インスタを使っていると、タイムラインや発見タブ、ストーリーなどに表示される「おすすめ」が気になることはないでしょうか。
「知り合いにアカウントがバレないか不安」「興味のない投稿ばかり出てきて邪魔」という声は非常に多く聞かれます。
本記事では、
- 自分の画面に表示されるおすすめ投稿・おすすめユーザーを減らす方法
- 自分のアカウントを他人の「おすすめ」「知り合いかも」に出にくくする方法
- 完全非表示は可能なのか、どこまで対策できるのか
を、できるだけ分かりやすく整理して解説します。
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そもそもインスタの「おすすめ」とは?どこに出るのか
「おすすめ」が表示される主な場所
Instagramの「おすすめ」は、アプリ内のさまざまな場所に表示されます。
- フィード(タイムライン)
- フォロー中の投稿の間に差し込まれる「おすすめ投稿」
- 「おすすめのユーザー」「知り合いかも」などのアカウント候補
- 発見タブ・検索画面
- ルーペアイコンから開く画面に表示される、おすすめ投稿・リール
- ストーリー・リール
- ストーリー閲覧中に途中で挟まるおすすめユーザー
- リールのおすすめ動画リスト
- プロフィール画面・通知画面
- プロフィールの下部に出る「おすすめ」アカウント
- 通知(ハートアイコン)に表示される「知り合いかも」
おすすめの表示ロジックのざっくりイメージ
Instagramのおすすめは、主に次のような情報を元に決まります。
- フォロー関係(誰をフォローしているか、誰にフォローされているか)
- 検索や閲覧履歴(どんな投稿・アカウントをよく見ているか)
- 連絡先同期やFacebook連携(電話帳にある連絡先・Facebook上の友だち など)
- 「いいね」「保存」「シェア」「興味なし」といったリアクション
このため、「おすすめを完全にゼロにする」ことは難しい一方で、自分の行動と設定を調整することで、かなりコントロールすることが可能です。
自分に表示されるおすすめ投稿・おすすめユーザーを非表示/減らす方法
ここでは、「自分の画面におすすめを出したくない」という観点から、画面別に対策をまとめます。
1. フィード(タイムライン)のおすすめを減らす3つの設定
タイムライン表示を「フォロー中」に切り替える
もっとも手軽に効果があるのが、タイムライン上部の表示モードを「フォロー中」に切り替える方法です。
- Instagramアプリでホーム(家のアイコン)を開く
- 左上の「Instagram」ロゴ部分をタップ
- 表示メニューから「フォロー中」を選択
この状態では、基本的にフォローしているアカウントの新着投稿が時系列で表示されるため、アルゴリズムによるおすすめ投稿の割合を大きく減らせます。
「おすすめ投稿をフィードで30日間一時休止」する
一部のおすすめ投稿には、「×」マークやメニューから「おすすめ投稿を30日間一時休止」できる機能が表示されます。
- タイムラインをスクロールし、「おすすめ」と表示されている投稿を探す
- 投稿横の「×」または右上の「…」(メニュー)をタップ
- 表示されるメニューから
- 「すべてのおすすめ投稿をフィードで30日間一時休止」
に相当する項目を選択
これにより、30日間はフィードにおすすめ投稿が表示されなくなります(ただし、ストーリーやリールのおすすめには影響しません)。
個別投稿で「興味なし」を使って精度を調整する
おすすめ投稿が完全になくならなくても、見たくないジャンルやアカウントを減らすことはできます。
- 非表示にしたいおすすめ投稿の右上にある「…」をタップ
- 表示されるメニューから「興味なし」を選択
- 理由を選択できる場合は、もっとも近いものを選ぶ
これを繰り返すことで、アルゴリズムが「このユーザーはこうした投稿に興味がない」と学習し、同様の投稿が徐々に減っていきます。
2. 発見タブ・検索画面のおすすめをリセット/調整する
検索履歴を削除して表示傾向をリフレッシュ
発見タブ(ルーペアイコン)に出るおすすめは、検索履歴や閲覧履歴の影響が大きいとされています。
検索履歴を消す手順(アプリ版)
- プロフィール画面右上の「≡(三本線)」をタップ
- 「アクティビティ」または「あなたのアクティビティ」を選択
- 「最近の検索履歴」を開く
- 右上の「すべてクリア」をタップして確定
