「最近フォロワーが減っている気がする」「あの人にリムられたかも…」。
インスタを日常的に使っていると、そんな不安を一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
一方で、「リムられた人が分かる」とうたうリム通知アプリや外部サイトは、アカウント凍結や乗っ取りのリスクが指摘されています。
ログイン情報を渡してしまうと、最悪の場合インスタだけでなく連携している他サービスにも影響が及ぶ可能性があります。
本記事では、
- インスタでリムられたかをアプリなしで確認する方法
- 「誰にリムられたか」をできるだけ把握するための現実的なやり方
- ビジネス・クリエイター向けのインサイト活用法
- リムる人の心理と、必要以上に気にしないための考え方
をまとめて解説いたします。危険なツールに頼らず、安心してインスタを使い続けるための参考にしてください。
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インスタでリムられたか確認するポイント
- 公式アプリだけでも、相手プロフィールや「フォロー中」「フォロワー」一覧から、ある程度の確認は可能です。
- プロアカウントのインサイトを使えば、「何人減ったか」の傾向は把握できますが、「誰がリムったか」の特定はできません。
- 完全な特定は難しい一方で、スクショやスプレッドシートによる定点観測で、ある程度変化を追うことは可能です。
やめた方がよい行動
- ログイン情報を求めるリム通知アプリや外部サイトに、安易にID・パスワードを入力すること
- 「絶対に誰がリムったか分かる」といった過度な宣伝をうのみにすること
今日からできる安全なアクション
- 気になる相手だけ、公式アプリでフォロー関係を確認する
- 必要であれば、月1回程度のスクショ保存や簡単なメモから始める
- ビジネス利用の場合は、インサイトで「いつ減ったのか」をチェックし、
投稿内容の改善材料として活用する - リムられた理由を一人で抱え込まず、
「相手の事情や整理の一環である可能性も高い」と柔らかく捉える
インスタの「リムられた」とは?似た用語との違い
「リムる」の意味
SNSでよく使われる「リムる」は、「リムーブ(remove)」が由来で、フォローを解除することを指す俗語です。
- あなたをフォローしていた相手がフォローを外した → 「リムられた」
- あなたが相手のフォローを外した → 「あの人をリムった」
という言い方をします。
ブロ解・ブロック・ミュートとの違い
よく混同される用語との違いも整理しておきます。
- ブロ解(ブロック解除)
一度ブロックしてから解除することで、相互フォローだけ解除するテクニックを指す俗語です。
結果としては「フォローが外れている」状態になります。 - ブロック
相手の投稿やストーリーズが見えなくなり、相互のアクションが大きく制限されます。
リムるよりも強い拒否の意思表示といえます。 - ミュート
フォロー関係は維持したまま、相手の投稿やストーリーズをタイムラインに表示しない設定です。
リムるほどではないが、表示頻度を減らしたいときに使われます。
重要な前提:インスタからリム通知は来ない
インスタの仕様上、「誰がフォローを外したか」という通知や一覧は公式には提供されていません。
そのため、「絶対に誰がリムったか分かる」とうたう外部サービスには注意が必要です。
本記事では、この前提を踏まえたうえで、できる範囲の確認方法を解説します。
インスタでリムられたか確認する基本手順(アプリ不要)
ここでは、公式アプリだけでできる基本的な確認方法を3つご紹介します。
1. 相手のプロフィールから確認する
特定の相手にリムられたか気になる場合、もっともシンプルなのは相手のプロフィール画面を直接確認する方法です。
- インスタアプリを開き、検索タブから相手のユーザー名を検索します。
- 相手のプロフィールを開きます。
- 以下のポイントを確認します。
- 相手のプロフィールに「フォロー中」と表示されている
→ あなたはその人をフォローしている状態です。 - あなたの画面に「フォローする」ボタンが出ている
→ あなたからはフォローしていない状態です。 - 「フォローされています」の文言が消えている
→ 相互フォローではなくなっている可能性が高いです。
相手があなたをブロックしている場合はプロフィール自体が表示されなかったり、
投稿が「まだ投稿がありません」と表示されたりすることがあります。
2. 自分の「フォロー中」「フォロワー」リストから確認する
