AliExpressを検索すると、「安くて最高」「意外と普通に届く」という声がある一方で、「届かない」「品質がひどい」「返金が面倒」といった評判も出てきて、不安になりやすいものです。特に初めて利用する場合は、国内通販と同じ感覚で注文してしまい、配送の長さや追跡の止まり方、品質のばらつきに戸惑ってしまうことがあります。
ただ、AliExpressは“危ないからやめておくべき”と決めつけるよりも、リスクが起きやすいポイントを理解し、買う前から手順を整えておくことが重要です。実際に、トラブルの多くは「ストアの見極め不足」「レビューの読み違い」「受取確認を急ぐ」「期限管理をしない」といった、避けられる行動から発生します。
本記事では、評判の良し悪しを断定するのではなく、失敗確率を下げるための具体策を時系列で整理します。買って後悔しやすい商品カテゴリの線引き、購入前チェックリスト、追跡が止まったときの判断、税関・通関で詰まった場合の見方、そして返品・返金で損しないための手順まで、初めての方でも迷わないようにまとめました。読み終える頃には、「使うべきかどうか」だけでなく、使うならどうすれば安全かがはっきり判断できるはずです。
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AliExpressの評判はなぜ割れるのか、まず知っておきたいこと
AliExpressの評判を調べると、「とにかく安い」「掘り出し物が見つかる」といった肯定的な声がある一方で、「届かない」「品質が不安」「返金が面倒」といった否定的な体験談も目立ちます。評判が割れやすい理由は、AliExpressが“国内通販の延長”ではなく、“海外の多数の販売者が集まる巨大マーケット”だからです。Amazonのように出荷や検品が統一されている場面もありますが、基本的にはストア（出品者）ごとに品質管理・梱包・発送速度・問い合わせ対応に差が出ます。
また、国際配送は国内配送と違い、荷物の移動区間が長く、途中で航空便・混載便・通関・国内配送会社への引き渡しなど複数の工程を経ます。追跡情報は工程ごとに更新されるため、更新が数日止まっても“珍しくない”一方、期限管理を誤ると「本来は返金できたのに、手続きを逃した」という損につながりやすいのも事実です。
配送が遅い・届かないと言われる理由
「届かない」「遅い」という評判が生まれやすい最大の要因は、到着までのリードタイムが商品や配送方法で大きく変わることです。国内通販なら翌日〜数日で届く感覚が当たり前ですが、海外発送では2週間〜1か月以上かかることもあります。さらに、発送準備（ストア側の出荷）に数日かかるケースもあり、注文直後に追跡が動かないと「本当に発送されるのか」と不安になります。
加えて、追跡の“見え方”が国内と違います。たとえば次のような状態が起きがちです。
追跡番号が発行されたが、実際の引き渡しはまだ
ラベル作成だけ先に行い、実荷物は後日引き渡されることがあります。海外区間で更新が止まる
航空便の積み替えや混載便では、イベント更新がまとめて反映される場合があります。日本到着後も更新が遅い
通関手続き、国内配送会社への引き渡し、倉庫での仕分けでタイムラグが出ます。
この“更新停止”は必ずしも異常ではありません。ただし、重要なのは「待つべき停滞」と「手続きを始めるべき停滞」を分けることです。たとえば、購入者保護（保護期間）や到着予定期限が迫っているのに放置すると、最終的に返金請求が難しくなる可能性があります。よって、追跡を見て不安になったときほど、感情で動かず「期限」と「状況」で判断することが大切です。
品質の当たり外れと写真違いが起きる背景
AliExpressの価格が安い理由はさまざまです。工場直販に近い形で中間コストが少ないこともあれば、ノーブランド品や型落ち在庫、簡易梱包などでコストを抑えている場合もあります。その結果として、品質が“均質ではない”ことが起こり得ます。具体的には次のような差が出やすいです。
素材や仕上げのばらつき（衣類の縫製、金属パーツの精度、塗装のムラなど）
付属品の不足（説明文にあるはずのケーブルや説明書が入っていない等）
動作品質の差（簡易電子機器の初期不良、接触不良、バッテリーの持ちなど）
