「インスタのリールって今は何分まで?」「結局、何秒で作るのが一番伸びるの?」「何時に投稿するとバズりやすい?」
こうした“時間”に関する疑問は、リール運用で非常によく聞かれるテーマです。
しかもInstagramはアップデートが頻繁で、2025年時点では「最大3分まで投稿可能」「音源は多くのケースで90秒まで」「リール編集画面では最大20分録画可能」と、仕様もかなり複雑になっています。
本記事では、2025年最新情報をもとに、
リールの時間仕様・制限(何分まで・音源の制限)
バズりやすいおすすめ秒数(コンテンツタイプ別)
伸びやすい投稿時間帯とインサイトの見方
90秒以上にできないときの原因と対処法
を、1本の記事で整理いたします。
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仕様面:
リールは最大3分まで投稿可能(編集画面では最大20分録画可)
音源は多くの場合90秒までに制限される
秒数の戦略:
バズ・エンタメ:15〜30秒
商品紹介:30〜60秒
解説・Vlog:60〜180秒
投稿時間帯:
一般論では平日19〜21時がゴールデンタイム
ただし最終判断はインサイトでの実測データが必須
実務でやるべきこと:
「目的×秒数×投稿時間」を企画時点で決める
冒頭3秒と完視聴率を最重要指標としてPDCAを回す
「インスタ リール 時間」が指す3つの意味
まず、「インスタ リール 時間」というキーワードには、主に次の3つの意味が含まれています。
リール動画の再生時間(尺)
1つ目は、リール1本あたりの再生時間(動画の長さ)です。
15秒で収めるべきか
30秒・60秒・3分まで使うべきか
目的によってどう使い分けるべきか
といった「何秒で作るのが良いか」という観点です。
アプリ仕様としての制限時間(録画・投稿)
2つ目は、アプリとしての公式仕様・制限時間です。
リールとして何分まで投稿できるのか
リール編集画面で何分まで録画できるのか
音源(BGM)は何秒まで使えるのか
といった、システム側のルールの話です。
何時に投稿するかという「投稿時間帯」
3つ目は、何時頃に投稿すると伸びやすいかという「投稿時間帯」です。
平日の夜が良いのか
土日の昼が良いのか
社会人ターゲットと学生ターゲットで違いがあるのか
など、「時計の時間」に関する話です。
本記事では、この3つの「時間」を切り分けて解説していきます。
インスタリールの時間仕様・制限まとめ
まずは、仕様面から「リールは何分まで?」を整理します。
リール動画は何分まで?最新の上限時間
2025年時点で、Instagramは公式サイトで「複数のクリップをつないで3分までのリール動画を作成できる」と案内しています。
さらに、ヘルプセンターではリール編集画面で最大20分の動画を録画・編集できると明記されています。
この2つを整理すると、次のようになります。
投稿できるリールの最大再生時間:3分(180秒)
リール編集画面で録画・編集できる時間:最大20分
長く録画しても、公開時は3分以内に収める必要がある
つまり、「長く撮ることはできるが、リールとして公開されるのは3分まで」と理解しておくと分かりやすいです。
また、日本の主要なマーケティングメディアでも、リールは最大3分まで投稿可能という前提で解説が進んでいます。
音源(BGM)の時間制限と注意点
一方で、音源(BGM)の長さには別の制限がある点に注意が必要です。
多くの公式音源やBGMは、最大90秒までしか使用できない
3分のリールを作成しても、音源は途中で切れるケースがある
これは、著作権やライセンスの都合によって、音源側に制限が設けられているためです。国内の運用解説記事でも、**「リールは3分までだが、音源は90秒まで」**という整理が繰り返し説明されています。
3分フルで動画を流したい場合の代表的な選択肢
音源を使わず、完全にオリジナル音声のみで構成する
冒頭〜90秒はBGMを使い、残りは音源なし・環境音のみにする
動画を分割し、90秒ごとに別の音源を使った複数リールとして投稿する
なお、「裏ワザ」と称して90秒制限を不正に回避する方法がネット上で紹介されることもありますが、著作権・規約違反のリスクがあり、アカウント停止や動画削除につながる可能性があるため推奨できません。
まだ90秒までしか選べない理由と確認ポイント
「3分まで投稿できると聞いたのに、自分のアカウントでは90秒までしか選べない」という声も少なくありません。
主な要因は次のとおりです。
アプリが最新バージョンになっていない
