オンラインゲームのチャットで突然流れてくる「AFKします」「味方AFKかも」といったメッセージ。
なんとなく雰囲気では分かるものの、「AFKの正式な意味やマナーまでは自信がない…」という方も多いのではないでしょうか。
AFKは単なる略語ではなく、使い方を誤ると「放置」「迷惑行為」と受け取られてしまうこともある、意外と重要なゲーム用語です。
この記事では、「AFK 意味 ゲーム」というキーワードでお悩みの初心者の方に向けて、英語の由来から実際の使い方、NG例や関連用語との違いまでを体系的に整理します。
読み終えるころには、AFKにまつわる不安がなくなり、野良パーティでも自信を持ってチャットできるようになるはずです。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
AFKの意味とは?ゲームで使われる基本用語を整理する
AFKは何の略?英語フレーズと直訳
「AFK(エイエフケー)」は、英語の Away From Keyboard の頭文字を取った略語です。直訳すると「キーボードから離れている」という意味になり、インターネット上のチャットやオンラインゲームで「その場におらず、今は操作できない状態」を示すスラングとして使われてきました。
もともとはパソコンのキーボードから離れている状況を表していましたが、現在ではスマートフォンやゲーム機など、キーボードを使わない環境でも「一時的に操作できない」「席を外している」といった意味で広く用いられています。
オンラインゲーム・チャットでの実際の意味
オンラインゲームやボイス/テキストチャットの場面では、AFKは次のような意味合いで使われることが一般的です。
一時的に席を外しており、すぐには操作や返事ができない
飲み物を取りに行く、宅配の対応をする、電話に出るなどでその場を離れている
短時間で戻る予定だが、しばらくキャラクターが動かなくなる
そのため、ゲーム中に「AFKします」「一瞬AFK」などと伝えることで、「これから少しの間キャラクターが動かなくなります」「今は操作できません」という意思表示をするのが本来の使い方です。
一方で、実際のプレイ現場では、まったく動かない味方を指して「あいつAFKしてる」「AFKか?」といった形で使われることも多く、「放置しているプレイヤー」という否定的な意味合いを含む場合も増えています。
ゲームで「AFK」が使われる具体的なシーンとチャット例
一時離席を伝えるときのAFKの使い方
一時的な離席を味方に伝えるとき、以下のようなチャット例がよく使われます。
「少しAFKします」
「ごめん、一瞬AFK」
「afk 5min」
「BRB, afk for a few minutes.(すぐ戻るけれど、数分離席します)」
このときのポイントは、「どのくらい離席するか」「いつ戻るつもりか」をできるだけ具体的に伝えることです。特に、ランクマッチや高難度ダンジョンなど、他のプレイヤーに負担がかかるコンテンツでは、開始前に「途中で離席する可能性」があることを共有しておくとトラブルを避けやすくなります。
また、離席する際には次の点も意識するとよいです。
協力プレイ中は、できる限り区切りのよいタイミングで離席する
緊急の用事で離席する場合も、一言だけでも「申し訳ない」と添える
長時間プレイできない場合は、「AFK」ではなく「一度落ちます」のように明確に伝える
「AFK=放置」と見なされるケースと注意点
本来のAFKは「一時的な離席」を指す中立的な言葉ですが、ゲームによっては次のような状態も「AFKしている」と見なされ、問題になることがあります。
何の連絡もなく、長時間キャラクターを動かさない
ランクマッチ中にチャットもせず、完全に無反応になる
自動移動やオート機能だけに任せ、実質的にプレイを放棄している
このような行為はチーム全体の不利やストレスにつながるため、多くのタイトルで「迷惑行為」「ペナルティ対象」とされています。
特に注意したいポイントは次のとおりです。
短時間でも無断AFKはNGになりやすい
短い時間であっても、何も伝えずに突然動かなくなると、味方からは「放置」と受け取られやすくなります。ランクマッチ・競技モードでは扱いがより厳しい
ランクポイントや勝率がかかるモードでは、AFKによる不利益が大きいため、専用のペナルティ制度が用意されていることがあります。繰り返すとアカウント制裁につながる可能性がある
故意のAFKや常習的なAFKは、一定期間のマッチング制限やアカウント停止など、重い処分につながることもあります。
AFKと似た用語との違い(BRB・離席・放置など)
AFKとBRBの違いと使い分け
英語圏のチャットでは、AFKと似た意味で BRB(Be Right Back) という略語もよく使われます。主な違いは次のとおりです。
AFK(Away From Keyboard)
「キーボードから離れている」=「今は操作できない」という状態を表す
ゲームやPC作業と結びついたニュアンスが強い
BRB(Be Right Back)
「すぐ戻ります」という「戻る意思」や「時間の短さ」を表す
ゲームに限らず、日常的なチャット全般で使われる
オンラインゲームでは、次のように使い分けると自然です。
ゲームの操作ができないことを明確にしたい → AFK
ほんの短時間離れるだけで、すぐ戻ることを強調したい → BRB または BRB, AFK
日本語混じりのチャットでは、
「ちょっとAFK、BRB」
のように、両方の略語を併記するケースもあります。
日本語の「離席」「放置」との関係
