※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。

アフリカツインがつまらないと言われる理由と楽しさを引き出す乗り方

「アフリカツイン、すごく良いバイクのはずなのに……なぜか心が動かない。」
試乗でそんな感覚が残ったり、SNSで「つまらない」「後悔した」という言葉を見て不安になったりしていませんか。

実は、アフリカツインが「つまらない」と言われる理由の多くは、性能の問題ではなく、期待している楽しさの種類と、バイクが得意な楽しさが噛み合っていないことにあります。特に影響が大きいのは、刺激の出方、DCTの操作介入量、車格による生活ストレス、用途のミスマッチの4つです。

本記事では、「つまらない」を感覚論で終わらせず、原因を4分類で自己診断できる形に整理し、試乗・レンタルで確認すべきポイントまで落とし込みます。読み終えたときには、アフリカツインを選ぶべきか、別の選択をした方が良いかを、他人の評判に振り回されずに判断できる状態を目指します。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

アフリカツインがつまらないと感じる場面

つまらないの正体は刺激不足ではなく期待とのズレ

「つまらない」という感想は、バイクの欠点というより、あなたが期待した“楽しさの型”との不一致で出やすい言葉です。
例えば、次のように楽しさを置いている人ほどズレが起きやすくなります。

  • 高回転まで回したときの盛り上がり

  • 軽快に寝かし込めるヒラヒラ感

  • クラッチとシフト操作で自分が作る達成感

  • エンジンの鼓動や音によるドラマ

一方で、アフリカツインが得意とする楽しさは、別の型に寄りやすいです。

  • 長距離移動で疲れを減らし、目的地に余力を残せる

  • 路面が荒れても安心感が高く、行程が崩れにくい

  • 荷物を積んで行ける範囲が広がり、旅の自由度が上がる

  • 走行の質が安定していて、結果として「また行きたくなる」

ここを理解すると、「つまらない=悪い」ではなく「楽しさの型が違う」へ視点が変わり、判断がブレにくくなります。

街乗り中心だと評価が割れやすい理由

街乗りは信号・渋滞・低速域が多く、アフリカツインの長所が発揮されにくい場面が多いのが現実です。
特に影響が出やすいのは次です。

  • 駐車や押し引きの回数が増える

  • 低速のUターンが多く、車格の重さが精神的負担になる

  • 風防や巡航安定性など「旅の装備」が活きにくい

  • 「距離を走った後の疲れにくさ」を体感しづらい

つまり街乗り中心では、良さのピークに入る前に「手間」だけが目立ちやすく、結果として評価が割れます。

試乗で判断を誤りやすいポイント

試乗は短時間・決まったコース・慣れない緊張の中で行われるため、判断を誤りやすい条件が揃っています。
誤りやすいのは主に次です。

  • 走りの安心感より、停車や取り回しの不安が印象を支配する

  • DCTの操作に慣れる前に終わる

  • 距離を走ったときの快適性が見えない

  • 自分の装備(ブーツや荷物)を想定できず現実とズレる

試乗での“結論”は出し切らず、「確認すべき項目が残った」と捉えるほうが後悔が減ります。


アフリカツインがつまらないと言われる理由

穏やかな特性で盛り上がりにくいと感じることがある

アフリカツインは、旅の安定感や扱いやすさを重視する文脈で語られることが多いモデルです。結果として、刺激の演出が強いバイクに慣れている人ほど「淡々としている」と受け取ることがあります。
ただし、淡々としている=退屈、とは限りません。旅の現場では、

  • 疲れにくい

  • 怖さが出にくい

  • 行程を崩しにくい
    という価値が、最終的な満足に直結します。

DCTが操作の達成感を薄く感じさせることがある

DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)は、マニュアルトランスミッションの構造をベースに、クラッチ操作と変速操作を電子制御で自動化し、滑らかな変速を実現する技術です(Honda公式)。
この仕組みが便利である一方、クラッチ・シフト操作の比重が下がるため、次のように感じる人がいます。