これにより、これまでの検索履歴をリセットでき、発見タブのおすすめも徐々にリフレッシュされます。
「おすすめのコンテンツをリセット」機能が使える場合
Instagramは、発見・リール・フィードのおすすめコンテンツをリセットする機能をテスト・導入しています。
アカウントによって表示場所が異なりますが、一般的には以下のような流れです。
- プロフィール画面右上の「≡」から「設定とプライバシー」へ
- 「コンテンツの環境設定」や類似の項目を探す
- 「おすすめのコンテンツをリセット」等のメニューがあれば選択して実行
この機能がまだ表示されない場合は、アプリのバージョンや提供地域の違いが考えられます。最新バージョンにアップデートしたうえで、今後の対応を待つ必要があります。
3. ストーリー・リールのおすすめ表示を減らす
ストーリー上部のおすすめを減らす
ホーム画面のストーリーズ欄には、フォローしていない「おすすめ」アカウントが表示される場合があります。
その場合は、該当アカウントのストーリーを長押しし、
- 「おすすめの表示を減らす」
- または「ミュート」
といった項目を選択することで、今後の表示頻度を下げられます。
リールで「興味なし」を使う
リールに表示されるおすすめ動画についても、不要なものには積極的に「興味なし」を送りましょう。
- リール動画の右下の「…」またはメニューをタップ
- 「興味なし」を選択
- 場合によっては、表示された理由を確認しつつ、不要なジャンルを減らしていく
4. 特定の単語・絵文字を含むおすすめを非表示にする(キーワードフィルタ)
Instagramでは、特定の単語や絵文字を含むおすすめ投稿を表示させないようにする設定も用意されています。
- プロフィール画面右上の「≡」から「設定とプライバシー」へ
- 「コンテンツの環境設定」または同等の項目を開く
- 「関心のないトピック」や「特定の単語を含むおすすめ投稿を制限」に相当するメニューを選択
- 表示したくない単語・フレーズ・絵文字を追加
これにより、その単語を含むコンテンツはおすすめに出にくくなります。
自分のアカウントを「おすすめ」に表示させない設定
次は、「自分のアカウントが他人のおすすめに出てほしくない」という場合の対策です。
1. Web版で「同じようなアカウントのおすすめ」をオフにする
Instagramでは、PCやスマホのブラウザ版から、自分のアカウントをおすすめに表示させにくくする設定が用意されています。
※この設定はアプリからは変更できない点に注意してください。
手順(Web版)
- ブラウザで Instagram にログイン
- 右上のプロフィールアイコンをクリックし、「プロフィール」を開く
- 「プロフィールを編集」をクリック
- 画面下部付近にある
「プロフィールにアカウントのおすすめを表示する」
または
「同じようなアカウントのおすすめ」
に相当するチェック項目を探す - チェックを外し、「送信」や「保存」をクリック
これにより、あなたのアカウントが他のユーザーのおすすめ欄や「知り合いかも」などに表示されにくくなります。
2. 連絡先同期・Facebook連携をオフにして「知り合いかも」を減らす
「知り合いかも」表示には、スマホの連絡先やFacebookの友だち情報が活用されます。
連絡先同期をオフにする(アプリ版)
- プロフィール画面右上の「≡」をタップ
- 「設定とプライバシー」 → 「アカウントセンター」へ
- 「あなたの情報とアクセス許可」を選択
- 「連絡先をアップロード」をタップ
- 対象アカウントを選び、「連絡先の同期」をオフにする
通知側のおすすめをオフにする
- プロフィール画面右上の「≡」 → 「お知らせ」へ
- 「フォロー中とフォロワー」を選択
- 「アカウントのおすすめ」をオフに設定
これらの設定により、連絡先を知っているだけの人にアカウントがバレるリスクを下げることができます。
3. 非公開アカウントでもおすすめに出る点と、どこまで防げるか
重要なポイントとして、アカウントを非公開にしていても、おすすめに表示される場合があります。
- 非公開にすると、フォロワー以外から投稿内容は見られませんが、
プロフィール自体が「おすすめ」や「知り合いかも」に候補として出てくることはあります。 - そのため、非公開+おすすめオフ+連絡先同期オフなど、複数の対策を組み合わせることが大切です。
完全にゼロにはできないものの、以下のような組み合わせで露出を大きく減らせます。