相互フォローかどうかを一覧から確認したい場合は、
自分のプロフィールの「フォロー中」「フォロワー」リストを使います。
- 自分のプロフィール画面を開きます。
- 「フォロー中」または「フォロワー」の数字をタップします。
- 表示された一覧の上部にある検索バーで、相手のユーザー名を入力します。
- 以前フォローしていたはずの相手が、フォロー中リストから消えている
→ 相手があなたをリムった可能性があります。 - フォロワーリストからもあなたの名前が消えている
→ 相互フォローが解消されている可能性が高いです。
ただし、似た名前のアカウントと見間違えているケースや、
アカウント名の変更に気づけていないケースもあります。確信が持てない場合は、
ユーザーID(@から始まる文字列)で確認するとミスが減ります。
3. プロアカウントのインサイトでフォロー解除数を確認する
ビジネスやクリエイターとして活動している場合は、
プロアカウントの「インサイト」機能を利用することで、
「何人にリムられたか」の傾向を把握できます。
- プロフィール右上のメニューから
「アカウント」→「プロアカウントに切り替える」を選択します。 - プロアカウントに切り替えた後、プロフィール画面の「インサイト」をタップします。
- 「オーディエンス」などの項目から、フォロワーの増減グラフを確認します。
インサイトでは、
- 一定期間内にフォローされた数
- フォローをやめた数(減少)
といった数値が確認できます。
ただし、インサイトで分かるのは人数の増減だけで、誰がリムったかまでは分かりません。
そのため、「傾向をつかむ」「運用改善の材料にする」という目的で活用するのがおすすめです。
誰にリムられたかをできるだけ把握する“現実解”
ここからは、「誰にリムられたか」をできるだけ把握したい方向けに、
現実的な範囲で精度を上げる方法をご紹介します。
1. まず理解しておくべき限界
現在のInstagramの仕様とAPI制限では、
公式には『誰がフォローを外したか』を一覧で取得することはできません。
かつては外部サービスがフォロワー情報を取得しやすい時期もありましたが、
現在は仕様が厳格化され、個別のリム相手を自動で特定することは原則できないとされています。
このため、
「完全に誰かを特定できる」とうたうサービスは、
非公式な手段や規約ギリギリの方法を使っている可能性があり、
安全性の面でおすすめできません。
2. ライト版:スクショ+簡易メモで変化を追う方法
そこまで手間をかけたくないけれど、
ある程度の変化は把握したいという場合は、
次のような「ライト版」の方法がおすすめです。
- 月に1回、フォロワー一覧をスクリーンショットで保存する
- 日付とフォロワー数が分かるように撮影します。
- 特に気になる相手だけ、メモアプリなどにリスト化しておく
- 例:「@abc123/リア友」「@xxx_y/職場の同僚」など。
- フォロワー数が大きく減ったタイミングで、
- 気になる相手のプロフィールやフォロー関係を個別に確認する
この程度であれば、月に数分の作業で済みます。
完璧な把握はできないものの、「大きく変化したときだけ確認する」という方針なら現実的です。
3. しっかり管理したい人向け:スプレッドシートでの定点観測
運用に近い形でリムられを追いかけたい場合は、
スプレッドシートでの管理も有効です。
おすすめの手順は次の通りです。
- 週1回など、確認する曜日と時間を決める
- そのタイミングでフォロワー一覧をスクショし、
可能であればユーザー名とユーザーIDをスプレッドシートに記録する - 次の週も同じ条件で記録し、
先週のシートと今週のシートを比較して「消えているID」をチェックする - 変化のあったIDだけ個別にプロフィールを確認する
ポイントは、
- IDベースで管理する(表示名が変わっても追跡しやすい)
- ファイル名やシート名に日付とフォロワー数を入れる
- 完璧を目指さず、「傾向を見る」くらいの気持ちで運用する
ことです。無料で始められるうえ、
安全性も高いため、ビジネスアカウントにも向いています。
リム通知アプリ・外部サービスが危険と言われる理由
「アプリを使えば一瞬で分かるなら、その方が楽では?」
と感じる方も多いと思います。
しかし、リム通知アプリや外部サイトには次のようなリスクがあります。
1. ログイン情報を渡すこと自体がリスク
多くのフォローチェック系アプリは、
- InstagramのID/パスワードを入力させる
- もしくは、インスタ連携を通じて認証する
という形でログイン情報にアクセスします。
