「ストーリーズにたくさん投稿するのは気が引ける。でも、プロフィールのハイライトだけはきちんと整えたい。」
そんなお悩みを持つサロン・教室オーナーの方向けに、この記事ではインスタで“ハイライトだけ”を実質的に作る方法を、最新仕様にもとづいて整理します。
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インスタの「ハイライトだけ作りたい」とは?できること・できないこと
「完全にストーリーズ無し」は不可
まず大前提として、Instagramではストーリーズを一度も投稿せずに、いきなりハイライトだけ作成することはできません。
ハイライトはあくまで「ストーリーズをまとめてプロフィール上に残す機能」です。そのため、
一度ストーリーズとして投稿したもの
アーカイブや最近削除済みとして残っているもの
からしかハイライトを作成できない仕様になっています。
それでも“実質ハイライトだけ”に近づける3つの考え方
とはいえ、工夫次第でフォロワーにほとんど見られない形でハイライトを整えることは可能です。各種メディアでも、次のような方法が紹介されています。
公開範囲を「親しい友達」などに絞って投稿する
投稿後すぐ削除し、「最近削除済み」やアーカイブから復元してハイライトに追加する
一時的に非公開アカウントにして作業する
本記事では、これらをサロン・教室オーナー向けに3つのパターンとして整理し、手順と注意点を解説します。
サロン・教室ならこのパターンがおすすめ
安全性重視・初めての方
→ パターン1「親しい友達限定」で投稿してからハイライトに追加とにかくタイムラインに出したくない方
→ パターン2「投稿→すぐ削除→復元してハイライトに追加」プロフィール全体の見え方をじっくり整えたい方
→ パターン3「非公開アカウント+アーカイブ活用」
ハイライトだけ作りたいときの事前チェックリスト
ハイライト作りは、事前準備をしておくと15〜20分程度で一気に作業できます。以下を確認してから進めてください。
アカウント設定で確認しておくこと
アカウントの公開範囲
一般公開のまま作業するか、一時的に非公開にするか検討します。
ストーリーズの公開範囲
「親しい友達」機能を使う場合は、事前にリストを作成しておきます。
ストーリーズのアーカイブ設定
設定 → プライバシー → ストーリーズ から「ストーリーズをアーカイブに保存」をオンにします。
最近削除済みが利用できる状態か
設定 → アカウント → 「アクティビティ」から「最近削除済み」にアクセスできるか確認しておきます。
事前に用意しておく画像・テキスト(サロン・教室向け例)
ハイライト1本につき、1〜3枚程度のストーリーズ画像を用意しておくとスムーズです。
自己紹介用:
オーナー写真、ロゴ、コンセプト文(1〜2行)
メニュー・料金:
代表メニューの一覧、料金が一目でわかる表
アクセス・営業時間:
店舗外観写真、マップのスクリーンショット、営業時間
予約方法:
予約ページURL、LINE公式アカウントのQRコード、電話番号
お客様の声・ビフォーアフター:
Before/After写真、短いコメント
画像は、Canvaなどの無料ツールを使ってテキスト入りで作っておくと、そのままストーリーズに投稿しやすくなります。
パターン1:公開範囲を「親しい友達」に絞ってハイライトだけ作る
もっともシンプルで、操作に慣れていない方にもおすすめの方法です。
手順1:親しい友達リストを作成する
プロフィール画面右上のメニュー(三本線)をタップ
「親しい友達」を選択
リストに誰も追加しない、または自分がテスト用に見たいアカウントだけ追加
ポイント
誰も入れない場合、実質的に誰にも見られません。
テスト用に別アカウントがあれば、そこだけ追加するのも良い方法です。
手順2:ストーリーズを「親しい友達」限定で投稿する
ストーリーズ投稿画面で、事前に作成した画像を選ぶ
下部または右下に表示される「親しい友達」を選択して投稿
