※購入先、ダウンロードへのリンクにはアフィリエイトタグが含まれており、それらの購入や会員の成約、ダウンロードなどからの収益化を行う場合があります。

+61電話は詐欺?オーストラリア国番号の見分け方と着信拒否対策

突然「+61」から始まる着信や不在着信があると、「海外からの電話なのか」「詐欺の可能性があるのではないか」「折り返すべきか」と不安になりやすいものです。結論から申し上げると、+61は国番号として実在し、オーストラリアに割り当てられた番号です。ただし、表示されている国番号だけで安全・危険を断定することはできません。実際に、国際電話番号を悪用した迷惑電話・詐欺が問題になっており、心当たりのない番号への対応は「折り返さない」「ブロックする」「公式窓口に自分から確認する」という基本方針が安全側になります。

本記事では、+61電話の正体を確認するための最短の考え方、怪しい場合に絶対に避けたい行動、出てしまった後の対処フロー、iPhone/Androidでの着信拒否設定、さらに必要な連絡だった可能性がある場合の安全な確認方法まで、状況別に詳しく整理いたします。読み進めながら、ご自身の状況に当てはまる箇所だけを実行していただいても構いません。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

目次

+61電話の正体を最短で確認する

+61はどこの国番号か

「+」から始まる番号は、一般的に国際電話の表記です。+61はオーストラリアの国番号として広く使われています。したがって、着信画面に「+61…」と表示された場合、形式上は「オーストラリアからの国際電話」と解釈できます。

ただし、ここで重要なのは「国番号がオーストラリアである」ことと、「本当にオーストラリアから発信された」ことは、必ずしも同義ではない点です。現代の電話環境では、発信者番号の見え方が複雑になっており、番号表示だけでは発信元の真偽を確定できないケースがあります。そのため、まずは国番号を理解しつつも、判断は次の情報(心当たり・用件・メッセージの有無等)とセットで行うのが実務上の安全策になります。


オーストラリア番号のよくある表記と桁数の目安

「+61」は国番号であり、その後ろに地域番号や携帯番号が続きます。オーストラリアの電話番号は、国内表記と国際表記で見え方が変わる点が混乱の原因になりがちです。ポイントは次のとおりです。

  • 国内表記では先頭に0が付くことがある

  • 国際表記では、その0を外して +61 を付ける

たとえば、国内表記で「02」から始まる固定電話があった場合、国際表記では概ね「+61 2 …」のようになります(先頭の0が外れるためです)。携帯番号も同様に、国内表記の先頭の0が外れます。

表記の例(イメージ)

  • 国内表記:02-1234-5678

  • 国際表記:+61-2-1234-5678

  • 国内表記:04xx-xxx-xxx(携帯の例)

  • 国際表記:+61-4xx-xxx-xxx

※上記はあくまで「見え方の理解」のための例です。実際の番号体系は地域やサービスで異なる可能性があります。

桁数の目安の考え方

桁数については「この桁数なら安全」「この桁数なら詐欺」といった単純な判断はできません。なぜなら、番号の表示形式は端末・通信事業者・保存方法(連絡先)などで変化し、ハイフンやスペースの有無で見え方が大きく変わるためです。桁数は参考情報に留め、心当たり・用件の確認、折り返しの是非を優先して判断するのが安全です。


本当にオーストラリア発とは限らない理由

着信画面に「+61」と表示されると、多くの方が「オーストラリアから掛かってきた」と受け取ります。しかし、次の理由から、番号表示だけで発信元を確定するのは危険です。

  1. 番号表示は“発信者が申告した情報”として扱われる場面がある
    通信の仕組み上、発信者番号が受信側に表示されるまでに複数の事業者やシステムが関わることがあり、表示が必ずしも発信場所の証明にはなりません。

  2. 迷惑電話側が「折り返し」を狙って番号を使い分ける可能性がある
    特定の国番号を使うことで「海外のどこかから」「よく分からないが重要そう」と感じさせ、折り返しや応答を誘う狙いが考えられます。

  3. 正当な電話と詐欺電話が同じ“海外番号”という見た目を取る
    海外のホテル、航空会社、配送会社、認証センターなど正当な用件も海外番号になり得ます。一方で詐欺も海外番号を装うことがあり、見た目だけで切り分けられません。

