
Amazonアカウント側でやっておきたい設定
メールアドレス・電話番号が最新のものになっているか確認する
通知メールが迷惑メールに入らないよう、受信設定を見直す
必要に応じて、受取方法(宅配ボックス、置き配など)のデフォルト設定を確認する
Amazon公式ヘルプでも、配達完了後に受け取れない場合は、周辺確認とあわせて注文詳細画面・通知を確認することが案内されています。
宅配ボックス運用ルール・家族内での共有ポイント
管理会社から配布されている宅配ボックスの利用マニュアルを確認する
家族と宅配ボックスの利用ルール(暗証番号の管理方法・誰が通知を確認するか)を共有する
不在票や配達完了メールは、荷物を取り出すまで削除・破棄しない
暗証番号の安全な決め方と管理のコツ
戸建て用の自宅宅配ボックスなど、自分で暗証番号を設定できる場合は、次の点に注意してください。
「1234」「1111」など単純すぎる番号は避ける
生年月日など第三者に推測されやすい番号は避ける
定期的に暗証番号を変更する
家族以外には暗証番号を教えない
また、暗証番号はスマホのパスワード管理アプリなど、安全な方法で保管しておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
暗証番号を何回まで間違えても大丈夫ですか?
宅配ボックスの仕様によって異なりますが、一定回数以上誤入力すると一時的にロックがかかる機種もあります。詳細は管理会社や宅配ボックスの取扱説明書で確認し、むやみに回数を重ねないようにしてください。
荷物が見つからない場合、補償はどうなりますか?
Amazon公式ヘルプでは、配達完了となっている商品が受け取れない場合、調査のうえ代替品の再送や返金などの対応が行われるケースがあります。ただし、状況によって異なるため、必ずAmazonカスタマーサービスで個別に相談してください。
夜間や休日でも対応してもらえる問い合わせ先はありますか?
Amazonのチャットサポートは、原則として早朝から深夜まで、あるいは24時間対応の時間帯が設けられています。配送業者や管理会社の受付時間は会社ごとに異なりますので、それぞれの公式サイト・案内に従ってください。