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1mLは何グラム?水は1gでも油・しょうゆは違う早見表と計算式

レシピには「20mL」と書いてあるのに、手元のスケールは「g」表示だけ。そんなとき「水なら1mL=1gでいい」と聞いたことがあっても、油やしょうゆ、みりん、牛乳まで同じ換算で本当に大丈夫なのか、不安になる方は少なくありません。
実は、mLは体積、gは重さなので、答えは中身によって変わります。水は家庭用途ならほぼ1gで扱えますが、植物油は軽く、しょうゆやみりんは重くなりやすいのがポイントです。
この記事では、まず最短で迷いが消えるように「1mL=何gか」の基本を整理し、材料別の早見表計算式(密度の考え方)、さらに粉類で失敗しない計量のコツまでまとめました。読み終えるころには、mLとgが混在するレシピでも「これで合っている」と自信を持って量れるようになります。

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目次

1mLは何グラムかを最短で答える

水なら1mLは約1gと考えてよい

「1mLは何グラム?」と聞かれたとき、最も早い答えはこれです。水なら1mLは約1gです。家庭料理や日常の計量であれば、ほとんどの場面でこの近似で問題になりません。

ただし、ここで大切なのは「水だから近い」という点です。mLは体積、gは質量なので、中身が水以外に変わるだけで答えも変わります

ただし水でも温度でわずかに変わる

水の密度は一定ではなく、4℃付近で最大になり、温度が上がると少しずつ小さくなります。つまり、厳密には「水はいつでも1mL=1g」ではありません。
それでも家庭用途では誤差が小さいため、料理の換算では「水は1mL≒1g」として扱うのが現実的です。

水以外は密度で決まり、油は軽く、しょうゆは重い

水以外の代表例を、まず感覚で押さえておくと迷いが減ります。

  • 植物油は水より軽い:1mLが約0.9g前後(比重約0.9)

  • しょうゆやみりんは水より重め:塩分や糖分などが増えると重くなりやすい(商品差あり)

ここまで理解できれば、検索しているその瞬間の「水と同じでいいの?」という不安の半分は解消できます。


mLとgが混乱する理由は体積と質量が別の単位だから

mLは体積で、gは重さ

  • mL(ミリリットル):容器の中の“かさ”=体積

  • g(グラム):中身の“重さ”=質量

同じ1mLでも、中に入っている物質の詰まり具合が違えば重さは変わります。この“詰まり具合”を数値化したものが密度(g/mL)です。

換算に必要なのは密度と比重

  • 密度(g/mL):1mLあたり何gか

  • 比重:水を1とした相対値(油は0.9程度など)

料理の文脈では「比重」や「密度」が混ざって出てきますが、実用上は「1mLあたり何gか」が分かれば換算できます。


1mLを何グラムに直す計算式と、逆にgをmLに戻す式

基本式はg=mL×密度

mL(体積)からg(重さ)へ直す式はシンプルです。

  • g=mL×密度(g/mL)

たとえば、密度1.2g/mLの液体を10mL使うなら、
10×1.2=12gです。

この式を覚えておくと、早見表にない材料でも応用できます。

逆算はmL=g÷密度

gからmLへ戻すときは割り算です。

  • mL=g÷密度(g/mL)

植物油を例に、比重(密度の目安)が約0.9だとすると、
100g÷0.9=約111mL となります。
「同じ重さでも油のほうがかさが増える」感覚がここでつかめます。

暗算をラクにするコツ

家庭料理でよくあるのは「だいたい10mL、50mL、100mL」などのキリの良い量です。暗算で迷う場合は次のように考えると早いです。

  • 100mLの重さをまず作る(密度×100)

  • 10mLなら1/10、50mLなら半分

  • 15mL(大さじ)は「10mL+5mL」と分解

この考え方を一度身につけると、レシピ換算が格段に楽になります。


密度が分からないときの確認テンプレ:表示→メーカー→実測

まずはパッケージ表示で「100mLあたり」を探す

飲料や牛乳、調味料などは、栄養成分表示が「100mLあたり」で書かれていることがあります。そこに質量換算の記載がある場合、その商品に合った基準として使えることがあります(商品差があるため、一般値より安心です)。

次にメーカーFAQや仕様で比重を確認する

特に油は、メーカーが「1ccは何gか」をFAQで示している場合があります。植物油の比重が約0.9という情報は、メーカー側の説明として確認できます。

最後の手段は実測:10mL測って重さを量る

どうしても正確さが必要なら、実測が最も確実です。

  1. 計量カップ(またはシリンジ等)で10mLを取る

  2. スケールで器を置き、風袋引き(0表示)をする

  3. 10mLを入れて何gか読む

  4. 密度=g÷mLなので、(例)11.5g÷10mL=1.15g/mL

この方法だと、あなたの家にあるその商品での換算が作れます。料理や家庭用途なら、これ以上の精度はほぼ不要です。


1mLは何グラムか:材料別の目安早見表(液体編)

