メルカリでブランド品を見ていると、「この値段、本物なのかな……」「メルカリって偽物だらけって聞くけど大丈夫?」と不安になってしまうことはないでしょうか。
お得に買いたい気持ちはある一方で、「もし偽物をつかまされたらどうしよう」「トラブルになっても自分では対処できないかも」という心配が頭をよぎると、購入ボタンを押す手も止まってしまいます。
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メルカリは本当に「偽物だらけ」なのか?まず把握すべき前提
「偽物だらけ」というイメージが生まれる理由
「メルカリは偽物だらけ」という言葉は、SNSや口コミで頻繁に見聞きされる表現です。
ただし、実際にメルカリが偽物の出品を推奨しているわけではなく、多くのユーザーはルールに沿って通常の取引を行っています。
このようなイメージが生まれる主な理由は、次のような点にあります。
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誰でも簡単に出品できるフリマアプリの特性上、真贋知識のない個人がブランド品を出品しやすい
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一部の悪質な出品者が、意図的に偽物・コピー品を販売している
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「偽物をつかまされた」という印象的な体験談が、ネット上で拡散されやすい
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本物であっても、価格差や写真の写り方から「偽物かも」と不安になりやすい
つまり、「偽物だらけ」と感じる背景には、実際の偽物出品の存在に加えて、「不安を感じやすい構造」が重なっていると考えるのが適切です。
メルカリ公式の偽ブランド品に関するルール
メルカリでは、偽ブランド品や正規品と確証のない商品の出品を明確に禁止しています。
これはメルカリ独自のルールではなく、商標法などの法律に基づいたものです。
主なポイントは以下のとおりです。
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偽ブランド品や、正規品かどうか不確かなブランド品の出品は禁止
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「パロディ」「偽物」と明記していても、法律上は違法となり出品不可
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事務局が禁止出品物に該当すると判断した場合、
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商品削除
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取引キャンセル
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アカウントの利用制限・退会処分
などの対応を行う可能性がある
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悪質な偽ブランド販売は、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金など、刑事罰の対象になり得る
このように、メルカリは規約上も法的にも、偽物出品を認めているわけではありません。
フリマアプリの仕組み上どうして偽物リスクがゼロにならないのか
とはいえ、「禁止されているなら偽物は出ないはずでは?」と感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、フリマアプリは個人間取引が前提のサービスであり、次のような理由から、偽物リスクを完全にゼロにすることは現実的には難しい側面があります。
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出品前にすべての商品を事務局が検品する仕組みではない
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出品者自身も、もらい物・中古購入品など、本物か確信が持てないまま出品してしまうケースがある
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真贋判定には専門的な知識や経験が必要な商品ジャンルが多い
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通報・削除は「発見されてからの対応」となるため、完全な事前ブロックは困難
そのため、メルカリを安全に利用するには、「サービス側のルール」と「ユーザー自身の自衛策」の両方が重要になります。
メルカリで偽物をつかみやすいシーンと代表的なトラブル
ブランド品・コスメ・アクセサリーで起こりやすいトラブル例
偽物やトラブルが起こりやすいカテゴリーには傾向があります。代表的な例は以下のとおりです。
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ハイブランドのバッグ・財布・小物(例:Louis Vuitton、CHANELなど)
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人気スポーツブランド・ストリートブランドのアパレル・スニーカー
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高級コスメ・香水・美容液などの化粧品類
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ダイヤモンド・貴金属・ブランドアクセサリー
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ゲーム機・ガジェットなど、偽物やすり替えが起こりやすい高額商品
これらは定価が高く、需要も多いため、偽物や転売目的の出品が混ざりやすい分野です。
価格・写真・説明文から読み取れる「怪しさ」のパターン
偽物に限らず、「トラブルにつながりやすい商品ページ」には、いくつか共通する特徴があります。
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相場より極端に安い価格設定(半額以下など)
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写真が少ない、またはネットから拾ったような公式画像のみ
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刻印・シリアルナンバー・タグなど、真贋判断に重要な部分の写真がない
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説明文が非常に短い、または定型文のコピペだけ
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質問に対する返信が遅い・雑・具体的な回答を避ける
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「本物です」「正規品です」とだけ書かれており、購入経路の説明がない
もちろん、これらの要素が1つあるからといって必ず偽物というわけではありませんが、複数当てはまる場合は慎重に検討する必要があります。
