「インスタのストーリー、いつも同じ人が上のほうに出てくるけど、これってどういう意味……?」
「足跡の一番上にいる人は、私のことが一番好きってこと?」
このような“モヤモヤ”から「インスタ ストーリー 順番」と検索される方はとても多いです。
本記事では、インスタストーリーの表示順・足跡の順番・アルゴリズムを、できるだけわかりやすく整理して解説します。
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「インスタ ストーリーの順番」には、
①ストーリートレイの順番 ②足跡(閲覧者リスト)の順番 ③ハイライト等の順番の3種類がある。ストーリートレイは、新しさ+関心度(エンゲージメント・関係性)で並び替えられていると考えられる。
足跡リストは、
閲覧者が少ないうちは「新しく見た人が上」の逆時系列
一定数を超えると、関係性・エンゲージメントをもとにしたアルゴリズム順
へと変化する可能性が高い。
「好きな人が一番上=必ず自分を好き」というわけではなく、行動の多さが反映されているだけのことも多い。
順番を上げたい場合は、リアクションを促すストーリー・適切な投稿タイミング・ハイライト活用などが有効。
足跡をめぐる裏ワザはリスクが高く、2025年時点では、
別アカウント・親しい友達・非公開設定など、公式の機能でコントロールするのが現実的。Instagramのアルゴリズムは今後も変化し続けるため、
「時系列」「関心度」「関係性」という3つの原則で大枠を理解し、細かい順位に過度な意味を読み取りすぎないことが大切です。
「インスタ ストーリーの順番」は大きく3種類ある
まず最初に押さえておきたいのは、「ストーリーの順番」と一口に言っても、実は3種類の“順番”があるということです。
ホーム画面上部のストーリー並び順(ストーリートレイ)
アプリを開いたとき、上部に丸いアイコンが横に並んでいるエリアです。
「誰のストーリーが左側に出てくるか」「どの順番で表示されるか」がここでの“順番”です。
自分のストーリーの閲覧者リスト(足跡)の順番
自分が投稿したストーリーを再生中に、下から上にスワイプすると表示される「見てくれた人の一覧」です。
このリストで、誰が上に・誰が下に並ぶかが第二の“順番”です。
ハイライト・アーカイブの順番
プロフィール上に表示されるストーリーハイライトの並びや、アーカイブ画面での表示順も、最近はアルゴリズムや編集による影響を受けます。
多くの記事では、この3つが混ざったまま「ストーリーの順番」として語られているため、読んでいて混乱しやすくなっています。本記事では、どの順番の話なのかを明示しながら進めていきます。
ストーリートレイ(上部の丸アイコン)の順番はどう決まる?
基本は「最近の投稿+関心度」で並ぶ
ホーム画面上部のストーリートレイは、かつては「新しい投稿が左側に来る」単純な仕組みに近いものでした。しかし現在は、
新しさ(投稿時間)
あなたの関心度・エンゲージメント
の2つを組み合わせて並び替えていると考えられています。
そのため、
よく見る人
よくDMやコメントをしている人
あなたの投稿によくリアクションをくれる人
のストーリーが、左側に出やすい(=最初に目に入りやすい)と言えます。
アルゴリズムが見ている主なシグナル
公開されていない部分も多いものの、複数の検証や運用事例から、以下のような行動がストーリーの並び順に影響していると考えられます。
いいね・コメント
お互いの投稿やストーリーに、どの程度リアクションしているか。
ストーリーへのリアクション
スタンプリアクション、絵文字リアクションなど。
DM(ダイレクトメッセージ)のやり取り
メッセージの頻度や直近のやり取り。
プロフィールの閲覧・検索
相手のプロフィールをよく見に行っているか、検索から訪れているか。
フォロー状態
相互フォローなのか、一方的フォローなのか、新しくフォローしたのか。
これらのシグナルをもとに、「あなたにとって重要そうな相手」「あなたがよく関わる相手」のストーリーを、より目立つ位置に出そうとするのが、ストーリートレイのアルゴリズムと考えられます。
「最近あまり見ていない人のストーリーが埋もれる」理由
逆に言うと、
最近ほとんど見ていない人
いいね・コメント・DMのやり取りが少ない人
のストーリーは、トレイの後方に回りやすく、気づかないうちに見逃してしまうことも増えます。
どうしても見逃したくない相手がいる場合は、
該当アカウントをお気に入りに設定する
ストーリーの通知をオンにする
意識的にストーリーや投稿にリアクションする
