「スマホ保険って本当に必要?」「ショップで勧められたけれど、正直いらない気もする……」。
そう感じて「スマホ保険 いらない 知恵袋」と検索されたのではないでしょうか。
本記事では、Yahoo!知恵袋などに見られる“本音ベースの声”と、公表されている調査データを組み合わせて、
スマホ保険がいらない人
逆に入った方がいい人
を、できるだけ客観的な基準で整理します。最後に3分で判断できるチェックリストもご用意しましたので、ご自身の状況と照らし合わせてご覧ください。
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スマホ保険は、多くの人に絶対必要というものではない
端末価格・利用年数・過去の破損歴・利用シーンによって、
「いらない人」
「入った方がいい人」
に分かれる
特に、
高額端末を3年以上使う
過去にトラブル経験がある
仕事でもスマホを多用する
といった方は、補償の検討価値が高い
一方で、慎重に扱う方やミドルレンジ端末を短期で買い替える方は、保険料を払うよりも“壊れたときに払う”前提で備える方が合理的なケースも少なくありません。
大切なのは、「なんとなく不安だから」「勧められたから」といった理由ではなく、数字と自分のライフスタイルに基づいて決めることです。
知恵袋に多い“いらない派”と“入ってて良かった派”の主張
Q&Aサイトを見ていると、大きく次の2つの立場に分かれます。
いらない派の主張(よくある例)
「今までスマホを壊したことがほとんどない」
「月々の保険料がもったいない。数年で機種変更するから、その分貯めた方が良い」
「AppleCare+は高すぎる。都度修理した方が安い場合もある」
入ってて良かった派の主張(よくある例)
「高額スマホの画面を割ってしまい、修理費が3〜5万円かかったが、保険で負担が軽くなった」
「仕事用のスマホが壊れたとき、交換サービスですぐ復旧できて助かった」
どちらも一理ありますが、前提条件(端末価格・過去の破損歴・利用シーンなど)がバラバラなため、「自分はどちら側なのか」が分かりづらいのが実情です。
スマホ保険が「いらない人」と「入った方がいい人」
スマホ保険がいらない人の条件リスト
次の条件に2つ以上当てはまる場合、スマホ保険の優先度は低く、「いらない」または「より安い・シンプルな補償で十分」である可能性が高いです。
端末価格が10万円未満のスマホを使っている
機種変更サイクルが2年以内と短い
過去3年以上、スマホを壊した・失くした経験がない
基本的に自宅・職場など安全な環境での利用が中心
スマホケース・ガラスフィルムなど物理的な保護を徹底している
クレジットカードや家財保険など、すでに何らかの補償が付帯している
このような方は、保険料を払うよりも「壊れたらそのときに都度支払う」「次の機種変更を早める」といった判断の方が合理的になりやすいです。
スマホ保険に入った方がいい人の条件リスト
一方で、次の条件に1つでも強く当てはまる場合は、スマホ保険・端末補償の検討価値が高いと言えます。
15万円前後の高額スマホを3年以上使う予定がある
過去にスマホの画面割れ・水没・紛失を1回以上経験した
仕事用の連絡にもスマホを使っており、故障すると仕事に支障が出る
小さなお子さまがいて、子どもがスマホを触る機会が多い
海外出張や旅行が多く、紛失・盗難リスクが高い利用環境である
こうした方は、一度のトラブルで数万円規模の出費が生じるリスクが現実的に高く、保険料とのバランス次第では「入っていた方が総合的に安心・合理的」になり得ます。
まずは「端末価格×利用年数」でざっくり区切る
よりシンプルに考えるなら、まずは次の2軸で考えるのがおすすめです。
端末価格
高価格帯(概ね12〜15万円以上)
中価格帯(7〜12万円程度)
低価格帯(〜7万円程度)
予定利用年数
2年以内に買い替える
3年以上長く使うつもり
「高価格帯 × 3年以上利用」のゾーンにいる方ほど、スマホ保険や何らかの補償を検討する価値が高くなります。
スマホ保険はいらないと言われる主な理由
理由1:保険料がもったいないという感覚
複数の調査によると、スマホ保険・補償サービスへの加入率はおよそ25〜35%前後です。つまり、3〜4人に1人は加入している一方で、過半数は未加入です。
未加入者の理由として多いのが、
「保険料がもったいない」
「自分はあまり壊さないから必要ないと思う」
