「インスタでDMを送っても、いつまでたっても既読が付かない……。もしかしてブロックされた?」
そのような不安を感じて、このページにたどり着かれた方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Instagram(インスタグラム)でブロックされたとき・自分がブロックしたとき・ブロックを解除したときに、DM(ダイレクトメッセージ)がどう変化するのかを整理して解説します。
仕様だけでなく、
- どの状態なら「ブロックの可能性が高い」といえるのか
- トラブルを悪化させないために、どう行動した方がよいか
といったポイントもあわせてお伝えします。
※本コンテンツは「記事制作ポリシー」に基づき、正確かつ信頼性の高い情報提供を心がけております。万が一、内容に誤りや誤解を招く表現がございましたら、お手数ですが「お問い合わせ」よりご一報ください。速やかに確認・修正いたします。
- ブロックされてもDMは「送れるように見える」が、実際には相手には届かず、既読も付かない
- 過去のDM履歴は、自分の画面には残ることが多いが、それだけでブロックの有無は判断できない
- DMの既読が付かない、オンライン表示が見えない、といった状態はブロック以外の理由でも起こりうる
- ブロックした側・された側・解除後では、DMの挙動や表示が異なるため、状態別に理解することが大切
- 「ブロックかも」と感じても、追いDMや別アカウントからのしつこい連絡は、トラブルを悪化させる原因になる
不安なときほど、DMの細かな表示に一喜一憂してしまいがちです。
しかし、仕様を正しく理解し、相手との距離感を大切にしながら行動することが、結果的に自分自身を守ることにもつながります。
まず押さえたい:インスタの「ブロック」とは何か
ブロックで制限される主な機能
Instagramの「ブロック」は、特定のアカウントとのやり取りをほぼ完全に遮断する機能です。代表的には次のような制限がかかります。
- お互いのプロフィールが見られなくなる(検索にも表示されにくくなる)
- 投稿・ストーリーズ・リールを閲覧できなくなる
- フォロー・フォロワー関係が解除される
- DMの新しいやり取りができなくなる(送っても相手には届かない)
- 通話・ビデオチャットができなくなる(DM画面の通話ボタンが消える)
つまり、「インスタ上の接点を切る」ための強い措置だと考えるとよいです。
ミュート・制限・フォロー解除との違い
似た機能として、「ミュート」「制限」「フォロー解除」がありますが、ブロックとは性質が異なります。
- ミュート:
相手の投稿やストーリーズをタイムラインに表示しない設定。相手にはほぼバレず、DMはそのまま送受信できます。 - 制限:
相手のコメントやDMが自分にだけ見える状態になるなど、目立たない形でやり取りを制限する機能です。DMは届きますが、既読が相手に分かりにくいなどの違いがあります。 - フォロー解除:
フィードに投稿が流れてこなくなりますが、相手のプロフィールやDMのやり取りは基本的に可能です。
DMが届かなくなるのは「ブロック」の場合であり、ミュートやフォロー解除だけではDMの送受信は完全には止まりません。
インスタでブロックされたらDMはどうなる?
ここでは、「自分が相手にブロックされたとき」にDMがどうなるかを整理します。
DMは「送れるように見える」が相手には届かない
多くの方が誤解しやすいポイントですが、ブロックされてもDM画面からメッセージを入力して送信すること自体はできます。
しかし、
- 自分の画面には送信済みとして表示される
- 実際には相手の受信トレイには届かない
- 相手側には通知も出ない
という仕様になっています。
そのため、ブロックされた側は「送れているつもりでも、実際には届いていない」状態になります。
既読が付かない/オンライン表示が消えるなどのサイン
ブロックされると、DMに次のような変化が起こることがあります。
- 新しく送ったDMに、いつまで経っても既読が付かない
- DM一覧で表示されていた「オンライン中(緑の丸)」が表示されなくなる
- 通話ボタン・ビデオボタンが消えることがある
こうした変化は「ブロックされた可能性を示すサイン」ではありますが、これだけでブロックと断定することはできません。
例えば、
- 相手が単にDMを開いていない
- オンライン表示を非表示に設定している
- 通信環境やアプリの不具合がある
といった理由でも、同じような状態になることがあります。
過去のDM履歴・写真・通話履歴はどう表示される?
