「30fpsと60fps、設定で切り替えてみたのに正直よくわからない」「60fpsが良いと言われるけれど、自分には違いが体感できない」──そんな迷いは、ごく自然なものです。実は、フレームレートの差はいつでも誰にでも同じように見えるわけではなく、表示するテレビやモニターの設定、ゲームや動画の種類、比較するシーンの選び方次第で“差が消える”ことがあります。
本記事では、30fpsと60fpsの基本を押さえたうえで、違いがわからない原因を環境・設定・コンテンツの観点から切り分けます。さらに、1分でできる見分け方のテスト手順と、ゲームのジャンル別・動画用途別に「どちらを選べば後悔しにくいか」を具体的に整理します。読み終えるころには、自分の目的に合った設定を納得して選べるようになり、余計な不安や設定沼から抜け出せるはずです。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
30fpsと60fpsの違いは何が変わるのか
「30fpsと60fps、違いがわからない」という悩みは珍しくありません。そもそも差が出やすい条件がそろっていなかったり、比較する場面が適切でなかったりすると、体感できなくても当然です。さらに、ゲーム・動画・配信視聴では「どこに差が出るか」が少しずつ異なるため、周りの意見をそのまま当てはめるほど混乱しやすくなります。
この記事では、まずfpsの基本を押さえつつ、違いが出るポイントを「映像の滑らかさ」だけに限定せず、操作感や見え方まで含めて整理します。次に「違いがわからない理由」を環境・設定・コンテンツ・慣れの観点で切り分け、最後に1分でできる見分け方と、ゲーム・動画それぞれで迷わず選べる基準に落とし込みます。
fpsの意味と、30と60で起きること
fps（frames per second）は、1秒間に表示される静止画（フレーム）の枚数です。
30fps：1秒に30枚
60fps：1秒に60枚
同じ1秒間の動きを表現するとき、60fpsは30fpsの2倍の“途中経過”が入ります。その結果、次のような違いが出やすくなります。
カメラ旋回や横スクロールで、背景の流れが滑らかに見える
動く対象の位置が細かく更新され、目で追いやすい
視点移動時の引っかかり（カクつき）を感じにくい
ただし、ここで重要なのは「60fpsを選んだ＝常に60fpsで動く」ではない点です。ゲーム機やPCが処理的に追いつかない場面では、60fps設定でもフレームレートが落ちたり、上下に揺れたりします。すると、体感は次のように逆転することがあります。
安定した30fps：一定のテンポで動くため、意外と見やすい
不安定な60fps（60→40→55など）：テンポが乱れて、違和感が増える
つまり、fpsの違いを語る前に「安定して出ているか」が土台になります。まずはここを押さえるだけで、なぜ違いがわからないのかが見えてきます。
滑らかさだけではない違い（操作感・見え方）
fpsの違いは“映像”だけの話と思われがちですが、特にゲームでは、体感として次の3つがセットで変わります。
滑らかさ（モーションの見え方）
フレーム数が増えるほど、移動が細かく刻まれて表示されます。視点移動や高速移動で差が出やすい領域です。追従性（見たいものを目で追いやすいか）
60fpsの方が「対象がどこにいるか」を把握しやすく、視線移動がラクに感じることがあります。敵の動きや弾道、コーナーの先の情報を読み取りやすい、という形で出やすい違いです。操作感（入力してから反応が見えるまでの体感）
これはfpsだけで決まるものではありませんが、一般にフレーム更新が細かいほど「入力→画面反映」の見え方が軽く感じられます。対戦FPSや格闘、音ゲーなどで差を感じやすい理由のひとつです。
一方で、RPGの会話やフィールド散策、ムービー中心のシーンでは、30と60の差が目立ちにくいことがあります。差が出やすい場面・出にくい場面がある以上、「違いがわからない」ことは必ずしも異常ではありません。大切なのは、自分が比較している場面が“差の出る条件”かどうかを知ることです。
