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メルカリで普通郵便はやめたほうがいい?危険な理由と安全な発送方法を徹底解説

メルカリで発送方法を選ぶとき、「送料が安いから普通郵便でいいか」とお考えになったことはありませんか。
確かに普通郵便は一見お得に見えますが、追跡なし・補償なし・住所バレといった見えにくいリスクを抱えています。紛失や遅延が起きた場合、時間もお金も評価も失ってしまう可能性があります。
本記事では、なぜ「メルカリで普通郵便はやめたほうがいい」と言われるのかを整理しつつ、価格帯や商品別にどの発送方法を選べば安全なのかを分かりやすく解説します。記事を読み終えるころには、「この商品ならこの発送方法」と自信を持って判断できるようになります。

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この記事のまとめ
  • 普通郵便は、追跡・補償がなく、匿名配送でもないため、メルカリ取引ではトラブルリスクが高い

  • 低単価・低リスク商品を除き、多くのケースで「やめたほうがいい」と言える

  • どうしても使う場合は、注意書き・梱包・宛名・料金などの基本対策を徹底することが必須

  • メルカリ便は、追跡・補償・匿名配送に対応しており、多少送料が高くても結果的に得になるケースが多い

迷ったときの基準は、常に「追跡・補償・匿名」の3つです。
この3つを満たす発送方法を選んでおけば、あなた自身の時間と評価、そして購入者の安心感を守ることができます。

メルカリで普通郵便はやめたほうがいいと言われる3つの理由

メルカリで出品するとき、「送料を安くしたいから、とりあえず普通郵便でいいかな」と考える方は多いです。
しかし、結論から申し上げますと、多くのケースで普通郵便はおすすめできません。理由は大きく3つあります。

追跡・補償がなく、紛失時の損失が大きい

普通郵便(定形・定形外)は、基本的に追跡番号が付かず、万一の紛失や破損があっても補償はありません。

そのため、

  • 荷物がどこにあるのか確認できない

  • 「届いていない」という購入者の主張を客観的に証明できない

  • 紛失した場合は、出品者・購入者のどちらかが損失を負う

といった状況になりやすく、トラブルの元になります。

一方で、メルカリ便(らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便)は、追跡付きが基本で、一定の補償も用意されています。紛失・破損時のリスクヘッジという意味で、普通郵便とは大きな差があります。

匿名配送ではなく、住所バレのリスクがある

普通郵便では、封筒やラベルに差出人と受取人の氏名・住所を記載する必要があります。
つまり、あなたの住所と名前が相手に伝わり、相手の住所もあなたに分かる形です。

メルカリ便であれば、メルカリが発行する専用の送り状を使うことで、お互いの氏名・住所を伏せたまま匿名配送が可能です。

近年はプライバシー意識が高まっており、「普通郵便で住所が分かる出品者からは買わない」という購入者も少なくありません。
出品段階で普通郵便を選ぶことが、見えない機会損失につながっている可能性があります。

配達遅延や返送で、時間もお金も余計にかかる

普通郵便は、追跡付きサービスや宅配便に比べて配達の優先度が下がる傾向があり、地域や時期によって到着日数が安定しません。

また、

  • 住所の記入ミス

  • 料金不足

  • 長期不在

などがあると、差出人に返送されることがあります。返送されると再発送が必要になり、時間も送料も二重にかかる結果になります。

「送料を節約したつもりが、トータルでは損をした」というケースが起こりやすいのが普通郵便です。


普通郵便とメルカリ便を比較:何がそんなに違うのか

ここからは、具体的に普通郵便とメルカリ便を比較しながら、どこに差があるのかを整理します。

送料・サイズ・追跡・補償を一覧で比較

※金額はイメージしやすいように簡略化した例示であり、最新の料金は必ず公式サイトでご確認ください。

項目普通郵便(定形・定形外)メルカリ便(小型例:ゆうパケット等)
追跡なしあり
補償原則なし一定額まであり
匿名配送なし(住所・氏名が相互に分かる)あり
送料条件により安い場合もあるやや高めだが安定
サイズ・重量の管理切手計算・重さ測定が必要規定サイズ内なら一律料金
料金不足・住所不備対応返送・再発送のリスクラベル印字でミスを減らせる