  • 「自分が操っている」実感が薄い

  • 変速が上手く決まった達成感が減る

  • 走りが整いすぎてドラマが減る

ただしDCTは「任せきり」だけの装置ではありません。MTモードや任意介入で、操作感を自分好みに寄せられます。ここを使いこなせるかで評価が大きく変わります。

車体が大きく重く取り回しがストレスになる

大型アドベンチャーに共通する課題ですが、走っている間の安定感の裏側として、停車・押し引き・切り返しの負担は増えます。
この負担が生活環境(駐輪場の傾斜、狭さ、砂利、段差)と噛み合うと、走りの良さ以前に「乗るのが面倒」に近づき、「つまらない」という言葉に変換されやすくなります。
対策は、後半の「足つき・取り回し対策」をそのまま実行していくのが近道です。

使い方が合わないと長所が出ない

最も大きいのは用途ミスマッチです。アフリカツインは、

  • 長距離移動

  • 荷物積載

  • 路面の荒れ

  • 行程の自由度
    で価値が伸びる性格です。
    したがって、近距離中心・刺激中心の使い方では「高いのに良さがわからない」になりやすいです。


つまらない原因を4分類で自己診断する

診断のやり方

以下の表で「はい」が多い列が、あなたの“つまらない”の正体に近いです。
(複数に当てはまるのは普通です。優先順位を付けるために使ってください)

原因分類 典型シーン 確認質問 まず試す対策
刺激のズレ 走っても気分が上がらない 回したときの盛り上がりが欲しい? 旅の満足軸を「到達感・自由度」に寄せる/ルート設計を変える
操作介入不足 DCTが“勝手に整う” 操作の達成感が重要? MTモード運用/任意介入の習慣化
車格ストレス 駐車・押し引きが怖い 停車が不安で楽しめない? 足つき対策/停車環境の最適化/低速練習
用途ミスマッチ 街乗り中心で良さが出ない 月の走行の大半が街? 使い方を変える(距離を伸ばす日を作る)/別カテゴリも比較

見送り検討の目安
「車格ストレス」と「用途ミスマッチ」の“はい”が多く、生活環境も変えられない場合は、対策よりも車種再検討が合理的です(後悔回避)。


アフリカツインが向く人向かない人の見極め

向く人は旅の快適さと安心感を優先する

次の傾向が強いほど、満足度が上がりやすいです。

  • 日帰りでも距離を走る

  • 高速道路や幹線で目的地まで移動し、現地で楽しむ

  • 荷物を積み、行程に自由度が欲しい

  • 路面の荒れや天候変化でも安心して進みたい

  • “スピード感”より“余裕感”が好き

このタイプは「淡々と進める=退屈」ではなく、「淡々と進める=旅が成立する」と捉えやすく、評価が上がります。

向かない人は軽さと刺激を最優先する

次が最優先だとミスマッチが出やすいです。

  • 取り回しが軽いことが最重要

  • 近距離で気軽に乗りたい

  • コーナーでの軽快さを一番に置く

  • 操作の達成感が趣味の中心

  • 旅より“走りそのもの”の刺激が欲しい

この場合は、アフリカツインの良さを出すまでに必要な条件が多く、満足の最短距離になりにくいことがあります。

体格と生活環境で後悔リスクが上がるパターン

後悔は性能より「毎回の生活動線」で起きます。次に当てはまるなら、必ずレンタル・環境再現を行うのがおすすめです。

  • 駐輪場が狭く、切り返しが必須

  • 傾斜・段差・砂利がある

  • 出し入れ回数が多い

  • 低速に苦手意識がある

  • 立ちゴケが怖く、心理的負担が大きい

「走りは最高なのに停車が怖い」という状況は、最も“つまらない化”しやすい典型です。

用途比率チェックリスト(記入式)

直近3〜6か月の生活を想定し、合計100%になるように記入してください。

  • 街乗り・近距離:__%

  • 高速巡航(移動区間):__%

  • ワインディング:__%

  • 荒れた舗装路(継ぎ目・段差・路面荒れ):__%

  • 未舗装(フラットダート程度):__%

  • 荷物積載(キャンプ・機材):__%

読み取り方の目安

  • 「高速巡航+荒れた舗装+荷物積載」が大きいほど適性が上がりやすい

  • 「街乗り」が突出するほど、車格ストレスの比重が上がりやすい

  • 「未舗装」は必須ではないが、少しでも選択肢にあると“旅の自由度”の価値が上がる


アフリカツインを楽しくする具体策

DCTでも操作介入量を増やして楽しむ

DCTが合わないと感じる原因の多くは「任せきり」です。負担軽減は維持しつつ、“要所だけ介入”すると評価が変わります。

基本方針

  1. 街中・渋滞:任せて疲れを減らす

  2. 楽しみたい区間:MTモードへ切り替え、意図を入れる

  3. AT運用中も任意介入を使い、走りのリズムを作る

介入が効きやすいシーン(安全な範囲で)