30fpsと60fpsの違いがわからない主な理由
「違いがわからない」原因は、体感の問題ではなく、条件の問題であることが大半です。ここでは、よくある原因を順番に切り分けます。自分に当てはまるものがあるほど、差を感じにくくなります。
画面が60Hz固定で差が出にくい
混乱しやすいのが、fpsとHz（リフレッシュレート）の違いです。
fps：ゲーム機やPCが「映像を作って出力する回数」
Hz：テレビ/モニターが「画面を書き換えられる回数」
モニターが60Hzの場合、表示の更新は基本的に最大60回/秒です。つまり、ゲームが60fpsを出しても、表示側の上限が60Hzなら理屈としては整合します。しかし問題は、テレビ/モニター側の設定や映像処理です。
差がわかりにくくなる典型例
テレビの「倍速/モーション補正」がオンで、映像が“加工”されている
ゲームモードがオフで、遅延の大きい処理が入っている
そもそも比較しているソースが30fps（動画）で、表示は補間されているだけ
特にテレビは、視聴用に映像を滑らかに見せる処理が入っていることがあり、ゲーム用途では違和感や遅延の原因になります。「60fpsにしたのに違いがない」場合、まずはゲームモードを探して有効にするのが効果的です。
フレームレートが安定していないと判断しづらい
「60fpsモード＝いつでも60fps」という前提で比較すると、判断を誤ります。実際にはゲームによって挙動がさまざまで、次のようなことが起きます。
軽い場所は60fps、重い場所は45fps前後に落ちる
戦闘のエフェクトが増えた瞬間に一気に落ちる
特定のマップや天候で処理が重くなる
オンラインの状況やバックグラウンド処理で微妙に揺れる
この状態だと、比較対象が「30fps vs 60fps」ではなく、「30fps vs 揺れるfps」になり、体感は単純比較になりません。むしろ「一定のテンポで動く30fps」の方が見やすい、という現象が起こります。
判断のコツ
なるべく同じ場所・同じ操作で比較する
エフェクトが多い場所だけで結論を出さない
“滑らか”より“テンポが一定か”に注目する
fpsは高いほど良い、というより「安定していることが最優先」と覚えると、迷いが減ります。
差が出にくい映像・差が出やすい映像
違いが出るかどうかは「何を見ているか」で決まります。差が出やすいのは、画面全体が動くシーンです。
差が出やすいシーン
右スティックでカメラを左右に振る（一定速度で旋回）
レースゲームや高速移動で背景が流れ続ける
街並みや草むらなど、細かい模様が多い場所で旋回する
UIを高速スクロールする（インベントリ、マップ、一覧）
差が出にくいシーン
会話やメニュー操作中心
キャラは動くがカメラがあまり動かない
画面の情報量が少なく、背景の動きが単調
ムービー中心（そもそも制作側が30fpsのこともある）
「違いがわからない」と感じる人の多くは、差が出にくいシーンで比べています。逆に、差が出やすいシーンに変えた瞬間「思ったより違う」と感じることもあります。
目の慣れと期待値のズレ
体感は、目の性能差というより慣れと期待値の影響が大きいです。
60fpsを日常的に見ていない人は、30fpsでも十分自然に見える
60fpsに慣れた人は、30fpsに戻した瞬間に重く感じる
「60fpsは劇的に違うはず」という期待が強いほど、実際とのギャップで混乱する
また、人によって「どこを違いとして重視するか」も異なります。滑らかさに敏感な人もいれば、操作感の差で初めて違いに気づく人もいます。違いがわからないのは、能力不足ではなく“比較の条件”と“重視ポイント”が噛み合っていないことが多いのです。
30fpsと60fpsを見分ける1分テスト
「違いがわからない」を最短で解決するには、差が出やすい条件を意図的に作って、同じ操作で比較することです。ここでは、家庭用ゲーム機でも再現しやすい手順をまとめます。慣れれば1分で確認できます。
テスト前の準備チェック
まずは比較の前提条件を整えます。以下のチェックリストを上から潰してください。
テレビ/モニターでゲームモードをオンにする（低遅延の設定）