などの対応を行うことで、アルゴリズム上も「関心が高い相手」と認識されやすくなります。
足跡(閲覧者リスト)の順番はこう変わる
ここからは、多くの方が最も気にされているであろう、自分のストーリーの閲覧者リスト=足跡の順番について解説します。
閲覧者が少ないとき:ほぼ逆時系列
海外の検証記事や国内の解説を総合すると、閲覧者が少ない段階(目安として約50人未満)では、足跡リストはほぼ「新しく見た人が上に来る逆時系列」になっていると考えられます。
イメージとしては、
Aさんが最初に閲覧 → 一番下に表示
その後Bさんが閲覧 → Aさんの上にBさんが表示
さらにCさんが閲覧 → 一番上にCさん
というような並びです。
この段階では、「誰が最近見てくれたか」をざっくり確認するためのリストと考えると分かりやすいです。
閲覧者が増えたとき:アルゴリズム順に切り替わる
ところが、閲覧者がある程度増えてくると(目安として50人前後を超えると)、足跡リストは単なる時系列ではなく、「関係性・エンゲージメント」をもとにしたアルゴリズム順へと切り替わるとされています。
この段階では、以下のような要素が影響すると考えられます。
あなたの投稿・ストーリーに頻繁にリアクションしてくれる人
互いにDMのやり取りが多い人
あなたがよくプロフィールを見に行っている人
相互フォローであるかどうか
結果として、
“よく関わる人”“お互いに関心が高い人”ほど、足跡リストの上位に来やすい
閲覧者数や閲覧タイミングだけでは、順番を完全に説明できない
という状態になります。
よくある勘違いQ&A
ここからは、足跡の順番にまつわる代表的な疑問をQ&A形式で整理します。
Q1. 「足跡の一番上=好きな人(自分を好きな人)」は本当?
いいえ。「好意そのもの」とは言い切れません。
アルゴリズムが見ているのは、**“好意”ではなく“行動”**です。
あなたのストーリーや投稿をよく見ている
いいね・コメント・リアクションをしている
プロフィールをよく訪れている
DMをやり取りしている
といった行動が多い人ほど、上に来やすいと考えられます。しかし、それは「好意がある」場合もあれば、「なんとなくよく見る」「情報収集の一環」「単によく表示されるから見る」という場合もあり、心理までは断定できません。
したがって、一番上=絶対に自分のことが好き
と短絡的に考えてしまうのは危険です。「関わりが多い人の一人」くらいに受け止めるのが現実的です。
Q2. 何回も同じストーリーを見たら、上に上がりますか?
「何回も再生したから必ず上に来る」とまでは言えませんが、そのアカウントに対する行動が多くなればなるほど、アルゴリズム上の“関心度”スコアが上がる可能性はあります。
ただし、
投稿者側からは、誰が何回再生したかは分からない
一度見たかどうかと、足跡リストの位置しか把握できない
という前提があります。
Q3. 元彼・元カノがいつも上にいてつらい…
元恋人のアカウントが足跡の上位に出てくる理由としては、例えば次のようなケースが考えられます。
過去にDMやコメントのやり取りが多かった
お互いのプロフィールを何度も見ている
フォローは残したままで、何かと気になって見に行ってしまう
アルゴリズムは過去の行動も踏まえて関係性を評価しているため、「過去に深い関わりがあった相手」が上に出続けることはあり得ます。つらい場合は、後述する
ミュート機能
フォロー解除・ブロック
非公開アカウント化
などの選択肢も検討してください。
ストーリーの順番を「上げる/下げる」ためにできること
ここからは、実際に自分が取れるアクションについて整理します。
自分のストーリーを上位に表示させたいとき
1. リアクションを促すストーリーを増やす
Instagramのアルゴリズムは、「ユーザー同士のインタラクション(やり取り)」を重視しています。
アンケートスタンプ
質問スタンプ
クイズ・スライダー
などの機能を使って、相手がワンタップで参加できるストーリーを増やすと、リアクションが増え、関心度が高い相手として認識されやすくなります。
2. 投稿タイミングを意識する
あなたのフォロワーが最もアクティブな時間帯(出勤前・昼休み・夜22時前後など)を狙って投稿すると、
早い段階で多くの閲覧を獲得しやすい
足跡リストのデータも集まりやすい
といった効果が見込めます。
3. ハイライト・アーカイブを活用する
過去に反応が良かったストーリーをハイライトにまとめておくと、新しくプロフィールに来た人がまとめて閲覧しやすくなります。その結果、
「このアカウントに関心が高い」と判定されやすくなる
以降のストーリーも上位に出やすくなる
