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+42電話番号はどこの国?詐欺の見分け方と着信拒否の手順

+42から始まる電話番号から突然着信があると、「どこの国から?」「出てしまって大丈夫?」「折り返すと高額請求では?」と強い不安を感じやすいものです。特に近年は、公的機関を名乗る自動音声、料金未納を装う案内、言語が切り替わるアナウンスなど、心理的に焦らせて判断を鈍らせる手口が複数確認されています。
本記事では、+42電話番号の考え方(国番号の基本)から、詐欺が疑われる典型パターン、iPhone/Android・固定電話の着信拒否、万一応答してしまった場合の対応手順、相談先と再発防止までを、手順・表・チェックリストで詳しく整理いたします。
対象読者は、海外との通話に心当たりがほとんどない一般のスマホ利用者の方を中心に想定していますが、ご家族の固定電話対策にも役立つように構成しています。

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+42の電話番号はどこの国からの着信か

国番号の仕組みと+42が示す範囲

「+」で始まる電話番号は、一般に国際電話形式(E.164形式)で表示されている可能性が高いです。日本国内の番号も、国際的に表記すると国番号を付けて「+81…」となります。たとえば携帯電話番号「090-XXXX-XXXX」は、国際表記では先頭の「0」を外し、国番号「81」を付けて「+81 90 XXXX XXXX」のように表されます。
このため、画面に「+42…」と出るだけで「海外っぽい番号だ」と感じるのは自然です。

ただし、ここで重要なのは次の2点です。

  • 表示されている番号=実際の発信元とは限らない

  • 国番号だけで相手の正体(安全・危険)を断定できない

近年の迷惑電話・詐欺電話では、受け手の警戒心を下げるために、あえて「それっぽい」番号を表示させたり、逆に「存在しないはずの番号帯」を表示させて混乱を誘ったりすることがあります。つまり、「+が付いている」こと自体は情報の一部に過ぎず、受け手側の行動(折り返す/押す/入力する)が被害の分岐点になりやすい、という点が実務上のポイントです。

したがって、+42着信を受けた瞬間にやるべき判断は、国名の特定よりも先に次の優先順位となります。

  1. 自分に海外から連絡が来る必然性があるか(海外の家族・取引先・予約・配送など)

  2. 着信の状況が不自然ではないか(深夜・短時間で切れる・複数回連続など)

  3. 相手が焦らせる誘導をしていないか(「至急」「停止」「未納」「法的措置」など)

必然性が薄い場合は、原則として「出ない」「折り返さない」が最も安全です。

+420・+421・+423と+425の違い

「+42」に関して混乱が生じやすいのは、歴史的事情や、番号帯の割り当て状況の説明が検索結果で混在しやすいためです。ユーザーの体感としては、次のような疑問になりがちです。

  • 「+42ってどこの国?単体で存在するのか?」

  • 「+425って国番号としてあり得るのか?」

  • 「+420や+421は聞いたことがあるが、+42と何が違うのか?」

ここでは、検索者が混乱しないための考え方(枠組み)として整理いたします。

  • +42という“2桁”だけを見ても、現行の割り当てを単純に特定できない場合がある

  • +42の後ろに続く数字(例:+420、+421、+423など)まで含めて見たときに、割り当ての有無が語られやすい

  • 一部の番号帯(例:+422、+424、+425〜+429)は、一般的に「未使用として扱われることが多い」という説明が広く流通している

そのため、ユーザーの不安に対して実務的に有効なのは、「国名当て」をすることよりも、“未使用・不自然とされがちな番号帯”が表示されている時点で警戒レベルを上げることです。

以下は、ユーザーが判断しやすいように、表示例と「警戒の観点」をまとめた早見表です(※最終的な割り当ての厳密確認は一次情報で行うべきですが、本記事は被害防止を目的に“判断の軸”を提供します)。

表示例受け手の判断軸推奨アクション
+420 / +421 / +423 など「実在する番号帯として説明されることが多い」一方、偽装の可能性は残る心当たりがなければ出ない・折り返さない。必要なら番号検索→ブロック
+422 / +424 / +425〜+429 など「未使用扱い」として注意喚起されがちで、不自然さが強い原則出ない。即ブロック推奨。SMS連動ならURLは開かない
+42(後続が不明)情報不足。国名特定より先に“手口”判定が重要ワン切り/自動音声/焦らせる誘導の有無を確認し、出ない方針