したがって、最短で安全に進めるなら、「国番号の理解」→「心当たりの有無」→「折り返しをしない」→「ブロック」→「必要なら公式窓口へ自分から確認」という手順で処理することが現実的です。


+61電話が怪しい時にやってはいけない行動

折り返しが危険になりやすいパターン

心当たりのない+61着信で最も避けたい行動は、安易な折り返しです。理由は大きく分けて2つあります。

  • 折り返しが料金面のリスクになる可能性がある
    国際通話は契約内容によって料金が高額になる場合があります。さらに、特定の番号帯では通話料金が高くなる仕組みが疑われるケースもあり、「折り返し」自体がリスク要因になり得ます。

  • 折り返しが“詐欺の入口”になりやすい
    折り返した瞬間に自動音声へ接続され、ボタン操作や個人情報入力へ誘導されるなど、二段階目の詐欺導線に引き込まれる可能性があります。

特に次のような着信は危険側に倒してよい典型です。

折り返しNGの判断に寄りやすい状況

  • 海外に知人・取引先がいない、海外サービスの利用もない

  • 留守電が残っていない/SMSで用件が不明

  • 着信が短時間に複数回ある、すぐ切れる(いわゆるワン切り傾向)

  • 「至急」「緊急」などの圧を感じるが根拠がない

この場合は、折り返しをしないことが最優先です。重要な用件であれば、通常はメールやSMS、留守電など別経路で要件が残る可能性もあります。


SMSや自動音声の誘導に乗らない

海外番号からの接触は、電話着信だけで完結しない場合があります。たとえば次のような誘導が典型です。

  • 通話で「料金未納」「アカウント停止」などを告げる

  • SMSでURLリンクを送り、ログインや支払いを促す

  • 自動音声で「オペレーターへ」「番号入力」などの操作を指示する

ここでの対応方針は明確です。

絶対に避けるべき行動(チェックリスト)

  • □ SMSのリンクを開く

  • □ 指示された番号に掛け直す

  • □ 個人情報(氏名・住所・生年月日・口座・暗証番号等)を口頭で伝える

  • □ 認証コードを相手に伝える

  • □ 画面共有やリモート操作アプリの導入に応じる

正当な企業であっても、原則として暗証番号や認証コードを電話口で求めることは不自然です。「操作を急がせる」「不安を煽る」「今日中に支払え」と迫る場合は、詐欺を強く疑うべきです。


個人情報を聞かれた時の即時対応

会話中に個人情報や送金の話題が出た場合は、次の順に対応してください。

  1. その場で会話を終える
    丁寧な表現で構いませんので、即時に切電するのが安全です。
    例:「内容が確認できないため失礼いたします」「公式窓口で確認しますので失礼いたします」

  2. 相手の言う連絡先ではなく、自分で調べた公式窓口を確認する
    相手が名乗った会社名やサービス名がある場合でも、その場で提示された番号・URLを使うのは避け、公式サイトや契約メール等から問い合わせ先を確認してください。

  3. 必要に応じて周囲へ共有し、同様の電話に備える
    家族のスマートフォンや固定電話にも同じ傾向が出ることがあります。特にご高齢のご家族がいる場合は「海外番号には出ない」「折り返さない」をルール化しておくと効果的です。


+61電話に出てしまった場合の対処フロー

不在着信なら「折り返さない・ブロック」で済む場合が多い一方、出てしまった場合は「何を話したか」「何を操作したか」によって対応が変わります。まずは状況を仕分けしてください。

状況別「いまやること」分岐表

状況最優先の対応追加で行う対応
出ていない(不在着信のみ)折り返さない/番号をブロック心当たりがある場合のみ公式窓口で確認
出てしまった(無言・すぐ切れた)すぐ切ってブロック同様の着信が続く場合は設定を強化
会話した(個人情報は話していない)これ以上応答しない/ブロック直近利用サービスの確認、パスワード使い回し点検
個人情報を話した/入力した疑いパスワード変更・支払い手段の確認を優先相談窓口への連絡、被害兆候の監視

