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Instagram

インスタのスパムとは?危険な例・見分け方・対処法とスパム認定されない運用ルール

「インスタで『スパムの可能性があります』と表示された」「怪しいDMが来たけれど、これってスパム?」

本記事では、インスタグラム(Instagram)でいう「スパム」とは何か、その具体例・見分け方・安全な対処法、さらに自分のアカウントがスパム認定されないための運用ルールまで、整理して解説します。

※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。

この記事のまとめ

インスタのスパムとは?

  • 受け手が望んでいない、迷惑で危険な行為全般(DM・コメント・タグ付け・フォローなど)

  • 宣伝・詐欺・不正な勧誘・怪しいリンク送信などが代表例

スパムの主な危険性

  • アカウント乗っ取り・なりすまし

  • 個人情報・クレジットカード情報の盗難

  • 投資・副業などを名乗る詐欺や高額請求

見分けるための基本チェック

  • プロフィール:投稿数・フォロー/フォロワー数・日本語の不自然さ・怪しいURL

  • DM/コメント:煽り文句・不自然な日本語・外部リンクの多さ・心当たりのない当選通知など

対処の基本ルール

  1. 怪しいリンクは押さない

  2. 個人情報・ログイン情報は入力しない

  3. ブロック・削除・報告で距離を取る

  4. 被害が疑われる場合は、パスワード変更と二要素認証をすぐに実施

目次

インスタの「スパム」とは?まずは意味と仕組みを整理

一般的な「スパム」の意味(メールからSNSまで)

もともと「スパム(spam)」とは、受け取り手が望んでいないのに、一方的かつ大量に送られてくる迷惑なメッセージや行為を指します。

セキュリティ関連企業などでは、以下のように説明されています。

  • 不特定多数に、一斉に送られる迷惑メール

  • SNSのDMやメッセージを使った迷惑な勧誘

  • ウェブ上のコメント欄や掲示板に大量投稿される宣伝メッセージ など

つまり「メールだけの話」ではなく、インターネット上の迷惑行為全般を指す言葉として使われることが増えています。

インスタでスパムと見なされる主な行為

Instagram上では、次のような行為が「スパム」とみなされます。

  • 意図しない宣伝メッセージ

  • 詐欺や不正な勧誘

  • 自動ツールによる大量のフォロー・いいね・コメント

  • 投稿内容と無関係なコメントの連投

  • 怪しいリンクを含むDMやコメント

  • なりすましアカウントからのDM・フォロー

要するに、「相手が求めていない」「不自然に大量」「怪しいリンクや詐欺の匂いがする」といった行為は、総じてスパムと考えて問題ありません。

インスタ側がスパム判定するイメージ(アルゴリズムと通報)

Instagramがスパムを見つける方法は大きく2つあります。

  1. アルゴリズムによる自動検出

    • 短時間で異常な数のフォロー・いいね・DMを送っている

    • 同じコメントを大量のアカウントにコピペしている

    • 多数のユーザーからブロックされている
      などの行動パターンから、「スパムの可能性が高い」と判断します。

  2. ユーザーによる通報(報告)