日本語で近い表現としてよく使われるのが「離席」と「放置」です。
離席
物理的に席を外している状態を中立的に表現
業務シーンなどでも使われる、比較的丁寧な言い方
放置
本来は「そのままにしておく」という意味ですが、ゲームでは
キャラクターを動かさない
やるべき行動をしていない
といった否定的なニュアンスで使われることが多い
この観点から見ると、AFKは本来「離席」に近い中立的な表現ですが、実際のゲーム内では「放置」の意味を込めて使われることも少なくありません。
誤解を避けるために、状況によって次のように言い換えるのも有効です。
「少しAFKします」 → 「少し離席します。すぐ戻ります」
「味方がAFKしてる」 → 「味方が放置状態で動いていません」
マナーとしてのAFK:オンラインゲームでのNG例と対処法
ランク戦・協力プレイでやってはいけないAFK
オンラインゲームでは、AFKそのものが完全に禁止されているわけではありませんが、モードや状況によっては非常に強く問題視されます。代表的なNGパターンは次のとおりです。
ランクマッチの途中で、無断でAFKする
レイドボス戦や高難度ダンジョンなど人数が限られた協力コンテンツで、繰り返し席を外す
負け試合になった途端、意図的に操作をやめてAFKする(試合放棄)
これらは他プレイヤーの時間や評価を損なう行為であり、多くのコミュニティで明確なマナー違反とされています。
そのため、ランク戦や真剣な協力コンテンツに参加する前には、次の点を意識してください。
途中で離席する可能性が高いときは、そもそもランク戦などには入らない
やむを得ない事情で離席する場合は、簡単でもよいので一言残す
しばらくプレイできないと分かっているときは、ロビーに戻り、ランクマッチを控える
味方がAFKになったときの考え方と対処法
味方がAFKになってしまった場合、どう対応するかによってその後の雰囲気が大きく変わります。次のようなステップで考えると、トラブルを最小限に抑えやすくなります。
まず状況を確認する
「大丈夫ですか?」「少しAFKですか?」など、相手の事情を確認するメッセージを送る
一時的か長時間かを見極める
数分程度で戻りそうなら、その間はフォローできる範囲で立ち回りを工夫する
戻ってこない場合はゲームの機能を利用する
サレンダー機能がある場合はチームで相談し、降参する
次の試合に切り替えるなど、ゲーム内で用意された仕組みを優先して利用する
暴言や晒し行為は控える
感情的な発言やSNSでの晒し行為は、新たなトラブルを生む原因になります。冷静な対応を心掛けることが大切です。
なお、具体的なペナルティやAFKに関する細かいルールはゲームごとに異なりますので、必ず各タイトルの公式サイトや利用規約、サポートページを確認してください。
ゲームタイトルの「AFK」と用語のAFKの違い
AFK Arena・AFK Journeyなどとの関係
スマートフォンゲームなどで、「AFK Arena(AFKアリーナ)」「AFK Journey(AFKジャーニー)」といったタイトルを目にすることがあります。これらは、いわゆる「放置育成」や「アイドルゲーム」と呼ばれるジャンルのRPGであり、プレイヤーが常に操作していなくてもキャラクターが成長していくゲーム性が特徴です。
タイトルに「AFK」と付いているのは、「張り付いてプレイしていなくても進行する」「少し離れていても大丈夫」といったコンセプトを分かりやすく伝えるためと考えられます。
ただし、ここで重要なのは、
用語としてのAFK = 「Away From Keyboard(離席)」という一般的なネットスラング
ゲームタイトルに含まれるAFK = そのゲーム固有のブランド名・イメージ
という点であり、ゲームタイトルにAFKが含まれていても、用語としての定義が変わるわけではないということです。
検索や会話で混同しないためのポイント
用語としてのAFKと、ゲームタイトルに含まれるAFKを混同しないために、次のような工夫が有効です。
用語の意味を説明するとき
「AFK=Away From Keyboard(離席)」のように、英語と意味をセットで書く
「AFKする=離席する」のように日本語を併記する
ゲームタイトルを指すとき
「AFKアリーナ」「AFKジャーニー」と、ゲーム名まで含めて伝える
検索キーワードを分ける
用語の意味を知りたい → 「afk 意味」「afk 意味 ゲーム」
ゲーム情報を知りたい → 「AFKアリーナ 攻略」「AFK Journey 評価」
このように意識的に使い分けることで、「用語としてのAFK」と「ゲームタイトルのAFK」を整理して理解しやすくなります。
まとめ:AFKの意味を理解して快適にオンラインゲームを楽しむ
AFKは、もともと Away From Keyboard(キーボードから離れている) を意味する略語であり、「一時的に席を外していて、今は操作できない状態」を示す中立的な言葉です。
しかし、オンラインゲームの現場では、「何も言わずに動かない=放置しているプレイヤー」という否定的なニュアンスで使われることも多く、とくにランク戦や協力プレイではマナー違反・ペナルティの対象となる場合があります。
本記事で整理したとおり、
AFKの正しい意味と由来
一時離席を伝えるときの具体的なチャット例
マナー違反とされるAFKのライン
BRBや日本語の「離席」「放置」との違い
ゲームタイトルに含まれるAFKとの区別
を理解しておくことで、オンラインゲームでのコミュニケーションがぐっとスムーズになります。