購入者・出品者それぞれのよくある失敗
購入者側の失敗例
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相場より安いからと即購入し、事前の質問や確認をしなかった
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受取評価を先にしてしまい、その後に偽物だと気づいた
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商品説明をよく読まず、写真だけで判断してしまった
出品者側の失敗例
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もらい物・中古購入品を「きっと本物だろう」と思い込んで出品した
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ギャランティカードやレシートなどの証拠を載せずにブランド品を販売した
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写真や説明が不十分で、結果的に「偽物では?」と疑われてしまった
どちらの立場でも、「確認不足」がトラブルの大きな原因となっています。
【購入前】メルカリで偽物を見抜くチェックリスト
出品者プロフィール・評価欄のチェックポイント
購入前にまず確認したいのは、商品の前に「出品者」です。次のポイントをチェックしてください。
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評価件数
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取引回数が極端に少ない場合は慎重に判断する
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評価内容
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低評価が多い場合や、「説明と違った」「偽物だったかもしれない」といったコメントがないか
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本人確認の有無
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本人確認済みの方が、一定の信頼材料にはなる(ただし絶対ではない)
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出品傾向
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同じブランド・ジャンルを大量に出品している場合、仕入れ販売の可能性もあるため、説明の丁寧さや購入経路に注目する
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商品ページの写真・説明文で見るべきポイント
商品の写真・説明からは、次のような点を確認します。
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全体写真だけでなく、ロゴ・刻印・タグ・シリアルナンバーなどのアップがあるか
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箱・保存袋・保証書・レシートなどの付属品があれば写真付きで掲載されているか
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光の当て方や角度に不自然さがないか(重要箇所だけピントがぼけている等)
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サイズ・素材・型番など、基本情報が具体的に書かれているか
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いつ・どこで購入したのか、購入経路の説明があるか
情報が不足しているほど、判断材料も少なくなります。「少しでも不安が残るなら購入を控える」という基準を持つことが重要です。
価格・在庫状況・発送元からわかる危険サイン
価格や在庫状況も大きな判断材料になります。
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相場に比べて安すぎる(特に新品未使用で半額以下など)
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同じような商品を多数出品しているのに、どれも非常に安い
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発送元の地域が不自然、または説明と一致しない
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「在庫多数あります」「いくつでも用意できます」など、フリマアプリとしては違和感のある表現
こうした点が重なるときは、慎重に検討した方が安全です。
事前にメッセージで確認しておきたい質問例
気になる商品があれば、購入前に以下のような質問をしておくと安心です。
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「購入された店舗名と購入時期を教えていただけますか。」
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「ギャランティカードやレシートなど、購入証明はありますか。」
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「シリアルナンバー部分の写真を追加していただくことは可能でしょうか。」
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「正規店での購入で間違いないでしょうか。」
これらの質問に対して、明確な回答が得られない・証拠の提示を頑なに拒否する・不機嫌な対応をする出品者とは、基本的には取引を避けることをおすすめいたします。
【取引中〜受け取り時】偽物かも?と思ったときの対応フロー
商品が届くまでにできること(発送前のキャンセルなど)
購入後すぐに「やはり怪しいかもしれない」と感じた場合は、発送前であればキャンセルを依頼できます。
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商品ページ・取引メッセージを見直し、不安点を整理する
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出品者に対し、「説明文と異なる点に気づいた」「不安があるためキャンセルしたい」と丁寧に申し出る
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出品者が合意すれば、メルカリの手順に沿ってキャンセル申請を行う
発送後は返品・キャンセルのハードルが高くなるため、気づいた時点で早めに行動することが重要です。
受け取った瞬間に確認すべきポイント
商品が届いたら、すぐに以下を確認してください。
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商品状態が説明どおりか(傷・汚れ・付属品の有無など)