ブロックされても、すでに送受信したDM履歴は、自分のアプリ上には残るのが一般的です。
- ブロック前のメッセージの内容は、そのまま閲覧できることが多い
- ブロック後に送ったメッセージは、相手には届かないが、自分の画面には表示される
一方で、相手側の画面では、
- 自分からの新しいDMは表示されない
- 過去の履歴がどう扱われるかは、相手側の操作(削除など)に依存
となります。
「履歴が残っているからブロックされていない」「履歴が消えたから必ずブロックされた」といった単純な判断はできない点に注意してください。
自分が相手をブロックしたときのDMの挙動
次に、「自分が相手をブロックした場合」のDMの変化を確認します。
相手からの新規DM・通話はどうなる?
自分が相手をブロックすると、
- 相手はあなたに新しいDMを送れない、または送れても届かない状態になります
- 相手からの通話・ビデオチャットの着信は来なくなります
- DM画面にあった通話ボタン・ビデオボタンが消える場合があります
ブロックした側としては、「新しい連絡は一切入ってこない」と考えて差し支えありません。
ブロック中・解除後のDM履歴の扱い
ブロックするときに、すでにあるDM履歴がどう扱われるかも気になるポイントです。
- ブロック直後も、ブロック前のDM履歴は自分の画面に残るケースが多い
- ブロックしている間に相手が送ったメッセージは、解除後も表示されないのが一般的
- ブロックを解除すると、ブロック前までの履歴は再び正常に表示されることが多い
つまり、ブロック中に相手が送ったDMが、解除後にまとめて届くことは基本的にないと考えておくとよいでしょう。
複数アカウント・サブ垢がある場合の注意点
複数のアカウントを運用している場合、片方のアカウントだけをブロックしているケースもあります。
- Aアカウントではブロックされているが、Bアカウントではブロックされていない
- サブ垢からのDMは届いてしまう
といった状態も起こりえます。
ただし、別アカウントからしつこく連絡することは、相手に強い不快感や恐怖感を与えかねません。
後述の「NG行動」として避けるべき対応です。
ブロックした側・された側・解除後のDM挙動比較まとめ
状態別のDM送信可否・既読・履歴比較表
代表的な挙動を簡単な表にまとめます。
| 状態 | DM送信操作 | 相手に届くか | 既読表示 | 過去のDM履歴(自分側) |
|---|---|---|---|---|
| 相手にブロックされていない | 可能 | 届く | 条件を満たせば付く | 通常どおり表示 |
| 相手にブロックされた | 可能に見える | 届かない | 付かない | 多くの場合残る |
| 自分が相手をブロックした | 不可(または送れても届かない) | 届かない | 付かない | 多くの場合残る |
| ブロック解除後(相互ブロック解除) | 可能 | 届く | 条件を満たせば付く | 解除前までの履歴が表示されることが多い |
※実際の表示や挙動は、アプリのバージョンや仕様変更によって変わる可能性があります。
「この状態だけではブロック確定とは言えない」ポイント
次のような状態は、ブロックでもよく起こりますが、それだけではブロックを断定できません。
- DMにいつまでも既読が付かない
- オンライン表示(緑の点)が見えない
- 相手の投稿がたまたま表示されなくなった
これらは、
- 相手がアプリをあまり開いていない
- オンライン表示をオフにしている
- アカウントを一時的に停止している
- 単に返信したくない(既読スルー)
といった別の理由でも起こりえます。
単一のサインではなく、複数の状況を組み合わせて総合的に判断することが大切です。
インスタでブロックされたかもしれないときのチェックリスト
ここでは、「ブロックの可能性が高いかどうか」を落ち着いて確認するためのチェックポイントをまとめます。
DM画面から確認できること
- 新しく送ったDMが、長期間経っても既読にならない
- DM画面から相手のプロフィールを開こうとすると、プロフィールが表示されない/投稿が見られない
- 通話ボタン・ビデオボタンが表示されなくなっている
これらが同時にいくつも当てはまる場合、ブロックされている可能性が高まります。