  • 進入前に回転を整え、姿勢を落ち着かせたいとき

  • 下りで速度を落としやすくしたいとき

  • 立ち上がりで“自分の意思”を入れたいとき

HondaはDCTの制御や操作性について技術情報も公開しており、仕組みを理解すると「何が起きているか」が見えるようになります。

走行モードと設定の考え方

モードは「性格を変えるスイッチ」です。合わない設定のままだと、過不足が出て“良さが埋もれます”。

  • 街中:扱いやすさ優先(ギクシャクを避ける)

  • ツーリング:疲れにくさ優先(一定の余裕)

  • 峠道:レスポンスと安心感のバランス(無理に過激化しない)

  • 荒れた路面:安心感優先(怖さを消す)

「最も刺激的」より「気持ちよく走れる」が、旅バイクでは総合満足を押し上げます。

ルート設計で“旅の楽しさ”を最大化する

アフリカツインは、バイク単体の刺激より「旅の成立」で楽しさが伸びます。

  • 移動は幹線・高速で疲れを抑える

  • 現地は景色の良い広域ルートや荒れた舗装を含む道へ

  • 目的地体験(温泉、キャンプ、写真スポット)を入れる

  • 帰路は余力を残し、翌日の生活に響かせない

この流れが噛み合うと、「走りが淡々」ではなく「旅が濃い」に変わります。

装備で“快適と達成感”の土台を作る

つまらなさの正体が「疲れ」「不安」「手間」の場合、装備で一気に改善します。

  • 風:スクリーン調整で疲労を減らす(巡航の価値が上がる)

  • 荷物:固定が楽になると寄り道が増える(旅が濃くなる)

  • 足:ブーツで足首の安定が上がると停車不安が減る

  • ナビ/給電:行程自由度が増え、旅の満足が上がる

Honda公式の車両紹介でも、DCTの低速域コントロール性などが強調されています。


購入前にやるべき比較と試乗のコツ

試乗で見るべき5項目(再現性重視)

試乗は短いので、楽しさより「後悔の芽」を潰します。

  1. 停止〜発進:不安が出る路面で止まれるか

  2. 低速Uターン:怖さが出るか、視線と姿勢が安定するか

  3. 押し引き:駐輪を想定して、手応えを確認できるか

  4. ポジション:肩・腰・膝が自然か(30分後を想像できるか)

  5. DCTの感触:MT/介入が自分の感覚に合うか

ここで「怖い」が残るなら、バイクの評価ではなく、環境再現(レンタル)へ進むのが安全です。

レンタル確認シナリオ(30分・2時間・半日)

レンタルは「時間と場面で何を確認するか」を固定すると失敗しにくいです。

30分で確認すること

  • 駐車場での押し引き、取り回し

  • 停止〜発進の安心感

  • 低速での怖さの有無

2時間で確認すること

  • 交通量のある道でのストレス

  • 風・路面の継ぎ目での安心感

  • DCTの慣れ(介入が自然にできるか)

半日で確認すること

  • 疲れ方(肩・腰・手首)

  • 目的地に着いたときの余力

  • 寄り道が増えるか(旅の自由度が上がるか)

同クラス比較表(優先順位で決める)

数値勝負ではなく、あなたの最優先で決めます。○△×を入れてください。

比較軸 最優先 アフリカツイン適性 自分の所感メモ
低速取り回しの軽さ
操作の達成感
長距離の疲れにくさ
荷物積載と旅の自由度
荒れた路面の安心感
街乗りの気軽さ

分岐の考え方

  • 「疲れにくさ」「旅の自由度」「荒れた路面の安心感」が最優先なら、アフリカツインは有力

  • 「軽さ」「気軽さ」「操作の達成感」が最優先なら、別カテゴリも同時比較が合理的


よくある不満と対処法

足つき不安を減らす現実的な手順

足つきは“両足べったり”だけが正解ではありません。重要なのは「安全に止まれる手順」を持つことです。

チェックリスト

  • 停車前に路面の傾斜・段差・砂利を必ず確認する

  • 片足支持を基本にし、止める足側の路面を優先して選ぶ

  • つま先立ちで不安が出る場合は、ブーツで安定を上げる

  • 必要ならシート調整・用品で現実的に落とし込む

足つき不安が強い人ほど、「止まる場所を選ぶ技術」で体感が大きく変わります。

取り回しの重さは“力”より“手順”で減る

大型の取り回しは腕力より手順です。

  • 押し引きは背中を丸めず、体幹で支える

  • ハンドルを大きく切りながら押さない(まず直進で動かす)

