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Instagram

インスタ風フレーム完全ガイド|作り方・無料テンプレ・印刷サービス比較

結婚式や誕生日会、店舗イベントなどでよく見かける「インスタ風フレーム」。
写真映えするだけでなく、SNSへの投稿を促しやすい便利なツールです。

本記事では、インスタ風フレームを初めて用意する方に向けて、

  • そもそもインスタ風フレームとは何か
  • 無料テンプレート・手作り・印刷サービスという3つの用意方法
  • 用途別のおすすめサイズや素材
  • デザインのポイントと著作権・商標の注意点

を、イベント幹事の立場から分かりやすく整理します。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。


目次

インスタ風フレームとは?SNSパネルの基礎知識

インスタ風フレーム=「SNS画面の枠」を再現した撮影用フレーム

インスタ風フレームとは、InstagramなどのSNS画面を模した「投稿画面の枠」を大きく印刷し、中央をくり抜いて顔を出して撮影できるようにしたパネルのことです。
「SNSパネル」「インスタパネル」と呼ばれることもあります。

  • 上部にアカウント名やアイコン
  • 下部にキャプションやハッシュタグ
  • いいね・コメントのアイコン

などをデザインし、実際の投稿画面のような雰囲気を再現します。

よく使われるシーン

代表的な活用シーンは次のとおりです。

  • 結婚式・二次会・前撮り撮影
  • 誕生日会・記念日パーティー
  • 企業イベント・展示会・キャンペーンブース
  • 飲食店・美容室・観光施設などのフォトスポット

参加者にフレームを持ってもらい、写真を撮ってそのままSNSに投稿してもらうことで、
場が盛り上がると同時に、投稿を通じた拡散も期待できます。


インスタ風フレームが人気の理由と得られる効果

写真映え・SNS拡散・場の一体感

インスタ風フレームが好まれる主な理由は次の3点です。

  1. 写真映えする
  • 顔周りに余白ができ、被写体が強調される
  • デザイン次第でイベントのテーマを明確に演出できる
  1. SNSで拡散されやすい
  • フレーム自体が「投稿してほしい」というメッセージとして機能する
  • ハッシュタグや店舗名を入れておけば、投稿経由での検索・認知につながる
  1. 場の一体感が生まれる
  • 初対面同士でも「これで撮りましょう」と声をかけやすい
  • 子どもから大人まで楽しめる簡単なアクティビティになる

業種別の活用シーンの例

  • 飲食店・カフェ:新メニューや記念日サービスのフォトスポットとして設置
  • 美容室・ネイルサロン:施術後のビフォーアフター撮影に使用
  • 観光施設・レジャー施設:景色と組み合わせて「来訪記念」の撮影に活用

このように、インスタ風フレームは「楽しさ」と「PR」を両立できるツールとして多くの場面で採用されています。


インスタ風フレームを用意する3つの方法

ここからは、インスタ風フレームを用意する代表的な3つの方法を比較します。

  1. 無料テンプレート+自宅/コンビニ印刷で作る
  2. 100均素材などを使って手作りする
  3. 専門の印刷・制作サービスに依頼する

無料テンプレート+自宅/コンビニ印刷で作る

無料テンプレート・素材の探し方

インスタ風フレーム用の素材は、次のようなサイトで入手できます。

  • イラスト素材サイト:インスタ風フレームのイラスト・PNG素材が多数登録されている(例:イラストACなど)
  • 線画・シンプル素材サイト:モノクロ線画のフレーム素材を配布(例:Linustockなど)
  • 個人クリエイターによる配布:SNS風の透過PNGを無料配布しているケース(例:BOOTH上のフリー素材)
  • デザインツール内テンプレート:Canvaなどのオンラインツール内にフレーム・SNS風テンプレートが用意されている