テレビのモーション補正（倍速・フレーム補間）をオフ、または弱にする
ゲーム内で「画質優先（30fps）」と「パフォーマンス優先（60fps）」を切り替えられる状態にする
可能なら、切り替え後に再起動が必要かを設定画面で確認する（ゲームによって必要）
同じ場所で比較できるよう、テスト用の地点に立ってセーブ/チェックポイントを用意する
可能なら、録画や配信など負荷になる要素を一時的に止める（PCなら特に有効）
この準備ができていないと、差が出にくくなります。とくに「テレビの補間」が入ると、30fpsでもそれっぽく滑らかに見えてしまい、比較が難しくなります。
差が出やすいシーンの作り方
次のいずれかで“差が出る動き”を作ります。難しいことは不要です。
視点を一定速度で左右に旋回する
右スティックを一定角度倒したまま、5秒ほど旋回し続けます。速度を変えると比較が難しくなるので、一定がコツです。細かい背景の多い場所を選ぶ
例：柵、木の葉、草むら、窓枠、看板、石畳など、細部が多い場所は差が出やすいです。UIのスクロールで比較する
インベントリやマップを開き、一覧を高速スクロールします。これは差が出やすく、環境差の影響も受けにくい方法です。
比較は必ず「同じ場所・同じ操作」で行います。別のシーンに移動すると、処理負荷が変わってしまい、体感がズレます。
見え方のポイント（ジャダー・残像・追従）
判断のポイントは「ヌルヌルしているか」だけではありません。次の3点を見ると、差を掴みやすくなります。
ジャダー（引っかかり）
カメラを振ったとき、背景が一定の間隔でカクッ、カクッと進むように見える現象です。30fpsで出やすく、60fpsで減りやすい傾向があります。残像感（輪郭が追えない感じ）
細かい背景や文字の輪郭が流れて読みにくい、にじむ、という感覚です。60fpsの方が“止まって見える瞬間”が増え、追いやすくなることがあります。追従性（目の疲れやすさ）
60fpsの方が、視線移動がラクで、長時間の旋回でも疲れにくいと感じる場合があります。短時間ではわかりにくい人もいるので、10〜15秒ほど続けて比べると掴みやすくなります。
もしこのテストでも差が薄い場合、あなたの用途では「30fpsでも十分」か、または「比較環境が差を潰している」可能性が高いです。その場合は次の章の選び方へ進めば、無駄に悩まずに済みます。
ゲームで30fpsと60fpsをどう選ぶか
ゲームのfps選びは、「何を重視するか」をはっきりさせると簡単です。大枠では次の考え方が軸になります。
反応速度・視点移動・読み合いが重要 → 60fpsが有利になりやすい
映像表現・没入感・画質を味わいたい → 30fps（画質優先）でも満足しやすい
どちらも迷う → まずは安定する方、次に好みで決める
ここでは、ジャンル別の目安と、設定で失敗しないための考え方を具体化します。
ジャンル別おすすめ（対戦/アクション/探索）
以下は「迷ったときの初期設定」として使える目安です。例外はありますが、まず外しにくい方向性です。
| ジャンル/遊び方 | 推奨 | 体感で効くポイント | こんな人に向く |
|---|---|---|---|
| 対戦FPS/TPS | 60fps優先 | 索敵、エイム、追従性、視点旋回 | 勝ちたい、疲れにくくしたい |
| 格闘ゲーム | 60fps優先 | 反応の見え方、タイミングの掴みやすさ | 入力精度を上げたい |
| 音ゲー | 60fps優先 | 判定の見え方、テンポ | リズムが取りやすい方がいい |
| レース/高速移動 | 60fps寄り | 背景の流れ、視線移動のラクさ | 酔いやすい、スピード感重視 |
| アクション（回避・パリィ） | 60fps寄り | 敵の動きが読みやすい | タイミング重視 |
| RPG/探索中心 | 好み（迷えば30も可） | 差が小さいことが多い | 映像美を楽しみたい |
| ムービー/物語重視 | 30fpsも有力 | 画質・演出の満足 | スクショや風景重視 |
この表の使い方は簡単です。自分が“どの時間を一番長く過ごすか”で判断します。
