「インスタの容量が大きすぎる」「アプリが重くてフリーズしやすい」
このようなときに効果的なのが、Instagram(インスタ)のキャッシュをクリアすることです。
本記事では、
iPhoneでのインスタキャッシュ削除方法
Androidでのインスタキャッシュ削除方法
インスタ内ブラウザや検索履歴の整理方法
キャッシュ削除で“消えるもの/消えないもの”
まで、まとめて解説します。
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iPhone:インスタのキャッシュは、アプリを削除→再インストールすることで実質的にクリアできる
Android:設定アプリから「Instagram > ストレージ > キャッシュを削除」で、アプリを消さずにキャッシュだけ削除できる
インスタ内ブラウザ/検索履歴も合わせて整理すると、プライバシー面でも安心
キャッシュ削除は、正しい手順を踏めばアカウントや投稿を失うことなく、容量や動作の悩みを軽減できる方法です。
そもそも「キャッシュ」とは?インスタで溜まるデータの正体
キャッシュが溜まると何が起こるのか
キャッシュとは、一度表示した画像や動画・一時ファイルを、端末内に一時的に保存しておく仕組みです。
インスタでは、フィードやストーリーズで見たコンテンツがキャッシュとして蓄積されます。
キャッシュが溜まりすぎると、次のような影響が出る場合があります。
ストレージ(容量)が圧迫され、空き容量がほとんどなくなる
アプリの動作が重くなる、フリーズしやすくなる
OSのアップデートや他アプリのインストールができなくなる
キャッシュ削除で「消えるもの/消えないもの」
キャッシュをクリアすると「アプリ内に溜まった一時データ」は削除されますが、アカウントや投稿そのものが消えるわけではありません。
代表的な項目は次のとおりです。
| 項目 | キャッシュ削除でどうなるか |
|---|---|
| アカウント情報・フォロワー | 通常は消えない(Instagramのサーバー側に保存) |
| 投稿(写真・動画) | 消えない |
| DM(ダイレクトメッセージ) | 消えない |
| ストーリーズのアーカイブ | 消えない |
| 端末に一時保存された画像・動画 | 再読み込みが必要になる(キャッシュは削除される) |
| アプリ内設定の一部 | アプリ削除や「データ削除」を行うと初期化される場合あり |
※ Androidで「キャッシュ削除」ではなく「データ削除」を行うと、ログイン情報や設定がリセットされることがあるため、両者は必ず区別して操作してください。
インスタのキャッシュを削除する前に確認したいこと
1. 現在のインスタの容量を確認する
まず、本当にインスタが容量を圧迫しているかを確認します。
iPhoneの場合
「設定」アプリを開く
「一般」>「iPhoneストレージ」をタップ
アプリ一覧から「Instagram」を選択し、使用容量を確認
Androidの場合(機種により名称は多少異なります)
「設定」アプリを開く
「アプリ」または「アプリと通知」>「アプリ一覧」をタップ
「Instagram」を選択し、「ストレージ」または「ストレージとキャッシュ」の項目で容量を確認
2. ログイン情報・パスワードの確認
iPhoneでアプリ削除→再インストールを行うと、再ログインが必要になることがあります。
あらかじめ、次を確認しておくと安心です。
メールアドレス/電話番号/ユーザーネーム
パスワード
二段階認証を利用している場合は、認証手段が使える状態か
3. Wi-Fi環境があると安心な理由
キャッシュを削除すると、インスタを開いた際に画像や動画を最初から読み込み直します。
一時的にデータ通信量が増えるため、可能であればWi-Fi環境で作業することをおすすめいたします。
iPhoneでインスタのキャッシュをクリアする方法
2025年時点のiPhone版Instagramアプリには、「キャッシュだけを削除するボタン」は用意されていません。
そのため、アプリを一度削除して再インストールすることが、実質的なキャッシュクリアの方法になります。
手順① ホーム画面からインスタアプリを削除する
ホーム画面で「Instagram」アプリアイコンを長押しする
表示されたメニューから「Appを削除」または「Appを取り除く」をタップ
確認ダイアログで「Appを削除」を選択し、アンインストールを実行
この操作により、iPhone内に溜まっていたインスタのキャッシュや一時ファイルが削除されます。
手順② App Storeから再インストールしてログインする
「App Store」を開く
検索欄に「Instagram」と入力し、公式アプリを選択
ダウンロードボタンをタップしてインストール
アプリを起動し、アカウントのログイン情報を入力
再ログインが完了すれば、インスタを通常通り利用できます。
削除してもアカウントや投稿は消える?よくある疑問
Q. アプリを削除したら、投稿してきた写真や動画も消えますか?
→ いいえ。投稿データやフォロワーの情報はInstagramのサーバー側に保存されているため、アプリを削除しても消えません。Q. DM(ダイレクトメッセージ)の内容は?
→ 同様にサーバー側で管理されているため、基本的には消えません。Q. どういうデータが消えるの?