結論として、+42周辺の番号は情報が錯綜しやすいので、「心当たりがないなら対応しない」が合理的です。必要がある場合のみ、公式窓口・正規ルートで確認する、という順序が安全です。

表示番号が正しいとは限らない理由

表示番号が当てにならない代表例が、いわゆる発信者番号偽装(スプーフィング)です。これは、受け手の端末に表示される番号情報を操作し、あたかも別の番号から発信しているように見せる手口です。目的は主に次のいずれかです。

  • 受け手に「正規の連絡かもしれない」と思わせ、通話に出させる

  • 折り返し先として高額課金につながる番号へ誘導する

  • 公的機関・企業を連想させる番号を表示し、個人情報を聞き出す

  • 番号検索を回避する(新しい番号表示を使い回し、対策を遅らせる)

このため、「+42だからこの国だ」「この国だから安全(危険)」という断定は避けるべきです。代わりに、次の行動ルールを固定すると、手口が変わっても耐性が上がります。

  • 相手が“急がせる”ほど疑う(未納・停止・期限・法的措置)

  • 相手が“押させる・入力させる・クリックさせる”ほど疑う

  • こちらから公式の連絡先を調べて掛け直す以外の確認はしない

  • 電話口で個人情報を渡さない(氏名、生年月日、住所、口座、カード、在留カード番号など)

この時点での最重要ポイントは、「正体を当てること」ではなく、被害に直結する操作をしないことです。


+42の電話番号が詐欺と疑われる典型パターン

ワン切りと折り返し誘導

典型の一つが、短時間だけ鳴らして切る「ワン切り」です。ワン切りの狙いは、受け手の心理をこう動かすことにあります。

  • 「何の用だろう」「急ぎの連絡かもしれない」と不安にさせる

  • 着信履歴を残し、受け手から折り返させる

  • 折り返し先で、通話時間を引き延ばしたり、別の誘導(番号操作・個人情報)へ繋げる

特に、国際電話の折り返しは、次の点でリスクが高くなります。

  • 通話料が発生し得る(条件によっては高くなる)

  • 相手に「この番号は反応する」と学習され、再度狙われやすい

  • 通話中に、言葉巧みに個人情報を引き出される

ワン切りだった場合は、対応はシンプルです。

  • 折り返さない(最優先)

  • 必要なら番号を検索し、同様の報告がないか確認する

  • 同じ番号が繰り返し来るなら着信拒否に設定する

  • 端末の迷惑電話対策を有効化する

「折り返さない」という一点が守れれば、被害確率は大きく下がります。

入管や公的機関を名乗る自動音声

次に多いのが、公的機関や大手企業を想起させる言葉を使う自動音声ガイダンスです。よくある流れは次の通りです。

  1. 自動音声で「重要なお知らせ」「手続きが必要」「確認が取れない」等と告げる

  2. 「このままでは停止」「期限までに対応」など焦らせる

  3. 「1を押す」「担当者に繋ぐ」など番号操作を求める

  4. オペレーターが出て、本人確認や支払い、個人情報提供へ誘導する

ここでの危険は、“押した時点で相手のシナリオに乗る”ことです。押す行為自体がただちに危険とは限りませんが、少なくとも相手にとっては「反応する人」「次の誘導が効く人」という判定材料になります。また、押した先で会話が始まると、心理的圧力で個人情報を渡してしまう可能性が上がります。

公的機関を名乗られた場合の正しい確認手順は一つです。

  • その電話では何も進めず、いったん切る

  • 自分で公式サイト等を確認し、掲載されている代表番号へ掛ける

  • 相手が提示した番号には掛けない

この手順なら、仮に本当に手続きが必要だった場合でも、被害を避けつつ確認できます。

SMSのURL誘導と個人情報の聞き出し

+42着信と連動してSMSが届くケースでは、次の2つが典型です。

  • URLへ誘導する(偽サイト・フィッシング)

  • 返信や電話を要求する(会話に引きずり込み、個人情報を取る)

URL誘導の怖さは、リンク先が「それっぽい」デザインであることです。配送業者、通信会社、金融機関、行政機関など、誰もが見たことのあるロゴや文面を模倣し、ログイン情報やカード情報を入力させるのが狙いです。