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ロゴ・刻印・タグ・縫製などに明らかな違和感がないか
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サイズ感や素材感が、公式サイトや正規品の情報と大きく異ならないか
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付属品・箱・袋などのクオリティが極端に低くないか
この段階では、受取評価はまだ行わないことが重要です。偽物の疑いがある場合、受取評価をしてしまうと、事務局によるサポートを受けられない可能性が高くなります。K2J+1
「偽物の可能性がある」と感じたとき絶対にやってはいけないこと
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不安なまま受取評価をしてしまう
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感情的なメッセージで出品者を一方的に非難する
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商品を破棄・改造してしまう(証拠が失われる)
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SNSなどに出品者の個人情報を晒す
これらの行動は、問題解決を難しくするだけでなく、自身がトラブルに巻き込まれるリスクも高めてしまいます。
出品者への連絡テンプレート例
偽物の可能性を感じた場合は、冷静かつ具体的に、次のようなメッセージを送ることをおすすめいたします。
「商品を受け取りましたが、記載内容と異なる点および偽物・非正規品の可能性を感じております。具体的には、ロゴの形状・タグ表記・縫製・シリアルナンバーなどが、正規品と比較して異なっております。
大変申し訳ございませんが、取引のキャンセルおよび返品・返金を希望しております。ご対応いただけますでしょうか。」
このように、感情的な表現は避け、事実と希望を簡潔に伝えることが大切です。
【評価前後別】偽物を買ってしまったときの具体的な対処法
受取評価前にとるべき行動ステップ
受取評価前であれば、次のような流れで対応します。
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商品の状態と疑わしいポイントを整理し、写真を撮影しておく
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出品者に、具体的な疑問点とともに、返品・返金の希望を冷静に伝える
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出品者が同意した場合、メルカリのルールに従いキャンセル手続き・返品方法を確認する
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出品者が対応しない・話し合いが難しい場合は、メルカリ事務局に取引メッセージ・写真などを添えて相談する
メルカリ事務局には、商品ページや取引画面から「事務局に問い合わせる」「通報」などの機能で連絡できます。
出品者が話し合いに応じないときの事務局への相談・通報方法
出品者が返品・返金に応じない場合は、以下の点を整理したうえで事務局に報告します。
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商品ページのURL
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実際に届いた商品の写真(疑わしい箇所がわかるもの)
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出品者とのやりとり(取引メッセージ)の内容
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どの点が説明と異なると考えているか
通報は、商品画面のメニューから「通報」→「この商品を事務局に報告する」を選択することで行えます。
誤って受取評価してしまった後の選択肢
受取評価をしてしまうと、取引は原則として完了となり、メルカリ事務局による介入は非常に難しくなります。
それでもできることとしては、
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出品者と直接話し合い、任意で返品・返金に応じてもらえないか交渉する
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状況によっては、消費生活センターや警察に相談する
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法的な観点を含めて専門家(弁護士など)に相談する
といった選択肢があります。ただし、この段階になると解決は容易ではありません。
そのため、「疑わしいと感じた時点で評価を押さない」という予防が最も重要です。
警察・弁護士に相談すべきケースと証拠の残し方
次のような場合は、警察や弁護士への相談も検討すべきです。
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悪質な偽ブランド品販売が疑われる
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高額商品の被害で、金額的損失が大きい
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出品者が明らかに詐欺目的と思われる態様で取引している
相談の際には、
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商品と付属品の現物
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商品ページのスクリーンショット
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取引メッセージの履歴
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支払い履歴(クレジットカード明細など)
といった証拠を保管しておくことが重要です。
出品者側が知っておくべき偽物リスクと対策
「知らなかった」では済まない法律・利用規約上のリスク
出品者側は、「自分ももらい物だからよくわからない」「本物だと思っていた」のような事情があっても、偽物を出品してしまえば、メルカリのルール違反であり、場合によっては法律にも抵触します。
主なリスクは次のとおりです。
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取引キャンセル・商品削除
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アカウントの停止・退会処分
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商標法違反などによる刑事罰の可能性
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被害者からの損害賠償請求の可能性
「正規品かどうか確信が持てない商品は出品しない」という姿勢が、トラブルを防ぐ最善策です。
正規品であることを示すための情報・写真の出し方
