Steamで購入したPCゲームを、スマホで手軽に遊べたら便利だと感じる方は多いはずです。たとえば「リビングのPCを起動したまま寝室で続きがしたい」「デスクに座らずソファで遊びたい」「外出先の空き時間に少しだけ進めたい」といった用途は非常に現実的です。
一方で、Steamのゲームをスマホへ直接インストールして動かすことは、基本的に想定されていません。多くの場合、スマホでSteamゲームを遊ぶ方法は、PCやクラウド側でゲームを動かし、その映像と操作をスマホへ届ける「ストリーミング」方式になります。
本記事では、スマホでSteamのゲームをプレイする代表的な方法を3つに絞り、必要なもの、設定手順、遅延を抑えるコツ、外出先利用の注意点、うまくいかないときの対処まで、順序立てて詳しく解説いたします。初めての方でも迷いにくいように、チェックリスト・比較表・症状別の切り分け表も用意していますので、手順どおりに進めてください。
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スマホでSteamのゲームが遊べる仕組み
スマホに直接インストールはできないケースが多い
Steamのゲームは、WindowsなどのPC環境での動作を前提に開発されているタイトルが多く、スマホ用アプリのように「スマホへ入れて単体で起動する」形には対応していないのが一般的です。
そのため、スマホで遊ぶ場合は次のどちらか、またはその組み合わせになります。
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自宅PCでゲームを起動しておき、スマホへ映像と音声を送る(リモートプレイ)
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クラウド側の高性能PCでゲームを動かし、スマホへ配信する(クラウドゲーミング)
ここで重要なのは、スマホは「ゲームを動かす場所」というより「映像を受け取り操作を送る場所」になりやすい点です。つまり、快適性の多くはスマホ性能よりも、回線品質やPC側の安定性に左右されます。
また、プレイ環境によって「できる・できない」が変わる点も押さえてください。たとえば同じ方法でも、次の要素で体感が大きく変わります。
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ルーターの性能、Wi-Fiの電波状況(5GHzか2.4GHzか)
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PCが有線LANかどうか
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家族の動画視聴やダウンロードなど、回線混雑の有無
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スマホ側の省電力設定、バックグラウンド制限
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コントローラーの有無、入力遅延
「つながる」だけなら比較的簡単でも、「快適に遊べる」に到達するには調整が必要なケースがあるため、本記事では快適化まで含めて解説いたします。
3つの方法の違いを先に把握する
スマホでSteamのゲームを遊ぶ方法は複数ありますが、代表的には次の3種類に整理できます。最初に比較し、あなたの目的に合う方法を選ぶのが最短です。
| 方法 | 代表例 | PCが必要 | 外出先 | 難易度 | 遅延の傾向 | コスト | こういう人に向く |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Steamのリモートプレイ | Steam Link | 必要 | 条件次第 | 低 | 小〜中 | 基本無料 | 自宅中心、まず試したい |
| クラウドゲーミング | GeForce NOW等 | 原則不要 | 可能 | 中 | 中 | 月額が発生しやすい | 外出先中心、PC管理を減らしたい |
| PCリモートアプリ | Moonlight / Parsec等 | 必要 | 可能 | 中〜高 | 詰めると小 | 基本無料〜一部有料 | 調整して快適性を取りに行きたい |
選び方の目安は次のとおりです。
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自宅での利用が中心:まずはSteam Linkが最適です。導入が早く、無料で試せます。
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外出先利用が中心:クラウドゲーミングが現実的です。PCを起動しておく運用が不要になりやすいです。
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遅延や画質を追い込みたい:PCリモート系で調整して最適化する選択肢があります。
次章から、3つの方法を順に詳しく見ていきます。
スマホでSteamのゲームをプレイする方法1 Steam Link
Steam Linkは「SteamのRemote Play」をスマホで使うための代表的な手段です。自宅PC上で動いているSteamゲームの映像と音声をスマホへ送り、スマホから操作を返すことで、スマホをゲーム端末のように使えます。
まず試すべき理由は明確で、無料で導入しやすく、Steam公式の機能として運用しやすい点です。迷ったら、最初はSteam Linkで動作確認するのが最短ルートです。
必要なものと事前チェック
必要なものは多くありませんが、事前チェックを怠ると「PCが見つからない」「接続できない」などで詰まりがちです。準備段階で確実に潰してください。
最低限必要なもの
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Steamが動くPC(Windowsなど)
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スマホ(iPhoneまたはAndroid)
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Wi-Fi環境
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可能ならBluetoothコントローラー(アクション系ほど重要)
快適性を左右する推奨環境
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PCは有線LAN接続(可能なら必ず)
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スマホは5GHz Wi-Fi接続(可能なら必ず)
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ルーターは設置場所を工夫し、電波が弱い部屋では中継機やメッシュWi-Fiも検討
事前チェックリスト
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PCでSteamにログイン済みです
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Steamのアップデートが完了しています
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PCがスリープしない設定です(少なくともプレイ中)
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初回設定時はスマホとPCを同じWi-Fiに接続できます
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可能ならPCは有線LANです
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可能ならスマホは5GHz Wi-Fiです
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セキュリティソフトやファイアウォールでSteamがブロックされていません
とくに「PCスリープ」と「Wi-Fi帯域(5GHz)」は、初心者の方が気づかずにつまずく典型です。ここで対策しておくと、後のトラブルが激減します。