- Web版で「同じようなアカウントのおすすめ」をオフ
- 連絡先同期・Facebook連携をオフ
- 非公開アカウントに設定
- プロフィールに本名や職場・学校名などを入れない
「興味なし」「ミュート」「ブロック」の違いと使い分け
おすすめを減らしたいときによく使う機能の違いを整理します。
それぞれの機能のざっくり比較
- 興味なし
- 特定の投稿や類似コンテンツへの興味がないことをInstagramに伝える機能
- おすすめ投稿・リール・発見タブの表示に影響
- 相手には通知されない
- ミュート
- 特定ユーザーの投稿・ストーリーを自分のタイムラインから非表示にする機能
- フォロー関係は維持される
- 相手には通知されないが、「反応が減った」などから勘付かれる可能性はある
- ブロック
- お互いのアカウントを見られない状態に近づける強力な機能
- フォロー関係は解除される
- 相手側で「ユーザーが見つかりません」のような表示になる可能性があり、関係によっては違和感を与える
おすすめを減らしたいときのおすすめパターン
- まずは 「興味なし」 を積極的に使う
- 特定ユーザーの投稿・ストーリーがつらい場合は 「ミュート」
- 明確に関係を絶ちたい相手は 「ブロック」
この順番で検討すると、相手に不要な波風を立てずに、自分のタイムラインやおすすめを整えやすくなります。
よくある質問
Q1:インスタのおすすめを完全に0にすることはできますか?
現時点では、おすすめ機能を完全に無効化する設定は用意されていません。
ただし本記事で紹介したように、
- 「フォロー中」表示への切り替え
- おすすめ投稿の30日一時休止
- 「興味なし」の活用
- 発見タブのリセット
- 連絡先同期・おすすめオフ設定
を組み合わせれば、「ほとんど気にならないレベル」まで減らすことは十分可能です。
Q2:おすすめから消したり、ミュート・ブロックすると相手にバレますか?
- おすすめ投稿に対して「興味なし」を選んだ場合
相手に通知は行かず、通常は分かりません。 - ミュートした場合
こちらも通知は行かず、相手がタイムラインの変化から推測する可能性がある程度です。 - ブロックした場合
プロフィールが見られなくなるなど挙動の変化が大きいため、相手が気付く可能性は高くなります。
相手との関係性を踏まえ、どの手段を使うか慎重に選んでください。
Q3:ビジネスアカウントでおすすめ露出を落としすぎないための注意点は?
店舗アカウントなどで集客をしたい場合は、
- ビジネスアカウント側では「おすすめオフ」「連絡先同期オフ」をむやみに使わない
- 個人アカウント側だけで「おすすめオフ」や連絡先同期オフを設定する
といったように、アカウントごとに方針を分けるとよいでしょう。
Q4:設定してもおすすめがしばらく変わらないのはなぜですか?
Instagramのおすすめは、過去の行動履歴を元にアルゴリズムが判断しています。
そのため、
- 設定を変えた直後でも古いデータが残っている
- 新しい行動がある程度たまるまで学習に時間がかかる
といった理由で、変化が出るまで少し時間がかかることがあります。
数日〜数週間ほど様子を見つつ、「興味なし」や検索履歴の削除を継続してみてください。
今日からできるプライバシー対策チェックリスト
最後に、「とりあえずこれだけやれば安心度がかなり上がる」というチェックリストをまとめます。
A. 自分の画面におすすめを出したくない場合
- [ ] タイムライン表示を「フォロー中」に切り替えた
- [ ] フィードのおすすめ投稿を30日間一時休止した(表示される場合)
- [ ] 発見タブの検索履歴をすべてクリアした
- [ ] 見たくないジャンルの投稿に「興味なし」を数回送った
- [ ] 特定の単語・絵文字を含むおすすめをキーワードフィルタで制限した
B. 自分のアカウントをおすすめに出したくない場合
- [ ] Web版で「同じようなアカウントのおすすめ」のチェックを外した
- [ ] 連絡先同期をオフにし、不要な連携を解除した
- [ ] アカウントを非公開に設定した(必要に応じて)
- [ ] プロフィールから本名・学校名・会社名など、特定されやすい情報を削除した
これらを一通り実施すれば、「インスタのおすすめが勝手に人間関係を広げてしまう不安」はかなり軽減されるはずです。
仕様は今後も変わり続けるため、定期的に設定画面と公式ヘルプを確認しつつ、安心できる運用スタイルを整えていってください。