必ず利用規約を確認し、商用利用の可否やクレジット表記の要否を確認してください。

PowerPoint・Canvaなどでの簡単な編集の流れ

  1. A3〜A2程度の用紙サイズで新規ファイルを作成
  2. フレーム素材(PNG・SVGなど)を読み込み、中央を大きく空けたレイアウトに調整
  3. 上部に「アカウント名」、下部に「キャプション・ハッシュタグ・日付」などのテキストを配置
  4. 仕上がりをPDFまたは高解像度画像として書き出し
  5. 自宅プリンタ・コンビニ印刷・ネットプリント等で印刷し、厚紙やパネルに貼り付けて中央をくり抜く

A3を数枚に分割印刷して貼り合わせ、段ボールやスチレンボードに貼るという方法も一般的です。

向いているケース

  • 参加人数が少ないホームパーティーや小規模イベント
  • 予算をできるだけ抑えたい場合
  • 納期が短く、自分で完結したい場合

100均素材などを使ってフレームを手作りする

必要な材料の一例

  • 画用紙やスチレンボード、フォームボード
  • カラーペン・マーカー・マスキングテープ
  • 定規・カッター・のり/両面テープ
  • 必要に応じて印刷したアイコン画像やロゴ風パーツ

100円ショップのボードや装飾用品を活用すれば、500円前後の材料費で大きめのフレームを作成した事例も紹介されています。

失敗しにくい作り方のポイント

  1. 先に紙で「完成サイズの枠」を描いてから切り抜く
  2. 顔がしっかり入る窓サイズを確保する(B4〜A3程度の空間)
  3. 文字は太め・少なめ・コントラスト強めにする
  4. 持ち手部分を補強する(裏面に補強用の板や棒を貼る)

手作りは温かみがあり、小さなイベントには特に向いていますが、耐久性や見た目の均一性は印刷パネルに劣る場合があります。


専門の印刷・制作サービスに依頼する

特徴と料金イメージ

SNSパネル・インスタフレーム専門の印刷サービスを利用すると、

  • A1サイズ前後の大判パネルを、数千円〜1万円程度で制作できる
  • テンプレートの文字を差し替えるだけで入稿できる
  • 厚手パネルへの貼り込みやカット加工までセットになっている

などのメリットがあります。

自作データ入稿とテンプレート選択の違い

  • テンプレート選択型
  • メリット:デザインが完成しているので、短時間で注文できる
  • デメリット:デザインの自由度は限定的
  • 自作データ入稿型
  • メリット:ブランドカラーや世界観を細かく反映できる
  • デメリット:入稿データの作成ルール(サイズ・塗り足し・解像度など)を理解する必要がある

印刷サービスを利用する際は、必ず「テンプレートデータ」「入稿ガイド」を確認し、推奨データ形式や塗り足し幅を守ることが重要です。


用途別のおすすめサイズ・素材・レイアウト

室内イベント(結婚式・二次会など)

  • おすすめサイズ:A2〜A1程度
  • 素材:軽量な発泡ボード・スチレンボード
  • ポイント:
  • 新郎新婦と数名が収まる程度の窓サイズを確保
  • ドレスや装飾が隠れすぎないよう、下側のフレーム幅を広くしすぎない

店舗・屋外イベント

  • おすすめサイズ:A1以上
  • 素材:屋外対応のパネル(耐水・耐候仕様)、アルミ複合板など
  • ポイント:
  • 風の影響を受けにくい設置方法(スタンドや壁面固定)を検討
  • ロゴや店舗名をしっかり読めるサイズで配置

映えるレイアウトの基本

  • 顔周りに十分な余白をつくる
  • 文字情報は「イベント名」「日付」「ハッシュタグ」の3要素程度に整理
  • ロゴ・アイコンを詰め込みすぎず、主役はあくまで「人の表情」にする

デザインのポイントとNG例

写真が映える色使い・フォント選び

  • 衣装や背景とケンカしない、やや控えめな色をベースにする
  • テキストは太めのゴシック体など、視認性を優先したフォントを選ぶ
  • 背景写真を入れる場合は、テキストの裏に半透明の帯を敷いて可読性を確保