機能の段階的ロールアウト中で、まだ3分機能が解放されていない
編集画面では3分まで扱えるが、テンプレートや一部機能利用時は90秒に制限される
アカウントや地域によるテスト配信の影響
まずは、
アプリストアでInstagramを最新バージョンに更新する
リール作成画面で、動画尺の選択肢に「3分」が出るか確認する
の2点を必ずチェックしてください。
それでも90秒までしか扱えない場合は、しばらく時間をおいてアップデートを待つか、3分にこだわらず90秒以内で完結する構成を優先することをおすすめします。
90秒以上・長尺リールを安全に活用する方法
2025年時点では、各種メディアが最大3分までのリール活用を前提に、以下のような長尺活用法を紹介しています。
解説・ハウツー系:
図解やテキストを多用し、1テーマを60〜180秒で深掘り
Vlog・ストーリー系:
旅行・イベント・ビフォーアフターなど、3分枠を使ってストーリー性を持たせる
ライブや長尺動画と組み合わせる:
リールはハイライトを90〜180秒でまとめ、
詳細はフィード動画・外部リンク・ライブアーカイブに誘導
ここで重要なのは、「長くすればいい」のではなく、秒数の根拠と構成を設計したうえで長尺を使うことです。
目的別|リールの最適な秒数の目安
つぎに、「何秒で作るべきか?」という実務的な話に移ります。
バズ狙い・エンタメ系:15〜30秒が推奨される理由
国内外のデータを見ると、バズを狙うエンタメ系リールは15〜30秒前後が“スイートスポット”とされる傾向があります。
主な理由は以下のとおりです。
ユーザーの集中力が切れにくい長さだから
最後まで見られやすく、完視聴率が高くなりやすい
「もう一度見たい」と感じてもらいやすく、リプレイ+保存・シェアが増えやすい
エンタメ系(ダンス・ネタ・あるある・ペットなど)の基本方針
15〜30秒以内に収める
冒頭1〜3秒で“オチの予告”や“ギャップ”を見せる
1発で全部を説明しようとせず、「続きは次のリールへ」と分割するのも有効
商品・サービス紹介:30〜60秒で信頼感を高める
商品・サービス紹介では、30〜60秒の尺が使いやすいケースが多いです。
15秒では伝えきれない「機能・ベネフィット」を盛り込みつつ、
1分以内なので、視聴者の集中が持続しやすい
構成例は次のとおりです。
冒頭3秒:
「◯◯な方へ。△△できる新サービスです」とターゲットとベネフィットを提示
3〜30秒:
Before/Afterや利用シーンをテンポよく紹介
30〜50秒:
信頼を補強する一言(実績・口コミ・専門性)
50〜60秒:
「詳細はプロフィールのリンクから」「保存してあとで見返してください」などCTA
解説・ハウツー・Vlog:60〜180秒でストーリーを伝える
解説・ハウツー・Vlog・ストーリー性のあるコンテンツは、60〜180秒を使ってしっかりと構成しても良い分野です。
ただし、長尺ほど 「1テーマに絞る」「チャプター感を出す」 ことが重要になります。
例:
「インスタリールでバズるサムネの作り方【3ステップ】」(90〜120秒)
冒頭5秒:
「リールのサムネで損していませんか?」と問題提起
〜40秒:
NG例→OK例を並べてビジュアルで比較
〜80秒:
3つのチェックポイント(文字の大きさ・顔の向き・色)を解説
〜120秒:
「この3つだけ意識して、次の投稿から試してみてください」とまとめ
冒頭3秒で離脱を防ぐ構成テンプレート
尺に関係なく、冒頭3秒が命といわれています。
汎用的に使える型を3つ挙げます。
ビフォーアフター型
1秒目:Afterを一瞬見せる
2〜3秒目:「これ、実は◯◯だけで変わりました」とネタばらしの予告
結論先出し型
1〜2秒目:「リールの最適な秒数は◯◯秒です」
3秒目:「理由は3つあります」と続きへの興味を引く
共感フック型
1〜3秒目:「リール、がんばってるのに“なぜか”伸びない人へ」
そのまま原因→解決策へつなぐ
この記事では、後半のチェックリストでもう一度整理します。
バズる投稿時間帯と曜日の考え方
次に、「何時に投稿すべきか」という“時計の時間”の話です。
一般的なゴールデンタイム(19〜21時)とその根拠
国内の複数の運用メディアでは、リールがバズりやすい時間帯として、平日18〜22時、特に19〜21時台が繰り返し紹介されています。
理由はシンプルで、
仕事・学校が終わり、スマホをゆっくり触る人が増える時間帯
テレビ・他のSNSと併用しながら、なんとなくリールを眺めるユーザーが多い
といった“生活リズム”に基づくものです。
