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図柄入りナンバーの費用は「交付手数料+寄付金」で構成される
地域や種類によって金額は異なるが、軽自動車では1万円前後〜1万2,000円台が一つの目安
フルカラー版を希望する場合、多くの地域で1,000円以上の寄付が必要
申し込み方法は「自分でWeb・窓口から行う」か「ディーラーに任せる」かの2通り
メリットは見た目や記念性、デメリットは費用負担と再交付時のコスト
最終的には、
自分の地域での具体的な交付手数料
寄付金を含めた総額
想定している保有期間と、ナンバーへのこだわりの強さ
この3点を踏まえて、「自分の予算と価値観に合っているかどうか」で判断。
軽自動車の図柄入りナンバープレートとは?基本の仕組み
軽自動車でも、「地域の名所やシンボルをあしらった図柄入りナンバープレート」を選べる制度が整備されています。
通常のナンバーと同じく、公道で問題なく使用でき、番号の仕組みやサイズも基本的には変わりませんが、デザインが加わることでクルマの印象が大きく変わるのが特徴です。
全国版・地方版・イベント版の違い
図柄入りナンバーには、大きく分けて次の3種類があります。
全国版図柄入りナンバー
全国共通コンセプトでデザインされたナンバープレートです。道路ネットワークや観光振興などをテーマにした図柄が用いられています。地方版図柄入りナンバー
各地域の名所・風景・特産品・キャラクターなど、いわゆる「ご当地性」を前面に出したデザインです。地域のPRや観光プロモーションの一環として導入されています。イベント版図柄入りナンバー
国際博覧会など、特定のイベントに合わせて期間限定で交付されるナンバーです。交付期間が決まっており、その時期に申し込んだ人だけが取得できます。
いずれも、制度としては通常ナンバーと同じ扱いであり、検査や保険などに影響はありません。
フルカラーとモノトーンで何が変わるのか
多くの図柄入りナンバーでは、同じデザインでも以下の2種類が用意されています。
モノトーン版(寄付金なし)
模様がモノトーン調に抑えられたタイプで、寄付金を伴わずに選べるデザインです。フルカラー版(寄付金あり)
カラーがしっかり表現された鮮やかなタイプで、一定額以上の寄付(多くの地域で1,000円以上)が条件となるのが一般的です。
フルカラー版を選ぶことで、地域の交通安全対策や観光振興などの事業への寄付にもつながります。
「せっかくなら寄付も兼ねてフルカラーにしたい」という考え方も多く見られます。
軽自動車の図柄入りナンバープレートの金額構成
図柄入りナンバープレートの費用は、シンプルに言うと次の2つの合計です。
交付手数料(ナンバープレートそのものの代金)
寄付金(主にフルカラー版を選ぶ場合)
交付手数料のめやすと通常ナンバーとの価格差
交付手数料とは、ナンバープレートを作成・交付してもらうための費用です。
軽自動車の通常ナンバーでは、数千円以下の比較的安価な水準が多い一方、図柄入りナンバーは、デザインや加工が異なるため、おおよそ7,000円〜1万円台前半と高めに設定される傾向があります。
また、以下のようなケースでは、さらに費用が上乗せされます。
希望番号(好きな番号の指定)を組み合わせる場合
地方版やイベント版の図柄を選ぶ場合
現在のナンバーから交換する場合
「通常ナンバーと比べると、数千円〜1万円程度の差が出る」というイメージを持っていただくと分かりやすいです。
寄付金の仕組みとフルカラーデザインの条件
フルカラー版の図柄ナンバーを選ぶ場合、多くの地域では1,000円以上の任意の寄付金が必要になります。
寄付金は、地域の交通安全や観光振興など、各自治体が行う取り組みに充てられます。
寄付金を支払うことで、モノトーンではなくフルカラーのデザインを選べる仕組みです。
寄付額は、最低額以上であれば任意に設定できるケースもあり、「少し多めに寄付して地域を応援したい」という選び方も可能です。
地域別・パターン別の金額イメージ(軽自動車)
実際の金額は、ナンバーを管轄する地域ごとに定められている交付手数料によって変わります。
全国版図柄ナンバーの地域別手数料の傾向
全国版の図柄ナンバーについては、運輸支局単位で交付手数料が設定されています。
軽自動車用(中板・2枚1組)の場合、おおむね1万円前後〜1万2,000円台が一つの目安となる地域が多いです。
地域によっては、輸送費などの関係でやや高めの金額になっているケースもあります。
この金額には、ナンバープレートの製造費や事務手数料などが含まれており、通常ナンバーより高めです。
地方版やイベント版を選んだ場合の費用イメージ
地方版やイベント版の図柄ナンバーも、基本的な考え方は全国版と同じです。
図柄入りであることから、通常ナンバーより交付手数料は高い
同じ地域の中でも、「全国版」「地方版」「イベント版」で手数料が異なる場合がある
希望番号との組み合わせで、さらに高くなることがある
都道府県の自動車会議所などが公表している一覧を確認すると、図柄入りナンバーだけ数千円ほど上乗せされているケースが多く見られます。
寄付金を含めた総額シミュレーション例
以下は、あくまで代表的なイメージです。実際の金額は、必ずお住まいの地域の最新情報をご確認ください。
例1:通常ナンバー → 全国版図柄(モノトーン)に変更する場合
通常ナンバー:数千円以下
全国版図柄(モノトーン):約1万1,000円前後の地域
差額イメージ:+約7,000〜9,000円