例えば、RPGでも戦闘がアクション寄りで視点旋回が激しいなら60fpsが向きますし、逆に対戦ゲームでもカジュアルに遊ぶだけなら画質優先の満足が勝つこともあります。
画質優先とパフォーマンス優先の選び方
「画質優先/パフォーマンス優先」で迷うときは、次の質問で切り分けると決めやすくなります。
Q1：プレイ中にカメラを頻繁に振る？（索敵・視点移動が忙しい）
はい → パフォーマンス優先（60fps）を選びやすい
いいえ → 次へ
Q2：長時間プレイで目が疲れたり、酔いやすい？
はい → パフォーマンス優先（60fps）が合いやすい
いいえ → 次へ
Q3：スクショ・景色・光の表現など、映像の美しさを重視したい？
はい → 画質優先（30fps）も有力
いいえ → 次へ
Q4：差が体感できない一方で、画質の差はわかる？
はい → 画質優先で満足しやすい
いいえ → 安定する方を優先（安定30か安定60）
ここで大事なのは、「60fpsが正しい」ではなく「自分の満足度が上がる方が正解」ということです。特にソロゲームは、勝敗より体験を楽しむ時間が長いので、画質優先が“正解”になる場面が普通にあります。
設定で失敗しないチェックリスト
「60fpsにしたのに違いがない」「むしろ気持ち悪い」場合、以下を順番に確認すると解決しやすいです。
テレビ/モニターがゲームモードになっている
テレビのモーション補正がオンになっていない（オンだと比較が崩れる、遅延が増えることも）
ゲーム内のモード切替が本当に反映されている（再起動やロードが必要な場合あり）
比較している場所が極端に重く、fpsが不安定になっていない
同じ場所・同じ操作で比較できている（別のシーン比較になっていない）
可能なら、ゲーム内でパフォーマンス表示（fps表示）やVRR設定の影響も確認する（対応環境のみ）
また、ゲームによっては「画質優先でも可変60に近い」ものや、「60fpsでも解像度が大きく落ちる」ものがあります。モードの特徴を見たうえで、最終的に満足度で決めるのが最短です。
動画撮影・視聴で30fpsと60fpsをどう選ぶか
動画のfps選びは、ゲームよりも「撮影条件」と「用途」が直結します。滑らかさを優先して60fpsを選んだ結果、暗所でノイズが増えたり、ファイルサイズが膨らんで編集が重くなったりして後悔するケースもあります。ここでは、YouTube投稿を含む一般的な使い方で、失敗しにくい考え方を整理します。
YouTube投稿での考え方
YouTubeにアップする前提なら、基本は次の方針が安全です。
撮影したフレームレートを維持して編集・書き出しする（無理に変換しない）
動きが少ないなら30fps、動きが多いなら60fps、という“用途での使い分け”が最も合理的
視聴者の環境はさまざまで、必ずしも全員が高fpsの恩恵を受けるわけではない（だからこそ用途で選ぶのが良い）
迷ったときの目安は以下です。
| 動画の種類 | 推奨fps | 理由 |
|---|---|---|
| トーク、解説、Vlog、料理、学習系 | 30fps | 動きが少なく、データ効率がよい。暗所でも比較的扱いやすい |
| スポーツ、ダンス、動きの速い被写体 | 60fps | ブレや動きの途中が見えやすい。見た目の滑らかさが活きる |
| ゲームプレイ動画 | 60fps寄り | 視点移動とUIの動きで差が出やすい |
| 風景メイン、シネマ風の表現 | 30fps（または24）寄り | 表現意図によっては高fpsが不要な場合がある |
「どっちが上」ではなく、「その動画が何を見せたいか」で選ぶのがコツです。
暗所・手ブレ・スロー再生の注意点
60fpsはフレーム数が多い分、撮影条件の影響を受けやすい側面があります。具体的には次のようなポイントがあります。
暗所（夜景、室内の薄暗さ）
同じ明るさを確保するには、シャッター速度やISOなどの設定が絡みます。60fpsは動きが滑らかな一方で、条件によってはノイズが増えたり、暗くなったりしやすいことがあります。暗所中心なら30fpsの方が扱いやすいことが多いです。手ブレ