実際に、
アプリ利用後に不正ログインやアカウント停止が発生したという声もあり、
ストアのレビューでも注意喚起が見られます。
一度ログイン情報を渡してしまうと、
- アカウント自体の乗っ取り
- 連携しているFacebookや他サービスへの不正アクセス
などに繋がる可能性があります。
2. Instagramの規約やAPI仕様との兼ね合い
Instagramは、過去の乱用を受けて、
外部サービスが取得できる情報や利用方法を厳しく制限しています。
「誰にリムられたか」を詳細に教えるサービスは、
この制限を回避するような方法を用いている可能性があり、
結果としてアカウント側がペナルティを受けるリスクもゼロではありません。
3. どうしても使う場合に最低限チェックしたいこと
本記事としては、
ログイン情報を渡すタイプのリム通知アプリは利用しないことを推奨します。
それでも自己責任で使う場合は、最低限、
- 公式ストア(App Store / Google Play)経由かどうか
- 開発元・運営会社情報が明記されているか
- レビューに「乗っ取られた」「凍結された」などの声が多くないか
- パスワードの入力を求める仕組みになっていないか
といった点を確認してください。
ビジネス・クリエイター向け:リムられを運用改善に活かす
ここからは、プロアカウントを利用している方向けに、
フォロワー減少を運用改善に活かす視点をご紹介します。
1. インサイトで「減ったタイミング」を把握する
インサイトの「オーディエンス」や類似の項目では、
- 一定期間のフォロワー増減
- 日別の増減推移
を確認できます。
特定の日や期間にフォロワー減少が集中している場合は、
- 直前の投稿のテーマやトーン
- キャプションの内容
- ストーリーズの頻度や内容
といった要素が影響している可能性があります。
2. 減少が多い投稿の共通点を洗い出す
簡単なチェックポイントとしては、
- 商品紹介ばかりで「売り込み感」が強くなっていないか
- 実生活とかけ離れた「キラキラしすぎる」投稿ばかりになっていないか
- ストーリーズの連投や長尺動画で、ユーザーの時間を取りすぎていないか
などがあります。
特定のパターンで減少が目立つ場合は、
- 投稿頻度を調整する
- 説明をシンプルにする
- 生活者目線の投稿を増やす
といった方向でトーンを調整するとよいでしょう。
3. 「誰に」より「なぜ」にフォーカスする
ビジネスやクリエイターとしては、
- 誰がリムったか
よりも、
- なぜそのタイミングでフォロワーが減ったのか
- どんな投稿が離脱に繋がりやすいのか
を把握することが重要です。
個別ユーザーの行動を追うのではなく、
全体の傾向からコンテンツの質を改善する材料として活用するイメージで捉えると、
前向きな運用につながります。
リムる人の心理と、気にしすぎないための考え方
最後に、多くの方が気になる
「なぜリムられたのか」について触れておきます。
1. リムる側によくある心理
一例として、次のようなパターンがよく見られます。
- リアクションのない相手を整理している
自分の投稿にいいねやコメントがない相手を定期的に整理する人もいます。 - 人間関係をリセットしたい
学校・職場・コミュニティなど、
ある人間関係から距離を置きたいとき、SNS上のつながりを整理する人もいます。 - 投稿を見ているとしんどくなる
いわゆる「キラキラした生活」を見ていると落ち込むため、
自分を守る目的でリムるケースもあります。
これらは、必ずしもあなたに問題があるとは限らない行動です。
2. 自分を責めすぎないために
リムられると、
- 嫌われたのではないか
- 自分の投稿が全否定されたのではないか
と感じてしまうこともありますが、実際には、
- 相手の生活環境の変化
- SNSに使う時間を減らしたいという判断
- 単純な整理・見直し
といった理由である場合も多いです。
「原因が自分だけとは限らない」という視点を持つだけでも、
気持ちは少し軽くなります。
3. SNSとの距離感を整える3つの習慣
リムられに振り回され過ぎないために、
次のような習慣も検討してみてください。
- 通知を必要最低限にする
いいね・フォローなどの通知を減らし、SNSに意識を持っていかれにくくします。 - 見る時間を決める
「夜の30分だけ」など、時間を決めて見ることで、感情の波をコントロールしやすくなります。 - オフラインのつながりを大切にする
実際に会える人間関係や、SNS以外の趣味・活動に意識を向けると、
個々のフォロー・フォロワーに対する依存度が下がります。