無言・すぐ切れた場合

無言電話や即切断は、相手が「つながる番号かどうか」を確かめる目的で掛けている可能性があります。ここで重要なのは「出てしまったこと」を過度に恐れるより、以後の接触を遮断することです。

実施することは次のとおりです。

  • 同一番号をブロックする

  • しばらくの間、未知の国際番号に出ない方針に切り替える

  • 必要なら「不明な発信者の消音」など段階的に設定を強化する(後述)

「無言だったからもう大丈夫」と放置すると、同系統の番号から繰り返し着信が来ることがあります。早い段階でブロックするのが合理的です。


会話してしまった場合

会話してしまった場合でも、以下に当てはまるなら、被害が直ちに発生するとは限りません。

  • 氏名・住所・生年月日などの個人情報を伝えていない

  • 認証コードや暗証番号を伝えていない

  • URLを開いていない

  • 送金・決済をしていない

この場合は、次の順に対応してください。

  1. 以後の応答を止める(ブロック)
    会話したことで「この番号は反応する」と認識される可能性があるため、追撃を防ぐ意味でブロックが有効です。

  2. “心当たり”の棚卸しを行う
    正当な用件である可能性が少しでもあるなら、直近の行動を整理します(旅行予約、国際配送、海外サービスのログイン等)。心当たりがなければ、そこで打ち切って構いません。

  3. 不審な要求があった場合は、公式窓口へ自分から確認する
    相手が名乗った企業があるなら、正規ルートで問い合わせて真偽を確認します。相手から提示された番号やリンクではなく、公式サイトや契約書面から辿ることが重要です。


情報入力や送金をしてしまった疑いがある場合

このケースは、“後から気づいた”でも遅くありませんので、できるだけ早く被害拡大防止に動くことが重要です。具体的には次の対応を推奨いたします。

1)アカウント保全(最優先)

  • 連絡に関連しそうなサービスのパスワード変更

  • 使い回しがある場合は、同じパスワードを使っているサービスも変更

  • 可能なら二要素認証を有効化

  • ログイン履歴や通知メールを確認し、不審なアクセスがないか点検

2)決済手段・金銭面の確認

  • クレジットカードを入力した場合:カード会社の利用明細・通知を確認

  • 口座情報を伝えた/送金した可能性がある場合:金融機関へ早めに連絡

  • 電子マネーやギフトカード購入を促された場合:購入先・発行元の案内に従い相談

3)相談先への連絡

不安が残る場合は、消費生活相談等の公的相談窓口へ連絡し、状況を説明したうえで指示を受けると安心です。特に送金や個人情報の提供が絡む場合は、ご自身だけで判断せず、早期に相談することをおすすめいたします。


+61電話を止める設定方法

+61電話の対策は「一発で強いブロック」を目指すより、段階的に強化して“必要な電話まで逃さない”設計にするのが現実的です。以下の優先順位で進めると失敗が少なくなります。

  1. 個別番号のブロック(影響が小さい)

  2. 不明な発信者を消音・フィルタ(影響が中程度)

  3. 迷惑電話対策の運用(家族ルール、アプリやサービス)(影響はあるが効果が安定)


iPhoneで+61電話を減らす設定とブロック手順

iPhoneでは、着信履歴から特定の番号をブロックすることができます。まずは当該の+61番号を個別にブロックしてください。これが最も副作用が少なく、確実性が高い手段です。

個別ブロックの基本手順(考え方)

  • 「電話」アプリの履歴から該当番号を選択

  • 情報表示(詳細)を開く

  • ブロック操作を実行

※iOSのバージョンによって表示文言が異なる場合がありますが、基本的な流れは上記です。

次の一手:不明な発信者を減らす設定

個別ブロックだけでは追いつかない場合、iPhoneには「連絡先にない番号を消音する」考え方の設定が用意されています。これは迷惑電話のストレスを大きく減らせる一方、必要な電話まで取り逃がす副作用があります。導入する場合は、次の運用をセットにしてください。

副作用を抑える運用(チェックリスト)

  • □ 病院、学校、宅配、勤務先など、必要な番号は連絡先に登録する

  • □ 重要な連絡が想定される期間(引っ越し、出産、通院など)は設定を弱める

  • □ 留守電や通知の確認を習慣化する(消音でも履歴は残る場合があります)