  • 切り返しは回数を前提にし、焦らない

  • 駐輪は「出るときが楽」な向きで置く

これだけで「億劫」がかなり減り、つまらなさの原因が消えていきます。

熱さ・疲れ・装備不満は放置すると満足度を削る

旅バイクの満足度は、走りより「不快の少なさ」で決まる面があります。

  • 痛み(シート・ポジション)

  • 風疲れ(スクリーン・姿勢)

  • 荷物の不安(固定・積載)

  • 走る前の面倒(駐輪・取り回し)

不満を放置すると「乗る頻度が下がる→上達しない→ますます億劫」という悪循環に入ります。小さな改善を積み上げるほうが、結果として最も“楽しい状態”に近づきます。

後悔しそうなときの考え方

合わないと感じたときは、感情で結論を出す前に次を行うと整理できます。

  • 不満を「4分類」のどれかに戻す

  • 対策で改善する領域か、構造的に合わない領域かを分ける

  • 生活環境(駐輪)が原因なら、環境改善の余地を検討する

  • 改善余地がないなら、早めに方向転換する

「合わないかもしれない」を放置して乗り続けるほど、つまらなさは強化されます。早期に原因を特定することが重要です。


アフリカツインに関するよくある質問

DCTは本当に楽しいのか

楽しいかどうかは「何を楽しいと感じるか」で変わります。
操作そのものの達成感が趣味の中心ならMTが合う場合があります。一方、DCTは「走りに集中できる」「疲れが減る」「意図した介入ができる」という方向で楽しさが伸びます。HondaもDCTの仕組みや狙いを技術情報として公開しています。

初心者でも乗れるのか

可能ですが、初心者ほど「停車・取り回し」が満足度のボトルネックになります。レンタルで生活環境(駐輪・段差)を再現し、怖さが許容範囲か確認するのが堅実です。

街乗りでも価値はあるのか

あります。ただし「気軽さ最優先」だとミスマッチになりやすいです。街乗りでも価値を出すには、渋滞ストレスを減らす運用と、週末に距離を伸ばして“旅の価値”を定期的に取りに行くのが有効です。

オフロードを走らないと意味がないのか

意味はあります。未舗装を走らなくても、荒れた舗装路・天候変化・長距離移動での安心感や快適性として恩恵が出ます。アドベンチャーの価値は「どこへでも行ける余白」にあります。


アフリカツインがつまらないかは使い方で決まる

判断の要点

  • 「つまらない」は性能不足ではなく、楽しさの型のズレで起きやすい

  • DCTは任せきりだと淡々と感じるが、要所介入で操作感を作れる

  • 車格ストレスは生活環境と強く関係し、手順と環境再現で見極める

  • 距離を走るほど価値が見えやすいので、短い試乗だけで決めない

次に取るべき行動

  1. 4分類診断表で「自分のつまらない」を特定する

  2. 用途比率を記入し、生活の中で価値が出るか判断する

  3. 試乗チェック表で“後悔の芽”を潰す

  4. 可能ならレンタルで半日シナリオを実行する

  5. それでも「旅の余裕」に価値を感じるなら、選んで後悔しにくい


参考にした情報源

Honda CRF1100L Africa Twin 公式サイト
https://www.honda.co.jp/CRF1100L/

Honda DCT 技術解説(Dual Clutch Transmission)
https://global.honda/jp/tech/Dual_Clutch_Transmission_DCT/
https://global.honda/jp/tech/Overview_Dual_Clutch_Transmission_DCTT/
https://global.honda/jp/tech/Tech_Views_Vol1_Dual_Clutch_Transmission_DCT/

Honda ニュースリリース(CRF1100L Africa Twin シリーズ)
https://global.honda/jp/news/2022/2220113-crf1100l.html
https://global.honda/jp/news/2024/2240229-crf1100l.html