2025年に入ってから、Instagram(インスタ)の画像サイズ仕様が大きく変わり、
プロフィールグリッドでは縦長(3:4)で表示される
フィードや発見タブでは従来どおり正方形が使われている
といった状況になり、「結局どのサイズで作れば良いのか分からない」という声が増えています。
本記事では、「インスタ 正方形 画像サイズ変更」というキーワードでお悩みの方に向けて、
インスタの正方形画像に関する最新の仕様整理(2025年版)
インスタ公式アプリだけで画像を正方形にする手順
Canvaなどの外部ツールで“崩れない正方形画像”を作る方法
店舗・ブランド運用で使える、画像サイズの運用ルール例
までを、順を追って解説いたします。
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2025年以降、インスタはプロフィールグリッド3:4・発見タブ正方形という複雑な表示仕様になりました。
それでも、「正方形(1:1)を基準に考える」ことで、グリッド崩れを最小限にしながら運用することが可能です。
公式アプリの「拡大マーク」「プレビューを調整」を活用すれば、追加アプリなしでもある程度の調整ができます。
さらに、Canvaや写真加工アプリを活用すれば、余白付きのきれいな正方形画像をテンプレ化して量産できます。
インスタの「正方形」がややこしくなった理由
まずは、「なぜ今、インスタの正方形がややこしいのか」を整理します。
フィード投稿・プロフィールグリッド・発見タブの違い
2025年1月以降、Instagramでは次のような仕様になっています。
| 表示場所 | 主な比率・仕様 | 正方形がどう見えるかのポイント |
|---|---|---|
| フィード(単体投稿) | 4:5 / 1:1 など複数対応 | 正方形のまま表示可能 |
| プロフィールグリッド | 3:4で縦長に切り抜き | 正方形画像は左右がカットされやすい |
| 発見タブ(投稿一覧) | 正方形トリミング | 縦長画像は上下がカットされる |
プロフィールグリッドでは、これまでの正方形(1:1)から、3:4の縦長表示に仕様変更されています。
一方で、発見タブの一覧は今も正方形で切り抜かれるため、縦長投稿では上下が切れる可能性があります。
そのため、「プロフィールでは縦長に見えるのに、発見タブでは正方形で切れてしまう」
という状況が起きやすくなっています。
正方形(1:1)・縦長(4:5 / 3:4 / 4:3)の関係
代表的な比率を整理すると、次のようになります。
| 比率 | 代表的な用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1:1 | 従来の正方形フィード投稿、発見タブ | グリッドを揃えやすいが、2025年以降はプロフィールで左右が切れやすい |
| 4:5 | 縦長フィード投稿(従来の推奨) | 画面占有が高く、目立ちやすい比率 |
| 3:4 | 2025年以降のプロフィールグリッド表示 | 正方形ベースだと左右がカットされる |
| 4:3 | 2025年以降の新しい縦長投稿比率など | 仕様変更に伴い、より大きく表示されるケースがある |
まず押さえたい「インスタ正方形画像」の基本仕様
ここからは、「正方形を基準に考える」ための前提を整理します。
フィード投稿での正方形サイズの目安
一般的に、多くの専門メディアでは以下のサイズを推奨しています。
| 種類 | 推奨サイズ(px) | 比率 |
|---|---|---|
| フィード投稿(正方形) | 1080 × 1080 | 1:1 |
| フィード投稿(縦長) | 1080 × 1350 | 4:5 |
| フィード投稿(横長) | 1080 × 566 | 1.91:1 |
正方形で投稿したい場合は、1080 × 1080px の1:1画像を用意しておけば、画質と表示のバランスが取りやすいと考えてよいです。
プロフィールグリッドで正方形がどうトリミングされるか
2025年1月のアップデートにより、プロフィールグリッドは3:4で表示されるようになりました。
従来の正方形画像(1080×1080)を投稿すると、
プロフィールグリッドでは左右が一部カットされて表示される
4:5の縦長で作成した場合も、グリッドでは3:4で再トリミングされるため、
重要な要素は中央寄せにする必要があります。
一部の専門メディアでは、
「4:5で作り、左右にある程度(数十px)の余白を確保しておく」ことで、3:4への切り抜きにも対応しやすくなると解説されています。
発見タブでは今も正方形トリミングが基本
発見タブ(虫眼鏡アイコンから表示される一覧)では、正方形で切り抜かれたサムネイルが並びます。
4:5や4:3など縦長で投稿した場合
→ 上下が一部カットされて正方形で表示もともと正方形の画像であれば