プロフィール・投稿・検索結果から確認できること
DM以外にも、次の点を確認すると判断材料になります。
- 検索しても相手のアカウントが見つからない
- 過去に見られたはずの投稿が、まったく表示されなくなった
- 別のアカウント(友人など)からは相手のプロフィールが普通に見える
特に、「自分のアカウントでは見えないのに、別のアカウントからは見える」場合、ブロックの可能性はかなり高いと考えられます。
アカウント削除・非公開・不具合との見分け方
ブロックと似た状態になるものとして、
- 相手がアカウントを削除した
- 相手のアカウントが非公開で、自分がフォローしていない
- アプリや通信の一時的な不具合
などがあります。
これらの場合は、友人のアカウントからも見えない、あるいは時間が経てば解消されるケースもあります。
「自分だけ」見えないのか、「誰からも」見えないのかを切り分けることが重要です。
トラブルを悪化させないための対応とDMマナー
ブロックやDMの仕様を理解することは大切ですが、同じくらい重要なのが「その後どう振る舞うか」です。
してはいけないNG行動(追いDM・別アカからの連絡など)
不安になると、次のような行動を取りたくなるかもしれません。
- 既読が付くまで何度もDMを送り続ける
- 別のアカウントや友人経由でしつこく連絡する
- ほかのSNSや電話・メールなど、別の連絡手段で詰め寄る
しかし、これらは相手に強いストレスや恐怖感を与え、さらなるブロック・通報・関係の決定的な悪化につながりかねません。
「ブロック」や反応の無さは、相手からの明確なメッセージでもあります。
つらいかもしれませんが、それ以上の追及や接触は控えることを強くおすすめします。
どうしても確認したいときのメッセージの考え方
どうしても心当たりがあり、可能であれば関係を修復したい場合は、
- 1回だけ
- 簡潔で謝意が伝わる内容
- 返事を強要しない文面
にとどめることが大切です。
例:
先日は不快な思いをさせてしまっていたら申し訳ありません。
気分を害していたらお詫びしたいと思い、連絡しました。
返信は不要ですので、このメッセージだけ読んでいただければ十分です。
ただし、すでにブロックされている場合、このようなメッセージも相手には届きません。
その意味でも、「メッセージを送るかどうか」は慎重に判断する必要があります。
ビジネス・店舗アカウントの場合の対応方針
ビジネスでインスタを利用している場合は、個人的な感情だけでなく、運用上の判断も求められます。
- 明らかに迷惑・攻撃的なDMは、ブロックや通報も視野に入れる
- ただし、正当なクレームや問い合わせは、可能な範囲で誠実に対応する
- スタッフ間で「ブロックの基準」や「DMの対応ルール」を共有しておく
といった方針を決めておくと、担当者ごとのバラつきを減らし、トラブルを最小限に抑えやすくなります。
よくある質問
Q1. ブロック解除後、ブロック中に送ったDMは相手に届きますか?
基本的には、ブロック中に送ったDMが、解除後にまとめて届くことはありません。
ブロック前までの履歴は再び表示されることが多いものの、ブロック中のメッセージは表示されない仕様と考えられます。
Q2. ブロックすると相手に通知は行きますか?
「〇〇さんにブロックされました」といった直接的な通知は送られません。
ただし、
- プロフィールが見られなくなる
- 投稿・ストーリーズが閲覧できなくなる
- フォローが外れている
といった変化から、相手がブロックに気付く可能性は高いと考えられます。
Q3. ブロックされた側からDM履歴を消したら、相手側も消えますか?
自分のアカウントでDM履歴を削除しても、相手の画面から自動的に消えるわけではありません。
あくまで「自分のアプリ上の履歴」を消しているだけと考えてください。
Q4. どうしても怖い・不安なときはどうすればいいですか?
- 相手からのメッセージ内容が攻撃的・脅迫的であれば、無理にやり取りを続けず、ブロックや通報も検討してください。
- 共通の友人や第三者に相談し、1人で抱え込まないことも大切です。
- ビジネス上のトラブルが大きくなっている場合は、上長や専門窓口(消費生活センターなど)への相談も選択肢になります。