「インスタのおすすめに、なぜこの人が出てくるのだろう…?」
知らない人だけでなく、元同級生や職場の人、元恋人などが表示されると、不安に感じてしまいますよね。
本記事では、Instagramの「おすすめ」に出てくる人・投稿の仕組みを、専門用語をできるだけ使わずに整理しつつ、バレたくない人のための具体的な設定方法とチェックリストまでまとめて解説します。
※本記事の内容は2025年時点の仕様をもとにしています。アプリのアップデートにより画面名や位置が変わる場合があります。
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Instagramの「おすすめ」は、行動履歴・人間関係・連絡先や連携情報・人気度などを組み合わせて決まります。
「なぜ知り合いが出てくるのか」「なぜサブ垢がバレるのか」の主な原因は、連絡先同期・共通のフォロワー・Facebook等の連携にあります。
おすすめ表示を減らしたい場合は、
- フィード・ストーリーズ・発見タブで「興味なし」「おすすめ表示を減らす」を活用
- 「おすすめの投稿を一時休止する」機能で一時的に止める
- 連絡先同期をオフにし、アップロード済み連絡先を削除
といった対策が有効です。
バレたくない人は、公開設定・プロフィール情報・連絡先・連携サービス・端末のログイン状態を一度まとめて見直すのがおすすめです。
まず「インスタのおすすめ」とは?どこに出てくる機能か
「おすすめアカウント」と「おすすめ投稿」の違い
Instagramで「おすすめ」と呼ばれるものには、大きく分けて次の2種類があります。
おすすめアカウント
「フォローおすすめ」「知り合いかも」といった形で表示されるユーザー
通知画面、ストーリーズ欄、プロフィール画面の下部などに出てきます
おすすめ投稿
あなたがフォローしていないアカウントの写真やリールが、フィードやリール、発見タブ(虫眼鏡の画面)に表示されるもの
どちらも、Instagram側が「あなたはこういう人・こういう投稿が好きそう」と判断して自動的に出している“おすすめ機能”です。
表示される主な場所
おすすめ機能は、アプリのいろいろな場所に出てきます。
ホームフィード(タイムライン)の途中に表示される「おすすめの投稿」
フィード上部のストーリーズ欄に紛れ込んでいる「おすすめアカウント」
通知タブ(ハートアイコン)に表示される「おすすめ」
発見タブ(虫眼鏡マーク)の投稿一覧
他人のプロフィールを見たときに、下に並ぶ「おすすめ」アカウント
どこも似たように見えますが、どの画面で出てきたおすすめなのかによって、設定方法や対策が少し変わってきます。
インスタのおすすめに出てくる人・投稿「なぜ?」の仕組み
Instagramは、公式に「AIシステムがユーザーの興味・関心やインタラクション(やり取り)に基づいて、おすすめアカウントを提示している」と説明しています。
ここでは、難しい内部仕様ではなく、ユーザー側で意識しておくとよいポイントに絞って整理します。
行動履歴(いいね・コメント・保存・閲覧時間)による影響
もっとも分かりやすいのが、あなたのアプリ上での行動です。
よく「いいね」するジャンルやアカウント
コメントをよく書く相手
保存(ブックマーク)した投稿の傾向
長く見ているリール・投稿のジャンル
こうした行動は、「あなたが興味を持っているテーマ」として記録され、似たジャンルの人や投稿が、おすすめに出やすくなります。
フォロー関係・共通の友だち・DM履歴による影響
人と人とのつながりも、強い要因です。
あなたと共通のフォロワーが多いアカウント
よくDM(メッセージ)でやり取りしている相手
相互フォローに近い関係のアカウント
こうしたアカウントは、「あなたとの関係が深い」「つながる可能性が高い」と判断され、おすすめアカウントとして表示されやすくなります。
たとえば同じクラス・職場・趣味コミュニティなどに属していると、共通のフォロワーが自然と増え、その結果「おすすめ」に出やすくなります。
検索・ハッシュタグ・ジャンル・位置情報による影響
次のような情報も、アルゴリズム(自動的に判断する仕組み)が参考にしています。
最近検索したキーワード
よく見る・タップするハッシュタグ
よく見るエリアの位置情報付き投稿
普段フォローしているジャンル(ゲーム、カフェ、美容など)
これらが似ているユーザー同士は、「興味関心が近い」と見なされ、関連するアカウントや投稿がおすすめに出やすくなります。
連絡先・電話番号・Facebook連携など外部情報の影響
少し分かりにくいですが、アプリの外の情報が関係してくるケースもあります。
スマホの連絡先(電話帳)をInstagramに同期している
電話番号をInstagramアカウントに登録している
Facebookや他サービスのアカウントと連携している
このような場合、連絡先や過去にFacebookでつながっていた相手が「おすすめ」に出てくることがあると指摘されています。
特に「こっそり始めたはずのアカウントが、なぜか知り合いにバレた」というケースでは、
連絡先同期がオンになっていた
過去に使っていた電話番号・メールアドレスを使い回している
Facebookとの連携がそのまま残っている
といった要因が関わっている可能性があります。
「アルゴリズム」のイメージをざっくりまとめると
ざっくり言うと、Instagramのおすすめは次の3つを組み合わせて決まっています。
あなたの行動
(何を見て・誰にいいねして・誰とやり取りしているか)あなたのつながり
(フォロー関係・共通の友だち・連絡先・Facebookなど)世の中の人気・トレンド
(地域で人気のアカウントや、話題の投稿など)