まずは「水基準」で考えると迷いが減る

液体は粉類より安定しやすく、家庭用途では目安表がよく効きます。ここでは、よく使う材料を「水に近い」「水より軽い(油)」「水より重い(塩分・糖分)」の3カテゴリで把握できるようにします。

材料別 1mL→g 目安表

※家庭向けの“目安”です。商品差・温度差・濃度差で変わります。油の比重目安などはメーカー説明に基づきます。

材料 1mLあたりの重さ(目安) メモ
約1.00g 家庭用途は1mL≒1gでOK(温度で微変動)
牛乳 約1.03g前後 成分で差。シビアなら商品表示優先
酒・酢 約1.00g前後 水に近く扱いやすい
しょうゆ 約1.15〜1.20g前後 濃口/淡口などで差が出る
みりん 約1.15〜1.20g前後 糖分で重くなりやすい
植物油 約0.90g前後 比重が約0.9、1cc≈0.9gが目安
はちみつ 約1.4g前後 粘度高く付着で誤差が出やすい

10mL・50mL・100mLにするとどれくらい違うか

「1mLの差は小さい」ように見えても、100mLになると差が目立ちます。よく使う量で比較しておくと、換算の重要度が直感で分かります。

材料 10mL 50mL 100mL
水(1.00) 約10g 約50g 約100g
植物油(0.90) 約9g 約45g 約90g
しょうゆ(1.15) 約11.5g 約57.5g 約115g

油は100mLで約10g軽く、しょうゆは約15g重い——この差は、味や食感に影響することがあります。特にタレ・ドレッシング・揚げ焼きの油量などは、仕上がりの再現性に関わります。


小さじ・大さじは何グラムか:レシピ換算を最短化する

小さじは5mL、大さじは15mL

多くのレシピは「小さじ」「大さじ」を使います。これは体積単位(mL)に直せます。

  • 小さじ1=5mL

  • 大さじ1=15mL

ここからは、材料の密度を掛け算すればgにできます。

小さじ・大さじ換算の目安表(液体中心)

材料 小さじ1(5mL) 大さじ1(15mL)
約5g 約15g
しょうゆ(目安1.15) 約5.8g 約17.3g
みりん(目安1.15) 約5.8g 約17.3g
植物油(目安0.90) 約4.5g 約13.5g

※「しょうゆは大さじ1=18g」とするレシピもありますが、商品差・測り方・丸め方で揺れます。再現性重視なら同じ計量方法で統一するのがコツです。

粘度が高い材料は“付着”が誤差になる

はちみつ、シロップ、ケチャップ、マヨネーズなどは、スプーンや容器に付着して「目標の量が入っていない」ことが起きやすいです。
対策は以下です。

  • スプーンは一度濡らす/油を薄く塗る(材料によっては風味注意)

  • 計量はスケールでgに寄せる

  • 容器ごと置いて、差分で量る(後述)


粉類は「1mL→g換算」が不安定:失敗しないための考え方

粉類は同じmLでも重さが変わる

粉類(小麦粉・片栗粉・ココア・粉糖など)は、液体よりも換算が難しい代表です。理由は簡単で、同じ体積(mL)でも空気の入り方が変わるからです。

  • ふるった粉:空気を含んで軽くなる

  • 押し込んだ粉:詰まって重くなる

  • 山盛り→すり切り:ならし方で変わる

このため、「粉の1mL=何g」を固定値として扱うのは危険です。

粉類は原則gで量るのが最短で確実

結論として、粉類はこう考えるのが最も安全です。

  • 粉類はスケールでg管理が推奨

  • どうしても体積で量るなら「すり切り」「押し込まない」「同じ手順で統一」

お菓子作りで「同じレシピなのに毎回仕上がりが違う」場合、原因は粉の体積計量にあることが少なくありません。

体積で量る場合のチェックリスト

  • 計量スプーンは粉に突っ込んで“すくう”より、別のスプーンで入れてならす

  • すり切りは定規などで水平に

  • ふるう指示がある場合は、ふるった状態で計量する

  • 粉の保存状態(湿気)でも重さが変わり得る


失敗しない計量の実務:家庭で再現性を上げる手順

スケールで量るときは「器を置く→風袋引き→差分計量」

スケール計量で最も安定するのは「差分で量る」方法です。

  1. 器をスケールに置く

  2. 風袋引き(0g表示)