設定手順
ここでは、初心者の方でも迷いにくいように、手順を分解して説明いたします。重要なのは「初回は自宅内で成功させる」ことです。いきなり外出先で試すと、原因が増えて難易度が上がります。
手順
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PCでSteamを起動し、ログイン状態にします
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Steamの設定を開き、Remote Playを有効化します
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スマホにSteam Linkアプリをインストールして起動します
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アプリの案内に沿って、PCを検索します
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PCが表示されたら選択し、ペアリングを開始します
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スマホに表示されるコード(認証番号)をPC側に入力します
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接続が確立したら、スマホ側からSteamの画面を操作し、ライブラリからゲームを起動します
うまく進めるコツ
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初回は、PC・スマホともに再起動しておくと余計な不具合が起きにくいです
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PC側でSteamが起動していないと、スマホから検出できないことがあります
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コード入力のタイミングで失敗する場合は、Steam LinkアプリとSteamの双方をいったん閉じてやり直すと改善するケースが多いです
ここまでで「映像が出て操作できる」状態になれば成功です。次に、快適化へ進みます。
快適にする設定のコツ
Steam Linkで大切なのは、画質を上げることよりも安定を確保してから少しずつ上げることです。最初から高画質・高フレームレートを狙うと、カクつきや遅延の原因になります。
快適化の優先順位
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PCを有線LANにする(効果が大きい)
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スマホを5GHz Wi-Fiにする
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ルーターに近い場所で試す
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映像設定を「安定寄り」にする
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PC側負荷を下げる(録画、配信、重いブラウザなどを停止)
映像と遅延のバランス調整の考え方
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映像が乱れる:通信が追いついていない可能性が高いです。解像度・ビットレート・フレームレートを下げて安定させます。
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遅延が大きい:回線の混雑、Wi-Fi帯域、PCの処理負荷が原因になりやすいです。まず有線化と5GHz化を優先します。
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音ズレがある:回線の不安定が原因のことが多く、映像設定を軽くして改善することがあります。
ジャンル別のおすすめ設定方針
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ターン制RPG、カード、シミュレーション:画質優先でも成立しやすいです
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アクション、3D:安定と遅延を優先し、画質は中程度から始めます
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対戦FPS、格ゲー:スマホストリーミングは難易度が高めです。回線を強化し、設定を追い込む必要があります
向いている人と向かない人
向いている人
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自宅PCのSteamゲームを、別の部屋で手軽に遊びたい方
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まず無料で試して、成立するか確かめたい方
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自分のSteamライブラリをそのまま使いたい方
向かない人
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外出先メインで、常に安定した回線が確保しにくい方
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競技性の高い対戦ゲームで、遅延に非常にシビアなプレイを求める方
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PCを起動しておく運用がどうしても難しい方
Steam Linkは「自宅で最短導入」に強い方法です。次は「外出先中心」の解であるクラウドゲーミングを見ていきます。
スマホでSteamのゲームをプレイする方法2 クラウドゲーミング
クラウドゲーミングは、自宅PCではなくクラウド上の高性能PCでゲームを動かし、スマホに配信する方式です。スマホ側は映像を受け取り操作を返すだけなので、スマホの性能よりも回線品質が重要になります。
最大の利点は、状況によっては自宅PCを起動しておく必要がなくなることです。外出先利用が多い方や、PCの管理を減らしたい方に向きます。
代表例と前提条件
クラウドゲーミングでは、代表的なサービスとしてGeForce NOWなどが知られています。ただし重要な注意点として、クラウドは万能ではなく、一般的に次の制約があります。
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サービス側で対応しているゲームに限られる場合が多い
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混雑時は待ち時間や優先度が影響することがある
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画質やフレームレート上限、セッション時間がプランで変わる場合がある
つまり、クラウドは「外出先でも遊べる」反面、遊びたいタイトルが確実に遊べるかを事前に確認する必要があるということです。
始め方の流れ
サービスごとにUIや手順は異なりますが、導入の流れは概ね次のようになります。
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クラウドゲーミングサービスのアカウントを作成します
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スマホにアプリを入れる、またはブラウザ経由でログインします
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必要に応じてSteamアカウントと連携します
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サービス内で対応タイトルを探し、起動します
