メルカリで商品を発送したのに、いつまで経っても「受け取り評価」がつかず、売上金が反映されない……そんなモヤモヤを抱えていませんか。評価を催促したいけれど、相手を不快にさせて悪い評価をつけられないか不安、という方も多いはずです。
本記事では、メルカリの受け取り評価が遅いときに「何日待つべきか」「どのタイミングでどう動くべきか」を、公式ルールと実際の運用を踏まえて分かりやすく整理します。らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便など発送方法別の自動取引完了の仕組みから、相手を責めない丁寧な催促メッセージの例文、事務局に相談すべきラインまで、具体的な行動の目安を一本の記事で確認していただけます。
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メルカリの受け取り評価が遅いときにまず知っておきたい基本
受け取り評価とは?売上反映との関係
メルカリの「受け取り評価」とは、購入者が商品を受け取ったあとに、出品者との取引について評価を行う手続きです。購入者の受け取り評価と、出品者から購入者への評価がそろった段階で、取引が完了し、出品者の売上金に反映されます。
そのため、購入者の受け取り評価が遅れている間は、出品者の売上金は「仮置き」の状態です。商品は発送済みであっても、評価が行われるまでは取引が完全には終了していないため、「評価が遅い=売上金が確定しない」という不安につながりやすくなります。
一方で、購入者側にも「まだ中身を確認できていない」「忙しくてアプリを開けていない」などの事情がある場合も少なくありません。まずは、システム上のルールを押さえたうえで、落ち着いて状況を整理することが重要です。
発送方法別・自動取引完了の仕組み(らくらく/ゆうゆう/その他)
メルカリでは、一定の条件を満たした場合に、事務局が自動的に取引を完了させる仕組みがあります。出品者が心配しすぎなくてよいよう、発送方法ごとに次のようなルールが設定されています。メルカリ 日本最大のフリマサービス
らくらくメルカリ便の場合
配送状況が「配達完了」となってから 2日後の13時以降 に、自動的に取引が完了する可能性があります。
ゆうゆうメルカリ便・その他の配送方法の場合
出品者が「発送通知」を行ってから 9日後の13時以降 に、自動的に取引が完了する可能性があります。
いずれの場合も、「購入者が受取評価を行わないと事務局が判断したとき」に自動取引完了の対象となります。また、取引メッセージでやり取りが続いている場合や、事務局へ相談が行われている場合などは、自動評価のタイミングが延長されることもあります。
このように、出品者側でできることには限界があり、最終的にはシステムが自動的に完了させてくれる仕組みがあることを知っておくと、過度な不安を和らげることができます。
受け取り評価が遅くなりやすい主な理由
忙しさ・うっかり忘れなど「悪意のない遅れ」
受け取り評価が遅れる理由の多くは、悪意ではなく「忙しさ」や「単純な失念」です。仕事や家事で帰宅が遅く、荷物を開封する時間が取れない、ポスト投函に気付いていない、通知を見落としているといったケースがよく見られます。
特にポスト投函タイプの配送では、荷物が届いていることに気づくのが数日遅れることもあり得ます。このような場合、出品者側が感情的になってしまうと、かえってトラブルを招きかねません。
商品確認に時間がかかるケース(家電・ブランド品など)
家電製品やパソコン、ブランド品など、高額または動作確認が必要な商品は、購入者がじっくり状態を確認してから評価したいと考えることがあります。真贋の確認や動作チェックに時間を要する場合、評価が数日〜1週間程度遅れることも想定されます。
このようなケースでは、購入者が慎重に確認している可能性も考えられます。出品者としては、商品説明どおりであることに自信があるなら、数日は落ち着いて様子を見ることも選択肢の一つです。
配送トラブル・長期不在などシステム外の要因