→ iPhone内に溜まっていたキャッシュ(一時ファイル)や、一部の設定情報がリセットされます。再ログインや一部の通知設定などをやり直す必要が生じるケースがあります。
Androidでインスタのキャッシュをクリアする方法
Androidでは、アプリを削除しなくても、設定から「キャッシュだけを削除」できるケースがほとんどです。
手順① 設定アプリからInstagramを選択する
「設定」アプリを開く
「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
「アプリ一覧」から「Instagram」を探してタップ
機種によっては、「アプリ管理」「アプリ情報」という名称の場合もあります。
手順② 「ストレージ」から「キャッシュを削除」を実行
「Instagram」の詳細画面で「ストレージ」または「ストレージとキャッシュ」をタップ
「キャッシュを削除」ボタンをタップ
確認ダイアログが出た場合は「OK」や「削除」を選択
これで、インスタのキャッシュ(一時ファイル)のみが削除されます。
通常は、ログイン情報や投稿、DMなどは残ったままです。
「データを削除」との違いと注意点
同じ画面に「データを削除」「ストレージを削除」などのボタンが表示されている場合があります。
キャッシュを削除
一時ファイルのみを削除
ログイン情報・アカウント・投稿は基本的にそのまま
データを削除(ストレージを削除)
ログイン情報やアプリ設定が初期化される可能性あり
再ログインが必要になる場合がある
キャッシュだけを消したい場合は、必ず「キャッシュを削除」を選択してください。
インスタ内ブラウザ・検索履歴のキャッシュもまとめて整理する
キャッシュと同時に、次のようなデータも気にされる方が多いです。
インスタで開いたWebページの履歴(アプリ内ブラウザ)
検索バーに打ち込んだアカウント名・ハッシュタグの履歴
これらも合わせて整理しておくと、プライバシー面でも安心です。
アプリ内ブラウザのCookie・キャッシュを削除する
Instagram公式ヘルプでは、アプリ内ブラウザの設定画面から、Cookieやキャッシュを削除できると案内しています。
(端末やバージョンにより操作は多少変わりますが、概ね次のイメージです。)
インスタアプリで、外部リンクをタップしてアプリ内ブラウザを開く
画面右上などに表示されるメニュー(「…」など)をタップ
「ブラウザ設定」や「履歴・サイトデータ」などの項目を開く
「Cookieとキャッシュを削除」「閲覧データをクリア」などのボタンをタップし、確認を承認
これにより、インスタ内ブラウザが保持しているWebサイトの一時データやCookieがクリアされます。
インスタの検索履歴を削除する(個別・一括)
Instagram公式ヘルプでは、検索履歴の削除手順も案内されています。
一般的な手順のイメージは次のとおりです。
インスタアプリを開く
画面下部の「検索(虫めがね)」アイコンをタップ
検索バーをタップして履歴を表示
個別に消したい場合は、各履歴の横に表示される「×」「削除」アイコンをタップ
一括で削除できる場合は、「検索履歴をすべて削除」や「最近の検索をクリア」などのリンクをタップ
バージョンによって文言が変わる可能性があるため、画面に表示されている案内に従って操作してください。
おすすめ表示・フィードをリセットしたい場合
キャッシュ削除だけでは、「おすすめ投稿」「おすすめリール」が完全にリセットされるわけではありません。
おすすめの内容は、主に次の情報を元に決まります。
フォローしているアカウント
いいね・保存・視聴時間などの行動履歴
検索履歴 など
おすすめを変えたい場合は、
興味のない投稿を「興味なし」としてフィードバック
検索履歴をこまめに削除
フォロー中のアカウントを見直す
といった対応も合わせて行うと効果的です。
キャッシュクリアの頻度目安と、改善しないときのチェックリスト
どのくらいのペースでキャッシュを消せばよい?
キャッシュは、ある程度溜まっていることで表示が早くなるメリットもあります。
そのため、頻繁に削除する必要はありません。
目安としては、
ストレージ残量が少なくなってきたとき
インスタの動作が明らかに重くなったとき
不具合(画面が真っ黒のまま/フィードが読み込めない など)が続くとき
に、状況に応じて実行する程度で十分です。
それでも重いときに試したいその他の対処法
キャッシュ削除を行っても改善しない場合、次の点も確認してください。
アプリが最新バージョンかどうか(App Store/Google Playでアップデート)
端末のOSが極端に古くないか
端末そのもののストレージ残量が不足していないか
バックグラウンドで多くのアプリが動いていないか
モバイル通信ではなく、安定したWi-Fiに接続しているか
それでも解決しない場合は、一度端末を再起動したり、Instagram公式のヘルプセンター・サポートを確認することも有効です。
ビジネス利用・クリエイターが気をつけたいポイント
インスタを仕事で使っている場合、次の点に注意してください。
二段階認証を利用している場合、再ログイン時に認証コードが受け取れる状態か確認しておく
下書き機能を多用している場合、アプリ削除で下書きが失われる可能性がないかを事前に把握する
重要なDMやデータは、必要に応じて別の方法でもバックアップしておく
よくある質問(FAQ)
Q1. キャッシュ削除でDMや下書きは消えますか?
通常の「キャッシュ削除」(Androidの「キャッシュを削除」や、iPhoneでのアンインストール→再インストール)では、DMや投稿済みのコンテンツはInstagramのサーバー側に保存されているため、消えません。
ただし、一部の下書きや一時保存データは端末側に依存している場合があるため、重要な内容は事前に投稿や別保存しておくと安心です。
Q2. アンインストール後、ログインできなくなったときの対処は?
メールアドレス・電話番号・ユーザーネームのどれかを思い出し、ログイン画面から「パスワードを忘れた場合」へ進む
登録メールやSMSに届くリンクからパスワードを再設定する
それでも難しい場合は、Instagramヘルプセンターの案内に従ってサポートを依頼する
Q3. 容量を減らすために、他に見直すべき設定はありますか?
インスタのキャッシュクリアに加えて、次のような設定も見直すと効果的です。
自動再生設定を見直し、モバイル通信時のデータ使用量を抑える
端末の「写真」アプリ内で、不要な動画やスクリーンショットを整理する
インスタ以外にも、キャッシュが多いアプリ(動画アプリ・ブラウザなど)のストレージ状況を確認する