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メルカリで受け取り評価しないのは嫌がらせ?出品者が取るべき安全な対処法

メルカリで商品を発送し、「配達完了」になっているのに、なかなか購入者が受け取り評価をしてくれないことがあります。
そのようなとき、

  • 「わざと評価しないで嫌がらせされているのでは?」

  • 「このまま売上が入らなかったらどうしよう」

  • 「催促したら、今度は悪い評価を付けられそうで怖い」

と、不安やモヤモヤを感じる出品者の方は少なくありません。

本記事では、メルカリ公式ルールと迷惑行為のガイドを前提に、「受け取り評価をしない行為」がどのような場合に嫌がらせと言えるのか、そして出品者が安全に取るべき具体的な対処法を整理します。

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この記事のまとめ
  • 受け取り評価をしてくれないからといって、すぐに「嫌がらせ」と決めつける必要はありません。

  • メルカリには、自動取引完了の仕組みがあり、一定期間を過ぎれば売上が反映されるよう設計されています。

  • 一方で、意図的に取引を進めない行為や、悪意のあるメッセージを繰り返す行為は、迷惑行為として事務局の対応対象になり得ます。

  • 出品者は、

    • 時系列で冷静に対応する

    • 催促は必要最小限にとどめる

    • 感情的なメッセージや晒し行為などのNG行動を避ける

    • 必要に応じて事務局・通報機能を活用する

目次

よくある状況と出品者が感じる不安

受け取り評価がされない場面として、代表的なものは次のようなケースです。

  • 配達状況は「配達完了」なのに、数日経っても評価が付かない

  • 取引メッセージで連絡しても返事がない

  • 取引中に一度トラブルが起きており、その後から評価されない

  • 他の出品者に対しても評価が遅い・悪いという口コミが見られる

このような状況から、「これは嫌がらせなのか?」と疑う気持ちは自然なことです。
ただし、すべてが悪意とは限らず、

  • 忙しくてアプリを開いていない

  • 商品を開封できておらず評価を保留している

  • 評価の仕方をよく理解していない初心者

といった事情で遅れている場合も多くあります。

まず押さえるべき前提:売上は自動で守られる仕組みがある

不安を少し和らげるために、最初に知っておきたい大事なポイントがあります。

購入者が受け取り評価をしないままでも、一定期間が経過するとメルカリ事務局が自動で取引を完了し、出品者の売上金が反映される

という仕組みが、公式に明示されています。

つまり、評価が遅れても、すぐに「売上が入らなくなる」「商品もお金も失う」といった事態にはなりません。
この仕組みを前提に、「嫌がらせの可能性」と「実際の取るべき行動」を冷静に切り分けていくことが重要です。


メルカリ公式ルール:受け取り評価されないときの仕組み

まずは、メルカリ公式がどのようなルールを定めているのかを確認します。

自動取引完了までの日数と条件

出品者が発送後、購入者が受け取り評価をしない場合には、メルカリ事務局が自動で取引を完了させる仕組みがあります。

おおまかなイメージは以下のとおりです。

  • らくらくメルカリ便

    • 配送ステータスが「配達完了」になってから、2日後の13時以降に自動で取引完了

  • ゆうゆうメルカリ便/その他の配送方法

    • 出品者が発送通知をした日から、9日後の13時以降に自動で取引完了

自動で取引が完了すると、出品者の売上金に販売利益が反映されます。
一方で、購入者から事務局への問い合わせがある場合などには、自動完了のタイミングが延長される場合もあります。