まれに、配送トラブルや長期不在によって、そもそも購入者の手元に商品が届いていない、または受け取れていないケースもあります。追跡可能な方法で発送していれば、取引画面や各社の追跡サービスで状況を確認できますが、普通郵便など追跡不可の方法では、実際に届いているかどうかが分かりにくいのが難点です。
このような場合は、発送からの経過日数や追跡状況を踏まえたうえで、やや慎重に確認メッセージを送ることが望ましいと言えます。
何日待つべきかの目安と日数別の対応フロー
ここでは、一般的な目安としての「日数別の考え方」を整理します。あくまで一つの目安であり、相手の状況や取引内容によって柔軟に判断することが重要です。
到着当日〜2日目:基本は静観、確認すべきポイント
追跡情報が「配達完了」になった直後〜翌日までは、多くの購入者が通常通り評価を行うタイミングです。
この期間は、特別な事情がなければ、基本的には静観して問題ありません。
チェックしておきたいポイントは次のとおりです。
取引メッセージで、購入者から何らかの連絡があったか
追跡情報上、配達事故や持ち戻りの形跡がないか
商品が高額・精密機器などで、確認に時間を要しそうかどうか
特段の不安要素がなければ、この期間に出品者から催促する必要は、通常はありません。
3〜4日経っても評価がないときの確認と連絡タイミング
商品到着(または配達完了表示)から3〜4日経っても評価がない場合、次のような対応が検討できます。
追跡可能な発送方法なら、最新の配送状況を確認する。
配達完了から3日程度経過している場合は、柔らかい表現で状況を伺うメッセージを送る。
この段階でのメッセージの目的は、「評価を求めること」よりも、「商品が無事に届いているか、不備がないかを確認すること」です。相手が忙しいだけの可能性も高いため、催促というより「確認」のニュアンスを意識することが重要です。
8〜9日経過しても評価がないときにできること(事務局への相談)
発送方法によっては、発送から8〜9日経過すると、事務局への相談や自動取引完了の対象になるタイミングに入ってきます。
らくらくメルカリ便:配達完了から2日後13時以降に自動取引完了の可能性
ゆうゆうメルカリ便・その他:発送通知から9日後13時以降に自動取引完了の可能性
このタイミングで、
すでに1度は丁寧なメッセージで確認している
それでも反応がまったくない
という状況であれば、取引画面に表示される「受取評価を依頼する」ボタンや、ヘルプの案内に従って事務局へ相談することが現実的な選択肢となります。
受け取り評価を丁寧に催促するメッセージ例文
ここでは、状況別にそのまま使える、または少し修正して使えるメッセージ例文をご紹介します。いずれも「相手を責めない」トーンを意識しています。
配達済みになっているが評価がないときの例文
(配達完了から3〜4日程度経過した場面を想定)
お世話になっております。
このたびはご購入いただきありがとうございます。
追跡情報では数日前にお品物がお届け済みとなっておりますが、
無事にお受け取りいただけましたでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、商品に問題がないようでしたら、
お時間のある際に受け取り評価をいただけますと幸いです。
評価を直接「してください」と繰り返すよりも、「無事に届いているか」「不備はないか」を中心に確認することで、相手の心理的な負担を軽減できます。マイナビニュース
追跡できない発送方法を利用したときの例文
(普通郵便など、到着状況が分からない場合)
お世話になっております。
このたびは当方の商品をご購入いただきありがとうございます。
○日に発送させていただきましたが、
普通郵便のため到着状況をこちらで確認することができません。
すでにお受け取りいただいているようでしたら、
中身をご確認のうえ、問題がなければ受け取り評価をお願いいたします。
まだ届いていない場合や、商品に気になる点がございましたら、
お手数ですが取引メッセージにてご連絡いただけますと幸いです。
「届いていない可能性」も想定した文面にすることで、配達遅延などの場合にも相手が連絡しやすくなります。
支払いを急いでいる事情があるときの例文