    • DMやコメント・プロフィールから「スパムを報告」を選択することで、Instagramに報告できます。

    • 報告が多いアカウントは、アルゴリズムと組み合わせてより厳しくチェックされます。

結果として、アカウントや投稿が制限されたり、最悪の場合は凍結されることもあるため、スパム行為は絶対に行わないようにしましょう。


インスタでよくあるスパムの具体例

ここからは、インスタで実際によく見られるスパムのパターンを具体的に見ていきます。

DMスパム:当選通知・投資・副業・アカウント確認メッセージ

代表的なのは、見知らぬアカウントやなりすましアカウントから届くDMです。

よくある文面の例(イメージ)は次の通りです。

  • 「おめでとうございます!○○キャンペーンに当選しました」

  • 「簡単に月○万円を目指せる投資・副業のご案内です」

  • 「あなたのアカウントに問題があります。こちらのリンクからログインして確認してください」

これらには、多くの場合外部サイトへのリンクが含まれており、その先でログイン情報や個人情報を入力させようとします。

少しでも「おかしい」「心当たりがない」と感じたら、そのDMは開かない・リンクをタップしない・返信しないのが原則です。

コメント・タグ付けスパム:宣伝コメントや大量タグ付け

  • 有名人や人気アカウントのコメント欄に、関係のないURL付き宣伝コメントを繰り返し投稿する

  • 見知らぬアカウントが、複数人をまとめて不自然にタグ付けしてくる

といったパターンも典型的なスパムです。

目的は、プロフィールのURLや外部サイトに誘導することがほとんどです。プロフィールやリンク先の内容が怪しい場合は、絶対にアクセスしないようにしてください。

フォロー/フォロワースパム:不自然なフォローや「怪しいフォロワー」

  • 投稿がほとんどなかったり、プロフィールが空なのに大量にフォローしている

  • フォロワー数と投稿内容のバランスが明らかに不自然

  • 海外アカウント風なのに、プロフィール文が機械翻訳のような日本語

こういったアカウントが大量にフォローしてくる場合、その多くはスパムまたはボットである可能性が高いです。

Instagram側も近年、「潜在的なスパム」フォロワーを確認・削除する機能を導入しており、怪しいフォロワーは整理することが推奨されています。

なりすまし・偽アカウントによるスパム事例

最近増えているのが、公式アカウントや有名ブランド、自治体などを装った“なりすましアカウント”です。

特徴としては、

  • ユーザー名やアイコン・プロフィール文が本物にそっくり

  • 投稿が少ない/開設されたばかり

  • プロフィールやDMに、外部サイトへのURLが貼られている

などが挙げられます。
偽アカウントのURLをクリックすると、個人情報やクレジットカード情報を盗まれる可能性があるため、注意喚起が頻繁に行われています。


スパムに引っかかると何が危険?主なリスク

スパムは「迷惑」なだけでなく、実害につながるリスクがあります。

アカウント乗っ取り・なりすまし被害

スパム経由で偽サイトに誘導され、ログイン情報を入力してしまうと、アカウントが乗っ取られる可能性があります。

  • 勝手にスパムDMや宣伝投稿をされる

  • 友人やフォロワーに詐欺メッセージを送られてしまう

  • 自分自身が「スパムを撒いている側」になってしまう

こうなると、信用の低下やフォロワー離れにつながりかねません。

個人情報・クレジットカード情報などの盗難

外部サイトで次のような情報を入力させようとするケースもあります。

  • 氏名・住所・電話番号・生年月日

  • クレジットカード番号・セキュリティコード

  • 銀行口座情報

これらが流出すると、なりすまし契約や不正利用など、深刻な被害につながるおそれがあります。

詐欺・高額請求など金銭トラブル

スパムの最終的な目的は、多くの場合「金銭」です。

  • 投資・副業・仮想通貨などを名目にした詐欺

  • 情報商材や高額オンラインサロンへの勧誘

  • 不正アプリのインストールからのサブスクリプション課金

このようなトラブルは、一度巻き込まれると解決に時間も労力もかかってしまいます。


怪しい=スパムかも?見分けるためのチェックリスト

ここからは、実際にスパムを見分けるための「簡易チェックリスト」をご紹介します。

プロフィールで分かるスパムらしさ(投稿数・フォロー数など)

次のような特徴が複数当てはまる場合、そのアカウントはスパムの可能性が高いと考えられます。

  • 投稿がほとんどない、または極端に少ない

  • フォロワー数が少ないのにフォロー数だけが異常に多い

  • プロフィール文が不自然な日本語や機械翻訳っぽい文章

  • プロフィールURLが怪しげなドメイン(短縮URLばかり等)

  • アイコンや投稿画像がフリー素材っぽく、統一感がない

DMやコメント本文の要注意ポイント(文面・日本語・リンク)

以下のような文面には特に注意してください。

  • 「今だけ」「限定」「必ず稼げる」など煽る言葉が多い

  • いきなり敬称付きでフルネームを名乗ってくるのに、内容が大雑把

  • 文章が不自然な日本語(敬語とタメ口の混在、変な漢字など)

  • やたらと外部リンクやURLが多い

このようなメッセージを受け取った場合は、「怪しい=見ない・押さない・返さない」を基準にするのが安全です。

URL・外部サイトを開く前に確認したいこと

リンクをタップする前に、次の点を必ず確認しましょう。

  • 本当にフォローしている公式アカウントからの案内か?

  • URLのドメイン(example.com など)は公式サイトと一致しているか?