意図的に取引を進めない行為と「迷惑行為」の関係

メルカリでは、「取引を意図的に進行しない(発送しない・受け取らない・評価しない)」といった行為を、迷惑行為として扱う場合があると案内しています。

たとえば、

  • 取引相手からのメッセージやメルカリからの通知があるにもかかわらず、長期間、受取評価を行わない

  • 理由も告げずに、嫌がらせ目的で取引を放置する

といったケースでは、事務局が迷惑行為と判断し、警告や利用制限などの対応を行う可能性があります。

事務局からの通知・介入が入るケース

一定期間、取引に進展がない場合、メルカリ事務局から、

  • 発送を促す通知

  • 受け取り評価を促す通知

が送られることがあります。通知に記載された期日を過ぎても対応がない場合、事務局側で自動完了やキャンセルなどの介入が行われることがあります。

このように、出品者が一人で抱え込まずとも、ルールに基づいて運営側がフォローする仕組みが最初から用意されています。


「嫌がらせ」かどうか判断するためのチェックリスト

ここからは、実際に「嫌がらせ」の可能性があるかどうかを考えるための視点を整理します。

単なる遅れのことが多いパターン

次のような状況では、嫌がらせではなく「単なる遅れ」である場合が多いと考えられます。

  • 配達完了からまだ数日(1〜3日程度)しか経っていない

  • 取引メッセージで連絡したところ、時間が経ってからでも返信があった

  • 相手の評価履歴を見ても、特にトラブルや悪い評価が多いわけではない

  • 商品の到着が遅延している、または不在票対応が必要な状況である

また、購入者は商品到着後、開封・動作確認に時間がかかることもあります。特に中古品や電化製品などは、確認作業に時間をかける購入者も少なくありません。

嫌がらせ・迷惑行為の可能性が高いパターン

以下のような特徴が複数当てはまる場合、嫌がらせ・迷惑行為の疑いが強くなります。

  • 明らかに配達から長期間(1〜2週間以上)経っても評価・連絡がない

  • 丁寧なメッセージで複数回状況確認しても、完全に無視されている

  • 過去の評価履歴に「評価が遅い」「連絡が取れない」といった指摘が多い

  • 取引中に軽いトラブルがあり、それ以降明らかに態度が変わった

  • 「催促されて腹が立った」ようなニュアンスのメッセージを残して以降、評価しない

競合記事でも、「催促をうざいと感じた購入者が、嫌がらせでギリギリまで評価しない」といったケースがあることが指摘されています。

ただし、嫌がらせと感じても、出品者側が感情的な行動に出てしまうと、今度はこちらが迷惑行為とみなされるリスクもあるため注意が必要です。

出品者側にも原因があるかもしれないケース

一見すると「嫌がらせ」に思えても、次のような場合は出品者側にも要因がある可能性があります。

  • 商品説明と実物の状態が明らかに一致していなかった

  • 梱包が不十分だったため、破損などのトラブルが起きている

  • 発送が大きく遅れた、連絡が十分でなかった

購入者は「どう対応しようか迷っている」「事務局に相談中」などの理由で評価を保留している場合もあります。この場合、まずは自分の取引内容を振り返り、誠実な対応に徹することが重要です。


時系列で分かる:出品者が取るべき具体的な行動フロー

ここでは、発送から自動取引完了までを時系列で整理し、出品者が実際に何をすればよいかをまとめます。

配達前〜配達完了直後にやるべきこと

  1. 発送時

    • 発送予定日を守る

    • 追跡番号がある配送方法を選び、発送通知を正しく行う

  2. 配達完了が確認できたとき

    • すぐに催促はせず、まずは数日〜1週間程度は様子を見る

    • プロフィールや商品説明で、対応方針(「評価はお時間のあるときで構いません」など)をあらかじめ伝えておくと、相手も安心しやすくなります。

配達完了後3〜5日経過:様子見と1回目のメッセージ例文

配達完了から3〜5日ほど経っても評価がない場合、丁寧な一言メッセージを送ることを検討してよいタイミングです。

例文(通常の確認用)

お世話になっております。先日発送いたしました商品は、無事お手元に届いておりますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、問題なくお受け取りいただけていれば安心です。
お時間のあるときで構いませんので、受け取り評価をしていただけますと幸いです。

ポイントは、

  • 相手の都合を尊重する姿勢を示す

  • 「評価してください」と強く迫らず、あくまで状況確認+お願い程度にとどめる

ことです。

自動取引完了まで:待つべきか、事務局へ相談すべきか

丁寧なメッセージを送っても返事がなく、配達からかなりの日数が経過している場合には、次のように判断します。

  • トラブルが特に起きていない場合
    → 公式が定める自動取引完了の期日(らくらくメルカリ便なら配達完了から2日後、その他は発送から9日後など)まで待つ

  • 商品に不備がある可能性があり、購入者からも連絡がない場合
    → 一度、状況を確認するメッセージを送り、それでも反応がなければ事務局への相談も検討する

  • 明らかに嫌がらせ・迷惑行為と感じられる言動がある場合
    → メッセージの履歴を残したうえで、通報機能やお問い合わせフォームから事務局に相談する

自動取引完了の仕組みがある以上、「無理に催促を続けるよりも、自動完了を待つほうが安全」というケースも多くあります。


嫌がらせが疑われる相手への安全な対処法

嫌がらせと感じる状況になっても、出品者側はあくまで冷静に、ルールに沿って行動することが重要です。

穏やかに状況確認をするメッセージ例文

嫌がらせが疑われる場合でも、まずは一度だけ丁寧なメッセージで状況を確認します。

例文(嫌がらせの可能性を感じているが、あくまで冷静に)