  3. 材料を注ぐ/入れる

  4. 目標値直前で止めて微調整

液体は最後にドバッと出てオーバーしやすいので、ゴール前で一呼吸がコツです。

容器ごと量って“減った分”で管理する方法

粘度が高い材料(はちみつ、マヨネーズなど)や、注ぎにくい油は、容器ごと量ると楽です。

  • 容器をスケールに置く

  • 必要量を器に出す

  • 容器の表示が「何g減ったか」を見る

この方法は付着誤差を減らせるうえ、洗い物も増えにくいです。

計量カップは“目線”と“水平”で誤差が減る

計量カップの読み取りは、目線の高さでズレます。

  • カップは水平な台に置く

  • 目盛りと同じ高さに目線を落とす

  • 泡がある材料は少し落ち着かせてから読む


目的別:どこまで正確にやるべきか(最重要の判断軸)

家庭料理は「目安」で十分なことが多い

煮物、炒め物、スープなどは、多少の誤差が味の致命傷になりにくいです。まずは目安表で換算し、味見で調整する運用が現実的です。

お菓子作りは「粉と油脂」をg管理に寄せる

スポンジ、クッキー、パンなどは、粉と油脂の比率が食感に直結します。体積換算に頼るより、スケールでg管理したほうが再現性が高まります。

栄養計算は「その食品の表示・成分表」優先

栄養計算は、一般の代表値よりも「その食品の表示(100mLあたり等)」を優先したほうがブレが減ります。商品差があるためです。

医療・調剤・研究用途は一般換算で代用しない

医療・調剤・研究は必要精度が違います。一般的な密度目安で代用せず、製品仕様や指示(添付文書、メーカー情報、規定手順)に従うべきです。


g表記とmL表記が混在する理由:制度と商慣行を知ると納得できる

内容量表示は質量・体積のどちらでも規定され得る

店頭の製品で、同じカテゴリでもg表示とmL表示が混ざることがあります。これは、制度上・商慣行上、内容量の表記が「質量」「体積」のいずれかで定められている(あるいは選べる)場合があるためです。

この背景を知っておくと、「なぜ同じ飲み物なのに片方はmL、片方はg?」という疑問が解け、換算の必要性にも納得しやすくなります。

水に近い飲料でも糖分・塩分で重くなることがある

飲料は水に近いものも多いですが、糖分やミネラル分が増えると密度が変わります。つまり「飲み物なら全部1mL=1gでOK」とは言い切れません。
家庭用途は目安で十分でも、厳密さが必要なら表示・メーカー・実測の順で確認するのが安全です。


1mLは何グラムのよくある質問

1mLは必ず1gですか

必ずではありません。水は家庭用途では1mL≒1gで扱えますが、水以外は密度が違うため変わります。油は軽く、しょうゆやみりん、はちみつは重くなりやすいです。

牛乳は水と同じ換算でよいですか

牛乳は水に近い範囲で、家庭用途では大きな問題になりにくいことが多いです。ただし成分(脂肪分など)で差が出ます。こだわる場合は商品表示やメーカー情報を確認してください。

しょうゆ大さじ1は何gが正解ですか

レシピによって「大さじ1=18g」などの固定値が出てくることがありますが、実際には商品差・丸め方・測り方で揺れます。再現性重視なら、同じスプーン・同じ手順で統一し、重要なレシピは一度実測して“自宅基準”を作るのが確実です。

油は1mL=1gで量ると何が起きますか

油は比重が約0.9なので、1mLを1gとして扱うと実際より重く見積もることになります。少量なら誤差が小さいですが、100mL単位になると差が目立ちます。揚げ焼きやドレッシングの配合などは注意すると再現性が上がります。

アロマオイルや薬は同じ換算でよいですか

おすすめしません。密度が大きく異なるうえ、必要精度も高い場合があります。製品の指示・仕様に従い、一般的な目安換算で代用しないでください。

「mLしか書いてないレシピ」をgで作る最短手順は?

最短は以下です。

  1. 水に近い材料なら「1mL≒1g」で換算

  2. 油やしょうゆは目安密度で換算

  3. 粉類は可能ならg表記のレシピに寄せる(または実測して基準作成)

  4. 重要レシピは一度だけ実測して、自宅の“換算表”をメモする


まとめ:1mLを何グラムに直すときの最短ルール

  • 水は家庭用途なら1mL≒1gでOK(ただし温度で微変動)

  • 水以外は密度(g/mL)で変わる

  • 植物油は比重が約0.9で軽い

  • しょうゆ・みりん等は水より重めになりやすい(商品差あり)

  • 粉類はmL↔g換算が不安定なので、できるだけgで計量

  • 迷ったら「表示→メーカー→実測」で自宅基準を作る


参考にした情報源