この3つのバランスで、「あなたが興味を持ちそうな人・投稿」が選ばれているイメージです。
「知り合いが出てくる」「サブ垢がバレる」主な原因
ここからは、多くの人が気になるポイント、「なぜ知り合いやサブ垢が、おすすめに出てきて(しまって)いるのか」をパターン別に整理します。
連絡先同期・電話番号登録からつながるパターン
もっとも典型的なのが、スマホの連絡先や電話番号が関係しているケースです。
あなた、または相手が
Instagramアプリで「連絡先の同期」をオンにしている
電話番号をアカウントに登録している
その結果、お互いの連絡先情報を手がかりに「知り合いかも」と判断される
という流れです。
「こっそり別アカウントを作ったつもりだったのに、なぜか知り合いにバレた」という場合、この連絡先まわりが原因になっていることが少なくありません。
共通のフォロワー・DM履歴からつながるパターン
次に多いのが、人間関係のネットワークからつながるパターンです。
共通のフォロワーが多い
過去にDMでメッセージをやり取りしたことがある
似たアカウントを複数フォローしている
このような場合、Instagramは「この2人はつながりがありそう」と判断し、おすすめアカウントとして出やすくなります。
Facebook・他サービス連携が影響するパターン
InstagramとFacebookは同じ会社(Meta)のサービスであり、
過去にFacebookでつながっていた相手がInstagramのおすすめに出ることがあります。
昔Facebookで友達になっていた人
以前Facebookログインで連携したアプリ
こうしたつながりが残っていると、思わぬ相手がインスタのおすすめに現れることがあります。
勘違いしやすいポイントQ&A
よくある誤解についても整理しておきます。
Q. 相手のプロフィールを1回見ただけで、こちらが相手の「おすすめ」に出ますか?
A. 「必ず出る」とは言えません。
検証記事では、「相手のアカウントを検索・閲覧しただけでは、おすすめに表示されなかった」という例も報告されています。
もちろん、閲覧行動もアルゴリズムの一要素ではありますが、
閲覧1回=相手画面に即おすすめ表示、という単純な足跡のような仕組みではありません。
Q. 足跡みたいに、全部の行動が相手にバレるのですか?
A. 現時点で、Instagramの標準機能として「誰がプロフィールを見たか」を一覧で表示する機能はありません。
ただし、ストーリーズの閲覧者や、いいね・コメントなどのアクションは当然相手に分かります。
おすすめ表示を減らしたい人向け:場所別の具体的な設定方法
ここからは、「おすすめを減らしたい」「バレたくない」という方向けに、場所別にできる設定・操作を整理します。
画面名や項目名は、2025年時点の一般的な表示をもとにしています。端末やバージョンによって一部異なる場合があります。
フィードのおすすめ投稿を減らす・一時休止する
1. 個別のおすすめ投稿を減らす
ホームフィードに表示された「おすすめの投稿」の右上「…」アイコンをタップ
「興味なし」または類似のメニューをタップ
→ その投稿と似た内容が、徐々に表示されにくくなります。
2. 一定期間、おすすめ投稿自体を休止する
右下のプロフィールアイコンをタップ
右上の「三本線(メニュー)」→「設定」または「設定とアクティビティ」
「コンテンツ設定」などの項目を開く
「おすすめの投稿をフィードで一時休止する」をオンにする
→ おすすめ投稿を30日間非表示にできる機能が提供されています。
ストーリーズのおすすめ表示を減らす
ホーム上部のストーリーズ欄で、不要な「おすすめ」ストーリーを長押し
「おすすめの表示を減らす」などのメニューをタップ
→ そのアカウントや類似のおすすめストーリーの頻度が下がります。
発見タブ(検索画面)のおすすめを自分好みに近づける
発見タブに表示される投稿も、あなたの行動履歴に強く影響されています。
興味のない投稿が出てきたら、「…」→「興味なし」をこまめに選ぶ
見たくないジャンルの投稿は、なるべく開かない・長く見ない
