「インスタのシェアって、結局なにがどうなる機能なのかよく分からない」という方は多いです。
ストーリーズ、リポスト、保存、いいね…似たような言葉も多く、違いが曖昧になりがちです。
本記事では、インスタの「シェアとは?」という疑問に答えながら、
- シェアの基本的な意味・仕組み
- 代表的なシェア方法(ストーリーズ・DM・他SNSなど)
- シェアできないときの原因と対処法
- 著作権・マナー面で気をつけるポイント
- ビジネスでシェアを活用するコツ
までを、インスタ初心者の方にも分かりやすく整理して解説します。
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インスタのシェア機能は、
- 友人・家族とのコミュニケーションを深める
- お客様の声を紹介して信頼を高める
- 投稿のリーチを広げて認知を増やす
といった、コミュニケーションと集客の両面を支える重要な機能です。
一方で、他人のコンテンツを扱う以上、著作権やマナーへの配慮は欠かせません。
- 公式機能を使ってシェアする
- シェア元を明記する(タグ付け・メンション)
- 可能な範囲で事前に許可を取る
この3点を意識しておけば、大きなトラブルは避けやすくなります。
インスタの「シェア」とは?まずは意味と仕組みを理解しよう
「シェア」とは投稿を別の場所に紹介・共有する機能
Instagramの「シェア」は、一言で言えば誰かの(あるいは自分の)投稿を、別の場所で紹介・共有するための機能です。
代表的には次のようなイメージです。
- 友達の投稿を、自分のストーリーズで紹介する
- 気になった投稿を、DMで特定の相手にだけ送る
- 自分の投稿を、他のSNS(XやFacebook)にも同時に投稿する
インスタアプリ上では、紙飛行機のアイコン(投稿の下にあるボタン)からストーリーズやDMへのシェアができます。
シェアされた側から見ると、「誰かが自分の投稿をストーリーズで紹介してくれた」「自分の投稿リンクが別のSNSに貼られている」といった状態になります。
「シェア」「リポスト」「保存」「いいね」の違い
似た機能との違いも整理しておきます。
シェア
- 投稿をストーリーズ・DM・他SNSなどに「紹介・転送」すること
- 紹介先から元の投稿に戻れる導線があるのが特徴です
リポスト(再投稿)
- 他人の投稿を、自分のフィード投稿として再度投稿する行為
- 公式機能(ストーリーズ経由のシェアなど)と、外部アプリを使う方法があります
保存
- 後で見返したい投稿を、自分だけが見られる「コレクション」に入れておく機能
- 他人には通知されず、シェアもされません
いいね
- 投稿に対して「見ました・良かったです」という反応を示すもの
- フォロワーのフィードに直接広がるわけではありません(アルゴリズムの評価には影響します)
検索キーワード「インスタ シェアとは」のユーザーは、多くの場合このあたりの違いが曖昧な状態です。この記事では特にシェア機能に絞って解説していきます。
シェアできる投稿とできない投稿(非公開アカウント・制限など)
インスタの投稿は、すべてが自由にシェアできるわけではありません。
代表的なルールは次のとおりです。
- 非公開(鍵付き)アカウントの投稿
- 原則として、フォロワー以外には表示されません
- ストーリーズなどにシェアできない、あるいはシェアしても見られる人が限定されます
- 投稿者がストーリーズへのリシェアをオフにしている場合
- 紙飛行機アイコンを押しても「ストーリーズに追加」などのメニューが出ないことがあります
- 削除済み・アーカイブ済みの投稿
- 当然ながらシェアできません
このような仕様があるため、「友達の投稿をストーリーズにシェアしようとしたのにボタンが出ない」という状況も起こり得ます。後半の「シェアできないときの原因と対処法」で詳しく取り上げます。
インスタでシェアできる5つのパターン
ここからは、実際のシェア方法をパターン別に解説します。
どの方法も、基本的には紙飛行機アイコンをタップするところから始まります。
他人の投稿をストーリーズにシェアする方法
最もよく使われるシェアが、フィード投稿をストーリーズに載せる方法です。
- シェアしたい投稿を開く
- 投稿の下にある「紙飛行機アイコン」をタップ
- 表示されたメニューから「ストーリーズに追加」を選択
- スタンプやテキストを追加してデザインを整える
- 「ストーリーズ」ボタンをタップして投稿
この方法でシェアすると、ストーリーズ内の投稿をタップすると元の投稿にジャンプできるようになっています。
オリジナル投稿者のアカウントにもしっかり人を送れる、公式の正しいシェア方法です。
自分の投稿をストーリーズにシェアし直す方法