以下に当てはまる場合は、即座に「危険側」と判断して問題ありません。

  • 「至急」「本日中」「期限」など緊急性を煽る

  • 「アカウント停止」「利用制限」など恐怖を煽る

  • 短縮URLや意味のない文字列のURL

  • 公式ドメインらしからぬ表記

  • 「本人確認のため」などと言い、入力項目が多い

対応原則は以下です。

  • URLは開かない

  • 開いてしまったら入力しない

  • 入力したら直ちに変更・停止・相談へ進む


+42の電話番号に出ないための着信拒否設定

iPhoneで+42の電話番号をブロックする方法

iPhoneで特定番号をブロックする基本手順は次の通りです。

  1. 「電話」アプリを開く

  2. 「履歴」を開き、該当番号の右側の「i(情報)」をタップする

  3. 画面下部の「この発信者を着信拒否」をタップする

この設定により、当該番号からの着信・メッセージ・FaceTimeがブロック対象になります(挙動はiOSの仕様に依存します)。

加えて、見知らぬ番号全般に強い方針を採る場合、「不明な発信者を消音」を使うのが有効です。これは、連絡先にない番号などを自動的に留守番電話へ回したり、着信音を鳴らさない形にして、緊急性の高い誘導に乗らない環境を作れます。海外からの正規連絡がほぼない方ほど、効果が高いです。

iPhone利用者向けの「安全運用」チェックリストは以下です。

  • +42の該当番号を着信拒否に設定した

  • 不明な発信者を消音する設定を検討した(必要に応じて)

  • SMSの不審送信元は削除・ブロックした

  • 通話履歴のスクリーンショットを残した(再発時の比較用)

Androidで+42の電話番号をブロックする方法

Androidはメーカーや電話アプリの仕様が多様ですが、概ね次の流れで設定できます。

  1. 「電話」アプリを開く

  2. 着信履歴から該当番号を選択

  3. メニュー(︙など)から「ブロック」「迷惑電話として報告」「着信拒否」を選択

加えて、多くの端末では「迷惑電話の識別」「スパム警告」「不審な通話のブロック」などの機能があります。名称は異なりますが、電話アプリの設定画面に「迷惑電話」「スパム」「発信者ID」などの項目があることが多いため、次を確認してください。

  • 迷惑電話の警告を表示する

  • 迷惑電話の自動ブロックを有効化する

  • 発信者情報表示を有効化する(可能な範囲で)

Android利用者向けのチェックリストは以下です。

  • +42の該当番号をブロックした

  • 「迷惑電話として報告」を行い、学習に協力した(機能がある場合)

  • 電話アプリのスパム対策を有効化した

  • SMSのURLは開かない運用にした

固定電話で国際電話を止める考え方

固定電話は、家族の誰かが出てしまいやすく、また高齢のご家族がいる場合は心理的圧力に弱くなりがちです。そのため「個人の判断」ではなく、仕組みとルールで守ることが重要です。

固定電話で取り得る対策は大きく分けて3層です。

  1. 運用ルール層:知らない番号には出ない、留守番電話で受ける、家族に確認する

  2. 端末・機器層:迷惑電話対策機能付き電話機、ナンバーディスプレイ、着信拒否機能

  3. 回線・契約層:国際電話の利用を止める/制限する等の契約面の見直し(可能な範囲で)

家庭内で最低限決めておきたいルールは次の通りです。

  • 知らない国際番号には出ない

  • 自動音声で“押せ”“至急”が出たら切る

  • 家族に共有してから対応する

  • 公的機関を名乗られても、その場で個人情報を言わない

固定電話は一度狙われると繰り返し着信することがあるため、番号が変わっても通用するルール設計が効果的です。


+42の電話番号に出た後の対応手順

まず安心材料として、「通話に出た」だけで直ちに重大被害に直結するケースは一般に多くありません。問題になりやすいのは、その後に相手の誘導に乗ってしまうことです。ここでは「どこまでやってしまったか」で分岐し、必要な手当てを漏れなく行えるように整理します。

以下の表で、ご自身の状況に最も近い列を選んでください。

状況直ちにやること追加でやること
着信に出ただけ(会話ほぼなし)すぐ切る、番号ブロック同様の着信が続くなら迷惑電話対策強化
折り返したすぐ切る、履歴保存明細確認、必要なら携帯会社へ相談
番号を押したすぐ切る、メモを残す個人情報を言ったか精査、相談先へ
個人情報を伝えた相談(警察/消費生活)、関係先へ連絡パスワード変更、金融機関の対応
SMSのURLを開いた入力しない、閉じる入力した場合は変更・停止・調査