といった“損得勘定”に基づくものです。ある調査では、非加入者の約7割が「保険料がもったいない」と回答しています。
理由2:めったに壊さない・物理的に守っている
また、「ケースとガラスフィルムを付けているから大丈夫」「そもそも外出が少なく落とす機会も少ない」といった理由で、リスクを低いと見積もる方も少なくありません。
実際、慎重に扱う方や、屋内中心のライフスタイルの方は、破損・紛失リスクが相対的に低く、保険を使う機会も少なくなります。
理由3:AppleCare+やキャリア補償が割高に感じられる
特にiPhoneユーザーからは、「AppleCare+は高すぎる」という声がよく聞かれます。
保険料(月額・一括)が高い
さらに修理時の自己負担額も必要
2年ごとに機種変更するなら、元が取りづらい
といった理由です。
このため、「AppleCare+は付けず、別のスマホ保険や、そもそも保険に入らない」という選択をする方も増えています。
数字で見るスマホ保険のメリット・デメリット
スマホの破損・トラブル発生率と主な故障内容
調査データによると、
3人に1人程度が「スマホの画面を割ったことがある(または現在割れている)」と回答したという結果もあります。
スマホ修理経験者への調査では、故障箇所として
電源不良
画面の動作不良・ひび割れ
バッテリー劣化
などが多いと報告されています。
一方で、「一度も壊したことがない」という人も一定数存在します。
つまり、壊しやすい人と、ほぼ壊さない人で、リスクは大きく二極化していると言えます。
画面割れ・水没などの修理費はいくらかかるのか
ハイエンドスマホ(iPhoneのProシリーズなど)の場合、
画面割れ修理:3〜5万円程度
基板修理や重度の故障:さらに高額になる場合もある
といった水準が一般的です。
本体価格自体も15万円前後に達する機種が増えているため、1回のトラブルで数万円〜十数万円の負担になる可能性があります。
簡易シミュレーション:保険料と修理費の損益分岐点
ここでは、あくまで一例としてシミュレーションしてみます。
端末価格:15万円のiPhone
想定利用年数:3年
画面割れなどの修理費:4万円
スマホ保険:月額700円、自己負担1万円と仮定
この場合の3年間の保険料総額は、
700円 × 36か月 = 25,200円
です。
保険に入っていて1回修理した場合の総負担
保険料 25,200円 + 自己負担 10,000円 = 35,200円
保険に入らず1回修理した場合の負担
修理費 40,000円
このケースでは「3年間で1回までの故障」であれば、保険に入っても入らなくても負担額は大差ないことが分かります。
逆に、
3年間で2回以上壊すなら保険が有利になりやすい
まったく壊さないなら、保険料分だけ損をする
という構図です。
スマホ保険以外の選択肢と“補償かぶり”の整理
スマホ保険を検討する際は、「そもそも他でカバーされていないか?」も確認しましょう。
AppleCare+・キャリア補償・独立系スマホ保険の違い
大まかに分けると、次の3タイプがあります。
AppleCare+(メーカー系)
特定端末(iPhoneなど)を手厚くカバー
純正サポートが受けられる一方、保険料は高め
キャリア補償(ドコモ・au・ソフトバンクなど)
端末購入時に加入しやすく、代替機提供など手続きがスムーズ
月額料金+交換時の負担金がかかる
独立系スマホ保険(少額短期保険等)
複数台まとめて補償できるものや、中古端末にも対応するものが多い
キャリアを問わず利用できる一方、契約・請求は自分で行う
クレジットカード付帯保険・家財保険でカバーできるケース
一部のゴールドカード等の付帯保険で、購入した端末の破損・盗難が一定期間補償される場合があります。
火災保険・家財保険のオプションで、持ち出し家財としてスマホがカバーされることもあります。
これらにすでに加入している場合、スマホ保険と補償範囲がかぶる可能性があるため、重複加入による「払いすぎ」には注意が必要です。
すでに補償が重複していないかチェックするポイント
クレジットカードの付帯保険の内容・期間を確認したか
自宅の火災保険・家財保険の対象範囲にスマホが含まれるか確認したか
キャリア補償と、別途加入しているスマホ保険が同一トラブルを二重にカバーしていないか
3分チェックリスト:あなたはスマホ保険に入るべき?