自分のフィード投稿を、公開後にストーリーズで再度紹介したい場合もあります。
やり方は基本的に同じです。
- 自分のプロフィールから、シェアしたい投稿を開く
- 「紙飛行機アイコン」→「ストーリーズに追加」
- ストーリーズ編集画面でテキスト等を追加
- 投稿する
新しくフォローしてくれた人や、ストーリーズしかあまり見ないユーザーにも、改めて投稿を届けることができます。
投稿・リールをDM(メッセージ)で特定の相手にシェアする方法
「この投稿は一部の人にだけ共有したい」というときは、DM(ダイレクトメッセージ)でのシェアが便利です。
- シェアしたい投稿(またはリール)を開く
- 「紙飛行機アイコン」をタップ
- 送信したい相手のアカウントを選択(複数選択も可能)
- 「送信」ボタンを押す
これで、選んだ相手とのDMに投稿リンクが送信されます。
グループDMを使えば、複数人の友人・スタッフ間だけで情報を共有することも可能です。
自分のプロフィールをQRコードやリンクでシェアする方法
インスタには、自分のプロフィールそのものをシェアする機能もあります。
代表的な方法は以下のとおりです。
- プロフィール画面から「プロフィールをシェア」
- プロフィールリンクをコピーしたり、他のアプリに直接共有できます
- QRコードを表示してシェア
- 対面の場で、QRコードを相手に読み取ってもらうだけで、自分のプロフィールを開いてもらえます
- ショップカード・POPなどの印刷物にQRコードを掲載
- 店舗ビジネスでは、紙媒体とインスタアカウントの導線づくりに効果的です
他のSNS(X・Facebookなど)にインスタ投稿をシェアする方法
インスタの投稿は、X(旧Twitter)やFacebookなど他のSNSにもシェアできます。
- 投稿時に同時シェアする場合
- 新規投稿画面で写真・動画とキャプションを設定
- 画面下部の「他のアプリに投稿」でXやFacebookをオンにする
- 投稿ボタンを押すと、インスタと他SNSに同時投稿される
- すでに投稿済みのものをシェアする場合
- シェアしたい投稿を開く
- 右上の「…」メニューをタップ
- 「リンクをコピー」または「他のアプリでシェア」を選択
- X・LINE・メールなど、送りたい場所にペースト・共有する
他SNSのフォロワーにもインスタの投稿を見てもらえるため、認知拡大の起点として活用できます。
インスタのシェアができない・ボタンが出ないときの原因と対処法
「さっきまであったシェアボタンが急になくなった」「ストーリーズに追加が出てこない」といった相談もよくあります。
代表的な原因とチェックポイントをまとめます。
非公開アカウント・リシェア制限がかかっているケース
もっとも多いのが、投稿者側の設定によりシェアできないケースです。
- 投稿者が「非公開アカウント」の場合
- そもそも見られる範囲がフォロワーに限られるため、シェアできる場面が制限されます
- 投稿者がストーリーズへのリシェアをオフにしている場合
- 紙飛行機アイコンを押しても「ストーリーズに追加」が表示されません
この場合、自分側で設定を変えても解決しません。
どうしても紹介したいときは、投稿者に許可をもらった上で別の方法(別途画像を共有してもらう等)を検討する必要があります。
アプリや通信環境の不具合が原因のケース
設定以外では、アプリやスマホ側の一時的な不具合も考えられます。
チェックポイントの例:
- インスタアプリが最新バージョンか
- 通信環境(Wi-Fi/モバイル回線)が不安定になっていないか
- スマホのストレージ容量が不足していないか
- アプリを一度終了して再起動しても同じ症状か
簡単な再起動やアップデートで解消するケースも多いため、まずはこれらを試してみてください。
自分の設定でシェアを制限しているケース
逆に、自分の投稿がシェアされない・シェアボタンが出ない場合は、以下のような設定を確認します。
- プライバシー設定でアカウントを非公開にしていないか
- ストーリーズで「他の人によるシェア」を制限していないか
- ビジネスプロフィールへの切り替え状況 など
シェアされやすくしたい場合は、基本的には公開アカウント + シェア許可ONが前提になります。
困ったときのチェックリスト
シェアがうまくいかないときは、次の順番で確認すると切り分けしやすくなります。
- その投稿の投稿者が非公開アカウントではないか
- ストーリーズへのリシェアが許可されている投稿か
- 自分のアプリ・OSが最新版にアップデートされているか
- 通信環境に問題がないか(Wi-Fi切り替え等)
- 自分のアカウント側のプライバシー・シェア設定に制限をかけていないか
ここまで確認して解決しない場合は、時間をおいてから再度試すか、Instagramのヘルプセンターも併せて確認すると安心です。