必要な枚数だけ同じ要領で投稿
フォロワー全体には流れず、親しい友達にだけ表示される状態でストーリーズが作成されます。
手順3:すぐにハイライトに追加しておく
投稿したストーリーズを開く
画面右下の「ハイライト」をタップ
新規ハイライト名を入力(例:「ごあいさつ」「メニュー」「予約」)
同じカテゴリのストーリーズをまとめて追加
これで、プロフィール画面のアイコン下にハイライトが表示されます。
この方法のメリット・デメリット・注意点
メリット
操作がかんたんで、失敗しにくい
フォロワー全体には表示されない
デメリット
親しい友達に設定したアカウントにはストーリーズが見える
注意点
今後、親しい友達リストを通常運用にも使いたい場合は、ハイライト作成後にリストを整理しておきましょう。
パターン2:投稿→すぐ削除→最近削除済みから復元してハイライトに追加
「誰にもほとんど見られたくない」という方に向いている方法です。複数のメディアでも紹介されている手順を整理しています。
手順1:通常どおりストーリーズ投稿する
ストーリーズ投稿画面で画像を選ぶ
そのまま通常のストーリーズとして投稿
※この瞬間だけはフォロワーのストーリーズ欄に表示される可能性があります。
手順2:すぐに「削除」して最近削除済みに移動させる
投稿したストーリーズをすぐに開く
右下の「その他」をタップ
「削除」を選択
確認画面で再度「削除」をタップ
これで、ストーリーズは「最近削除済み」に移動します。
手順3:復元→アーカイブ→ハイライトにまとめる流れ
プロフィール画面右上のメニュー(三本線)→「アクティビティ」
「最近削除済み」を開き、該当ストーリーズを選択
「復元」をタップ
復元後、ストーリーズアーカイブまたは公開中ストーリーズから「ハイライト」に追加
この流れを使うと、ストーリーズとして表示されていた時間を最小限に抑えつつ、ハイライトにだけ残すことができます。
この方法のメリット・デメリット・注意点
メリット
フォロワーに見られる可能性をかなり低く抑えられる
ハイライトだけを整理したい場合に向いている
デメリット
手順がやや多く、慣れるまで少し時間がかかる
注意点
仕様変更により「最近削除済み」の挙動が変わる可能性があります。
重要なストーリーズを誤って完全削除しないよう注意してください。
パターン3:非公開アカウント+アーカイブ活用でテストしながら作る
既存フォロワーへの影響をほとんど気にせず、プロフィール全体の見え方を整えたい場合に有効です。
手順1:一時的に非公開アカウントに切り替える
プロフィール画面 → メニュー(三本線)→「設定とプライバシー」
「アカウントのプライバシー」を開く
「非公開アカウント」をオンにする
この状態では、新規フォロワーは承認制となり、外部の人からは投稿が見えにくくなります。
手順2:アーカイブからハイライトを整える
ストーリーズを投稿(フォロワーが少ない状態でテスト)
「ストーリーズアーカイブ」に保存されていることを確認
プロフィール画面下部または右上の+ボタンから「ストーリーズハイライト」を選択
アーカイブから追加したいストーリーズを選び、ハイライトを作成
手順3:公開前にプロフィール全体の見え方を確認する
ハイライトの並び順
カバー画像のトーンやフォント
プロフィール文・リンクと内容の整合性
を確認し、「これでOK」となった段階で、必要に応じて再び公開アカウントに戻します。
サロン・教室オーナー向け|ハイライト構成テンプレ5選
ここからは、そのまま真似できる構成テンプレをご紹介します。5本すべて用意できなくても、上から順に作っていくと、必要な情報が自然と揃います。
テンプレ1:はじめまして(自己紹介・コンセプト)
オーナー写真
店名・肩書き
大切にしているコンセプト(例:「丁寧なカウンセリングで、一人ひとりに合わせたケアを」)
おすすめストーリーズ例
1枚目:オーナー写真+一言あいさつ
2枚目:サロンの内観写真+コンセプト文