→ そのまま正方形で表示されるケースが一般的です
そのため、「発見タブでの見え方を最優先したい」場合は、重要な被写体やテキストを、正方形の中央部分に収めておくことが非常に重要です。
インスタ公式アプリだけで画像を正方形にする方法
ここからは、追加アプリを使わずに、インスタ公式アプリだけでできる方法を解説します。
新規投稿時に写真を正方形にトリミングする手順
インスタアプリには、投稿時に画像のサイズを調整する機能が用意されています。
手順(スマホアプリ)
インスタアプリを開き、「+」ボタンから通常投稿の作成画面へ進む
投稿したい写真を選択
画像左下に表示される「拡大マーク(□アイコン)」をタップ
画像が拡大・縮小され、正方形に合わせた表示に切り替わる
指でピンチイン・ピンチアウトして、トリミング位置を微調整
フィルターやキャプションを入力して投稿
この方法では、
もともと縦長・横長の画像であっても、
正方形の枠に合わせて拡大表示させることができます。
POINT
被写体の頭や文字が切れないよう、中心〜やや下寄りに配置すると、フィードでも発見タブでも見え方が安定しやすくなります。
複数枚投稿で比率を揃えるコツ
複数枚(カルーセル)投稿では、最初に選んだ1枚目の比率がすべてに適用される仕様になっています。
1枚目で「正方形」を選ぶと、2枚目以降も正方形で統一される
逆に、1枚目で縦長比率を選ぶと、すべて縦長で固定される
そのため、「カルーセルは全部正方形で見せたい」
という場合は、必ず1枚目を正方形に設定してから、残りの画像を選ぶようにしてください。
投稿後に「プレビューを調整」で見え方を微調整する
すでに投稿した画像については、あとから「プレビューを調整」機能で表示範囲を変えることができます。
手順イメージ
プロフィールグリッド上で、調整したい投稿を長押し
表示されたメニューから「プレビューを調整」をタップ
「フィル」または「画面に合わせる」を選択
フィル:画像をズームして余白なしで表示(重要部分が切れないか要確認)
画面に合わせる:画像全体を枠に収めるために余白を付けて表示
問題なければ「完了」をタップして保存
完全な比率変更まではできませんが、「左右や上下が中途半端に切れてしまって気になる」場合に有効な方法です。
外部ツールで“崩れない正方形画像”を作る3つの方法
公式アプリだけでも最低限の調整は可能ですが、
余白付きのデザインにしたい
テキストや装飾を含めて整えたい
複数枚の画像をまとめて同じサイズに揃えたい
といった場合は、外部の画像編集ツールを併用する方が効率的です。
1. Canvaでインスタ用キャンバスから正方形画像を作成する
デザインツール「Canva」を使うと、あらかじめインスタ用のサイズがプリセットされたキャンバスを選べます。
スマホアプリでの流れ(例)
Canvaアプリを開く
画面下の「+」ボタンをタップ
検索窓に「Instagram」と入力
表示されるテンプレートから「Instagram投稿」など、目的に合ったサイズを選択
正方形グリッド重視:正方形のInstagram投稿
縦長重視:4:5や4:3などの縦長テンプレ
表示されたキャンバスに対し、「アップロード」や「カメラロール」から写真を配置
角をドラッグして拡大・縮小し、中央に被写体+テキストが収まるよう調整
完成したら、PNGまたはJPGで書き出して、インスタアプリから投稿
POINT
プロフィールグリッドでの3:4切り抜きも意識する場合、重要な要素は縦横ともに中央寄りのエリアに収めておくと安全です。
2. 写真加工アプリで縦長写真を正方形にリサイズする(YouCam Perfectなど)
写真加工アプリを使うと、既存の縦長・横長写真を正方形に合わせてリサイズすることができます。
例えば、画像編集アプリ「YouCam Perfect」などでは、
インスタ用の比率に合わせてトリミング
余白を足して正方形キャンバスに配置
といった操作が可能と紹介されています。
一般的な手順イメージは次のとおりです。
アプリを起動し、編集したい写真を選ぶ
「トリミング」や「比率」メニューから「1:1(正方形)」を選択
拡大・縮小しながら、被写体が正方形の中に収まるよう調整
余白や背景色を設定できる場合は、ブランドカラーや白・黒などに変更
保存してインスタアプリから投稿
「アプリ名は問わないので、一括で正方形に整えたい」という場合は、「正方形」「No Crop」「InstaSize」などのキーワードでアプリを検索すると、インスタ用サイズに強いアプリを見つけやすくなります。
3. 複数画像を一括で正方形+余白付きに揃えるときのポイント
複数枚(カルーセル)や、毎日の投稿を統一感ある正方形で揃えたい場合は、
共通のキャンバスサイズ(例:1080×1080)を決める
重要な被写体・文字の位置を、テンプレート化しておく