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コントローラーを接続し、操作環境を整えます
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画質や遅延を見ながら、回線環境に合わせて設定を調整します
最初の確認ポイント
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まずは自宅Wi-Fiで試し、成立するか確認します
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次に外出先(モバイル回線やテザリング)で短時間から試します
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いきなり高画質にせず、安定してから段階的に上げます
料金と対応タイトルの考え方
クラウドゲーミングは、無料枠が用意されている場合もありますが、プレイ体験に直結する部分がプラン差になりやすいです。一般的に確認すべき論点は次のとおりです。
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料金:月額課金が必要か、無料枠があるか
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混雑時の優先度:待ち時間が発生するか
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画質・フレームレート上限:高画質にできるか
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セッション時間:長時間プレイが可能か
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対応タイトルの範囲:Steamライブラリ全てが対象ではない可能性
クラウドゲーミングを選ぶ際は、以下の判断が重要です。
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自分が遊びたいタイトルが「対応」しているなら非常に便利です
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対応していないタイトルが多い場合は、Steam LinkやPCリモートへ戻した方が良いです
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月額を払ってでも外出先の快適性を取りたいか、費用対効果で判断します
向いている人と向かない人
向いている人
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外出先で遊ぶ比率が高い方
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自宅PCの電源管理やアップデートに手間をかけたくない方
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対応タイトルの範囲で満足できる方
向かない人
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Steamライブラリの全タイトルを自由に遊びたい方
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月額コストを増やしたくない方
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回線が不安定な場所での利用が中心の方
次は、より調整の余地がある「PCリモートアプリ」を解説いたします。
スマホでSteamのゲームをプレイする方法3 PCリモートアプリ
PCリモートアプリは、Steam Linkとは別の仕組みで、PC画面をスマホへ転送して操作する方法です。ゲームに強いものや、遠隔操作に強いものなど特性が異なるため、Steam Linkで相性が悪い場合の代替としても有力です。
ここでの考え方は「Steamの機能でダメなら別方式を試す」です。特に、ネットワーク環境やPC環境でSteam Linkが不安定な場合、別アプリの方が体感が改善することがあります。
代表例と特徴
代表的な選択肢は次のとおりです。
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Moonlight系:条件が合うと低遅延を狙いやすい傾向があります
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Parsec系:遠隔操作の滑らかさに定評があり、用途が広い傾向があります
いずれも「PC側がホスト」「スマホ側がクライアント」という構造で、PCでゲームを起動し、スマホで受けて操作します。
導入の流れ
導入はサービスにより差はありますが、基本は共通しています。初めての方は次の順で進めてください。
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PC側にホスト用ソフトをインストールし、初期設定を行います
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スマホ側にクライアントアプリを入れ、ログインまたは接続設定をします
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PCが検出される状態にし、スマホから接続します
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接続できたら、PC側のSteamを操作してゲームを起動します
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画質やフレームレートを調整して安定化させます
導入でつまずきやすい点
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PC側のファイアウォールやセキュリティソフトがブロックしている
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同一ネットワークでの初回検出がうまくいかない
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コントローラーがスマホ側では認識しているのに、PC側へ正しく渡っていない
これらは後述のトラブル対処で切り分けますが、最初は「自宅内」「短時間」「軽い設定」で成功させるのが安全です。
快適化のポイント
PCリモートは、調整できる範囲が広い分、次の“基本”を固めるほど強くなります。
ネットワークの基本
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PCは有線LANが理想です
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ルーターの設置場所を見直し、電波が弱い部屋を作らない工夫が有効です
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5GHz Wi-Fiを優先し、2.4GHzは混雑しやすい前提で考えます
設定の基本
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まずは解像度やフレームレートを控えめにして、安定してから上げます
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遅延が気になる場合は、画質よりもフレームレートやビットレートを調整します
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PC側の負荷を下げ、同時に重い作業をしない運用にします
運用の基本
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長時間プレイするなら、スマホの発熱対策(ケースや充電しながらの高負荷)も意識します
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画面表示だけでなく、コントローラー前提での操作体系を整えます
向いている人と向かない人
向いている人