  • □ 不在着信の折り返しは「公式番号へ自分から確認」を基本にする


Androidで+61電話を減らす設定とブロック手順

Androidはメーカーや機種、電話アプリの種類によって操作が異なりますが、一般的には以下のいずれかが可能です。

  • 着信履歴から番号を選択してブロック

  • 迷惑電話として報告・フィルタ

  • 設定メニューで拒否ルールを調整

代表的な進め方

  1. 電話アプリの「履歴」を開く

  2. +61の番号を選択

  3. 「ブロック」「拒否」「迷惑電話として報告」などの項目を実行

  4. 同種の着信が続く場合は、電話アプリ設定でフィルタ機能を確認する

Androidは「個別ブロック」が最も確実で、副作用も少ないため、まずはそこから始めることをおすすめいたします。

Androidでも副作用が出やすい設定に注意

「不明な発信者を全部拒否」系の設定は便利ですが、iPhone同様に必要な電話も遮断し得ます。特に、宅配やコールバック、病院の番号が非通知や未知番号で来る運用も一部であり得るため、導入前に生活・仕事の状況を踏まえて判断することが重要です。


キャリアやサービスで追加防御する考え方

端末設定だけで十分な場合も多い一方、次のような場合は「追加の防御」を検討する価値があります。

  • 国際番号の迷惑電話が短期間に多数来る

  • 家族全員の端末で同様の被害が起きている

  • ご高齢の家族が電話に出てしまうリスクが高い

  • 固定電話も含めて対策が必要

追加防御は、アプリ・端末機能・通信事業者のサービスなど選択肢が複数あります。ただし、導入する場合でも、基本原則は変わりません。

追加防御の基本原則

  • 「折り返さない」運用を徹底する

  • 必要な相手は連絡先に登録し、未知番号対応を減らす

  • 万一会話してしまっても、個人情報・認証コード・送金に進まない設計にする

特にご家族で共有する場合は、次のテンプレをおすすめいたします。

家族共有用「電話対応テンプレ」

  • 相手が名乗った場合でも、会社名・部署・担当者名・要件をまず確認する

  • 折り返しが必要でも、その場で折り返さない

  • 公式サイト等で正しい窓口を調べ、こちらから掛け直す

  • 個人情報と送金の話が出た時点で会話を終了する


+61電話が必要な連絡だった場合の確認手順

「迷惑電話として処理したいが、万一必要な電話だったら困る」という懸念は自然です。この章では、必要な連絡を取り逃がしにくくするための確認手順を、リスクを増やさない形で整理いたします。


旅行・配送・認証など正当な可能性を洗い出す

+61(オーストラリア)に関係する正当な電話の典型は、次のようなケースです。

  • オーストラリアへの旅行予約(航空券、ホテル、ツアー)

  • 国際配送(海外通販、転送サービス)

  • 海外企業のサポート窓口からの折り返し

  • アカウント認証・不正ログイン検知に関する連絡(ただし電話で来るとは限りません)

ここで重要なのは、心当たりがある場合でも“折り返し先は相手が提示した番号ではなく、公式窓口”にすることです。心当たりの有無を判断するために、以下のチェックリストをご利用ください。

正当な可能性チェックリスト

  • □ 直近で海外の予約・購入をした(航空・宿泊・通販)

  • □ オーストラリアに関係する取引・知人がいる

  • □ 公式アプリやメールに「連絡が必要」と明記されている

  • □ 留守電に会社名・要件が具体的に残っている(リンク誘導が中心なら警戒)

  • □ 自分で公式窓口を調べて確認できる

チェックがほとんど付かない場合は、折り返さずブロックで問題ない可能性が高いです。


公式窓口へ自分から掛け直す安全なやり方

安全確認の基本は一貫しており、以下を徹底してください。

  1. 相手が名乗った会社・サービス名を控える
    会話した場合は、会社名、担当名、要件、折り返しが必要と言われた理由をメモします。

  2. 公式サイト・契約メール・領収書などから正規の連絡先を探す
    検索エンジンで調べる場合は、広告枠や類似ドメインに注意し、公式ドメインを確認してください。