写真・説明と実物の差（色味、サイズ感、ロゴや印刷の違い）
写真違いが起きやすい背景として、商品画像が“宣材写真（イメージ）”であるケース、同型番でも製造ロットで仕様が微妙に違うケース、出品ページ自体がテンプレで細部の説明が弱いケースが考えられます。
対策としては、価格の安さだけで選ばず「情報の密度」を重視することです。仕様が明確で、レビューに購入者の実物写真が多い商品ほど当たり外れを減らしやすくなります。
サポート対応が遅いと感じやすいポイント
問い合わせ対応の評価が割れるのは、ストア側の体制やコミュニケーションの壁が影響します。国内企業のカスタマーサポートのように、即日返信・日本語で丁寧に対応という前提ではないことがあります。時差がある、繁忙期で返信が遅い、翻訳を介してやり取りするなど、スムーズに進まない要因が複数あります。
ただし、対応が遅く感じる場面でも、こちらの伝え方を変えるだけで状況が改善することがあります。ポイントは次の3つです。
短文で要点を絞る（長文より、結論→証拠→希望の順が通りやすい）
証拠を添付する（写真・動画・スクリーンショットがあると判断が早い）
期限を意識して行動する（待ちすぎず、必要なタイミングで手続きを進める）
サポートへの不満を減らすコツは、“丁寧さ”より“事務的な明確さ”です。後の章で、連絡テンプレも含めて具体化します。
AliExpressを使う前に知っておくべき安全性の考え方
AliExpressは「危険だから使わないほうがいい」と単純化するよりも、「何が危険で、何は許容できるか」を線引きして使うのが現実的です。たとえば、低価格の小物・消耗品・アクセサリー類は満足度が高い一方、安全性や規格が重要な商品は注意が必要です。ここでは、初心者が特に失敗しやすい領域を先に把握しておきます。
買って後悔しやすいカテゴリ
初心者が“最初に”避けたほうがよいのは、「不具合が出たときの損失が大きい」「判断が難しい」「安全性が絡む」カテゴリです。目安として次の表を参考にしてください。
| カテゴリ | リスクが出やすい理由 | 初心者向け代替 |
|---|---|---|
| 電化製品・バッテリー関連 | 動作不良・発熱・規格違いなどが起きても判断が難しい | まずは非通電のアクセサリー、小型パーツ |
| 肌に触れるもの（化粧品・衛生用品等） | 成分表示や品質管理の確かめが難しい | 国内正規ルート、成分が明確な商品 |
| 衣類・靴 | サイズ表記の基準差、縫製品質のばらつき | レビュー写真が多い商品、低単価で試す |
| 高額ブランド風商品 | 偽物・品質差・返品コストのリスクが高い | 公式ストアや正規店に限定 |
「買って後悔しやすい」というのは、必ず失敗するという意味ではありません。失敗したときの回収が難しい、説明の曖昧さが致命傷になりやすい、という意味合いです。まずはリスクの低い商品から試すと、AliExpressの配送感や品質の“幅”を体感でき、次の購入判断が格段に安定します。
危険物や規制に注意が必要な商品
安全性の話は、購入者の体験だけでなく、社会的にも重要な論点です。とくに、発火の危険があるバッテリー類、人体や乳幼児に関わる製品、電気安全や化学物質が絡むものは慎重に扱う必要があります。
注意すべきポイントは次の通りです。
安全基準・認証が重要な製品は、説明が曖昧なら避ける
“対応”と書いていても、どの規格に準拠しているのか不明確なことがあります。子ども向け製品は、素材・塗料・小部品の誤飲リスクなどを想定する
価格よりも安全性を優先したほうが後悔しにくいです。危険物の可能性があるものは、配送や通関でトラブルになりやすい
バッテリー、可燃性のもの、容量が大きいものなどは、輸送制限が絡むことがあります。
結論としては、「安いからこそ、用途とリスクが釣り合う商品を選ぶ」ことが基本です。安さを活かせるのは、失敗しても被害が小さい領域からです。
相場より安すぎる商品の見分け方
“安すぎる”商品を避ける最短ルートは、「価格」ではなく「情報」を見ることです。次の条件が重なるほど、当たり外れの幅が大きくなります。
商品仕様が抽象的（サイズや素材の詳細がない、対応機種が曖昧）
商品写真が不自然（同じ画像が別商品でも使われている、極端に加工が強い）
レビューが薄い（短文ばかり、写真が少ない、具体的な使用感がない）