見たいジャンルは積極的にフォロー・いいね・保存を行う
このような行動を積み重ねることで、発見タブのおすすめは徐々に「自分好み」に寄っていきます。
「おすすめに表示しない」設定の使い方
特定のアカウントについて、「この人を他の人へのおすすめに出してほしくない」という設定も用意されています。
(例)
自分のプロフィール画面を開く
「プロフィールを編集」または「…」メニューから設定画面へ
「おすすめにアカウントを表示しない」等の項目をオフ(またはオン)にする
文言や場所は変わる可能性がありますが、「おすすめ」「類似アカウント」などのキーワードで探すと見つけやすいです。
連絡先の同期をオフにする&アップロード済み連絡先を削除する
連絡先が原因で知り合いにバレるリスクを減らすには、次の2つが重要です。
1. 連絡先の同期をオフにする
プロフィール画面右上のメニュー→「設定」
「アカウント」または「フォローと招待を管理」などの項目へ
「連絡先の同期」や「連絡先の管理」を開く
「連絡先を同期」をオフにする
2. アップロード済み連絡先を削除する
ブラウザ版Instagramから、アップロード済みの連絡先を削除できる仕組みも案内されています。
PCやスマホのブラウザからInstagramにログイン
設定画面の「連絡先の管理」から、アップロード済み連絡先を削除
アプリ側の同期オフに加え、すでにアップロードされている連絡先も削除しておくと、より安心です。
バレたくない人のための「安全チェックリスト」
ここまでの内容を踏まえ、「とりあえずこれだけやっておけば大きなリスクは下げられる」というチェックリストをまとめます。
アカウントの公開設定・プロフィール情報の見直し
アカウントを「非公開」にしている
本名や勤務先、学校名など、知り合いが特定しやすい情報をプロフィールに書いていない
アイコン写真が自分の顔そのものになっていない(必要に応じてイラストや風景に変更)
連絡先・Facebook・他サービス連携の見直し
「連絡先の同期」をオフにした
ブラウザ版から、アップロード済み連絡先を削除した
Facebookや他のSNSアカウントとの連携設定を確認し、不要なものは解除した
端末やブラウザのログイン状態・共有端末の注意点
家族・友人と共有している端末では、自分のInstagramにログインしたままにしていない
PCのブラウザからログインした場合は、必ずログアウトしておく
パスワードは他サービスと使い回さず、2段階認証も設定している
これだけは避けたいNG行動
バレたくない相手をうっかりフォローしない
相手の投稿に誤って「いいね」やコメントをしない
サブ垢と本垢を頻繁に行き来しながら、同じ相手にいいね・コメントをしない
公共の場や仕事用端末で、サブ垢にログインしっぱなしにしない
これらを一通り見直しておけば、「なぜか知り合いにサブ垢がバレてしまう」リスクはかなり下げることができます。
逆に「おすすめに出たい」人向けの基本戦略
ここまでプライバシー目線で解説してきましたが、
中には「むしろおすすめに出てフォロワーを増やしたい」という方もいらっしゃるはずです。
その場合は、次のようなポイントが重要になります。
プロフィール設計とジャンルの一貫性
プロフィール文で「どんなアカウントなのか」を一言で説明する
投稿するジャンル(例:カフェ・旅行・コスメなど)をある程度絞る
アイコン・ハイライト・投稿の雰囲気を統一し、「一目で分かるアカウント」にする
エンゲージメントを高める投稿・運用のポイント
きれい・分かりやすい写真や動画を心がける
キャプション(文章)で「ためになる情報」や「共感できる一言」を添える
ストーリーズやリールも活用し、フォロワーとのやり取りを増やす
無理のないペースで、定期的に投稿する
規約違反・スパム的な増やし方を避ける理由
フォロワーを買う、同じコメントを大量にばらまく、といった行為はInstagramのルールに反する可能性が高く、おすすめどころかアカウント制限のリスクもあります。
長期的に見ると、「しっかり運用しているアカウント」の方が、結果的におすすめにも出やすくなります。