  3. 公式窓口に対して“事実確認”をする
    「この番号から連絡があったが正規の連絡か」「自分の予約・注文に連絡事項があるか」を確認します。

  4. 正規と確認できない限り、その+61番号へは掛け直さない
    これがもっとも重要です。確認が取れない番号への折り返しは、リスクだけを上げる可能性があります。

この手順であれば、「必要な連絡を逃さない」ことと「詐欺導線を踏まない」ことを両立しやすくなります。


オーストラリアへ電話する正しいダイヤル例

もし本当にオーストラリアへ発信する必要がある場合、一般的には「国番号+61」を用いた国際電話の形式で発信します。ここでもポイントは、国内表記の先頭0を外すことです。

ダイヤル例(イメージ)

  • オーストラリアの固定電話(国内表記が02から始まる想定)

    • +61-2-XXXX-XXXX

  • オーストラリアの携帯電話(国内表記が04から始まる想定)

    • +61-4XX-XXX-XXX

なお、実際の発信方法(+で発信できるか、010プレフィックスを使うか等)や料金は、ご契約の通信事業者・プラン・国際通話オプションにより異なります。発信前に契約内容を確認し、料金が想定外に高額にならないよう注意してください。


+61電話に関するよくある質問

+61の着信に出ただけで課金されますか

一般論として、料金は契約内容や通話の条件によって異なります。ただし、ユーザー側のリスク管理としては「課金の有無を個別に確認する」よりも、まず心当たりのない国際番号には出ない・折り返さない運用に切り替える方が安全です。万一、必要な連絡の可能性がある場合は、本記事で説明したとおり「公式窓口へ自分から確認」する手順が安全性と確実性を両立します。


留守電がないのに何度も掛かるのはなぜですか

迷惑電話は、用件を残さずに反応だけを見ている場合があります。留守電やSMSで要件が残っていない着信を繰り返すのは、「折り返し」を誘う、あるいは「つながる番号」を収集する目的が疑われます。対応としては次が有効です。

  • 繰り返しの番号をブロックする

  • 不明な国際番号に出ない運用にする

  • 必要なら消音・フィルタ等の設定を段階的に強化する


着信拒否すると必要な電話まで逃しませんか

逃す可能性はあります。だからこそ、本記事では「段階的な対策」を推奨しています。おすすめの順番は次のとおりです。

  1. 個別ブロック:怪しい番号だけを遮断し、副作用を最小化

  2. 消音・フィルタ:着信ストレスを下げるが、必要な電話も消音になり得る

  3. 運用で補う:必要な番号を連絡先登録、留守電確認、公式窓口への確認を習慣化

特に消音やフィルタを使う場合は、宅配・病院・学校などの番号を連絡先に登録し、「必要な相手は通る」状態に整えることで、取り逃しをかなり減らせます。


相談先はどこですか

不安が強い場合や、個人情報を伝えた・入力した、送金した可能性がある場合は、早めに公的な相談窓口や関係機関へ相談することをおすすめいたします。具体的には、消費生活相談(消費生活センター等)をはじめ、状況に応じて金融機関やカード会社、利用サービスの公式窓口に連絡し、指示を受けるのが安心です。被害が疑われる場合は、証拠(着信履歴、SMS、通話日時、相手の名乗り、要求内容)をメモしておくと相談が円滑になります。


まとめ

+61はオーストラリアの国番号ですが、表示だけで安全性を断定することはできません。心当たりのない+61電話に対しては、次の優先順位で対応してください。

  • 折り返さない(もっとも重要です)

  • 同一番号をブロックする(iPhone/Androidでまず個別ブロック)

  • しつこい場合は、消音・フィルタ等の設定を段階的に強化する

  • 必要な連絡の可能性がある場合は、相手の提示先ではなく公式窓口へ自分から確認する

  • 個人情報の提供や送金の疑いがある場合は、アカウント保全と相談を優先する

国際電話や詐欺の手口は変化し得ます。焦って折り返すのではなく、本記事の分岐表とチェックリストに沿って「回避→遮断→安全確認」を徹底していただくことが、最も確実な防衛策になります。