高fpsはブレを“滑らかに”記録するため、結果としてブレの軌跡が見えやすくなることがあります。手持ち撮影なら、手ブレ補正やジンバル、撮り方の工夫が重要です。スロー再生
60fpsで撮影しておくと、30fpsのタイムラインで滑らかなスローにしやすいという強みがあります。スポーツやアクションの「ここを見せたい」があるなら、60fpsで撮っておくメリットは大きいです。
まとめると、
明るい場所・動きが速い・スローを使いたい → 60fpsが活きる
暗所が多い・編集を軽くしたい・表現として高fpsが不要 → 30fpsが堅実
という整理が、失敗を減らします。
ファイルサイズと編集負荷の現実
60fpsの落とし穴は、見た目だけではなく運用面にあります。フレーム数が増えるため、一般にデータ量も増えやすく、編集負荷も上がりがちです。
保存容量が早く埋まる（スマホなら特に顕著）
バックアップに時間がかかる（クラウド同期も重くなる）
編集ソフトが重くなる（プレビューがカクつき、作業効率が落ちる）
書き出し・アップロードが長くなる
もし「30と60の違いがわからない」状態で、運用コストだけ増えるなら、30fpsの方が合理的です。逆に、スポーツやゲームなど「動きが情報」である動画なら、運用コストを払う価値が出やすい、という判断になります。
30fpsと60fpsの違いでよくある質問
60fpsなら必ず滑らか？
必ずではありません。滑らかさを感じるには、少なくとも次の条件が必要です。
ゲーム/動画が安定して60fpsで出ている（落ち込みが少ない）
表示側（テレビ/モニター）が適切に表示できている
テレビの補間処理などで比較が歪んでいない
差が出やすいシーンで見ている（視点旋回や高速移動など）
さらに、作品や撮影条件によっては「高fpsが映える場面」と「そうでない場面」があります。滑らかさは“万能の正義”ではなく、用途と条件が合ったときに最大化します。
モニターが60Hzなら60fpsで十分？
多くの場合、「60fpsの映像を表示する」こと自体は可能です。ただし、次の点は理解しておくと混乱が減ります。
60Hzは表示更新の上限なので、それ以上のfps（120fpsなど）の差は見えない
テレビの映像処理（補間、ノイズ低減など）が入り、ゲームの体感を変える場合がある
そもそもコンテンツが30fpsなら、60Hzでも“元の情報”は増えない（補間は別物）
「60Hzだから意味がない」わけではなく、「60fpsの恩恵は得られるが、表示側の設定やコンテンツの性質が重要」という整理が現実的です。
30fpsでも酔わない方法はある？
あります。酔いはfpsだけで決まらず、カメラ挙動、視野角、ブラー、プレイスタイルなどの影響を受けます。30fpsで酔いやすいと感じたら、次を試す価値があります。
カメラ感度を少し下げる：急旋回が減り、負担が下がる
視点加速（カメラの加速）を調整：急に速くならないようにする
モーションブラーの調整：合う人もいれば酔う人もいるため、強すぎるなら弱める/オフ
画面との距離を取る：視界を占める割合が減ると楽になることがある
明るさ・コントラストを整える：見づらさは疲れに直結する
休憩を挟む：慣れが進む前提でも、無理は逆効果
また、30fpsであっても「安定している」方が楽な場合があります。設定で不安定さが減るなら、fpsより“安定”を優先すると改善することが多いです。
結局どっちが正解？
最終的には次の基準で十分です。
対戦・高速アクション・索敵が多い → 60fpsを優先しやすい
映像表現を味わうソロ作品・差が体感できない → 満足度が高い方でよい（30fpsも立派な正解）
動画は動きが速いなら60、そうでなければ30が無難
「違いがわからない」こと自体は問題ではありません。1分テストで比較条件を整え、それでも差が薄いなら、あなたの用途では30fpsが十分に快適である可能性が高いです。逆に、対戦や視点移動が多いジャンルで疲れやすいなら、60fpsを試して“追いやすさ”や“目の疲れ”の変化を基準に判断すると、納得しやすくなります。