ことが重要です。
ポイントは次の3つです。
「安全領域」を決める
プロフィール3:4や発見タブの正方形トリミングを考慮し、
重要な要素は中央寄りの正方形内に収める
余白の色・スタイルを統一する
白、黒、ブランドカラーなど、アカウントの世界観に合う色を1〜2色に絞る
テンプレートを使って毎回同じ位置に配置する
Canvaの「ブランドテンプレート」や、画像編集アプリの保存機能を活用する
用途別おすすめサイズとデザインルール
ここからは、小規模店舗・個人事業主向けに、実務で使いやすい考え方をお伝えします。
商品・メニュー・施術写真を正方形で見せるコツ
被写体は中央〜やや下寄りに配置
上部に余白を残すと、テキストやロゴを載せやすくなります。
背景はシンプルに
プロフィールグリッドでは多数のサムネが並ぶため、
背景がごちゃつくと全体がうるさく見えやすくなります。
文字情報は最小限・大きめに
スマホで見ると文字がかなり小さくなるため、
キーワードだけを大きく入れるようにします。
縦長推奨の2025年仕様に合わせつつ、グリッド崩れを最小限にする考え方
インスタ側は、縦長コンテンツ(リールや4:3投稿など)を重視しつつあります。
表示の大きさやリーチを優先するなら縦長(4:3 / 4:5)
グリッドの整合性を優先するなら正方形(1:1)中心
というトレードオフがあるため、ビジネス運用では次のような割り切り方も有効です。
世界観重視の投稿 → 正方形でテンプレート化
キャンペーンや新商品告知など、目立たせたい投稿 → 縦長(4:5 or 4:3)で作成
そのうえで、
縦長投稿についても、「発見タブで切れても問題ない構図」にする
プロフィールグリッドで3:4に切られても崩れにくいよう、中央寄せに配置する
といった工夫を行うと、仕様変更の影響を最小限に抑えやすくなります。
テキスト入りクリエイティブを読みやすくするチェックポイント
テキストを入れる場合は、投稿前に次の点を確認してください。
文字はスマホで一目で読める大きさになっているか
重要な単語が、正方形トリミングの外側に出ていないか
フォントの太さ・色が背景と十分なコントラストを持っているか
行数が多すぎて、情報が詰め込みすぎになっていないか
チームで使える「インスタ画像サイズ運用ルール」テンプレ
最後に、店舗・ブランド運用でそのまま使えるサンプルルールを示します。
1. まず決めるべき3つのこと
メイン比率
基本:正方形(1080×1080)
目立たせたい投稿のみ縦長(4:5 or 4:3)を使用
用途別のサイズ
商品・メニュー紹介:正方形
ビフォーアフター・全身写真など:縦長
テキストの安全領域
画面中央の正方形エリアに重要テキストを収める
端ギリギリの配置は禁止
2. サンプル運用ルール(そのまま社内共有できる形)
ルール1:投稿画像の作成サイズ
原則1080×1080px(正方形)で作成する
縦長を使う場合は、4:5のテンプレートを使用し、中央に重要要素を寄せる
ルール2:構図とテキスト配置
被写体の頭・商品・ロゴ・主要テキストは、中央寄りの範囲に収める
文字数は1枚あたり「大見出し+サブ1行」程度まで
ルール3:ツールの使い分け
スマホのみで完結させる場合:インスタアプリ+(必要に応じて)写真加工アプリ
デザイン性を高めたい場合:Canvaを用いる
3. 投稿前チェックリスト
投稿前に、以下の項目を確認すると安心です。
フィード表示で、被写体や文字が切れていない
プロフィールグリッドの3:4表示を想定しても、重要部分が欠けない
発見タブで正方形トリミングされた場合の見え方も問題ない
画像サイズ(px)が極端に小さくなく、ぼやけて見えない
アカウント全体のグリッドで見たときに、色やトーンが大きく浮いていない
よくある質問
Q1. すでに投稿した画像を「完全に正方形」に戻すことはできますか?
A. 元の画像の比率自体を投稿後に変更することはできませんが、
「プレビューを調整」機能で表示範囲を変えることは可能です。
ただし、あくまで「見せ方の微調整」であり、
比率そのものを別のものに変えることはできない点に注意してください。
Q2. これまで作っていた正方形テンプレートはもう使えませんか?
A. 使えなくなったわけではありませんが、
プロフィールグリッドでは左右がカットされる可能性がある
発見タブでは従来どおり正方形で表示される
という前提があるため、
重要な要素を中央寄りに寄せる
左右ギリギリに文字やロゴを置かない
といった調整をしたうえで運用を続けることをおすすめいたします。
Q3. スマホだけで運用する場合、最低限覚えておくべきことは?
次の3点だけ押さえておけば、致命的な崩れは避けやすくなります。
1080×1080の正方形を基本と考える
投稿時に、画像左下の「拡大マーク」で正方形表示を確認する
重要な被写体・文字は中央寄りに配置し、端ギリギリに置かない