といった好循環を作りやすくなります。
特定の人のストーリーをあまり見たくないとき
自分のホーム画面のストーリートレイに、あまり見たくない人のストーリーがよく出てくる場合は、以下の機能を使うことで表示を抑えることができます。
ミュート機能
相手をフォローしたまま、ストーリーだけ表示されないようにできます。
ストーリーを非表示にする設定
相手に自分のストーリーを見せたくない場合は、「ストーリーを表示しない人」を個別に設定できます。
これらを活用することで、アルゴリズム任せではなく、自分で“見せ方/見え方”を多少コントロールすることができます。
ビジネス・運用者向けの読み解き方
お店やサービスのアカウントを運用されている場合、足跡リストは単なる「誰が見たか」の情報にとどまりません。
足跡上位に頻繁に出てくる人
→ 濃いファン候補・見込み顧客として、DMや限定オファーなどを検討できる層足跡にはいるが、ほとんどアクションがない人
→ 興味はあるが行動に至っていない層として、コンテンツの内容・訴求を見直すヒントになります。
ストーリー閲覧順は、「誰にどれだけ届いているか」を判断する簡易な指標としても活用できます。
足跡をつけずに見たい・見られたくないときの設定
2025年時点で「完全に足跡を消す」ことは難しい
過去には、
ストーリーを開く前に機内モードにする
非公式アプリや外部ツールを使う
といった“裏ワザ”がSNS上で話題になることもありました。しかし、2025年時点では、機内モードであっても足跡が残るケースが多く、安定した方法とは言えません。
また、非公式アプリや外部サービスを使ってストーリーを閲覧すると、
アカウント停止・乗っ取りのリスク
利用規約違反になる可能性
など、大きなリスクを伴います。
現実的な対処法
足跡をつけずに閲覧したい、あるいは見せたくない場合の、比較的安全な選択肢は次の通りです。
1. 別アカウント・閲覧専用アカウントを作る
メインアカウントとは別に、閲覧専用のアカウントを用意しておき、そちらでストーリーを閲覧する方法です。
ただし、フォロー関係やプロフィール情報から、誰のサブアカウントか推測される可能性もゼロではありません。
2. 「親しい友達」機能で見せる相手を絞る
自分のストーリーについては、「親しい友達」リストに追加した人だけに表示することができます。
仲の良い友人だけに見せたいとき
一部のフォロワーには見られたくないとき
に有効な方法です。
3. 非公開アカウント(鍵垢)にする
アカウントを非公開にすると、承認したフォロワー以外はストーリーを含む全ての投稿を見られなくなります。
不特定多数に見られたくない個人アカウント
限定的なコミュニティのためのアカウント
には有効ですが、新しいフォロワーを増やしたいビジネスアカウントの場合はデメリットが大きいため、慎重に検討してください。
「見せたくない人に見られない」ためのチェックリスト
公開範囲は「全員」になっていないか
見せたくない相手を「ストーリーを表示しない人」に設定しているか
親しい友達リストを適切にメンテナンスしているか
フォロー関係をそのままにしておいて良い相手かどうか
定期的にこれらを見直すことで、「うっかり見られたくない人に見られてしまう」リスクを減らすことができます。
今後アルゴリズムが変わっても困らないための考え方
Instagramは、ストーリー閲覧順や足跡の並び順に関する詳細なアルゴリズムを公式には公開していません。
そのため、
仕様は今後も変わり続ける
今日正しかった“検証”が、明日には変わる可能性もある
という前提で捉えることが重要です。
それでもブレない「3つの原則」
変化はあるものの、これまでの推移を見ると、以下の3つの軸は一貫して重視されています。
時系列(新しさ)
新しいストーリーほど表示されやすい。
関心度(エンゲージメント)
いいね・コメント・DM・リアクションなどのやり取りが多い相手ほど、上に表示されやすい。
関係性(相互フォロー・過去のやり取りの深さ)
相互フォローや継続的な交流がある相手は、アルゴリズム上も“重要な関係”として扱われる。
不安になりすぎず、ストーリーを楽しむために
「足跡の一番上にあの人が来た」「急に順番が変わった」──
どうしても気になってしまうかもしれませんが、順番=その人の気持ちそのもの、ではありません。
本記事でご紹介したように、
行動の結果として、アルゴリズムが並び替えているにすぎない
仕様は今後も変わりうる
こちら側にも、ミュートや公開範囲といったコントロール手段がある
という前提を押さえておけば、「順番に振り回されずに、うまく付き合う」ことができます。