ストア情報が弱い（実績が少ない、評価の変動が激しい）
逆に言えば、仕様が明確で、購入者の実物レビューが豊富で、ストア実績がある商品は、価格が多少高くても満足度が上がりやすい傾向があります。「最安値」を取りに行くほど、品質リスクや対応コストが増えるのが海外通販の基本構造です。
失敗しないための購入前チェックリスト
購入前の段階で勝負の8割は決まります。届かない・品質が悪い・返金が面倒といった不満は、実は「買う前の確認不足」から始まることが多いからです。この章では、ストア選び・レビューの読み方・配送の選び方を、具体的に“手順化”します。
出品者評価の見方
ストア（出品者）を選ぶときは、商品そのものより先に「誰から買うか」を見ます。最低限、次の観点でチェックすると失敗が減ります。
ストアの評価が極端に低くないか
低評価が多い場合、品質や発送、対応に構造的な問題がある可能性があります。販売実績（取引数）が十分か
新規ストアが必ず危険というわけではありませんが、情報が少ないほど判断は難しくなります。低評価レビューの“内容”が何か
低評価が「配送」中心か、「品質」中心か、「対応」中心かで意味が違います。配送中心：遅いが届くケースもある（ただし急ぎ用途には不向き）
品質中心：当たり外れが大きい可能性（初心者は避けたい）
対応中心：揉めたときに消耗しやすい（避けたい）
大切なのは、星の数だけを見て終わらせないことです。低評価の“理由”を読んで、自分が許容できるリスクかどうかを判断します。
レビューの信憑性を見抜くコツ
レビューは、海外通販における最重要の安全装置です。ただし、レビューも読み方を間違えると役に立ちません。次の優先順位で読むと精度が上がります。
写真・動画付きレビュー
実物が分かるため、写真違い・色味・サイズ感のギャップを掴めます。低評価〜中評価の具体レビュー
星5の短文より、星2〜3の「ここが微妙だった」が判断に直結します。自分と用途が近い人のレビュー
たとえばスマホケースでも、機種が同じ、使い方が同じ、重視点が同じ人のレビューは価値が高いです。
注意点として、翻訳が不自然でも中身が正しいことはあります。文章の流暢さではなく、実物写真と具体性を軸に判断してください。
また、レビュー写真が「明らかに公式画像の再掲」だったり、同じ文面が大量に並ぶ場合は、慎重に見たほうが無難です。
配送方法と到着目安の考え方
配送は、安さと速さがトレードオフになりやすい領域です。初心者ほど「追跡がある」「比較的安定している」配送を選ぶと安心できます。到着目安については、“最短”ではなく“幅”で考えるのがコツです。
たとえば「最短10日」と書かれていても、混雑や通関で延びる可能性があります。プレゼントやイベント用途など、到着日が固定される目的には向きません。
配送選びで重視したい観点は次の通りです。
追跡が可能か（更新頻度が高いか）
到着予定の幅が許容できるか（遅れても困らないか）
送料が安すぎてリスクが上がっていないか（極端に安い配送は更新が少ない場合も）
購入前10項目チェック
価格が相場から極端に外れていない
商品仕様が明確（サイズ、型番、素材、同梱物）
ストア評価が安定している
販売実績（取引数）が十分
低評価レビューを読んでも致命的な欠点がない
写真・動画付きレビューが複数ある
配送方法と追跡の有無が確認できる
返品・返金条件（可能か、期限はどうか）が表示されている
高額品や安全性が重要な商品ではない（初心者ほど）
到着が遅れても困らない用途である
この10項目は、面倒に見えても慣れると数分で確認できます。逆に、ここを省くと「安物買いの手間増え」になりやすいです。
注文後にやることと追跡が止まったときの対処
注文後の不安を最小化する鍵は、“先に証拠を残す”ことと、“追跡停止をパターン化して判断する”ことです。ここを整えると、「届かないかも」という感情に振り回されにくくなります。
注文直後に確認する項目
注文した直後に、次の情報をスクリーンショットで保存してください。スマホでもPCでも構いません。
注文番号
商品ページの説明（仕様・写真・サイズ表など）
配送方法と到着予定表示
返品・返金条件の表示（できれば該当部分）
ストア名・商品名が分かる画面