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Steam Linkでうまくいかなかったため代替を探している方
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遅延や画質を調整して、快適性を追い込みたい方
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外出先運用も視野に入れ、環境を整えられる方
向かない人
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とにかく最短で迷わず始めたい方
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設定や調整に時間を使いたくない方
ここまでで3方式の概要と導入の流れを整理できました。次は、どの方式でも共通して効く「回線とコントローラー」を詳しく解説します。
スマホでSteamを快適にする回線とコントローラー
回線の目安とWi-Fi設定
スマホでのSteamプレイは、回線の影響が非常に大きいです。回線が弱いと、画質が崩れるだけでなく、操作の遅れが体感として強く出ます。したがって、快適化の第一歩は「回線の安定」です。
安定化の最優先
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PCは有線LANにする
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スマホは5GHz Wi-Fiにする
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ルーターに近い場所で試す
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家の回線が混む時間帯を避ける
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それでもダメなら設定を軽くする
Wi-Fiでよくある落とし穴
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2.4GHzは壁や距離に強い反面、混雑しやすく遅延が増えやすい傾向があります
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5GHzは速度と遅延に有利ですが、壁や距離で弱くなりやすい傾向があります
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ルーターの設置場所が家の端だと、部屋によって品質差が大きくなります
まず試すと効果が出やすい対策
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ルーターの位置を高い場所・家の中心寄りへ移す
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5GHzに接続し直す(同じSSIDに見えても帯域が違う場合があります)
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PCを有線にする(安定性が一段上がります)
回線改善は機材投資が必要になることもありますが、最初は「配置」「接続方式」「時間帯」だけで改善するケースも多いです。
コントローラーの選び方と接続
スマホでSteamゲームを遊ぶなら、コントローラーは快適性を決める重要要素です。タッチ操作でも動作する場合はありますが、以下の理由でおすすめしにくいです。
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正確な入力が難しい(特にアクション、視点操作)
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画面の一部が操作UIで隠れる
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長時間プレイで指が疲れやすい
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ちょっとした遅延でも操作ミスが増える
コントローラー選びの目安
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既に家庭用コントローラーがある場合:まず流用を検討します
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スマホでの携帯性を重視:スマホを挟む一体型も候補になります
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低遅延を重視:接続方式や相性を見ながら選びます
接続の基本手順
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スマホのBluetooth設定を開きます
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コントローラーをペアリングモードにします
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スマホ側で機器を選択し、接続します
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Steam Linkやクラウドアプリで入力を確認します
入力がおかしいときの定番対処
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いったんペアリング解除し、再登録します
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スマホを再起動します
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別のゲームや別アプリで入力が安定するか確認します(コントローラー側の問題切り分けになります)
データ通信量の考え方
外出先でモバイル回線を使う場合、ゲームストリーミングは通信量が大きくなりやすいです。画質が高いほど通信量は増え、長時間プレイほど影響は積み上がります。
そのため、外出先運用は次の順で進めるのが安全です。
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自宅Wi-Fiで安定設定を作る(画質・遅延の落としどころを決める)
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外出先は短時間・低画質から試す
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問題がなければ徐々に画質を上げる
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通信量の上限や速度制限の条件を把握し、無理のない範囲で運用する
「外出先でも快適に」を最初から狙うほど難易度が上がりますので、段階的に進めるのが結果的に最短です。
スマホでSteamができないときの対処法
ここでは、ありがちなトラブルを「症状→原因→対処」で切り分けます。焦って設定をいじるより、症状を分類して順番に潰す方が早いです。
PCが見つからない・接続できない
| 症状 | ありがちな原因 | 対処 |
|---|---|---|
| PCが一覧に出ない | 初回が同一Wi-Fiでない/Steam未起動/ネットワーク隔離 | 初回は必ず同一Wi-Fiで実施、PCでSteam起動、再スキャン |
| ペアリングが進まない | コード入力の不整合/アプリ一時不具合 | Steamとアプリ双方を再起動し、再ペアリング |
| 接続直後に切れる | PCスリープ/回線不安定/Wi-Fi弱い | PCスリープ無効、ルーター近くで試す、設定を軽くする |
| 外出先でつながらない | ネットワーク条件が難しい | まず自宅で安定化、外出先は短時間から検証 |
まずやるべき最短ルート
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PCでSteamが起動しているか