(事情を伝えたいが、プレッシャーをかけすぎたくない場合)
お世話になっております。
商品のご購入ならびにお受け取りありがとうございます。
大変恐縮ではございますが、こちらの取引の売上金を
○日までに使用する予定があり、可能であれば
お時間のある際に受け取り評価をお願いできませんでしょうか。
もちろん、ご都合が難しい場合は無理に急いでいただく必要はございません。
商品に気になる点等ございましたら、遠慮なくお知らせください。
急いでいる事情を率直に伝えつつ、「無理に急がなくてよい」と添えることで、相手への圧力を和らげることができます。
「受け取り評価が遅い」相手への評価とマナー
遅かっただけで「悪い評価」にしてよいか
「商品到着から数日〜1週間程度評価が遅れた」という理由だけで、即座に「悪い」や「残念だった」評価をつけるべきかどうかは、意見が分かれるところです。中には「商品到着後の評価が極端に遅い場合は、残念だった評価の対象になる」と考えるユーザーもいます。
しかし、評価は今後の取引にも影響するため、次の点を総合的に見て判断することが望ましいでしょう。
相手から一切の連絡がなかったのか
こちらのメッセージに対して返答があったか
遅れた理由について説明があったかどうか
単に数日遅れただけで、その他の対応に問題がなければ、「良い」の評価にとどめるという考え方も十分あり得ます。
あえて良い評価にする考え方と、今後のリスク管理
一部の経験者は、「評価が遅くても、最終的にきちんと評価してくれたのであれば、良い評価にしている」と述べています。自動取引完了に任せることもできますが、あえて評価してくれたことを重視するというスタンスです。
ただし、次のようなケースでは、今後のリスク管理の観点から注意が必要です。
メッセージの返答が極端に遅い、またはほとんど無い
高額商品で、確認に時間がかかる旨の説明もないまま長期間評価されない
何度も同じ相手と取引しており、そのたびに評価が大きく遅れている
将来的に不安を感じる相手であれば、フォローを外したり、ブロック機能を活用したりするなど、「距離を取る」ことも一つの選択肢です。
低評価やブロックを検討すべきケースとは
低評価を検討してもよいと考えられるのは、例えば次のような状況です。
明らかなルール違反や不誠実な対応(受け取り拒否に近い行動など)があった
再三の連絡にもかかわらず、長期間完全に無視され続けた
事務局対応に発展するようなトラブルが発生した
このような場合でも、感情的な表現ではなく、事実に基づくコメントにとどめることが重要です。
購入者側の「評価が遅れてしまった」場合の対処
どの程度の遅れなら大きな問題になりにくいか
一般論としては、商品到着当日〜翌日までに評価を行うことが望ましいとされていますが、2〜3日程度の遅れであれば、多くの出品者は事情があったと受け止めてくれることが多いと考えられます。
ただし、遅れたことに気づいた段階で、できるだけ早めに評価と一言メッセージを送ることが、信頼関係の維持につながります。
遅れてしまったときに添える一言例文
このたびは素敵なお品物をありがとうございました。
受け取り評価が遅くなってしまい申し訳ございません。
無事に受け取っており、商品にも大変満足しております。
もう少し日数が空いてしまった場合には、次のような文面も考えられます。
お世話になっております。
このたびは受け取り評価が大変遅くなってしまい、申し訳ございません。
仕事の都合で確認が遅れてしまいましたが、商品は問題なく受け取っております。
丁寧なお取引をありがとうございました。
簡潔でも構いませんが、「遅れたことへのお詫び」と「商品に満足している旨」をセットで伝えると、出品者側も安心しやすくなります。
今後同じことを繰り返さないための工夫
配達予定日〜配達日のあたりで、スマホのリマインダーを設定しておく
ポスト投函の荷物が多い場合は、ポスト確認のタイミングを決めておく
商品到着後、すぐに開封できない場合でも、「無事受け取りました。改めて確認後に評価いたします」と一言メッセージを送っておく
こうした小さな工夫で、評価の遅延によるトラブルや不安をかなり減らすことができます。