「旅行の写真がたくさんあるけれど、ストーリーが細切れになるのは嫌…」
「1枚のストーリーの中に、写真を何枚もおしゃれに並べたい」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
本記事では、Instagram最新仕様にもとづき、ストーリーズに写真を複数枚載せる全パターンと、おしゃれに見せるための具体的な型・コツをまとめて解説します。
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「ストーリーに写真を複数」は、大きく
- 複数ストーリー連投(パターンA)
- 1枚のストーリー内コラージュ(パターンB)
- 外部アプリでコラージュ画像を作って投稿(パターンC)
の3つに分けられます。
それぞれに向いている用途があり、「数を見せたい」→パターンA
「比較・コラージュで一目で見せたい」→パターンB・C
のように使い分けるのがポイントです。
デザイン面では、
「主役の写真を決める」
「色・フォント・余白を絞る」
「定番レイアウトの型」を覚える
ことで、誰でもぐっと洗練されたストーリーに近づけます。
まずは、今日撮った写真で1つのパターンだけ試してみてください。
まず整理:インスタ「ストーリーに写真を複数」の3パターン
ひとことで「ストーリーに写真を複数」といっても、実は次の3パターンがあります。
- パターンA:ストーリーを複数枚まとめて連続投稿する
- 写真を一度にまとめて選択し、それぞれが1枚ずつ別のストーリーとして連続再生されるパターンです。
- パターンB:1枚のストーリー内に写真を複数枚コラージュする
- レイアウト機能やコラージュスタンプなどを使って、1画面の中に写真を複数枚配置するパターンです。
- パターンC:外部アプリでコラージュ画像を作ってから投稿する
- Canvaなどのデザインアプリであらかじめ1枚のコラージュ画像にしてから、その画像をストーリーに載せるパターンです。
まずは、「自分がやりたいのはどれか」を決めてから読み進めていただくと、迷いにくくなります。
パターンA:ストーリーを複数枚まとめて投稿する方法
基本イメージ
パターンAは、写真をまとめて選択して、ストーリーを連続再生されるように投稿する方法です。
- 旅行1日分の写真を10枚選んで、1セットのストーリーとして流す
- イベントの様子を時系列に並べて見せる
といった用途に向きます。
写真をまとめて選択する基本手順
※細かいボタン名はOSやバージョンで多少異なりますが、流れは概ね共通です。
- Instagramを開き、右上の「+」アイコンから「ストーリーズ」を選ぶ
- 画面左下のサムネイル、または上方向にスワイプし、カメラロール(ギャラリー)を開く
- 画面右上にある
「選択」
または、重なった四角形のアイコン
をタップし、複数選択モードに切り替える - 複数の写真をタップして選択する
最大枚数の目安:10枚程度までまとめて選択できる仕様が一般的です - 選択が終わったら「次へ」「→」などをタップ
- 必要に応じてテキスト・スタンプ等を追加し、「ストーリーズ」から投稿
ポイント:
- すべての写真が別々のストーリーとして連続表示されます(1画面に並ぶわけではありません)。
- 1枚ずつ編集画面が表示される場合は、順番にテキストやスタンプを加えた後、「次へ」でまとめて投稿できます。
投稿前にチェックしたいポイント
複数写真ストーリーを連続再生にする場合、次の点を意識すると見やすくなります。
- 枚数は5〜8枚程度を目安にする
あまり多すぎると途中離脱されやすくなります。 - 1枚目は「表紙」と考える
タイトル的なテキスト(例:「沖縄旅行1日目」「新作ケーキのラインナップ」など)を入れると、内容が伝わりやすくなります。 - テキスト量を抑える
1枚に長文を詰め込みすぎず、1メッセージ1トピックを意識すると、読みやすさが向上します。
パターンB:1枚のストーリーに写真を複数枚並べる方法
続いて、多くの方が知りたいのがこちらのパターンです。
「1つのストーリーの画面内に、写真を何枚も並べたい」
この場合は、主に次の3つの方法があります。
- レイアウト機能を使う
- コラージュ(写真)スタンプを使う
- 切り抜きスタンプ・フレームスタンプを使う
レイアウト機能でグリッド状に並べる
レイアウト機能は、画面を分割して、写真をきれいに整列させる公式機能です。