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PCがスリープしていないか
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初回設定を同一Wi-Fiでやっているか
この3点だけで解決することが非常に多いです。
映像が乱れる・遅延が大きい
映像の乱れや遅延は、原因が「回線」か「負荷」かで対処が変わります。まずは確実に効果がある順に試してください。
チェックリスト
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PCを有線LANにできませんか
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スマホは5GHz Wi-Fiですか
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ルーターの近くで試しましたか
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家族の動画視聴やダウンロードが走っていませんか
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映像設定を軽くしましたか(解像度・フレームレート・ビットレート)
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PC側で録画・配信・重いブラウザなどを止めましたか
改善の考え方
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まず安定化(軽い設定)を最優先します
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安定したら、画質やフレームレートを少しずつ上げます
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いきなり最大設定にしないことが重要です
音が出ない・入力が効かない
音や入力の問題は、設定ミスというより「出力先」や「接続状態」が原因になりやすいです。
音が出ないとき
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スマホがBluetoothイヤホンや別デバイスへ出力していないか確認します
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ミュート状態、音量ゼロになっていないか確認します
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接続を切り、再接続して改善するか試します
入力が効かないとき
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コントローラーがスマホ側で認識されているか確認します
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いったんペアリング解除し、再登録します
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アプリ側で入力テストがあれば確認します
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タッチ操作に切り替えて入力が通るか試し、原因がコントローラーかどうか切り分けます
入力の問題は「コントローラー側の設定」「スマホ側のBluetooth状態」「アプリ側の認識」のいずれかに分かれますので、順番に切り分けるのが最短です。
スマホでSteamを遊ぶときの注意点
アカウントとセキュリティ
スマホでゲームをする場合、端末紛失や盗難のリスクも現実的です。Steamアカウントは購入資産の塊ですので、最低限の対策は必ず行ってください。
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端末ロック(生体認証)を有効化します
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共有端末ではログイン状態を残さない運用にします
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不審なネットワークでのログインや接続を避けます
「少し面倒」と感じても、後で困る可能性を大きく下げられます。
PC側の電源とスリープ運用
Steam LinkやPCリモートは、PCが稼働していることが前提です。PCがスリープに入ると接続が切れ、復帰に手間がかかります。
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プレイ中はスリープしない設定にします
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画面オフとスリープを混同しないようにします
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ノートPCの場合は、蓋を閉じたときの挙動も確認しておくと安全です
「毎回切れる」症状の多くはスリープ運用に原因があるため、ここは重要です。
公衆Wi-Fi利用時のリスク
外出先で公衆Wi-Fiを使う場合、次のリスクがあります。
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混雑で遅延・途切れが出やすい
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セキュリティ面で不安が残る場合がある
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ネットワーク制限でうまく接続できないことがある
外出先は、可能なら信頼できる回線(自分のテザリングなど)を優先し、まず短時間で検証する運用を推奨いたします。
よくある質問
iPhoneでもSteamのゲームは遊べますか
可能です。多くの場合、Steam LinkなどでPCからストリーミングする形になります。アクション系を遊ぶ場合は、Bluetoothコントローラーを併用すると操作が安定しやすいです。
外出先でもSteam Linkで遊べますか
条件次第で可能ですが、難易度は上がります。まず自宅Wi-Fiで安定して動作する状態を作り、その後に外出先で短時間から検証する流れが安全です。外出先運用は回線・ネットワーク条件の影響が大きいため、段階的に進めてください。
コントローラーなしでも遊べますか
遊べる場合もありますが、ジャンルに強く依存します。ターン制やカード系は成立しやすい一方、アクションや視点操作が多いゲームは操作ストレスが大きくなりやすいです。快適性を重視するならコントローラーを推奨いたします。
無料で始められますか
Steam Linkは基本無料で始めやすい方法です。クラウドゲーミングは無料枠がある場合もありますが、画質上限や待ち時間、セッション制限などで有料プランが関わることが多い点に注意してください。
まとめ
自分に合う方法でまずは動作確認する
スマホでSteamのゲームをプレイする方法は、目的に合わせて次のように選ぶのが合理的です。
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自宅中心で最短導入:Steam Link
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外出先中心でPC管理を減らす:クラウドゲーミング
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調整して快適性を追い込む:PCリモートアプリ
最初はSteam Linkで「つながる」状態を作り、問題がある場合は回線と設定を見直し、それでも難しければクラウドや別リモート方式へ移る、という順番が無駄が少ないです。
快適化と外出先運用は段階的に進める
快適性は、設定の細工よりも「PC有線化」「5GHz Wi-Fi」「ルーター位置」といった基礎が効きます。まずは土台を固め、安定したら画質やフレームレートを上げてください。
また、サービス仕様や料金、対応タイトルは変わり得るため、導入時点の情報を確認しつつ、環境に合わせて無理のない運用を行うことを推奨いたします。