テンプレ2:メニュー・料金表
代表的なメニュー名
所要時間
料金(税別/税込の表記を統一)
おすすめストーリーズ例
1枚目:人気TOP3メニュー+料金
2枚目:初回限定メニューやコース
テンプレ3:アクセス・営業時間
最寄駅・出口・徒歩分数
住所(市区町村まで)
営業時間・定休日
マップのスクリーンショットを載せると、初めての方にも親切です。
テンプレ4:予約方法・キャンセルポリシー
予約方法(ホットペッパー、公式LINE、DMなど)
予約リンクのQRコードやURL
キャンセル・遅刻に関するルール(簡潔に)
テンプレ5:お客様の声・ビフォーアフター
Before/After写真(許可を得たもの)
お客様コメント(一言)
実績のわかる要素(例:○○年の経験、累計○○名施術)
おしゃれなハイライトカバーを無料ツールで作る方法
Canvaなど無料デザインツールでの作成ステップ
Canvaなどで「Instagramストーリーズ」サイズのテンプレートを開く
背景色をブランドカラーに合わせて設定
中央にシンプルなアイコン(ハサミ・ブラシ・家のマークなど)を配置
必要なら英単語1〜2語だけ入れる(例:Menu/Access)
画像としてダウンロードし、ストーリーズ投稿→ハイライトに設定
サロン向けおすすめデザイン例
カラー:
くすみ系ベージュ・ピンク・グリーンなど、内装やロゴと統一
アイコン:
ハサミ(ヘアサロン)、ネイルボトル(ネイル)、ヨガポーズ(ヨガ教室)
フォント:
読みやすいシンプルなサンセリフ体
ハイライト名を空白・絵文字だけにするテクニック
一部メディアでは、特殊文字を使った空白名が紹介されています。
ハイライト名の入力欄に、特殊空白文字をコピー&ペースト
または絵文字1つだけを入れて、シンプルな見た目にする
※仕様変更により使えなくなる可能性がありますので、実際の表示を確認しながら調整してください。
作ったハイライトを公開する前のチェックリスト
最後に、公開前の最終確認ポイントです。
ストーリーズの公開範囲/アーカイブ設定の再確認
親しい友達や非公開設定を一時的に使った場合、通常運用に戻すかどうかを確認します。
アーカイブがオンになっているか再チェックします。
プロフィール文・リンクとの整合性をチェック
プロフィール文に書かれている内容と、ハイライトの内容が矛盾していないか
外部リンク(予約サイト・公式サイトなど)とハイライト内の案内が一致しているか
実際のユーザー目線での見え方・導線確認
初めてプロフィールを開いた人が、
「どんなお店か」
「どんなメニューがあるか」
「どうやって予約するか」
がハイライトから一気に分かるかどうかを、自分でチェックしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 本当に誰にも見られずにハイライトだけ作ることはできますか?
A. 仕様上、完全に誰にも表示させずにハイライトだけ作ることはできません。ただし、
親しい友達を0人にして限定投稿する
投稿後すぐ削除して復元する
非公開アカウントで作業する
などで、見られる可能性をかなり低く抑えることは可能です。
Q. すでに投稿してしまったストーリーズからハイライトに追加できますか?
A. はい、ストーリーズがアーカイブに保存されていれば、そこからハイライトに追加できます。
プロフィール画面 → メニュー →「アーカイブ」→「ストーリーズアーカイブ」から、追加したい投稿を選び「ハイライト」をタップします。
Q. ハイライトの順番を後から並べ替えることはできますか?
A. 直接並べ替える機能はありませんが、編集したハイライトが左側に来る仕様を利用して、順番を調整できます。
Q. ビジネスプロフィールでも同じやり方で問題ありませんか?
A. 基本的な仕様は同じです。ただし、
広告やインサイト機能
リンク導線の使い方
などはビジネスプロフィール特有の項目もあるため、必要に応じて公式ヘルプも確認しながら設定することをおすすめします。