「一回あたりの送料」だけで見ると普通郵便が有利な場面もありますが、トラブルリスクや手間まで含めて考えるとメルカリ便のほうが結果的に得になるケースが多いです。

メルカリ便が推奨される理由(公式ルール・補償・匿名配送)

メルカリ公式ヘルプでも、メルカリ便(らくらく・ゆうゆう)について、匿名配送や追跡ありで安心して取引できることが案内されています。

メルカリ便の主なメリットは以下のとおりです。

  • 追跡番号が自動で取引画面に反映される

  • 一定の補償があり、万一のトラブル時もメルカリ経由でサポートを受けやすい

  • 匿名配送により、プライバシーを守りながら取引できる

  • アプリ上で送料が自動計算されるため、料金不足の心配が少ない

「評価を落としたくない」「トラブル対応に時間を取られたくない」という出品者にとって、メルカリ便は事実上の“標準”になりつつあります。

書留や簡易書留付き普通郵便という選択肢

普通郵便にも、オプションとして「書留」や「簡易書留」を付けることができます。
書留郵便では、引受から配達までの記録が残り、一定額までの損害賠償制度があります。

ただし、

  • 追加料金がかかる

  • 匿名配送にはならない

といった点を考慮すると、メルカリの取引では、メルカリ便を選んだほうがシンプルで分かりやすいケースがほとんどです。


どこからが「普通郵便はやめたほうがいい」ラインか?価格帯と商品別の基準

ここでは、実務的な目線で「どんな商品なら普通郵便を避けるべきか」を整理します。

「絶対に普通郵便は避けたい」商品の条件

以下の条件に当てはまる商品は、普通郵便ではなくメルカリ便などの追跡・補償付きサービスを強くおすすめします。

  • 販売価格が 2,000〜3,000円以上 の商品

  • 一点物・入手困難など、代替が効かない商品

  • 壊れやすい・破損しやすい商品(精密機器・ガラス製品など)

  • 個人情報を含む書類や重要度の高い内容物

このような商品は、紛失・破損時のダメージが大きく、「送料を少し節約したい」という理由だけで普通郵便を選ぶのはリスクが高すぎます。

「条件付きなら普通郵便も検討可」なパターン

逆に、以下のような条件であれば、普通郵便を検討する余地はあります。

  • 販売価格が数百円〜1,000円程度の低単価商品

  • 薄くて軽く、折れや多少の傷が気にならないもの(例:簡易な冊子、チラシレベルの紙類など)

  • 購入者が「追跡・補償なしに同意済み」であることが明確な場合

ただし、この場合もリスクを正直に伝えることが重要です。
商品説明や取引メッセージで、

普通郵便での発送となるため、追跡・補償はございません。紛失時の返金・再送はできかねますので、あらかじめご了承ください。

といった文言を明記し、購入者の理解を得ておくことがトラブル防止につながります。

価格帯別:おすすめ発送方法のざっくり目安

あくまで目安ですが、以下のように考えると判断しやすくなります。

  • 〜1,000円前後:

    • 小さくて薄いもの → 条件付きで普通郵便も検討

    • それ以外 → 小型のメルカリ便(ゆうパケット・ネコポス等)

  • 1,000〜3,000円:

    • 基本はメルカリ便

    • どうしても普通郵便を使う場合は、十分な説明と同意を得たうえで慎重に

  • 3,000円以上:

    • メルカリ便など追跡・補償付きサービス一択

「迷ったらメルカリ便にしておく」が、長期的に見ると最も安全です。


それでも普通郵便を使うなら:最低限やっておきたいリスク対策

状況によっては、どうしても普通郵便を使いたい場面もあるかもしれません。その場合の最低限の対策を整理します。

プロフィール・商品説明での注意書きテンプレート

以下のようなテンプレートを用意しておくと便利です。

プロフィール例

当方からの発送は、一部商品を除き普通郵便(追跡・補償なし)を使用しております。万一の紛失・破損時には返金・再送の対応ができかねますので、ご了承のうえご購入ください。追跡付きでの発送をご希望の場合は、ご購入前にコメントにてご相談ください。