レイアウトの呼び出し方(代表的な流れ)
- ストーリーズの投稿画面を開く
- 画面左側(または下側)のメニューから「レイアウト」アイコンをタップ
- 表示されるグリッドから、
- 2分割
- 3分割
- 4分割
など、使いたいレイアウトを選択
- 分割された枠を順番にタップし、カメラロールから写真を選択
- すべての枠を埋めたら、チェックマークをタップして確定
- 文字やスタンプを追加して投稿
レイアウト機能が向いているケース
- 商品写真やメニューなど、同じ種類の写真を比較したい時
- 旅行のベストショットを4枚だけ厳選してきれいに並べたい時
- まとまり感のある「カタログ風」ストーリーにしたい時
レイアウト機能の注意点
- グリッドの形はあらかじめ決まっており、細かい枠の形や比率を自由に変更することはできません。
- 動画は使えないレイアウトも多いため、写真中心の構成に向いています。
コラージュ/写真スタンプで自由配置する
より自由な配置をしたい場合は、写真スタンプ(コラージュスタンプ)を使います。
写真スタンプの基本的な使い方
- ストーリーズの編集画面で、まず1枚目の背景になる写真(または単色背景)を用意
- 画面上部のスタンプアイコン(ニコちゃんマーク)をタップ
- スタンプ一覧の中から、
- 写真のサムネイルが表示されているアイコン
- または「写真」や「アルバム」などのアイコン
を選択
- カメラロールから貼り付けたい写真を選択すると、
その写真がスタンプとして画面上に表示される - ピンチイン・アウトでサイズを変更し、ドラッグして位置を調整
- 同じ操作を繰り返すことで、2枚目・3枚目…と複数の写真を貼り付け可能
小技:
- 写真スタンプをタップすると、丸型・星型・ハート型など、写真の形を切り替えられる場合があります。
- 背景とのコントラストを意識すると、写真が埋もれにくくなります。
背景を単色にして写真を引き立てる
- ストーリー作成画面で、ペンアイコンをタップ
- カラーパレットから色を選択
- 画面を長押しして、背景全体を塗りつぶす
- その上で、写真スタンプを複数枚貼り付ける
これだけで、シンプルで写真が目立つコラージュになります。
切り抜きスタンプ・フレームスタンプなど新機能の活用
2024〜2025年にかけて、ストーリーズでは切り抜きスタンプやフレームスタンプなど、写真を重ねて使う機能が強化されています。
- 切り抜きスタンプ
- 別の写真から人物やモチーフ部分だけをなぞって切り抜き、スタンプとして重ねる機能
- 商品だけを切り抜いて、背景写真の上に貼るといった使い方に便利です。
- フレームスタンプ
- 写真を枠付きで表示するスタンプ
- コメント付きのポラロイド風デザインなどに向きます。
これらを使うと、
- メインの写真を背景に
- サブの写真を切り抜きやフレームで重ねる
といった、情報の主従がはっきりしたコラージュを作りやすくなります。
パターンC:外部アプリで作ったコラージュ画像をストーリーに投稿する
レイアウトやスタンプでも十分おしゃれにできますが、より凝ったデザインを作りたい場合は、外部アプリとの併用も有効です。
4-1. テンプレートアプリを使うメリット・デメリット
メリット
- デザインテンプレートが豊富で、配置・フォント・色のバランスがあらかじめ整っている
- 複数の写真を使った雑誌風・ポスター風のデザインが簡単に作れる
デメリット
- デザインを凝り始めると、1枚作るのに時間がかかりがち
- アプリによっては有料プランが必要なテンプレもある
- 作成した画像は最終的に「1枚の画像」としてインスタに投稿するため、個別にアニメーションを付けたりはできません
インスタストーリー向けの代表的なアプリ例
※ここでは代表例のみ記載します。
- Canva
- 「Instagramストーリー」用テンプレートが多数
- 写真をドラッグ&ドロップで差し替えるだけで、複数写真コラージュが完成します。
- その他のコラージュアプリ(Unfold 等)
- ミニマルなデザイン、フィルム風、雑誌風など、テイストに特化したテンプレートが豊富なアプリもあります。
サイズ・比率の注意点
- インスタストーリーは縦長 9:16(1080×1920px)が基本です。
- アプリ側で「Instagramストーリー」テンプレートを選べば、自動的に最適な比率になります。
- 文字を端ギリギリに配置すると、スマホ機種によっては見切れやすいため、上下左右に少し余白を取ると安心です。