この表の「直ちにやること」を先に実行し、次に追加対応へ進むのが確実です。

折り返してしまった場合

折り返してしまった場合は、次のステップで被害拡大を抑えます。

  1. すぐに通話を終了する(会話を続けない、指示に従わない)

  2. 通話履歴を保存する(スクリーンショット、日時、相手番号)

  3. 請求・課金の有無を確認する(携帯会社の明細、通話時間)

  4. 同番号を着信拒否に設定する

  5. 不安が強い場合は携帯会社へ相談する(国際通話の扱い、課金状況の確認)

ここで重要なのは、「相手の話を聞いてしまったから、最後まで聞くべき」という発想を捨てることです。詐欺の会話は“聞かせること”自体が目的で、恐怖や焦りを増やして判断力を奪います。通話を終えることが最善です。

番号を押した・個人情報を伝えた場合

番号を押しただけで即時の金銭被害が確定するとは限りませんが、相手のシナリオが進む可能性があるため、「押した後に何が起きたか」を整理することが重要です。以下の順で対応してください。

  1. 何をしたかを時系列でメモする

    • いつ(日時)

    • どの番号(+42の後続も含めて)

    • 何を押したか(1、2など)

    • 何を言ったか(氏名、住所、生年月日、在留カード、口座、カード等)

  2. 個人情報の種類で対応を分ける

    • 氏名・住所レベル:相談と警戒(なりすまし対策、家族共有)

    • アカウント情報(ID/パスワード):直ちに変更、使い回しの全廃

    • 金融情報(口座・カード):金融機関へ連絡、停止・監視・再発行の検討

  3. 主要アカウントの防御を強化する

    • パスワード変更(推測困難なもの)

    • 二要素認証(可能な限り有効化)

    • ログイン履歴・端末ログの確認

  4. 相談窓口へ連絡する

    • 何を伝えたかをそのまま共有し、次の行動を指示してもらう

個人情報を伝えてしまった場合、重要なのは「自己責任だと抱え込まず、早く外部に相談する」ことです。早期対応ほど、被害の芽を摘みやすくなります。

SMSのURLを開いた場合

URLを開いた場合は、「開いただけ」なのか、「入力・許可」まで進んだのかで対応が変わります。以下の分岐で整理いたします。

1)URLを開いただけで、何も入力していない場合

  • ブラウザを閉じる

  • 可能であれば閲覧履歴やキャッシュを削除する

  • 端末OSとブラウザを最新に保つ(更新の確認)

  • 同様のSMSは削除し、送信元をブロックする

  • 以後、同類メッセージは開かない運用に切り替える

2)ID・パスワードを入力してしまった場合

  • 当該サービスのパスワードを直ちに変更する

  • 使い回しがある場合は、同じパスワードを使っているサービスを全て変更する

  • 二要素認証を有効化する

  • ログイン履歴・不審な端末登録・転送設定(メール等)を確認する

3)カード番号や口座情報を入力してしまった場合

  • カード会社・金融機関へ連絡し、利用停止・再発行・不正利用調査を依頼する

  • 利用明細を頻繁に確認する

  • 不正利用が疑われる取引があれば、すぐに異議申立ての手続きを確認する

  • 警察相談・消費生活相談に状況を共有する

被害の中心は「入力・送信」にあります。開いてしまった後でも、入力しないで止められれば、被害確率は下げられます。


+42の電話番号で不安なときの相談先と再発防止

警察相談と消費生活相談の使い分け

不安があるときは、早期の相談が非常に有効です。相談先は目的で使い分けると迷いが減ります。

  • 脅迫的、金銭要求、個人情報を渡した、継続的に狙われている可能性が高い
    → 警察の相談窓口(緊急性が高い場合は緊急通報も検討)

  • 請求が来た、契約させられた、事業者対応や返金の相談が必要
    → 消費生活相談(188)

  • 判断に迷う
    → 迷っている旨を伝え、適切な窓口へ案内してもらう

相談時にスムーズに説明できるよう、最低限次を準備しておくと効果的です。

  • 着信番号(+から始まる表示を含め、可能なら全桁)

  • 着信日時、回数、通話時間

  • 自動音声の内容の要旨(可能ならメモ)

  • 押した番号、伝えた情報、入力した情報

  • SMSがあれば文面とURL(スクリーンショット推奨)

「何も分からないから相談できない」と思われがちですが、分からない部分があっても問題ありません。分かる範囲を共有し、次に何を確認すべきかの指示を得ることが大切です。