疑われない出品ページにするためには、次のような情報を積極的に開示することが有効です。
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購入店舗名・購入時期・購入価格
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レシート・領収書・オンライン購入履歴のスクリーンショット
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ギャランティカード・保証書・シリアルナンバーなどの写真
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ロゴ・刻印・タグ・縫製・金具部分など、真贋判断に重要な箇所のアップ写真
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自身が喫煙者かどうか・ペットの有無など、状態に関わる情報
情報量が多いほど、購入者の不安も軽減されます。
疑われにくい出品ページの作り方とNG表現
信頼されやすい出品ページのポイントは以下のとおりです。
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商品タイトルにブランド名・アイテム名・型番を過不足なく記載する
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説明文で、状態・使用回数・購入経路を具体的に記載する
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「〇〇で購入した正規品です」と明記しつつ、可能な範囲で証拠も添付する
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質問には丁寧かつ迅速に回答する
逆に、次のような表現は避けるべきです。
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「詳細はわかりません」「本物かどうかは不明です」など、責任を放棄する書き方
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「神経質な方は購入しないでください」だけを繰り返す
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「ノークレーム・ノーリターンでお願いします」と一方的に記載する
これらはトラブル時に自分を守るための文言にはならず、むしろ不信感を招く場合が多いです。
偽ブランド品を疑われたときの冷静な対応
購入者から「偽物ではないか」と指摘を受けた場合は、感情的にならず次のように対応してください。
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まずは謝意と状況確認の姿勢を示す
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購入経路や保管している証拠を共有する
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誤解であっても、購入者が不安を感じている以上、返品・返金を含めた解決策を検討する
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不安が解消しない場合は、専門機関での鑑定を提案することも選択肢
誠実な対応は、自身の評価やアカウントを守ることにもつながります。
メルカリを安全に使い続けるためのマイルール
それでもメルカリを使うメリット・デメリット
メルカリには偽物リスクがゼロではない一方で、
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定価より安くブランド品や人気商品を購入できる
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使わなくなった品物を手軽に販売できる
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探していた廃盤品やレアアイテムが見つかる
といった大きなメリットもあります。
一方で、
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個人間取引ならではのトラブルリスク
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真贋判定が難しい商品の存在
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評価タイミングを誤ると、サポートを受けにくくなる
といったデメリットもあるため、「リスクとリターンを理解したうえで使う」ことが重要です。
トラブルを極力避けるための購入・出品ルール例
最後に、購入者・出品者双方にとって有効なマイルールの例を整理します。
購入者側のマイルール例
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相場より極端に安いブランド品は基本的に手を出さない
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出品者の評価と出品傾向を必ず確認する
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少しでも不安があれば事前に質問し、それでもモヤモヤが残る場合は購入しない
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商品到着後は、評価前に必ず状態・真贋を確認する
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偽物の疑いがあるときは、評価を行わずに出品者・事務局に相談する
出品者側のマイルール例
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正規品か確信が持てないブランド品は出品しない
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購入証明やシリアルなど、証拠となる情報は可能な限り掲載する
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説明・写真を丁寧に作成し、質問には真摯に対応する
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トラブルが発生した場合は、感情的にならず相手と事務局と連携して解決を図る
不安を感じたら「やめておく」判断基準
フリマアプリでは、「少しでも不安ならやめる」という慎重さが、結果として自分を守ります。
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価格・説明・出品者のいずれかに違和感がある
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質問に対する返信が曖昧・攻撃的・不誠実
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具体的な証拠の提示を拒む
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「なんとなく嫌な予感がする」と感じる
このような場合は、無理に取引しないことが賢明です。