  • 「http」ではなく「https」になっているか?(絶対安全ではありませんが一つの目安です)

少しでも「おかしい」と思ったら、その場で閉じる・削除するほうが安全です。


スパムを見つけたときの安全な対処法

では、実際にスパムらしきDMやコメントを見つけたとき、どう行動するのが良いのでしょうか。

絶対にやってはいけないこと(リンク・返信・情報入力)

まず、次の3つは「やってはいけないこと」として覚えておいてください。

  1. 怪しいリンクをタップする

  2. DMやコメントに返信する(特に個人情報)

  3. 外部サイトでID・パスワード・クレジットカード情報を入力する

これらを避けるだけでも、被害にあうリスクを大きく下げることができます。

ブロック・削除・報告の基本手順(スマホ想定)

Instagramアプリでの一般的な操作の流れは次の通りです。

DMの場合

  1. DM一覧から、怪しいメッセージを左にスワイプ

  2. 「削除」または「ブロック」などのメニューを選択

  3. プロフィールを開き、右上の「︙」→「報告」をタップ

  4. 「スパム」または「不適切なコンテンツ」として報告

コメントの場合

  1. 問題のコメントを長押し

  2. 画面上部に表示される「!」マークから「報告」を選択

  3. 「スパム」など該当する理由を選んで送信

フォロー/フォロワーの場合

  1. プロフィール画面から「フォロワー」一覧を開く

  2. 怪しいアカウントの右側のメニューから「削除」「ブロック」を選択

  3. 必要に応じて「報告」も行う

※お使いのアプリバージョンや端末により、文言や位置が多少異なる場合があります。

被害にあってしまったときの復旧フロー(パスワード・サポート)

もしも、

  • 偽サイトにログイン情報を入力してしまった

  • 覚えのない投稿やDMが送られている

  • ログインできなくなった

といった場合は、次のような順番で対応してください。

  1. パスワードを直ちに変更

    • 同じパスワードを使い回している他サービスも、すべて変更します。

  2. 二要素認証(2段階認証)の有効化

    • パスワードに加えて、SMSコードや認証アプリを使ってログインする設定です。

  3. 不審なログイン・アクティビティの確認

    • Instagramの「ログインアクティビティ」から、見覚えのない端末・場所を確認し、ログアウトします。

  4. 公式ヘルプからの報告・問い合わせ

    • アプリ内の「設定」→「ヘルプ」→「問題を報告」

    • 乗っ取りが疑われる場合は、公式ヘルプセンターの専用フォームからも報告できます。

  5. クレジットカード情報等を入力してしまった場合

    • すぐにカード会社・金融機関に連絡し、利用停止や再発行を相談してください。


自分のアカウントがスパム認定されないための運用ルール

ここからは、自分のアカウントが「スパムっぽい」と判定されないための注意点です。

やりがちなNG行動:大量フォロー・コピペコメント・自動ツール

Instagramの利用規約や公式ヘルプでは、次のような行為が問題になる可能性があるとされています。

  • 短時間に大量のフォロー・フォロー解除を繰り返す

  • 同じ文章を、多数のアカウントにコピペしてコメント・DM送信する

  • 非公式の自動化ツールやボットサービスを使って、フォロー・いいね・コメントを自動で行う

  • 広告色が極端に強いDMを多数のユーザーに一斉送信する

こうした行動は、「スパムっぽい振る舞い」としてアルゴリズムに検知されるリスクがあります。

「楽をしてフォロワーを増やそう」と考えて、グレーな自動ツールに手を出すのは避けてください。

日常運用で意識したい「自然な」アクションの範囲

安全な範囲の目安としては、次のような考え方が参考になります(あくまで目安であり、Instagramが公式に数値を公表しているわけではありません)。

  • フォロー・いいね・コメントは、自分が本当に興味のある相手に対して行う

  • 同じ文章をコピペするのではなく、できるだけ一言でも内容を変える

  • キャンペーンやプレゼント企画の際も、一度に大量のDMを送らず、応募フォームなど外部ツールを適切に使う

「人が手作業で自然に行っている範囲」を超えるスピード・量になっていないかを意識することが重要です。

ビジネスアカウント・クリエイターが注意すべきポイント

ビジネス用アカウントやクリエイターの場合は、次の点にも注意してください。

  • フォロー直後にテンプレDMで営業メッセージを送る習慣を見直す

  • コラボ依頼や案件連絡のDMは、相手のプロフィール・投稿内容をよく確認し、丁寧な文面で送る

  • 「当選しました!」系キャンペーンを行う場合は、公式サイトや規約のページを整備し、偽アカウントが出た場合にすぐ注意喚起できるようにしておく

こうした工夫により、正当なビジネス活動とスパム行為の線引きを明確にすることができます。