お世話になっております。◯日に発送いたしました商品について、配達完了となっているようですが、その後ご連絡をいただけていない状況でしたので念のためご連絡いたしました。
商品に何か不備やご不明点がございましたら、評価の前にご相談いただけますと幸いです。
特に問題がなければ、お時間のあるときに受け取り評価をお願いできればと思います。

これ以上の催促を繰り返すと、今度は出品者側が「つきまとい行為」「迷惑行為」と見なされるリスクがあります。メッセージは基本的に1〜2回までにとどめ、自動完了を待つ姿勢を基本とします。

それでも改善しない場合の事務局への相談・通報手順

明らかに悪意のあるメッセージを送られている場合や、他の取引でも同様の嫌がらせが行われていると疑われる場合は、

  1. 取引メッセージなどのやり取りを削除せず、そのまま残す

  2. 該当する取引画面から「事務局に問い合わせ」または「通報」機能を使う

  3. いつ、どのようなメッセージがあり、どの点が迷惑行為・嫌がらせだと感じるのかを具体的に伝える

といった流れで事務局に相談します。
メルカリは、禁止行為・迷惑行為を通報された場合、内容を確認し、必要に応じて削除や利用制限などの対応を行うと案内しています。

ブロック機能の使い方と注意点

特定のユーザーから再度購入されたくない場合などは、ブロック機能の利用も検討できます。

ただし、

  • ブロックをきっかけにさらに報復的な行動に出るユーザーがいないとは限らない

  • 取引中の相手をブロックする前には、事務局への相談も含め慎重に検討する

といった点には注意が必要です。ブロックは「今後関わらないための最後の手段」として位置づけるのが無難です。


絶対にやってはいけないNG対応

嫌がらせを受けていると感じると、つい感情的になってしまいがちですが、出品者自身がルール違反になってしまうと、アカウントの利用制限など思わぬ不利益を被る可能性があります。

感情的なメッセージ・脅し文句・晒し行為

次のような対応は、絶対に避けてください。

  • 相手を罵倒する・人格を否定するようなメッセージを送る

  • 「評価しないなら悪い評価を付けます」「通報してアカウントを停止させます」など、脅しとも取れる文言

  • 取引内容や相手のIDをSNSなどで晒し、第三者を巻き込んで攻撃させる行為

これらは、メルカリの迷惑行為・禁止行為(誹謗中傷・脅迫行為・荒らし行為など)に該当する可能性が高く、出品者側が警告・利用制限の対象となるリスクがあります。

ルール違反になる可能性がある行為

  • 評価の方法を指定する(「良いで評価してください」など)

  • 繰り返し評価変更や評価自体を強く要求する

  • キャンセル料・迷惑料など、メルカリのルールにない金銭を請求する

こうした行為は、メルカリが具体的に禁止している行為に含まれます。

自分の評価・アカウントを守るために避けるべきこと

  • イライラした勢いで、長文の怒りメッセージを送る

  • 取引画面以外の場所(SNSのDMなど)で相手にコンタクトする

  • メルカリの判断を待たず、独自の「ペナルティ」を与えようとする

短期的にはスッキリするように思えても、長期的には自分のアカウントリスクの方が大きくなります。
「嫌な相手にこれ以上時間を使わない」ことも、大切な自衛策の一つです。


二度と同じトラブルを起こさないための予防策

最後に、今後同じようなモヤモヤを抱えないための工夫をまとめます。

商品説明・発送連絡・プロフィールでできる工夫

  • 商品説明に「中古品の状態」「傷や汚れの有無」を具体的に記載する

  • 発送予定日・使用する配送方法を明確に書く

  • プロフィールに「評価はお時間のあるときで構いません」「受け取り後、◯日以内に評価いただけると助かります」など、希望するスタイルを穏やかに記載する

これにより、購入者の不安を減らし、「トラブルになりそうな相手」をある程度ふるいにかける効果も期待できます。

取引条件のテンプレート化でストレスを減らす

毎回ゼロから考えると、トラブル時に感情的になりやすくなります。

  • 発送時の定型メッセージ

  • 配達確認後の状況確認メッセージ

  • それでも連絡がない場合の最終メッセージ

をあらかじめテンプレート化しておけば、淡々と定めた手順どおりに動くだけで済み、精神的な負担も軽くなります。

割り切り方とメンタルケアのポイント

どれだけ丁寧に対応していても、一定割合で「相性の悪い相手」「理不尽な相手」に当たってしまうことは避けられません。

  • 「メルカリをやっていれば、一定数は事故のようなもの」と割り切る

  • 不安になったら、公式のルール(自動完了の仕組み・迷惑行為への対処)を再確認する

  • 必要以上に相手のことを考え続けず、他の取引や日常に意識を向ける

といった意識の持ち方も、長くメルカリを続けていくうえで大切です。