おしゃれに見える「複数写真ストーリー」の型とデザインのコツ
複数写真を並べると、どうしてもごちゃつきやすくなります。
ここでは、真似しやすい「型」と基本ルールをご紹介します。
迷ったらこれ:定番レイアウト3パターン
型1:メイン1枚+サブ3枚(4分割)
- 左側(または中央上部)にメイン写真1枚を大きく配置
- 残り3枚を小さめに並べる
用途:
- 商品の「推し1点」を目立たせたい時
- 旅行のベストショット1枚+他の雰囲気写真3枚 など
型2:Before / After 型
- 左に「Before」、右に「After」を同じサイズで並べる
- 変化を説明するテキストを小さく添える
用途:
- ダイエット・メイク・掃除・リフォームなどの比較
- デザインのリニューアル例紹介 など
型3:タイムライン型(1日の流れ)
- 上から下、または左から右に、時系列順に写真を並べる
- それぞれに時刻・一言コメントを付ける
用途:
- 1日のVlog風ストーリー
- イベントのダイジェスト など
コツ:
- 「どの写真が主役か」を決め、主役の写真だけを一回り大きくします。
- すべて同じ大きさにすると、視線の行き先が分かりづらくなります。
色・フォント・余白の基本ルール
複数写真ストーリーを「おしゃれに見せる」ための最低限のルールは次の3つです。
- 色数を絞る(3色程度まで)
- 背景カラー1色
- メイン文字色1色
- 強調用の差し色1色
に抑えると、全体がまとまりやすくなります。
- フォントは2種類まで
- 見出し用(太め・大きめ)
- 本文用(細め・読みやすい)
くらいに抑えると、読みやすくなります。
- 余白を怖がらない
- 写真と写真の間、文字と写真の間に適度な空白を取ると、一気に洗練された印象になります。
- 写真を端いっぱいまで広げすぎないのがポイントです。
キャプションの書き方・スタンプの使いすぎ防止
- 1画面につき、伝えたいメッセージは1つだけ
- 例:「沖縄旅行1日目」「新作ケーキ3種」「ビフォーアフター」など
- 補足情報は、次のストーリーやテキストで説明するほうが、視認性が上がります。
- スタンプは1〜3種類に抑え、同じスタンプを繰り返し使うと、世界観が統一されます。
6. よくあるつまずきと解決策(Q&A)
Q1. 「複数選択」ボタン・アイコンが見つかりません
A. 写真選択画面の「右上」を丁寧に確認してください。
- 「選択」「複数を選択」
- または、重なった四角形アイコン
として表示されることが多いです。表示されない場合は、アプリが最新バージョンかどうかを確認してください。
Q2. レイアウトや写真スタンプが出てこない/押せない
A. 次の点を順番に確認してください。
- アプリを最新バージョンにアップデートしたか
- ストーリーズの「通常投稿」画面を開いているか(別のモードになっていないか)
- 一時的な不具合の可能性があるため、アプリの再起動・端末の再起動を行う
それでも表示されない場合、OSや端末によって一部機能が限定的なこともあります。
Q3. 画像が荒くなったり、文字が読みにくくなります
- 元画像の解像度が低すぎると、拡大した際に荒く見えます。
- 文字は背景とのコントラストを意識し、
- 明るい背景には濃い文字色
- 暗い背景には白系の文字色
を使うと、読みやすさが向上します。
Q4. 複数写真を載せると、再生されにくい気がします
ストーリーズの閲覧数は、コンテンツの量だけでなく、視聴完了までの時間や離脱率など複数のシグナルで決まります。
枚数を増やしすぎると途中でスキップされやすくなるため、内容に応じて枚数を絞ることをおすすめします。
ビジネス・発信者向け:複数写真ストーリーの活用アイデア
商品ラインナップ・メニュー紹介に
- レイアウト機能で3〜4分割し、商品写真を並べる
- 各商品名と価格だけをシンプルに記載
- 「詳しくはハイライト『メニュー』へ」と誘導する
Before/After・お客様の声を複数枚で見せる
- Before/After写真を左右に並べ、その下にお客様のコメントスクリーンショットを小さく配置
- 信頼感と変化が一目で伝わる構成になります。
ハイライトに保存して「簡易カタログ化」
複数写真ストーリーで作った
- 商品紹介
- 事例紹介
- Q&A
などをハイライトにまとめておくと、新規フォロワーに対しても分かりやすい「ミニカタログ」として機能します。