理由は単純で、後で商品ページが更新されることがあるからです。説明が変わる、写真が差し替わる、在庫が切れて表示が変わるなどの可能性がゼロではありません。証拠が手元にあるだけで、問い合わせや返金手続きが圧倒的に楽になります。
追跡が動かないときの分岐フロー
追跡が止まったときは、「いつから止まっているか」「どの工程で止まっているか」で判断します。以下の表をベースに、状況を整理してください。
| 状況 | よくある原因 | 待つ目安 | やること |
|---|---|---|---|
| 発送前で止まる | 出品者の出荷準備遅れ、在庫都合 | 2〜5日程度 | ストアに発送予定を短文で確認。急ぎならキャンセル判断 |
| 海外輸送中で止まる | 混載便、積み替え、更新反映遅れ | 数日〜1週間 | 到着予定と保護期限をメモ。焦らず様子見つつ期限を管理 |
| 日本到着後で止まる | 通関、国内引き渡し待ち | 数日〜1週間 | 通関の可能性を想定。通知や連絡の有無を確認 |
大切なのは、“待っていい停滞”でも「期限」は待ってくれないという点です。追跡を見て落ち着かないときほど、カレンダーにメモして管理すると安心できます。
税関・通関で止まったときの見方と対応
追跡が「税関」「通関」に関連する表示で止まると不安になりがちですが、通関自体は国際配送では通常の工程です。問題は、追加の手続きが必要なケースを見落とすことです。
通関に関連して起こりやすいことは次の通りです。
追加情報の提出や、確認が必要になる
課税対象になり、支払い等が必要になる
内容物の確認で時間がかかる
対応としては、次の順で整理すると混乱しにくいです。
追跡の最新ステータスと日時を確認する（数日前の表示を見て焦らない）
郵便受け・メール・SMSなど通知の有無を確認する（配送会社や関連機関から来る場合があります）
必要な手続きがあるなら、放置せず早めに対応する（放置は遅延の原因になります）
なお、通関や関税は品目や金額、状況で変わります。ここは「自分のケースの通知・指示に従う」ことが基本です。判断に迷う場合は、購入履歴・追跡情報・通知内容を整理し、配送会社や案内元の指示に沿って動くのが最短です。
返品・返金で損しない手順
返金の評判が悪く見える原因の多くは、「手順を知らずに不利な行動をしてしまう」ことにあります。逆に言えば、やるべき順番を守れば、消耗を減らしながら解決できる可能性が上がります。この章では、やりがちな失敗を避けつつ、証拠の取り方と連絡の型を具体化します。
受取確認を急がない
最も避けたいのが、「届いていないのに受取確認を押す」「動作確認前に受取確認を押す」ことです。受取確認は、実質的に“取引完了”に近い扱いになるため、後の交渉が不利になることがあります。
受取確認の前に必ず行うべきことは次の通りです。
外箱や封筒の状態を確認する（破損・潰れ・開封痕）
ラベルを撮影する（追跡番号や宛先が写るように）
開封時は可能なら動画を撮る（カットなしが理想）
同梱物をチェックする（不足がないか）
動作確認・サイズ確認など、目的に応じた確認をする
この一連を終えるまで、急いで受取確認をしないだけで、トラブル時の回収率は上がります。
証拠の残し方と申請テンプレ
返金や返品の場面で重要なのは、「何が問題で」「それを示す証拠があり」「どうしてほしいか」が揃っていることです。証拠が弱いと、やり取りが長引きます。次の“証拠セット”を意識してください。
梱包ラベルの写真（追跡番号・宛名・配送情報）
開封動画（未開封から中身が出るまで一連）
不具合箇所の写真・動画（動作しない、破損、汚れなどが分かる）
商品ページの説明との相違点スクショ（仕様や写真のどこと違うか）
不足品がある場合は、同梱物一覧の写真（空箱や袋も写す）
連絡文は、長い説明より“結論→証拠→希望”が通りやすいです。以下をそのまま使える形で用意します。
出品者への連絡テンプレ（日本語→英語の短文）
日本語例：
「商品を受け取りましたが、説明と違います。写真（動画）を添付します。返金または再送を希望します。」英語例：
“Item received but it is not as described. I attached photos/video. I would like a refund or reshipment.”