商品説明例

こちらの商品は【普通郵便(追跡・補償なし)】での発送を予定しております。紛失や遅延がご不安な方は、メルカリ便(追跡付き)への変更も可能ですので、ご購入前にコメントでお知らせください。

このように書いておくことで、「説明されていなかった」というクレームを防ぎやすくなります。

梱包・宛名書き・料金不足トラブルを防ぐチェックリスト

普通郵便を使う際は、次のポイントを必ず確認してください。

  • 中身が動かないように、厚紙やプチプチでしっかり固定しているか

  • 外側に「折曲厳禁」などの注意書きが必要な場合は、明記しているか

  • 宛名・住所・郵便番号に誤りがないか(番地・部屋番号の抜けに注意)

  • 差出人住所・氏名も必ず記載しているか(返送先として重要)

  • 重量とサイズを正しく測り、料金不足がないようにしているか

料金不足や住所不備による返送は、「自分で防げるトラブル」です。ここを丁寧に行うだけでも、リスクを大きく下げられます。

紛失・未着時に出品者が取るべき対応手順

普通郵便で発送し、購入者から「届かない」と連絡が来た場合の基本的な流れは次のとおりです。

  1. まずは取引メッセージで丁寧に状況を確認する

  2. 発送日・発送方法・宛先に誤りがないか、自分の控えを確認する

  3. 近隣の郵便局に問い合わせ、戻りや誤配の可能性がないか相談する

  4. メルカリのガイドラインやヘルプも確認し、対応方針を決める

  5. 返金対応の有無を含め、購入者と誠実に話し合う

なお、普通郵便には追跡・補償がないため、最終的にどう負担を分けるかは、当事者の話し合いに依存する面が大きいです。
この意味でも、最初からメルカリ便を選んでおくほうが安全と言えます。


普通郵便より安心・お得な発送方法の選び方

最後に、普通郵便以外で検討したい「現実的な選択肢」と、その使い分けを整理します。

小型商品向け:ゆうゆうメルカリ便・らくらくメルカリ便の使い分け

小さくて軽い商品は、小型のメルカリ便が非常に便利です。

  • ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット等)

  • らくらくメルカリ便(ネコポス等)

これらは、

  • A4サイズ・厚さ○cm以内など、条件を満たせば一律料金

  • 追跡付きで、万一のトラブル時もメルカリ経由で対応しやすい

  • 匿名配送に対応

といったメリットがあります。

普通郵便との送料差は数十円〜数百円程度ですが、トラブルリスクや手間を考えると、十分に「差額を払う価値のある投資」と考えられます。

中〜大型商品の安全な発送パターン

中〜大型の商品になるほど、金額も上がり、紛失・破損時のダメージも大きくなります。

  • 宅急便コンパクト(らくらくメルカリ便)

  • ゆうパケットプラス・ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)

  • 宅急便(らくらくメルカリ便)

といったサービスを使うことで、

  • 追跡・補償付き

  • 荷物のサイズに応じて最適な料金体系

を選ぶことができます。

「送料込みでも利益が残る」価格設定の考え方

「メルカリ便は安全だけれど、送料が高くて利益が残らない」と感じる場合は、価格設計の見直しが有効です。

  • まず、想定する発送方法(例:ゆうゆうメルカリ便)を決める

  • その送料を前提に、「仕入れや自分の手間を含めて、いくらなら出品する価値があるか」を逆算する

  • どうしても利益が薄くなる場合は、そもそも販売しない・まとめ売りにするなどの選択肢も検討する

「安全な発送方法を前提に価格を決める」発想に切り替えることで、普通郵便に頼らなくても良い状態に近づけます。