ハッシュタグ・日付・アカウント名の入れ方

  • ハッシュタグは2〜3個に絞り、イベント固有のタグを必ず1つ用意
  • 日付は「2025.11.18」のようにシンプルな表記にする
  • 店舗・主催アカウント名は、@を付けた形で記載するとSNSで探してもらいやすくなります

よくあるNG例

  • 文字が小さすぎて、少し離れると読めない
  • 情報を詰め込みすぎて、写真全体が散らかった印象になる
  • 背景と文字の色が近く、肝心のイベント名が読みづらい

著作権・商標・SNSロゴ利用の注意点

インスタ風フレームを作る際に特に注意したいのが、ロゴやアイコンの扱いです。

「インスタ風」にとどめる表現と公式ロゴ利用

Instagramの名称やロゴは、Meta社の商標であり、ブランドガイドラインで使用ルールが定められています。

  • 公式ロゴやアイコンをそのまま大きく使用する場合
  • 本来は公式のブランドリソースとガイドラインを確認し、必要に応じて許諾が必要になるケースがあります。
  • 個人のイベントで、「それらしい雰囲気」を出したいだけの場合
  • 実在ロゴをそのままトレースせず、色味やアイコンを変えた「SNS風」デザインにとどめる方法がより安全です。

無料素材サイトの利用規約で確認すべきポイント

無料素材サイトを使う際は、必ず以下を確認してください。

  • 商用利用が可能か
  • 再配布やテンプレートとしての販売が禁止されていないか
  • クレジット表記が必要か
  • SNSロゴを含む素材の場合、元のプラットフォームのガイドラインに反していないか

疑問点がある場合は、販売・配布元や公式ガイドラインに問い合わせることをおすすめします。


準備〜当日運用までのチェックリスト

スケジュール例(印刷サービス利用の場合)

  • イベント4〜5週間前
  • 予算・サイズ・利用シーンを整理
  • 作り方(DIY/印刷サービス)を決定
  • 3週間前
  • デザイン案を作成
  • 無料素材やテンプレートの利用規約を確認
  • 2週間前
  • 印刷サービスに入稿・注文
  • 配送予定日を確認
  • 1週間前
  • 到着したフレームの状態を確認
  • 会場レイアウトと設置場所を決める

当日の運用ポイント

  • フレームを設置する位置に「撮影はこちら」などの簡単な案内を置く
  • スタッフや幹事から、声掛けの際にハッシュタグを案内する
  • 可能であれば、その場で撮影→送信(AirDropなど)まで行い、投稿のハードルを下げる

投稿時に使いたいハッシュタグ例

  • イベント名:#◯◯ウェディング #◯◯誕生日会
  • 店舗PR:#店名 #エリア名カフェ #エリア名ランチ
  • 共通タグ:#インスタ風フレーム #フォトブース など

まとめ|自分のイベントに合った方法を選ぼう

本記事では、インスタ風フレームについて

  • どんなツールで、どのような効果があるのか
  • 無料テンプレート/手作り/印刷サービスという3つの用意方法
  • 用途別のサイズ・素材・デザインのポイント
  • 著作権・商標・ロゴ利用に関する基本的な注意点

を整理しました。

最後に、イベント規模や予算別のざっくりとしたおすすめをまとめます。

  • 小規模なホームパーティーや誕生日会
  • 無料テンプレート+自宅/コンビニ印刷
  • もしくは100均素材での手作り
  • 結婚式・二次会など、写真をしっかり残したいイベント
  • 専門の印刷サービスでA2〜A1サイズのパネルを制作
  • 店舗・企業イベントなど、繰り返し使う可能性がある場合
  • 耐久性のある素材で印刷し、ロゴ・店舗名・共通ハッシュタグを入れた「公式」フレームを1枚用意

まずは、ご自身のイベントに最も近いパターンを選び、
本記事の手順やチェックリストを参考に、準備を進めていただければ幸いです。