家族や職場で共有すべきルール

+42に限らず、迷惑電話・詐欺電話は番号や文言を変えて繰り返されます。個人の判断に依存すると、忙しい時・疲れている時に破綻しやすいため、家族や職場で共通ルールを持つことが重要です。

推奨ルールは次の通りです。

  • 見覚えのない国際番号は出ない、折り返さない

  • 自動音声で「押せ」「至急」は即切断する

  • 公的機関・企業を名乗っても、その場で個人情報を言わない

  • 確認が必要なら、必ず公式サイトから自分で連絡先を調べて掛け直す

  • 不審SMSのURLは開かない

  • 不安があれば一人で抱え込まず、家族・上司・窓口に相談する

特に高齢のご家族がいる場合は、「知らない番号は留守番電話で受ける」「折り返しは家族確認後」など、行動を固定すると効果が高いです。

今後のための設定と記録の残し方

再発防止は「設定」と「記録」が両輪です。設定で受けない環境を作り、記録で次回以降の判断を速くします。以下のチェックリストをご活用ください。

  • 不審番号(+42の該当番号)を着信拒否に設定した

  • 不明な発信者への対策(消音・スパムブロック等)を有効化した

  • SMSの不審送信元をブロックし、URLは開かない運用に切り替えた

  • 主要アカウントのパスワードを見直し、二要素認証を設定した

  • 通話履歴・SMS・表示画面のスクリーンショットを保存した

  • 家族や職場へ共有し、折り返し禁止などのルールを決めた

  • 被害が疑われる場合の相談先(警察・消費生活)を把握した

記録は「後で思い出すため」だけでなく、相談時に状況説明を正確にするためにも有効です。


よくある質問

+42の電話番号に出ただけで被害は出ますか

多くの場合、「出ただけ」で直ちに重大被害に直結するとは限りません。リスクが上がるのは、折り返し番号操作個人情報の提供URLクリック後の入力など、相手の誘導に沿った行動を取った場合です。
出てしまった場合でも、会話を続けずに切り、着信拒否設定を行い、不安があれば履歴を保存して相談してください。

+42に折り返したら料金は高いですか

国際通話は条件によって課金が発生し得ます。高額になるかは通話先・契約・通話時間等で変動し、断定はできません。ただし、詐欺の誘導として折り返しを狙うケースがあるため、基本的には折り返さない方針が安全です。
折り返してしまった場合は、すぐに通話を終え、明細で課金状況を確認し、必要に応じて携帯会社へ相談してください。

入国管理局を名乗る電話は本物ですか

入管など公的機関を名乗る自動音声は、不審電話として注意喚起される類型があり、受け手を焦らせる設計になりがちです。真偽が気になる場合でも、その電話の指示に従わず、必ず公式サイト等で正規の連絡先を確認し、こちらから掛け直してください。相手が提示する番号には掛けないでください。

+425の国番号は存在しますか

+42周辺の番号帯には、割り当ての説明があるものと、未使用として扱われることが多いとされるものが混在し、情報が錯綜しやすい領域です。重要なのは、表示番号の割り当て有無以前に、心当たりのない国際番号からの着信は対応しないという運用です。特に不自然とされがちな番号帯が表示された場合は、詐欺・迷惑電話を強く疑い、出ない・ブロックするのが安全です。

非通知や海外番号をまとめて拒否できますか

端末側の機能(不明な発信者の消音、迷惑電話フィルタ等)や、電話アプリのスパム対策、セキュリティ機能の設定により、まとめてリスクを下げることが可能です。海外からの正規連絡がほぼない方は、許容する着信範囲を絞る設定が特に有効です。


まとめ

+42の電話番号からの着信は、国際電話形式で表示されている可能性がある一方で、表示番号が正しいとは限らず、詐欺・迷惑電話として疑うべきパターンも複数あります。最も重要な基本方針は、心当たりがないなら「出ない」「折り返さない」です。次に、iPhone/Androidの着信拒否や迷惑電話対策を有効化し、固定電話の場合は家庭内ルールと機器・契約面の対策で「受けない仕組み」を整えてください。
万一、応答・折り返し・番号操作・情報入力などをしてしまった場合でも、状況別の手順(履歴保存、パスワード変更、金融機関連絡、相談窓口)を速やかに実行すれば、被害拡大を抑えられます。手口は変化しやすいため、ブロック設定やセキュリティ設定、家族内ルールを定期的に見直し、不審な連絡に反応しない体制を維持してください。