まずは平日19〜21時台を軸にテストするのは、今でも有効なセオリーと言えます。
ターゲット別に見る最適投稿時間
とはいえ、ターゲットによって最適な時間帯は変わるため、一般論だけでは不十分です。代表的な例を挙げます。
学生メイン(高校〜大学)
平日:20〜23時
休日:昼〜深夜までばらつきあり。テストは13時台/20〜23時台がおすすめ。
会社員メイン(BtoC商材)
平日:朝の通勤時間(7〜8時台)、昼休み(12〜13時)、帰宅後(19〜22時)
休日:午前中〜夜まで幅広いため、インサイトの実測が必須。
主婦・子育て層メイン
平日:家事の合間(10〜11時)、子どもの寝かしつけ後(21〜23時)
休日:家族時間優先のため、夕方〜夜の遅い時間の方が反応が良いケースも。
BtoB・法人向け
平日:始業前(8〜9時)/昼休み(12〜13時)/業務後(18〜20時)
土日はアクティブ率が落ちるケースが多い。
インサイトから「自分専用のベスト時間」を見つける手順
最終的には、自分のアカウントのインサイトを見て判断するのが最も確実です。
インサイト>オーディエンスを開く
「フォロワーが最もアクティブな時間帯」を、曜日別・時間別に確認
各曜日で上位3時間帯をメモする(例:19時・20時・21時)
その時間帯に1〜2週間ほど集中して投稿し、再生数・完視聴率を比較
数値が良い時間帯を「自分のゴールデンタイム」として仮決定する
重要なのは、一般論(19〜21時)×自分のインサイトデータを掛け合わせ、仮説→検証→微調整を繰り返すことです。
時間設計で差がつくリール運用の実践チェックリスト
ここまでの内容を、実務で使いやすい形にまとめます。
企画段階で決めるべき「目的×秒数×投稿時間」
1本のリールを作る前に、最低限次の3点を決めてください。
目的
認知拡大(バズ)/フォロワー獲得/商品理解/サイト誘導 など
秒数の目安
バズ・エンタメ:15〜30秒
商品・サービス紹介:30〜60秒
解説・Vlog:60〜180秒
投稿時間帯(仮説)
まずは平日19〜21時をベースに、ターゲットに合わせて±1〜2時間調整
インサイトの「最もアクティブな時間帯」と照らし合わせる
視聴完了率を高める編集上のポイント
冒頭3秒で「誰の」「どんな悩み」を扱うかを明確にする
テキストはスマホで一瞬で読める文字数に抑える
無音でも内容が伝わるよう、字幕・テロップを前提に設計する
不要な間・同じシーンの重複は削り、テンポを最優先する
長尺(60〜180秒)の場合は、チャプター感(①②③…)を出す
投稿後24〜48時間のデータの見方と改善サイクル
再生回数だけでなく、
視聴完了率(最後まで見られた割合)
保存数
シェア数
を必ず見る
想定より完視聴率が低い場合
冒頭3秒でのフックが弱い
尺が長すぎる
一つのリールに詰め込みすぎている
逆に、完視聴率が高く保存・シェアも多い場合
同じ秒数帯・同じ時間帯で類似テーマをシリーズ化する
その秒数帯を「自分のアカウントの基本尺」として採用する
よくある質問(FAQ)
Q1. 3分のリールは本当におすすめですか?短尺との使い分けは?
A. 「3分をフルに使うべき」ではなく、「使う意味があるときだけ3分を選ぶ」が基本です。
バズ・拡散狙い → 15〜30秒を基本にする
商品紹介・ライトな解説 → 30〜60秒
深い解説・Vlog・ストーリー → 60〜180秒(3分)も選択肢
短尺で「入口」を作り、興味を持った人に向けて長尺で詳しく解説する、という2段階構成も非常に有効です。
Q2. どうしても90秒以上にできません。どうすれば良いですか?
以下を順番に確認してください。
Instagramアプリを最新バージョンに更新する
リール作成画面で、尺の選択に「3分」が出ているか確認
テンプレートや一部機能を使っている場合、90秒制限になっていないか確認
それでも3分が選べない場合は、仕様ロールアウト待ちの可能性が高いため、
現時点では90秒以内で完結する構成を優先
シリーズ化(前編・後編)で情報量を補う
無理に裏ワザ的な方法を探すより、現仕様の範囲で完視聴率の高いコンテンツを作る方が、結果的にアカウント成長にはプラスです。
Q3. バズるためには1日に何本投稿すべきですか?
量よりも、時間設計とクオリティの安定が重要です。
まずは週3〜5本を目安に、
秒数
投稿時間帯
冒頭3秒のパターン
を変えながらテストすることをおすすめします。
一定期間テストして、
どの秒数帯
どの時間帯
どの構成パターン
が最も成果につながっているかを把握したうえで、勝ちパターンを週5〜7本に増やす、という順番が現実的です。