状況別に少しだけ言い換えると、さらに明確になります。
未着の場合：
“Package has not arrived yet. Tracking has not updated since (date). Please advise.”破損の場合：
“Item arrived damaged. I attached photos/video. I would like a refund.”不足品の場合：
“Missing parts in the package. I attached photos. Please refund or reship missing parts.”
申請時に添える要点テンプレ
問題の種類：未着／破損／動作不良／説明と違う／不足
いつ届いたか（未着なら、いつから追跡が止まっているか）
何を証拠として添付したか（ラベル写真、開封動画、比較スクショ等）
希望：全額返金／一部返金／再送
補足：再送なら到着期限に問題がないか、返金なら返送が必要かの確認
このテンプレを使うと、感情的なやり取りになりにくく、相手側も判断しやすくなります。
うまくいかない時の追加策
交渉が長引くときは、次のポイントで立て直すと消耗を減らせます。
やり取りを増やす前に、証拠を追加する
文字で説明を重ねるより、写真・動画の追加が効きます。期限を最優先する
返信待ちで手続き期限を過ぎるのが最悪のパターンです。状況によっては、先に手続きを進めてから連絡を続けるほうが安全です。返送が必要な場合は、条件を必ず確認する
返送費用の負担、返送先、追跡の必要性、返送期限など、曖昧なまま進めると損につながります。一部返金の提案は“得か損か”で判断する
返送の手間や送料を考えると、一部返金で解決したほうが合理的なケースもあります。ただし、重大な不具合や説明と大きく違う場合は、納得できる解決になるか慎重に判断してください。
返金の不満は「仕組みが悪い」というより、「情報不足のまま進めてしまい、選択肢が狭まる」ことから起きがちです。先に証拠を揃え、期限を意識し、短文で要点を伝える。これだけで成功率は変わります。
よくある質問
関税はいくらからかかる？
関税や消費税などの扱いは、購入金額や品目、配送形態などで変わります。「いくらから必ずかかる」と一律に断定しづらいため、基本は通知や案内に従うのが確実です。
不安な場合は、次のように考えると整理しやすいです。
高額なもの、数量が多いものは、追加確認や課税の可能性が上がりやすい
通関の工程で追加対応が必要になった場合、通知が来ることがある
放置すると遅延につながりやすいので、通知が来たら早めに対応する
「関税が怖い」場合は、まずは低価格・少量の購入から始め、経験値を積むのが安全です。
どれくらいで届く？
到着までの日数は、商品・ストア・配送方法・混雑・通関状況で幅があります。目安としては、2週間〜1か月程度を想定しておくと気持ちが楽です。ただし、繁忙期や物流事情でさらに延びる可能性もあります。
到着日が重要な用途（贈り物、イベント、旅行）には不向きです。用途が許すときに「遅れても困らない買い物」と割り切ると、AliExpressのメリットである価格を活かしやすくなります。
偽物を買わない方法は？
最も効果的なのは、初心者は“ブランド風”商品に手を出さないことです。ブランド表記が曖昧、価格が不自然に安い、説明が薄い商品はリスクが高くなります。
それでも購入する場合は、次を徹底してください。
ストア実績が十分かを確認する
写真・動画付きレビューを優先して読む
低評価レビューの内容を読む
公式ストアや正規販売に近い形の表示があるかを確認する
ただし、根本的に“確実”を取りたいなら、国内の正規ルートを選ぶのが安全です。AliExpressは「安く買う」メリットと引き換えに、自己防衛の手間が必要になります。
返金にどれくらいかかる？
返金の所要時間は、問題の種類（未着、破損、説明違い等）、提出した証拠の明確さ、やり取りの回数で変わります。早く終わるケースもあれば、追加情報の提出ややり取りで時間がかかるケースもあります。
時間を短縮するコツは、次の3つに集約されます。
最初に証拠をまとめて出す（ラベル、開封動画、相違点スクショ）
短文で要点を伝える（問題→証拠→希望）
期限管理を徹底する（返信待ちで機会を逃さない）