トラブルを防ぐためのマナーと著作権の基本
シェアは便利な一方で、他人のコンテンツを扱う行為でもあります。
ここを誤ると、トラブルや信頼低下につながりかねません。
他人の投稿をシェアするときの基本ルール
他人の投稿をシェアする際の基本的な考え方は次のとおりです。
- 公式のシェア機能(ストーリーズへの追加など)を使う
- 可能であれば事前に投稿者へ一言確認する
- シェア元が一目で分かる形にする(ユーザー名・タグ付けなど)
特にビジネスアカウントの場合は、「勝手に写真を使われた」と感じさせないよう、慎重な運用が求められます。
クレジット表記・タグ付けのやり方と例文
ストーリーズやフィードで他人の投稿を紹介する場合は、シェア元を明示するのがマナーです。
- ストーリーズの場合
- 投稿者のユーザー名に「@ユーザー名」でメンションを付ける
- フィードの場合
- キャプション内に「Photo by @ユーザー名」などと記載
- 画像内のタグ付け機能でアカウントをタグ付けする
例文:
- 「素敵な写真をシェアさせていただきました📷(@username さん)」
- 「Photo by @username ありがとうございます!」
スクリーンショット・画像編集をする場合の注意点
スクリーンショットを撮って別途投稿する場合や、画像への文字入れ・トリミングなどの編集を行う場合は、特に慎重さが必要です。
- 投稿者の著作権を侵害しないよう、必ず事前に許可をとる
- 元の画像が分からないくらい加工するのは避ける
- キャプションに「許可をいただいて掲載しています」など一言添える
企業・店舗アカウントの場合は、お客様の写真を二次利用するルールをあらかじめ決めておくと安全です。
企業・店舗アカウントが特に気をつけたいポイント
ビジネス利用では、次のような点にも注意してください。
- お客様の顔が大きく写っている写真は、事前に掲載許可をとる
- 子どもが写っている写真は、より慎重に扱う
- 「#店舗名」などのハッシュタグ投稿をシェアする際にも、原則ひと言連絡を入れる
- 景品表示法や各種ガイドラインに反しない表現にする
「シェアされる側」だけでなく、「シェアする側」のマナーも整えておくことで、長期的な信頼関係につながります。
ビジネスでインスタのシェアを活用するコツ
ここからは、店舗や個人事業主のインスタ運用で、シェアを味方につけるためのポイントを紹介します。:
シェアされやすい投稿づくりの3つのポイント
共感・役立ち要素を入れる
- 「行ってみたい」「友達に教えたい」と思える情報(限定メニュー、お得情報、ビフォーアフターなど)
ストーリーズに載せやすい縦長比率・構図にする
- ストーリーズで見切れないよう、画面中心に重要情報を配置する
キャプションでシェアを促す一言を添える
- 例:「大切な人にも教えてあげたいと思ったら、ストーリーズでシェアしてくださいね」
お客様の投稿(UGC)をシェアする流れとお願いテンプレート
UGC(ユーザー生成コンテンツ)は、信頼性の高い口コミとして非常に有効です。
- ハッシュタグやメンションで、お客様投稿を見つける
- DMで「ストーリーズでご紹介してもよろしいでしょうか?」と確認
- OKをもらったら、投稿をストーリーズにシェアし、@でアカウントを明記
- 可能であれば、感謝の一言を添える
DMテンプレート例:
こんにちは、〇〇(店舗名)です。
素敵なお写真を投稿していただきありがとうございます!
もしよろしければ、当店のストーリーズでご紹介させていただいてもよろしいでしょうか?
キャンペーンや企画でシェアを増やすアイデア
- 「ハッシュタグキャンペーン」
- 指定ハッシュタグ + メンション投稿を、ストーリーズで積極的にシェア
- 「来店報告ストーリーズをシェア」
- 来店時にストーリーズでメンションしてもらい、店舗側もお客様の投稿をシェア
- 「新商品・新メニューのお知らせをストーリーズ先行公開」
- シェアしたくなるような情報を、ストーリーズで先に発信
これらを組み合わせると、フォロワー以外のユーザーにも自然に情報が広がりやすくなります。
成果を測るための簡易KPI(リーチ・ストーリーズ閲覧数など)
シェア施策の効果をざっくり把握するために、次の指標を定期的にチェックすると良いでしょう。
- ストーリーズの閲覧数・リンクのクリック数
- シェアした投稿のリーチ数やプロフィールへの流入数
- キャンペーン期間中のフォロワー増加数
- 実店舗への来店・問い合わせで「インスタを見た」と言ったお客様の数
必ずしもすべてを厳密に追う必要はありませんが、「シェアを意識した投稿を増やしたら、リーチや問い合わせがどう変化したか」を見ることで、次の改善につなげやすくなります。