例2:通常ナンバー → 全国版図柄(フルカラー・寄付1,000円)に変更する場合
全国版図柄交付手数料:仮に1万1,000円
寄付金:1,000円
総額イメージ:約1万2,000円
例3:地方版図柄+希望番号(フルカラー)の場合
図柄+希望番号の手数料:地域によっては1万3,000円前後〜
寄付金:1,000円以上
総額イメージ:1万4,000円以上になるケースも想定されます。
軽自動車の図柄入りナンバーの申し込み方法と手続きの流れ
図柄入りナンバーの申し込みは、大きく分けて「自分で申し込む方法」と「ディーラー・販売店に依頼する方法」の2つに分けられます。
Webから申し込む場合のステップ
自分で手続きする場合の一般的な流れは、次のとおりです。
インターネット申込サイトにアクセス
希望番号や図柄ナンバーを扱っている公式サイトから、地域・車種(軽自動車)・図柄の種類を選択します。番号と図柄の選択
希望番号を指定する場合は、候補の数字を入力し、抽選または先着順で申し込みます。図柄の種類(全国版・地方版・イベント版/モノトーン・フルカラー)もこの段階で選びます。交付手数料・寄付金の支払い
表示された金額を、クレジットカードや振込など指定の方法で支払います。予約済証の入手・印刷
申込完了後、交付予定日や受付内容が記載された書類(予約済証)を取得し、印刷して保管します。運輸支局・軽自動車検査協会などで交換手続き
交付可能日以降に、車検証・身分証・印鑑など必要書類とともに予約済証を持参し、現在のナンバーと交換します。
ディーラー・販売店経由で申し込む場合
新車・中古車の購入時は、販売店側で図柄ナンバーの申し込み・登録・交換まで代行してもらうことができます。
メリット
自分でサイト操作や窓口手続き、ナンバー交換を行う必要がない
納車時にはすでに図柄入りナンバーが付いた状態で受け取れる
デメリット
代行手数料や事務手数料が別途発生する場合がある
見積もり段階で、「図柄入りナンバーにした場合の総額」を必ず確認しておくと安心です。
交付までの日数と有効期限の目安
図柄入りナンバーは、申し込んだその日にもらえるわけではなく、製造・配送の期間が必要です。一般的には、
申し込みから交付まで:おおむね10営業日前後
交付可能日から実際に受け取れる期間:約1か月程度
といったイメージです。具体的な日数や期限は、各地域の案内に従って確認してください。
図柄入りナンバープレートのメリット・デメリット
図柄入りナンバーには、見た目の魅力だけでなく、費用や手続き面での注意点もあります。
見た目・話題性・記念性といったメリット
車の印象が大きく変わる:デザイン性が高まり、より愛着の持てる一台になります。
話題性がある:地域の特徴やイベントロゴが入るため、周囲との会話のきっかけにもなります。
記念として残せる場合がある:取り外した図柄ナンバーは、所定の処理(穴あけなど)をしたうえで、記念として自宅に保管できる運用が行われている地域もあります。
特にイベント版は、交付期間が限られているため、「その時期に車を所有していた証」として選ぶ方も多いです。
費用負担・再交付時の注意点といったデメリット
初期費用が通常ナンバーより高い:数千円〜1万円程度の追加になることが多く、予算を圧迫する場合があります。
再交付時も同等水準の費用がかかる:事故や破損などで再作成が必要になった場合も、図柄ナンバーとして再交付となるため、通常ナンバーより高額になりがちです。
好みが変わった際の負担:デザインに飽きたり、シンプルなナンバーに戻したくなった場合は、再度変更手続きと費用が発生します。
見た目や記念性を重視する一方で、「長く使い続けても納得できるか」という観点で検討しておくことが重要です。
軽自動車ユーザーが検討するときの判断ポイント
軽自動車で図柄入りナンバーを選ぶかどうかは、次のようなポイントで整理すると判断しやすくなります。
追加費用として数千円〜1万円前後を許容できるか
車を何年くらい乗り続ける予定か(長く乗るほど、年間あたりの負担感は薄れる)
地域やイベントに対して、応援したい・誇りに思う気持ちがあるか
将来の売却価格よりも、所有期間中の満足度を重視したいか
リセールバリュー(売却時の査定)については、買取店の判断次第で、図柄だから高く評価されるとは限りません。どちらかといえば、「自分が乗っている間の満足度」を重視する方向けの選択肢と考えるのが無難です。
軽自動車で図柄入りナンバーを選ぶべき人・選ばないほうがよい人
図柄ナンバーがおすすめのケース
次のような方には、図柄入りナンバーが特に向いています。
クルマの見た目や個性を大切にしたい方
地元やイベントを応援したい気持ちが強く、寄付にも前向きな方
新車または乗り換えのタイミングで、総額の中に図柄ナンバー費用を組み込みやすい方
「せっかくなら毎日見る部分にもこだわりたい」と考える方
これらに当てはまる場合、多少の追加費用を払っても、満足度の高い選択になりやすいです。
通常ナンバーや希望番号が適しているケース
一方、次のような方には、まず通常ナンバーや希望番号のみで検討することをおすすめします。
車の購入費用・維持費をできるだけ抑えたい方
見た目はそれほど気にせず、実用性を最優先したい方
仕事や業務で使用する車で、あまり目立つナンバーにしたくない方
再交付や乗り換えを頻繁に行う可能性があり、都度の費用増加を避けたい方
このような場合、図柄ナンバーは「あとからどうしても欲しくなったら再検討する」程度にとどめておくと、コスト面での後悔を減らせます。