次の設問に「はい/いいえ」で答えてみてください。
端末価格は12万円以上である
このスマホを3年以上使うつもりである
過去3年で、スマホを壊した・失くした経験が1回以上ある
スマホが使えなくなると、仕事や生活に大きな支障が出る
小さな子どもがいる、または屋外で使う頻度が高く、落としたり濡らすリスクが高い
「はい」が3つ以上:
→ スマホ保険または何らかの補償を前向きに検討すべきタイプです。「はい」が1〜2つ:
→ キャリア補償よりも、保険料の安い選択肢や、既存の保険でのカバー状況を確認しましょう。「はい」が0個:
→ 現状はスマホ保険の優先度は低く、**いらない(または最低限で十分)**である可能性が高いです。
ケース別シミュレーション
ケース1:高額iPhoneを3年以上使う30代会社員
iPhoneのProシリーズ(本体15万円)
仕事でも私用でもフル活用
過去に一度、スマホを落としてヒヤッとした経験あり
→ このケースは、保険検討の優先度が高いタイプです。
特に仕事で使う場合、故障による機会損失(連絡が取れない・商談に影響など)も考える必要があります。
ケース2:ミドルレンジ端末を2年で買い替える20代
本体価格7万円前後
2年ごとに機種変更する予定
ケース・フィルムでしっかり保護し、これまで大きな故障なし
→ このケースは、スマホ保険は優先度低めです。
保険料を払うより、毎月数百円を「修理・買い替え用の積立」と考えて貯めておく方が合理的な可能性があります。
ケース3:子ども含め3台以上を持つ家族
親2台+高校生の子ども1台、計3台
子どもがスマホを落とす・壊すリスクが高い
家計にとって、同時に2台壊れると大きな負担
→ このケースでは、「複数台まとめて補償できるタイプのスマホ保険」や、「壊しやすい端末だけを重点的にカバーする」戦略が有効です。
加入するならここを比較:スマホ保険のチェックポイント
スマホ保険に入ると決めた場合、次の3点は必ず比較してください。
1. 補償範囲(破損・水没・紛失/盗難)
画面割れ・水没のみをカバーするタイプか
紛失・盗難までカバーしてくれるか
自然故障・バッテリー交換は対象か
2. 自己負担額・上限額・回数制限
1回の修理・交換ごとにいくら自己負担が発生するか
年間の支払上限額・回数制限はあるか
何度も利用すると保険料が上がる仕組みかどうか
3. 保険料(月額)と解約・見直しのタイミング
月額保険料はいくらか
機種変更時や利用年数が伸びたときに、保険を見直せるか
解約手続きがオンラインで簡単にできるか
スマホ保険に入らない場合のリスクと対策
「検討した結果、自分はスマホ保険はいらない」と判断した場合でも、ノーガードではなく、現実的な対策をとっておくことが大切です。
物理的な対策(ケース・フィルム・ストラップ)
耐衝撃ケース・ガラスフィルムの利用
落下リスクが高い方は、ストラップ・ポーチを活用
水回りやアウトドアでの利用時は、こまめにバッグやポケットに戻す習慣をつける
データバックアップとサブ機の準備
クラウドバックアップ(iCloud・Google Drive等)を自動で行う設定にしておく
使っていない旧端末を緊急時のサブ機として保管しておく
これにより、端末が壊れても「データが消える」「数日間まったく連絡が取れない」といった最悪の事態を避けられます。
いざ壊れたときの行動フロー
保険の有無にかかわらず、スマホが壊れたときの対応手順を事前に決めておきましょう。
故障内容をメモ(いつ・どこで・どう壊れたか)
メーカー・キャリア・保険会社・クレカなど、どこが補償してくれる可能性があるかを確認
修理費用と、買い替え費用を比較し、どちらが合理的か判断
一時的にサブ機を使う・代替機を借りる手配を行う
よくある質問(Q&A)
Q1. 途中からスマホ保険に入っても間に合いますか?
A. 多くのスマホ保険・補償サービスは、「壊れてから」は加入できません。また、購入から一定期間以内など、加入条件が定められていることもあります。
そのため、加入するかどうかは購入時〜早い段階で判断する必要があると考えてください。
Q2. 機種変更したとき、保険はどうなりますか?
A. キャリア補償の場合は、機種変更時に新端末へ補償対象を切り替えるのが一般的です。独立系スマホ保険の場合も、契約者ページから端末情報を変更する手続きが必要になるケースが多いため、変更し忘れに注意してください。
Q3. AppleCare+とスマホ保険、どちらを優先すべきでしょうか?
A. 1台のiPhoneを手厚く守りたい場合はAppleCare+、家族の複数端末やタブレットなども含めてまとめて補償したい場合は独立系スマホ保険が向いていることが多いです。
AppleCare+は保険料が高めな一方、正規サービスでの修理・交換を受けられる安心感があります。独立系保険は、保険料を抑えつつ複数台をカバーできる商品が多く、家族持ちの方に適しています。